鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

したむきな人々。

2010-12-08 | 本のこと。
亀鳴屋幸ちゃんと湯涌温泉近くの山間で茅刈りをしていたころ、
亀鳴屋主人は『したむきな人々』受注の電話とメールの応対で大変だったと、
幸ちゃんを送り届けたさい「お茶でもでどうぞ」という優しい言葉に甘えて、
亀鳴屋に上がりこんで知った。

「もう今朝から電話が鳴って鳴って・・・」と亀鳴屋主人が言うか言わないかのうちに、
また電話のベルが鳴り響く。

それは12月5日の朝日新聞全国版コラム欄〔本の舞台裏〕に、
『したむきな人々』が載ったからで、亀鳴屋主人曰く「特需だ」。
その割にはテンションが下がりぎみなのは、
応対に疲れたこととそのあとの仕事にあるようで。

亀鳴屋では、実際、主人のK氏+奥様(DTP)で本を作っているものだから、
企画・編集はむろん受注、梱包、発送もこなす。

今回の本は検印を奥付に1枚貼るだけの作業だと思うが、
これまで出してきた亀鳴屋の本の中には、
背表紙や表紙にタイトルや写真、版画を貼って完成というものも少なくない。
製本屋任せではない、どこか手仕事を残しての仕事なのである。
だから良いのだけれど、時にその拘りが亀鳴屋主人自身を忙しくし、
自らしたむきになることもあるんだなぁ。。。

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亀鳴屋HP

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