鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

倶利伽羅さんの万灯会へ。

2011-08-16 | 日々のこと。
お盆休みいかがお過ごしでしたか。
まだお休みの方もいらっさるでしょうね。
私は9月初旬にお休みをもらいたいため、
お盆休みは土日をいれて3日だけに留めました。

昨日15日は倶利伽羅不動寺の西の坊鳳凰殿でおこなわれていた
万灯会へ初めて行っていきました。
先日、四万六千日で横笛を吹いていらっしゃった羽柴さんに
教えていただいたものです。

倶利伽羅不動寺のある津幡町竹橋は、
父方の祖母の里があったところで、
小学校低学年まで旧盆には訪ねていた懐かしいところです。

森本にある祖父母のお墓参りを済ませてから向かい、
倶利伽羅に着いたのは午後6時ごろ。
鳳凰殿前の大心池の周囲には、
蓮の葉を模したお盆に蝋燭の明かりがゆらめき、
それを眺める人々の姿が汀にありました。



境内には東日本大震災の献花台もあり、
一輪お供えさせていただいたり、灯明も一つ捧げたり。



二胡、そして羽柴さんの横笛を聞きながら
藍色に移り変わっていく空を眺める。
鳳凰の明るい気が満ちている気持ちの良い場に、
たくさんの御霊がさきわっているように思いました。



灯の一つ一つにこめられた思い。
とても厳かでした。