鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

花の宴。

2010-04-04 | 日々のこと。
縮緬古布のお人形作りがご趣味のDさんのご自宅に招かれました。
お庭に一重と八重の枝垂れ桜の木が二本あり、
桜を愛でながら食事をいたきませんかとのお誘いでした。

メインテーブルには素敵にセッティングがされてあり、小粋な割烹の趣き。
先付けには桜の花も添えられて、目にも舌にもしあわせでした。

お庭の桜も暖かな日和のおかげでほぼ満開。
どんどんほころんでいく桜を眺めながら、美味しく食事を頂戴しました。




この日は陶芸家、建築家、カメラマン、デザイナーなどの奥様方が招かれていて、
女性だけの花の宴。
女性だけというと必然、話題はその場にいらっしゃらない旦那様方のことになりまして、
ここでは詳しくは記しませんが、嗚呼、面白きかな夫婦。
花の美しさとの対比をご想像ください。

私なぞ「あなた、せっかく独身なんだから、再婚なんかしたら勿体ないわ」
そう諭されたりもして(苦笑)、すっかり社会勉強もさせて頂きました。

またデザイナーの奥様の旦那様というのが、
学生時代にデザインを教えてくださったO先生だとわかって、
お迎えにこられたときに26年ぶりにお会いし、
お話しすることもできました。
先生は記憶の糸をたどって「確か下の名前はY子さんでしたね」と
有難いことに覚えていてくださりました♪

狭い町の金沢ですが、縁のある人にはどこかで繋がるということを
また実感したのでした。
Dさん、お招きありがとうございました。