鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

燃える掃除魂。

2009-04-13 | 金沢大野湊 かたかご庵
通勤途中、犀川べりや兼六園、歴史博物館らの満開の花を仰ぎ、
しばし大野の家から現実逃避?

先週7日に引越しをすませましたが、
まだ家には住んでおらず、実家に居候中です。

引越しの日、父が立ち会ってくれていたのですが、
その時、初めて中を見た父の胸に掃除魂の火が着火!!
先週の土日は、引き続き大掃除になりました。

まだ手付かずだった箇所、
 障子のはりかえ
 前後の庭掃除
 母屋と離れの間の土間の整理
が、今回の課題。

母もどうしても家を見たいというので、
土曜日だけ一緒に行きました。


家の中には最初の屋主さんが残していったものが幾つか残っており、
「馬鹿な・・・・。普通は大家が片付けて貸すものだろう」と父。
ええ、ええ、ごもっともでございます。
だけど改装自由という条件のもと、
現状ままで借りたのだからと説明しても、
得心しかねてまだ物いいたげ。

馬鹿な・・・は、私に対してもしっかりこめられており、
遅かれ早かれ予測をしておりましたお小言をBGMにしながら
掃除掃除の二日間でした。

燃える掃除魂の甲斐あって、
家はまた、ずいぶんきれいになりました。
裏庭のふり積もった松葉はゴミ袋8枚分にもなり、
地面が見えるようになった庭には、
離れへと続く風雅な飛び石も現われました。


しかしウカウカと、
喜んでもいられない事柄も判明してきました。
雨漏りが気になっていた離れの屋根を脚立を伸ばして点検すると、
瓦がずれ、30センチ四方の穴が野地板にぽっかり・・・・・・。
想像以上のダメージに、さすがの私もへこみました。

離れは昭和4年の建築当初のままのようで、
屋根の野地板には防水紙が入ってない状態。
潮風と時の流れで、瓦をとめてあった銅線もあちこち切れていました。
ずれた瓦を一時的になおしても、瓦が落下する危険をはらんでいます。
現にずれを直している最中、どさっと瓦が1枚落ちてヒヤリ。
もし下に人がいたら、大怪我をするところでした。

縁側のたわみの修繕は、
八尾の店の床の張り替え経験もあるので問題ないのですが、
屋根はもはや素人補修の域を超えており、プロに任せるしかない状況でした。
無駄とは思うけれど、大家さんにも相談してみようといったところです。


今週末あたり、怖いけど・・・・・・、
一度泊まってみましょうか。

真っ黒クロスケ、出てこないでねっ、ねっ!