1969年。僕たちの宵山 ―昭和少年漂流記第二章―③ 2017年01月16日 | 日記 1969年4月下旬。かくして僕は、新聞少年になった。給料は、23,000円。生活費は、下宿代5,000円を含め17,000~20,000円だったので、十分な額だった。 その夜、いつもの定食屋の100円定食に生卵1個を追加した。早く寝なくてはと思ったが寝つけなかった。枕元にラジオと日記帳を置いてうつ伏せになった。 “いよいよ自立への第一歩だ。足は軽やかだ。澱が落ちたような気分だ。楽し . . . 本文を読む