昭和少年漂流記

破壊、建設、発展と、大きく揺れ動いた昭和という時代。大きな波の中を漂流した少年たちの、いくつかの物語。

第二章:1969年:京都新聞北山橋東詰販売所   とっちゃんの宵山 25

2011年01月31日 | 日記
神武景気や岩戸景気と言われた長い好景気もさすがにやや失速気味。とはいえ、GNPが西側世界第2位になった、日本の経済成長は“東洋の奇跡”、万博特需に期待高まる、といった活字を朝刊の紙面で目にすると、まだまだ高度経済成長時代は続くとものと思われた。 好景気は続く。職種を問わなければ、とっちゃんが会社員になる道は見つかるだろう。職業安定所に行けば解決する。僕は、そう安易に考えて . . . 本文を読む