昭和少年漂流記

破壊、建設、発展と、大きく揺れ動いた昭和という時代。大きな波の中を漂流した少年たちの、いくつかの物語。

第二章:1969年:京都新聞北山橋東詰販売所   とっちゃんの宵山 22

2011年01月21日 | 日記
とっちゃんが突然語り始めた“会社員になる”とか“結婚しなくちゃいけない”といった話の源は、“おっさん”にあったのだった。 最後に銭湯であった夜、とっちゃんは“おっさん”にラーメンと餃子をご馳走になった。2人前の餃子を貪るとっちゃんの向かいでビールの瓶を次々と空けながら、“おっさん&rdqu . . . 本文を読む