俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月31日(火)

2023-10-30 14:20:26 | 日記
十六夜の月と星とが雲の間に  正子
夜の更けて饂飩の春菊よき香り 正子
夜食の饂飩ひとり居ながら温かし 正子

●信之先生の著書を整理中。
ベルリンのフリーデナウアー・プレッセ(Friedenauer Presse)の薄いペーパーバックが3冊ずっと本棚にあった。これが本棚にあるいきさつについて信之先生に聞いていなかった。天を切り離して読むようになっているが、3冊とも天が切られていない。古いながらも新品ということ。フランクフルトのブックフェアで買ったのかもしれない。この出版社は小さくて、それでもいろんな賞をもらっている。
☆赤い表紙 Juegen Theobaldy In den Aufwind (ユルゲン・テオバルディ: 風上に向かって 詩 1990年)
☆灰色の表紙 Ivan Wernisch Es beginnt der gestriege Tag Gedichte (イワン・ヴェルニッシュ:昨日は詩から始まります 詩 1990年)
☆ベージュの表紙 Geunter Grass Die Ballerina(ギュンター・グラース:バレリーナ )

●ギュンター・グラースは、イスラエルを批判して、イスラエルから入国を禁止されたことがあるらしい。イスラエルを強く批判するのは、ナチスのことがあるので世間は避けているが、今のガザ地区への攻撃はどうみても、やりすぎ。



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10月30日(月)

2023-10-30 06:11:41 | 日記
晴れ

●明け方満月が西に傾いて、暗い中、散歩する人、新聞を配達する人。

●共同通信の記事:
<俳人ら角川の俳句誌に抗議 黒田さんの「名誉を毀損」
2023/10/25 18:39
 月刊誌「俳句」9月号に掲載されたエッセーに、俳人の黒田杏子さん(3月に死去)の名誉を毀損されたとして、黒田さんの遺族や俳人の有志らが25日、同誌の編集長と雑誌を発行する角川文化振興財団と、発売元のKADOKAWAに、抗議文を送付したことを明らかにした。
 抗議したのは黒田さんの夫勝雄さんと、俳人の長谷川櫂さんや宇多喜代子さんら有志の計9人。
 9月号には4月に死去した俳人、大石悦子さんの追悼特集を掲載。俳人の高橋睦郎さんが寄稿したエッセーの中で、大石さんに会うと伝えた際、黒田さんから「なんであんな馬鹿女と会うの、会わなくていいわよ」と言われたと書かれている。>

「俳句」9月号が手元にあるので、問題の高橋睦郎さんのエッセーを読んだ。高橋睦郎さんは文化功労賞を受けていて、詩人、俳人として評価はたぶん決まっている。抗議している箇所もだけれど、新聞選者を含む9人を抗議に巻き込んでいるのは、本音のところは、全体が気に入らなかったのではと思う。
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