俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月11日(水)

2020-03-12 12:18:19 | 日記

晴れ。

●晴れたので、富士山を見ようと5丁目の端の丘に行く。けれど、富士山の見えるあたりにたくさんの雲が寄っていた。近くに住んでいるらしい白いTシャツとジーンズの60歳代ぐらいの男性が出て来たので、聞いた。富士山は、焼却炉の青と白の煙突の右側に見えるという。あそこに雲が集まると、風が吹くという。そしてポケットからスマホを出して、ここで写した富士山を見せてくれた。確かに青と白の煙突の右にあった。さらに右に雪山の連山が見えた。聞くと、南アルプスだな、という。伊那のあたりですね、と相槌まがいのことをいうと、さらに右は中央アルプスだという。アルプスが見えて、夢かと思うほどだった。風のことはどうかと思ったが、夜になって強い風が吹いた。

●5丁目の丘を歩くと、どこの家の辛夷も満開で、どこも大木。全面に光を浴びて眩しい。椿も時期を得てよく咲いている。まんさくの花もまだ健在。

●辛夷と椿とアルプスの雪嶺。なんと詩的な日。
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