俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

8月6日(月)

2018-08-06 04:30:44 | 梅林
★大朝焼車一台ずつ染まる  正子
真夏の日の出は大変早く、まだ涼やかな空気の満ちた時間です。朝焼けの中、荘厳な太陽の光りが駐車場の車を一台づつ照らし、今日も良く晴れて暑い夏の一日の始まりです。 (桑本栄太郎)

○今日の俳句
献水の竹筒青き原爆忌/桑本栄太郎
「竹筒青き」でこの句が生きた。汲みたての清水を青竹を筒に入れて持参した参拝者。「水を!」と言って亡くなった多くに人がいたことを思えば、清水は鎮魂の意味が大きい。(高橋正子)

●広島原爆忌。73回。
朝日昇りきて今日原爆忌      正子
引き抜きしポーチュラカなお咲けり 正子

○鬼灯(ほおずき)

[鬼灯/横浜・四季の森公園]

★鬼灯の少し赤らむぞなつかしき/正岡子規
★鬼灯の実の大小はまだ見せず/稲畑汀子
★鬼灯を摘む袖口と襟元と/高橋将夫
★結ひ上げし髪に鬼灯さす乙女/水原春郎
★自画像に鬼灯赤く描き添へし/宮津昭彦
★ほおずきの玲瓏と熟れ原爆忌/高橋正子

◇生活する花たち「あさざ・露草・うばゆり」(東京白金台・自然教育園)
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