俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月19日(土)

2018-05-19 09:47:59 | 日記
★新緑の翳るときあり水があり  正子
日にきらめく新緑も曇り空の下では翳る時もあり、雨のあとなどでは水を含んでいる時もあるが、却ってそれが煌めきを助長して見える、と解釈しました。表面的な理解かもしれませんが、軽やかで印象に残る御句です。(河野啓一)

○今日の俳句
伊予水軍夏潮分けしその昔/河野啓一
夏潮の流れるさまを見れば、その昔、この夏潮を分けて伊予水軍が活躍したことが偲ばれる。とうとうとした夏潮の流れである。(高橋正子)

●テレビは普段全く見ないが、広島のうまいものを見ていたら、夜9時過ぎから、ハリー王子のウィンザー城での結婚式の中継に変わった。イギリス旅行をしたとき、ウィンザー城見学か、キューガーデンを見学するかの選択があった。ウィンザー城はガイド付き。キューガーデンは自由。結局キューガーデンを選んだが、ウィンザー城はロンドンから、35キロメートルぐらいのところにある。バスの窓からよく見えた。女王がおられるときは王室旗が掲げらる。遠目に見たウィンザー城のラウンドタワーの壁の色が印象に残っている。中継で礼拝堂の内部が見れたが、白と黒のチェッカー模様は、イギリス的だと思えた。参列者の夫人の帽子やドレス。アスコット競馬でもそうだが、結構楽しめる。

結婚式での聖書のことばの誓い。はじめハリー王子、次、メーガン妃。イギリス英語とアメリカ英語の違いが明らかだった。これも興味深い。イギリス英語とアメリカ英語の違いは?と聞かれたら、これを聞いてくださいという示すのが速いのではないかとも思った。

○蜜柑の花

[蜜柑の花/横浜日吉本町]

★花蜜柑の匂い池への斜面を流れ/高橋信之
★人の住む町に蜜柑の花香る/高橋正子(2015.5.15)

蜜柑の花の匂う季節となった。蜜柑の匂いは、やはり蜜柑どころが圧巻。蜜柑生産量日本一を愛媛が誇っているかどうか知らないが、愛媛に住んだころは、蜜柑畑の蜜柑の花の匂いに一日中包まれて暮らした。買い物に通る道も、子どもたちの通学路も蜜柑の花の匂いが漂う。家に居ても窓を開けていれば、蜜柑の花の匂いが流れてくる。夜、眠るころになるとさらに高く匂う。その匂いを惜しんで窓を閉めた。
「みかんの花咲く丘」の歌詞は、私にはまるで瀬戸内海の風景として見えるが、実際は静岡県ということだ。

◇生活する花たち「ネーブルの花・八朔の花・すだちの花」(横浜日吉本町)

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