俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月23日(日)

2017-04-23 10:48:42 | 日記
★春月の光りにも触る午前二時  正子
真夜中の春の月が明るく、またうるむように照り映えている。つと手を伸ばせば触れそうな気がするほど。神秘的で幻想的な気分に誘われる御句です。(河野啓一)

○今日の俳句
ムスカリのかたまり青く日溜まりに/河野啓一
ムスカリは白や薄水色などもあるが、青い色がかたまって咲いているのをよく見かける。日溜まりに咲き揃っているのを見るとかわいらしい。(高橋正子)

●鎌倉に今年も行く。(2017年4月23)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e2/b6e5becc9fc49a9c567163995e548a8a.jpg

●鎌倉に行く。(2016年4月23)
◆鎌倉の牡丹/2016年4月23日撮影:高橋正子(花冠主宰)◆


天気予報によれば、曇りで、にわか雨もあるかもしれないということであったが、降られず、夕方は晴れた。
建長寺と鶴岡八幡宮の牡丹を鑑賞。建長寺はちょうど見ごろでみずみずしい。八幡宮はやや盛りを過ぎた感じがした。
帰り、鎌倉駅近くの老舗長嶋屋で粽、桜餅、粟餅を買う。

鎌倉の四月の風の誰彼に/高橋信之
すれ違うすれ違う晩春の街に/高橋信之
鎌倉の風に吹かれて白牡丹/高橋信之
晩春の一期一会の街鎌倉/高橋信之

  日吉本町
むらさきのすみれ咲く日の春浅き/高橋信之
桜散る時の流れを止めて散る/高橋信之

風吹けば牡丹の花のみな揺るる/高橋正子

○あやめ

[あやめ/横浜日吉本町・西光院(2012年5月6日)][いちはつ/横浜日吉本町・西量寺(2013年4月16日)]

★あやめ生ひけり軒の鰯のされかうべ/松尾芭蕉
★あやめ草足に結ばん草履の緒/松尾芭蕉
★鯉のぼり泳ぐよ下に花あやめ/高橋正子
★入学して校門内の花あやめ/高橋正子

アヤメ(菖蒲、文目、綾目、学名:Iris sanguinea)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。アヤメは山野の草地に生える(特に湿地を好むことはない)。葉は直立し高さ40~60cm程度。5月ごろに径8cmほどの緑色の花を1-3個付ける。外花被片(前面に垂れ下がった花びら)には網目模様があるのが特徴で、本種の和名のもとになる。花茎は分岐しない。北海道から九州まで分布する。古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブを指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれた。

○生活する花たち「三葉躑躅(みつばつつじ)・葱坊主・繁縷(はこべ)」(横浜日吉本町)
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