俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月25日(火)

2010-05-25 11:27:50 | Weblog
金魚鉢きらめくものを子が飼えり  正子
「きらめくもの」という言葉で金魚の姿、泳ぐさまが目に浮かぶとともに、それを飼っておられるお子さんの優しい気持ちも伝わってきます。(多田有花)

○晴れ
○花冠7月号を校了。この分なら、6月5、6日に印刷できそう。
○新しく本を買うのも億劫なので、本棚から「世界の歴史」(社会思想社)全12巻をだして、「巻1文明のあけぼの」から読み始めた。アルタミラの洞窟の話などは、子どもの英語テキストでよく語られている部分だが、こういった話も挿入されて、原人の頭蓋骨をタクシーに忘れた話など面白く、よい読み物になっている。詳しく読めば敬遠していた歴史も、いろいろと面白い。敬遠しているものは、概略ではなく、細かく知れば、興味も湧くというものだろう。

○今日の俳句
山法師空より星を受けて咲く/多田有花
山法師の花と一般に言われているのは、正確には花ではないが、風車のような扁平な形をしている。この花が夜には、星の輝きを直接受けて開いている。清潔な抒情のある句。(高橋正子)
コメント (3)
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