珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

文章の話

2018-05-30 | 思うこと
私の夫は作文を書くことと、人前で流暢にスピーチをすることがこの世でいちばん苦手のようである。
友人に送るちょっとしたメールに、3日も悩んで書いている姿を見て吹き出してしまうことがあるが、苦手とはこういうもの。
私にももちろん苦手はある。

しかし血を分けた義兄はその両方の玄人で、再販されるような本まで出版している。
兄弟でも全然違うものなんだなあ、とつくづく不思議に思う。
(ちなみに私が唯一ハマった、韓流ドラマの「兄嫁は19歳」という話に出てくる兄弟がそれとそっくりで笑ってしまった)

ところで紙で書く(書籍で書く)文章と、webの文章は、その基本が違うそうである。
どちらにしても文章がうまくなりたければ、ただたくさん書くのではなくて、基礎をしっかりと勉強してから書かないと全く上達しないと聞いた。
しかしながらwebの文章上達のセミナーはごくごく少ないそうで、でもブログなど書く人は興味を持っていい話だと思った。
勉強だのセミナーだのがそれこそ苦手で大嫌いな私も、これは受けてみたいなあと思っている昨今である。

すみません、また前置きが長くなりました。

先日、ブログを書いたことがある友人と、文章について話していた時のこと。
「どんな文章が好きか嫌いか」という話をしていたら、こんな意見があった。
「私はクサイ文章が嫌い」
例えば
「『彼女を見て大変だったなあ』と書けばいいだけのことを、『私は彼女を見て嗚咽が止まらなかった』なんて書く人がこっ恥ずかしくて読んでいられない」

笑った。
私は偉い先生もセミナー講師も知らないし、勉強したこともないけど、頷けた。
これが感覚というもの。

ネットって、ただでさえ万事が実態より大袈裟に伝わりがちで、読む方も何というか真に受けて熱くなりすぎてしまう。

感覚の鋭い人は、セミナーなんか受けなくていいよね。
うらやましいと思ったな。
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