快風丸

俺の船に乗らないか。

負けられない戦いがある

2009-06-10 22:06:28 | Weblog
 絵空ごとじゃだめんだよ。
リアル。

 ダメだと言われてあきらめてはダメなんだよ。
マンションなんで、また壁が薄いので、近所迷惑なんだって。
そりゃお互い様なんだけど、先方様がそうじゃないとおっしゃることもあるでしょう。

 よそでやりましょ。で、カラオケ屋にギター持って渡り鳥よろしく。
セガカラ、やっぱメジャーはすごい。30分、200円。

 フォークギターかついで、お一人様は挙動不審か。
しかしすれ違った御仁はチェロだったのね。FRP製のケースは間違いないです。

 近所のスタジオだと一人でも1時間¥630とられるのね。
今度はエレキとアンプも持って行ってみようかしら。

ピアノとは

2009-06-10 01:09:16 | Weblog
 TVのニュースで、やっていた。
バン・クライバーン国際ピアノコンクールで全盲のピアニストが優勝したと。

 辻井伸行さんの映像とともにリストの”ラ・カンパネラ”が聞こえた。
短い映像だったが、震えた。
 なんとも言えない迫力に満ちた演奏だった。よろこびに満ちた鐘の音がした。

 コンクールで優勝したからなのか、また、彼が先天性の盲目だからなのか。
なぜそんな短い演奏の映像に心惹かれたのだろうか。

 たまたま、当日の新聞に、この件とは無関係に
「最近、クラシックのピアニストに個性が見られなくなった」
と書いてあった。

 フジコ・ヘミングの言葉を思い出す。
「ぶっ壊れそうなくらい繊細な”ラ・カンパネラ”があったっていいじゃない」

 ピアノを弾くんじゃないんだ。音楽はその人の内側にある。それを表現する媒体がピアノなんだ。ピアニストとは、ピアノを使って自己表現をする人のことなんだ。
 僕の中で、新しいドアが開いた。