貝の独り言

人見てもよし、見なくともよし我は咲くなり。でも見てもらいたいなー。宜しく返待つ。 

ご先祖様、宜しくお願い致します。

2015年08月16日 22時17分25秒 | Weblog

 送り盆、かがり火を焚いてお迎えした仏様を天国へ迷わず帰れるよう、かがり火を焚いてお送りしました。
 今日は、仏様が家に居るうちにお祈りをしようと実家に帰りお線香を手向けました。実家は9人兄弟のうちの4人の生き残り、6人目の姉が家とお墓を守っています。その姉は亭主に先立たれ、子供も無く一人暮らしの78歳です。
 新聞のお悔やみ欄を見ていると「家族層を行いました」「葬儀は行いました」とのお知らせが約半数に上る世の中となっています。
 そこで姉と「身辺整理をして、想い出があっても、それをふっきって不要品を捨てない生活に必要最低限のもので生活をしないと。死後の整理が大変になるし、よそ様に迷惑を掛けることになるから」と、「むかし、引き出物で頂いた食器などが沢山あるし、誰かもらってくれる人はいないかなー、手つかずの品だからもったいないし・・・」となかなか気が進まない様子でした。
 私が、「葬式は家族で、樹木葬にしたい」提案しましたら、「お墓の管理や、盆暮れの供養代など、墓守する人が居なくなったらそれでお終い、関係なくなるんだったらそれが一番良いね」と賛成してくれました。散骨葬などもあるようなので、その方も検討してくれと言われました。
 話によると、我が家の菩提寺でも墓守をする檀家さんが少なくなり、収入が減り僧侶だけでは食べていけず、働きに出ていると言うことです。
 これからの時代は、「○○家の墓」などと一族郎党が次々に墓に入りその墓を守る制度は無くなるかも知れません。
 御先祖、宜しくお願い致します。