KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

ベアモデル2012年冬新作ソフビ

2012年01月28日 | 特撮・SF

ちょうどベアモデルさんから本年冬の新作DMを贈っていただいてたのでご紹介~。
久々の新作ですね、よかった、スペクトルマン怪獣シリーズも続投ではないか。。。

①Gサイズキングボックル 税込10500円(初回70個生産予定)
②ナース辰年ver.税込6500円(初回40個生産予定)
③くも怪獣(スペクトルマンより)税込7000円(初回50個生産予定)
受付締め切り予定は2月25日。到着は3月後半頃。

ジャイアントサイズのキングボックルは昨年販売した福袋に入っていた未塗装品が
ビッグサプライズだったアイテム。今回期待を集めての正規リリースとなります。

宇宙人でなく地底人ですが、第二次ウルトラシリーズの知的生命体では第一次ウルトラの
空気を受け継いだ印象のある無機的なルックスのキャラクターとして人気の高い1体。
ブルマァクさんからもスタンダードサイズのアイテムが発売されていましたがジャイアントサイズに
なっても飾りがいのある洗練されたデザインです。
宇宙竜ナースは以前発売したアイテムの再販品。発売当時もマニアからの評判が高かった
アイテム。

アップ写真。スペクトルマンのくも怪獣リリースは嬉しいですね。
この名前、たしか最初の怪獣怪人大百科くらいから呼ばれていたように思うのですが、
エジプトのスフィンクスが突如怪獣化して歩きだし日本に出現、怪獣Gメンと死闘を繰り広げ
ながら徐々に姿を変異させていった末の最終形態にあたります。
スフィンクスはツタンカーメンの仮面、野獣風の2形態あり、B形態の獰猛な野獣の
顔を受け継ぎ、脚を生やした姿で登場します。



上はピープロ鷺巣富雄氏の著作「スペクトルマンVSライオン丸」(太田出版刊)
中に掲載された高山良策氏の造形アトリエ写真。本編きぐるみ造形過程の
スフィンクスとクモ怪獣が写っている。

くも怪獣の前身となるスフィンクス怪獣。山奥の原子力研究所に向かって一直線に突撃する
ヤバイヤツ。



第二形態であるスフィンクス怪獣B相手に見事なヤラレっぷりと空中戦を見せるスペクトルマン。


当初の公害怪獣編から番組中期に入って宇宙怪獣、ゴリの結託星人、人間の心の闇を映した
怪獣たちとの戦いへと新たな局面を移した頃の「スペクトルマン」の中でも
このくも怪獣は異彩を放っている一匹です。

第二次怪獣ブームのカオスなキャラクターの一体としてソフビ化は期待していたヒトが多いのでは
ないでしょうか。ソフビサンプルの写真を見る限り、凶暴な表情もよく再現されていますね。
怪獣軒さんから発売されたシルバー仮面のエマー星人のように蜘蛛を模した
多脚タイプの怪獣で、ソフビになっても複雑な形態を再現したパーツどりの妙が
手に取ったファンにとっても見どころになりそう。
スペクトルマンは後半戦もくも怪獣や以前同社からリリースされたカバゴンやノーマンをはじめ、
このほかにもユニークな怪獣が多いので、ベアモデルさんも本作怪獣のソフビ化では
定評があるだけに、気長にじっくりいいアイテムを選んで製品化していってほしいですね。

今回のDMには「数量限定のマイナーキャラのリリース企画進行中!まだまだ出したいキャラは
沢山あるので・・・」となっており、リクエスト随時募集しております、との話。
久々のリリース情報でベアモデルファンも胸をなでおろしたところではないでしょうか。
2012年も可能な範囲でとなるでしょうがベアモデルさん、マーミットさん、M1号さんと
いった老舗から新作が出ると版権怪獣ソフビの収集熱も再び盛り上がってくるところとなる
といいですね。第二次怪獣ブームの洗礼を受けたファンとしては本年の動向を見守りたい
感じです。


2月 鬼も笑うチャージマン研

2012年01月27日 | 日記

 

またまた小更新。1月の最終週はいろんな催事があってデータ集めに行ったり、
それを現場にいってまとめたり、仕事でバタバタしてるうちに気が付いたら
2月になっちゃいそうな感じDeath。今年は個人的にけっこうスロースターターな感じ。
ケンタッキーおじさんも節分の鬼装束で昼間のかぼそくビルの間から差し込む陽光の中、
佇んでおりました。
そうそう、コミケルポも続きがありますので、ぼちぼち。

鬼は外、福は内!去年はたいへんだったから今年は鬼をよく払いましょう。
またさっき地震があり、都内の仕事場もグラグラ揺れました。
よく新マンとかで「地殻の変動冬眠していた怪獣が起きる」シーンがありますが、
このくらいの震度なら目を覚ましそうです。



ZOLLMENボボンゴはONIじゃないけど。これは昨年まんだらけさんの中野店で
限定品として販売された蓄光ver.。暗い所の光りっぷりが人喰い怪獣らしく不穏キュートで
いい感じです。しかしOLLIEは昨年も節分シーズンに出してきて
飾っていたんですが、いつ見てもデカいな~と思いマス・

ちょっと気晴らしにアキバに出てみたら、萌え系アニメのグッズコーナーの隣接して
いきなりチャージマン研グッズを売ってる露店を発見し吹いちゃいました。
こんなマイナーアニメがいきなりシングルでグッズコーナーを設置されるところまで
プッシュされるなんて、グッズ展開の会社でいったいどんなブレインストーミングが
行われたのかきになる~。



これがウワサの(?)メディコムトイさんからリリースされたチャー研ソフビだな。
原型ミロクトイって書いてあったのがなんかほほえましいというか、受けました。



これはあのヤバい回に見せた研の表情を製品化したんだな。恐るべし。

昭和の頃ですが、中学の時、タコの地場ローカルのTV局では昔の特撮とかアニメを
よくオンエアしていたものですが、その頃からマイナー番組をたしなむ習慣がすでにあった
自分らモノ好きなマニア予備軍みたいな連中の間で
話題になっていたアニメのひとつに「ギンガイザー」や「アストロガンガー」そしてこの
「チャー研」がありました。
ローカル局の微弱な電波を室内アンテナを動かして無理やり拾い見ていた「チャージマン研」
は異様な作品だった記憶があります。

年代的に見てまだこの頃だと狙って古臭いテイストで作ったギャグアニメであるとも思えないし、
かといってシリアスなSFヒーローアニメともまったく思えないしなんとなく年代特定も
よくわからないし(そうそう、当時のアニメ百科などでもチャー研は全く存在が触れられてない
アニメだったんですよね)
絵柄が強いて近いといえばタツノコアニメっぽいけど一見普通っぽいキャラクターデザインの
ようでいて、研の家族なども挙動がどこかおかしい。そもそもタツノコの吉田竜夫作品よりも
なんだかイケてないし。話も投げっぱなしたったり、番組の中に出てくる独特の造語感覚など
どこかゆがんでいたりといろんな角度から見ていて存在が奇妙でしたね。
額面通り、宇宙の悪い敵と戦う少年ヒーローモノというよくあるプロットの作品でありながら
作画が昭和の作品特有の低予算な現場で作られたことで随所で奇妙な味を醸し出していたり、
キャラクターたちの挙動もどこか作り手のピントがずれて進行している。
四次元からTVに届くデムパみたいな作品だと話していたのを覚えています。
とにかく昭和のパチもの怪獣ソフビと同じで、作り手が天然で作ったモノのたたずまい、強度こそ、
おそるべし、ということですネ。

でもそれでいて強烈に引きつけられるサムシングがあり、その笑わせたいんだか
視聴者を不安に陥れたいんだか、よくわからない作風から、内輪でもオンエア翌日に
「昨日の話、なんだったんだろうな?」とか話題になってました。

そうだ、番組自体関連商品も出してる気配もないし、おもちゃの販促もなさそうだったりと
商売ッ気がまったくないあたりもなんのために作られたんだ?と思える異様さがありましたね。

2000年代後半になって「チャー研」という番組の存在はドラスティックな時期を迎えます。
ケーブルテレビなどでもオンエアされるようになってそのスカム&ストレンジな
作風が平成以降に生まれたネット世代には強烈かつ新鮮に映りたちまちネタ作品的意味あいで
深読みやツッコミされつつ、評判になりました。
ネット上で実況されたりMADビデオなども作製されるなど、再評価が急速に
進みたくさんの視聴層に愛されることになったアニメ、というのはすでに皆さま御存じですよね。
「チャー研」は平成のネット社会で再資源化され価値付与されたアニメコンテンツといえます。

 

ソフビ関係のイベントも少ない昨今ですが、いきなり露店で現行アニメならまだしも
よりにもよってチャー研オンリーのお店ができちゃうなんてのもソフビという商材のニッチな
分野のお客さんに斬り込む展開の一つを垣間見るような話かも。
4000円前後とか、微妙にリーズナブルですしね。インディーズソフビのメーカーさんが
関わっているのもちょっとした隠し味となっております。天然で醸成されたという意味では
「チャー研」はパチソフビといった製品分野と相性のいいコンテンツなのかもしれませんね。

【チャージマン研・殺人レコードのBGM】

http://www.youtube.com/watch?v=qPjOer9zSNs


ガメロンと太郎と乙姫と怪竜

2012年01月25日 | モンド・トラッシュ



ふわーんと軽い感じの更新。
基本ディスプレイして楽しむ鑑賞用、な現行ソフビで遊ぶっていったら一体どんな有様だよ?とか
よく言われるんですが、タコはふだんソフビで遊ぶとか、塗って遊ぶというとこんな感じDeath。

2012年は辰年なので、ソフビ関係のブログではお約束の干支で謹賀新年の
ご挨拶をしようと思ったけど今年はごちゃごちゃいろんな記事を更新して
ふと気がつくといつのまにか年を越してたので、(じつはWORKING!を見ていて
山田葵の暴虐ぶりに吹いてたら年の切れ間にまったく気がつかなかった)
結局新年のご挨拶的な画像は載せなかったものの、
上にテストスナップを載せたように、本当はマーミットさんのビニパラマンダ=怪竜に、
ママチャップさんのもこちゃんで乙姫なんてのを考えていたのだ!
(わざわざ乙姫が着ていたっぽいお出かけ着なんてのも調達していた)
ちょうどマーミットさんからガメロンと太郎なんてソフビもリリースされて
持っていたので、怪竜だけじゃさびしいから乙姫もいっしょに出てきたら楽しかろうというわけ。

ママチャップさんはドールのみならず、ソフビ関係のイベントなどでもメーカーさんを
サポートされているからこちらの分野でもすっかりおなじみですネ。
でもこのもこと太郎では等身がドールと、デフォルメされているソフビなので
太郎くんよりも乙姫のほうがおねえさんぽくなってしまうんだが。



年末前にサギランをトリケランの色に塗装したのを載せたけど、相方のサドラン。
こちらはゾッキードカラーで塗装。ビーチバッグに入れられて売られていたので(「ビーチバッグの
怪獣」記事参照)日本中の砂場にはゾッキードやラードン、コマツドンが飽きられた
子どもに埋められて化石化しているのではないかというインサイター真実一郎様の学説。

けっこう真面目に歯とかも塗りマシタ。元ネタのゾッキードは手足が小さいのでまあ
色の落とし込み的には同じとはいかなくてもこんな処理になるじゃろう。しかしサルモンの
胴体まんま流用ってムチャやなあ。しっぽくらいエポパテで自作して付けるかと思ったものの
塗ってるうちにバカバカしさがたまらなくなり、特に手をつけないことに。



元の怪獣ソフビたちがありふれたアイテムなので
なんだかありがたみのない色当てとなりましたがゾッキードもトリケランも実はよくできていると
思いマス、いやホント。胴体がまるで同じサルモン流用というムチャさなんですが塗ってみれば
なんとなく別のソフビに見えるのがソフビの不思議。



元素体がグリーンクリアなのでサドランの背中は一応うっすら半透明状態に生かしております。
サボテンというか鍋つかみを着けたような手の平もあまりにオマヌーすぎるので
実はバラゴン状のいかにも怪獣らしい肉球的な手首を作っていたんだけど、
あまり面白くなかったので元のサルモンのままにしました。

むやみにデカいので塗りがいはそれなりにアリマス。あまりスポットライトの当たらないソフビを
リーズナブルプライスで入手して塗るってのは肩が凝らないので楽しいですネ。

こちらがもこちゃんの乙姫。正月前にアキバのアゾンのお店にいったらすごいんですよ、

ドール用の晴れ着とかおせちとかお正月に(ドールの)おへやに飾る金屏風とか売ってるん
ですよお値段だって人間顔負けですよ?
ぶらりとやってきた女の子二人が目をまんまるくしていました。
「この値段じゃ、人間の服が買えるじゃん!」
このもこちゃんはかれこれ7年くらいタコの家に居ますが、ウチではずっとザフトの制服を
着ていたので(メイリンホーク設定にして飾っていた)いつまでも軍人じゃかわいそうだろう、
普通の女の子の服を買ってやるいい機会だとか00のロシアの穴熊のヒトみたいな気持ちになり
ひさびさにアゾンに行ったんですがお値段にびっくら仰天てな有様です。
そういえば、前にドール集めをしてる女のヒトのブログを見ていたら、人形のほうがおしゃれで
お仕事で稼いだお金を全部貢いで死にそうだ、助けてとか書いてあり、
ロッド・サーリング脚本かと思いましたYO。

まあ、こんな衣装を着せていると、もこはけっこう怪竜、じゃないマンダと合うでしょう。

もこちゃんはママチャップさんの販売時点でも活発andおてんば設定なので
乙姫にぴったりですね。なあなとかではじめ当ててみたけど髪型などの関係もあり、
やはり、もこのほうが適役でした。

 ほら、こんな感じで、劇中で乙姫が乗って太郎を揶揄していたロケットもそれらしいのを
調達していたんですよ。
それにしてもウルトラQのあの回はファンタジックさでは群を抜く飯島監督回でも
さらにスラップスティックで面白かったですネ。着色版のガメロンの話も
どんな仕上がりになったか、早く見てみたいDeath。



マーミットさんから出た、この太郎とガメロンのソフビも怪獣とマンガがいっしょくたになっていた
昭和の頃のカオスなソフビ玩具のイメージでいかにもありそうな感じで作られており、
なんとも妙なミリキを放っていますね。
ソフビムーブメントがもっと盛り上がっていた90年代後半に発売された、
ベアモデルさんと1/6計画さんによるコラボ製品・「怪奇大作戦」の特殊車両、
トータス号的なプレイバリューがあります。
太郎と別パーツのソフビなので、いろんなキャラクターをガメロンに載せたりすると楽しいですよ。
というわけでタコブログは1月中ずっと新年のごあいさつを言ってるみたいに
ゆるゆると過ごしているような感じですが、あらためて辰年、2012年もよろしくお願いいたします。
1年間、1月みたいなおめでたいリフレッシュした気分でずっと過ごせるといいデスネ。


コミケ81⑥まどか☆マギカ

2012年01月24日 | コミック・アニメーション

なんだ、自分の地域は全然雪が積もらなかったな。24日の朝見たら全部溶けてました。
 てなわけでTDC秋に続いて昨年末のコミケ81のほうの
まどか☆マギカ関係のコスプレ風景を紹介~。

タコ的には要望できる範囲で、「本編のこのへん」とイメージしたものを撮らせていただいたんで、ちょっと普通のニコニコ顔じゃないものも多いDeath。
「まどか」自体後半の作風は重めだったのですが、そういう作品の性質を理解していろいろ
演ってもらったので幸甚というトコロ。やはりレイヤーさんにとっても「まどか」は
共振性のある、コスプレ対象としても演じがいのある作品だったのだと改めて思います。

貴重な変身前さやか(意外に演じるレイヤーさんが少ない)さやかは喜怒哀楽が激しくてコスプレ
しがいがあると思うのですが。このヒトは3日目に本の売り子を終わらせてぶらっと広場に出てきて
くれたという流れだったようです。魔法少女になる前の溌剌とした明るいさやか、
杏子と魂をぶつかりあわせながらひたすら戦わずにはいられないアウトオブコントロールな
さやか、恐ろしい魔法少女のリアルを知ってしまい愕然とし「もう何もかもどうでもよくなって
しまった」さやかといろいろ演じてもらいマシタ。いやー明るいヒトだった。

とってもキャッキャした表情、本来の明朗快活なさやか。



さっそく鬱さやか。「正義の味方失格だよ。。。マミさんに顔向けできない」

自分が魔法少女になる契約と引き換えに傷ついた体を直してあげた
上条君がどんどん遠くに行ってしまう!憔悴しきったさやか。

横のお友達のほむほむが明るく写真を撮ってもらってるのにおれの要望ときたら鬱ばかり。



「魔法少女ってそういう仕組みだったんだね、、、わたしって、ほんとバカ。。。」
本人によると「このあたりですでにQBの本心が見えているのでもってていいのだろうか」という
意見が出ていましたが、アクセントであえてもっていてもらいました。

「じゃあんたも私と同じ立場になってみなさいよ!できるわけないよね 

ただの同情でニンゲンやめられるわけないもんね? ついてこないで・」



「ねえ私なんのために戦ってきたの?
このセカイって守る価値あるの?
ねえ教えてよ?今すぐあんたが教えてよ!」



ほんとはとっても明るいヒトでした。うーん、こうなると変身後も見たかったねえ。



小柄でみつあみ、メガネときっちりアイテムが合っているほむほむ。
最近はやりのメガネっすね。ペルソナ4のヒトも
使ってるヒトが多いヤツですね。青いフェンスとかいい場所にセッティングしていました。



座りポーズもお願いしました。やはり8話はさやかといい名シーン多いな。
杏子もあんなに対立してたさやかと最後には打ち解けるし。



「まどか~!」ほむほむの自分に対するただならぬ想い、気配に事態が理解できなくなり
あわてて立ち去ろうとするまどかを呼びとめるみたいなポーズ。



こちらもほむほむ。瞳が大きくアンニュイな表情がとってもイイ感じなので
いろんな角度から撮らせてもらいました。逆光による陰影も適度にはいってて
これは正解だったカモ。

 (真意の吐露を迫るまどかに)「ほんとうの気持ち、なんていえるわけないじゃない!」
Aパート挟んでのほむほむは非常に切なかったであります。あれは構成の巧さで魅せましたね。

アニメ消費のリアル世代くらいのレイヤーさんですね。
自分がずっとコミケを見てきた主観ですが、コミケのコスプレ!という感じがする2人。
コミケの来場者もサークルのヒトも
レイヤーのヒトも参加者の年代層が広がったなーと撮っていて思います。

こちらも貴重なメガネなしほむほむ。割とすぐ移動された記憶が。
東映実写系ヒロインみたいでもっと撮りたかった感じ。

まどかが当初、自分で思い描いてノートに描いていた「TVに出てくる魔法少女」みたいな
方向だとこんなポーズをするんではないかと思い、本編らしからぬ
「魔女はおしおきよ!」みたいなポーズをお願いしました。



このマミさんも人気でした。
メイクもオリジナリティがあり、カラコンの使い方や衣装も細かく手を入れてある感じで、
インパクト満点でした。
3日間の日程が終わってからネットを見ていたらあのマミさんの画像はないか?という書き込みを
いくつかみかけたのであげておきます。何か洋画のヴァンパイアムービーとかに出てきそうな
デカダンスな雰囲気のマミさん、表情がGOTH方面にゾクッとするミリキがありました。
人気作品のキャラを演じても、徹底的なアレンジが入ったレイヤーさんは独自の存在として
記憶に残りますね。コスプレもひとつの作品ということDeath。

ちょい怖めな表情も魅せます。
「ソウルジェムが魔女を生むなら、私たち!もうみんな死ぬしかないじゃない!!」
てな10話の魔法少女同士の自暴自棄相討ちバッドエンドターンのセリフが似合いそう。



ちょっとアンティークドールみたいな雰囲気も漂っております。

 



男の子のほむほむ、ゴルフクラブなので時間軸一周目ver.ですね。
足が綺麗で申し分ないのではないかと。話しかけるまで気が付きませんでした。
引き上げ寸前の時におっかけて撮らせてもらったら人だかりができちゃいました。



そして外人さんのマミさん。レイヤーさんを長くやっていてCDも出してるヒトという説がありますが
タコも現物は見ていないです。スカートのすそを持っての
「はい、どーも♪」ポーズもやってもらいました。

 冬コミは外人さんのレイヤーさんやカメコのヒト、観光客も夏よりは多く見かけ
ました。アキバも一時期よりは海外からの観光客が戻ってきたように見受けられます。
原発事故に関しては海外サイトも相変わらずシビアな見方をしていますが、
日本在住のソフビ関係の外人さんも「ちょっと日本人を脅かしすぎてるサイトもある」との見方。

海外からコミケやアキバに来たがっていた外人さんたちもちょっと安心感が出たのカナ?
けっして今も原発をめぐる状況は不安定で、安全ともいえないものがあるですが、
病は気からという昔ながらのことわざの通りで、不安が先に立ってはとかく健康も損なうもの。
情報に気を配りつつ、かといって油断もせずと今までなかった生活上の身がまえも要してと
厄介な話ではありますがむやみに不安に駆り立てられずに今年も生活や趣味など、
うまくやっていきたいものです。
まもなく原発事故2年目ですね。去年は今頃まどかが始まったくらいでしたがもう1年。
魔法少女ではない者はほむほむのように時の流れをさかのぼりやり直すこともかなわない。
そして時は新たな局面へとさらに進んでいく。つくづく時が経つのはなんとも早いものと思います。

(コミケ81ルポその⑦に続く・・・)

【Calm Before the Storm/Venom】

http://www.youtube.com/watch?v=fRw0D5skn6U

【On the wings of the Eagles/Raven】

http://www.youtube.com/watch?v=HNSUTXfCQpo

【The Prince/Diamond Head】

http://www.youtube.com/watch?v=vpavSXoAPC0


コスプレフェスタ⑤まどか☆マギカ

2012年01月22日 | コミック・アニメーション

 

↑8話冒頭のグリーフシード拾いポーズのさやかをやってもらいました。

つづいてまだまだ続くよコスプレフェスタTDCの会場風景。
実は!このまどか☆マギカ編ですが、去年10月下旬のコスプレフェスタで撮影させて
もらった分です。
他作品のレイヤーさんの写真は何回かにわけてすぐ載せたのですが、
まどかはまとめて載せようと秋のTDC特集のトリとして予告もしていたものの、
編集等、なかなか手が入らなかった。
いっぱい撮らせてもらったんですが、年末に入って、眺めながらいつ載せようと思いつつも
得もいえないモチベーションをもてあましていたんですよ。なんかそういう時ってあるっしょ。



とにかく遅くなってスミマセン。この時期もまどかコスプレはすでに人気があり、
自身の撮影までしないでも普通に制服姿で歩いてるようなレイヤーさんを含めると
会場に居た本作のレイヤーさんはかなりの数に上っていた記憶がありマス。
こうして眺めると、各グループで解釈やメイクやウィッグのアレンジも異なり、
まどか☆マギカという作品に触れる意味でもそれぞれのレイヤーさんのアプローチを見ると
興味深いのではないでしょうか。今見ても、とにかくそれぞれのレイヤーさんがオリジナリティを
出そうと気合入れてました。
今おもえば、TDC復活で皆、撮る方も撮られる方も脳から快楽物質が出て過ごしていた
2日間だったのではないかと思いマス。

というわけで「もったいないじゃないか!」という劇中のQBの言葉を借りて
2011TDC秋再起動まどか編Death。
(廃墟特別出演・昨年末に閉館した九段下ビルの廃墟)

まどかとほむほむ。アトラクションズの山の上は景色もいいので、祈りのポーズも
キマリます。ちょっと気をつけて遠くを見るとまどかの版元、芳文社ビルの屋上看板も
見えたりなんかします。

登下校中のマミさんとまどか風にカフェの前で撮りました。こういう日常生活的な風景を
撮れるのがTDCのロケーションの面白さのひとつ。普通の行楽客のファミリーが通って
いろいろ声をかけてくるのもレイヤーさんにとってはちょっと嬉しいみたい。
まどかももし東映作品だったらコミケ会場のようにキグルミのQBとか魔女も出てくる
ステージショーとかあったりするんでしょうか。

スタート直後に杏子のソードが壊れてしまったのだそうです。とってもシャープに決まっていたので
再度戦闘シーンとかも見てみたいお二人でした。

 



こちらも杏子&さやか。「まどか」は均等に各キャラに人気がある感じです。

 

まどか、ほむほむ、マミさんのトリオ。セーラー服の魔女と戦っているあたりをイメージして
いたトリオのようでした。ほむほむのヒトは爆弾のプロップまで自作しての気合いの入れよう。
ゴルフクラブも持ってこようと思っていたとか。
専属のカメコさんにもお世話になりました。

 

フィギュアみたいにまどかのイメージをよく再現していましたね。
靴で足元にボリュームもってきてるのも巧いな~。

10話のお手製爆弾を投げるポーズもやってもらいました。

「伝えなくちゃ!みんな QBにだまされている!」ポーズ。

転校先でまどかに出会って魔法少女になっての一周目のほむほむ設定のヒト。
自分の戦闘スタイル確立のさなかにあってまだ銃のあつかいに不慣れな感じが出ると
いいですね、と話していたら、ちゃんと不安そうな表情にしてくれたりとキャラへの没入度が
高い方でした。
といっても見ての通り、シューティングポーズがとっても決まっていました。
メガネを外し三つ編みを解き、時を超えての戦いを決意してからのほむほむも見てみたかった。



終始えらいテンションでこちらも嬉しくなるくらいマミさんを演じていた方でした。



魔法少女が恐ろしい魔女と戦っている間も、人々は何も知らないまま
日常を通り過ぎていく。。。そんな風景を想像しつつ、とか言ってたらちょっと笑っちゃいました。



各グループとも、それぞれに個性のあるまどかキャラを見せてくれたレイヤーさんたちでした。
また機会があったらまどかのコスプレを演じてほしいですね。

【Tyrant/Judas Priest(Sad Wings of Destiny)】

http://www.youtube.com/watch?v=X_ZsERw4pWo&feature=fvst

【Dreamer Deceiver/Judas Priest】

http://www.youtube.com/watch?v=VMs8UgTprtE&feature=related

【Deceiver/Judas Priest】

http://www.youtube.com/watch?v=09pEWotAC28&feature=related

【Hell Patrol/Judas Priest(Painkiller)】

http://www.youtube.com/watch?v=MbbxdFlxvPI&feature=related

【Rock Hard Ride Free /Judas Priest(Defenders of the Faith)】

http://www.youtube.com/watch?v=7Iemwc-NTG4&feature=related


コスプレフェスタ④自宅警備隊編

2012年01月21日 | コミック・アニメーション

 

てなわけで引き続きコスプレフェスタTDC1DAYの風景を。

すっかりイベントの顔になった自宅警備隊のみなさん。なぜ彼らをここまで集結させ
戦わせるのか?倒さねばならない敵は日常、社会!とのことだが彼らがこうしてイベント会場で
行動することでかりそめの平和に逃避する市民生活に、日常に風穴を開けてしまっている
のだった。。。
今回は20人弱の大部隊で武装もハンパでない。このレイヤーさんたちはネタのようでいて
装備やアクションなどはしっかり本格的なサバイバル系なのがポイント。
タコはコミケで新規入隊した女性コマンダーの
写真を撮りそこなったのだけど、今回はバッチリ接見させてもらいました。
彼女が、自衛隊に配備されたというメカMIKUからシューティングレッスンを受ける風景も
いただきましたのでその成果もご覧あれ~。メカMIKUさんもカッチョイイぞ!

硬軟とりまぜて、まどか関係、そしてけいおん!関係の耽美系瞳うるうるなレイヤーさんたちの
ショットもドゾー。

メカMIKU(正式名称なんて言うんだろ)から懇切丁寧なガンアクションのレクチャーを受ける
自宅警備隊レディーズコマンダー。「アップルシード」のブリアレオスとデュナンみたいで
サイバーチックになごみ~な風景ですネ。

 

映画「爆裂都市」の一シーンみたいでシューティングポーズがガッチリ決まるレディスコマンダー。

レアなメカMIKUとレディースコマンダーのガンカタ!

続いて掃討戦をイメージしたシューティングをキメるメカMIKUのヒト。



面取りがちょっとイナズマンFのデスパー怪人みたいな無機質感のあるアレンジになってて
カッコいいっしょ。

午後、現着した部隊は気勢を上げつつ、市街地での掃討戦へと突入!!
「ウアッ!これは何事!!」驚愕する民間人たち。
自宅警備隊が非日常なのではない。我々が日ごろ、何の根拠もなく平和、平穏と信じるセカイこそが
彼らの乱入でたちまち崩壊してしまう、非日常なのだ!



通しすがりのファミリーと自宅警備隊の記念撮影。
子どもさんも将来、自宅警備隊にあこがれて入隊するかも!



萌えゲームの紙バッグを持って記念撮影中。まだまだ冬コミの熱が覚めないまま、TDCに
ステージを映し、同士を増やした自宅警備隊の凡庸な日常に斬り込んで市民の魂を
開放するためのハードな戦いは続くのだった。そう。。。ほんとうの戦いはこれからだ!

 

 



【Never Say Die/Black Sabbath】

 http://www.youtube.com/watch?v=qq5Ejw42Yog

【Johnny Blade/Black Sabbath】

http://www.youtube.com/watch?v=Gd8pk9crPMY&feature=related


コスプレフェスタTDC③昼と夜と

2012年01月20日 | コミック・アニメーション

 

夜のTDC、街頭で暗黒舞踊を踊るきぐるみQB。新規魔法少女の勧誘活動の一環なのか、
なんともシュールな風景だ。
というわけでひきつづきコスプレフェスタTDC冬の風景。その④はドームがおひざ元といえる東映実写作品関係をメインに。この関係のレイヤーさんは特に衣装やなりきりへのこだわりが
ハンパでないっす。
そして日没のTDC。昼と夜ではライトアップされて風景もムーディーに一変する
TDCのパーク内ではレイヤーさんの魅せる表情もより冴えわたるのだ!

 

海賊戦隊は敵味方ともに異様な充実度。すでに小さいお子さんはテレビに出ているのと
見分けがついておらず、興奮して近寄っていました。

フォーゼメンバーことライダー部も、あいかわらず本家のショーに出てもしばらく本物と思って
皆、気がつかないんじゃないかっていうくらいよく似たメンバーがそろってマシタ。

 



にちようびの30分前と後番組同士で記念撮影。

ガクランが出てきたので荒木効果音が聞こえてきそうなジョジョ。とってもナイスガイでした。

 



とっても陽気なけいおん!チーム。タコはリクエストで2期OPの澪が足の向きを間違えるアレを
やってもらいました。

本編チェックをきっちりしていたらしいムギちゃんが綿密に
澪はねー、こうやってまちがえてたんだYO!と演技指導。

 夜も更けてきました、が、温度がすっかり低くなってもレイヤーさんもカメコさんも
みなさんテンションが上がり過ぎてなかなか帰りません。9時までは撮影オッケーなので
めいめいが好きに想いをこめて、次のTDC開催まで待ちきれない!と撮影中。
楽しいこの瞬間は今しかない!のがしてなるかという感じでしょうか。それはタコもDeath。



別のチームですがまたまたけいおん!あなたたちをどこまでもそうコスプレさせるのは何!
というくらい宵闇の中でも元気いいです。



彼女たちのカメラを預かって撮影係、本編のキャプチャ画像をI-PHONEで見せられて、
これと同じに!!ということでがんばりマシタ。

 

お礼にというか、また澪が間違える例のステップをやってもらう(なぜそこまでこのポーズに
執着するのか、自分でもよくわからないタコ)

夜のTDCレストラン広場にフォーゼとカップルで、
劇場版最新作のヒロイン、仮面ライダーナデシコがTDCに降下!「地球キター!!」



映画公開前からきぐるみを製作していたんでしょうけど、すごいなあオイ、感動。

 

さらに夜のTDCにまどか☆マギカのQB出現。
胴体をブルブルってやるとしっぽが連動してピンと立って、いい位置に動くんです。
シグサが劇中まんまでないですか。
下半身のボリューム感もうまくもたせてるし、踊る時のふわ~んとしたきぐるみの動きも
とってもいい感じ。いろんなイベントでQBのきぐるみはずいぶん撮影して
きたんですが作った各人で個々にアレンジが利いて興味深いキャラクターな中で、
これはバランス面では目を見張るデキでした。また間近で見れる機会があるといいな~。

 

さらに夜の花園を歩いていると「ゆめにっき」の窓付きに遭遇。なんとすべての劇中アイテムを
自作している方で、なんでも再現可能なすごい窓付きです。夜も更けて空気もひんやりとしてきた
TDCのネオンや電飾をバックに悪夢のようにシュールなゲームコンテンツにふさわしく
コスプレが展開されたのDeath.とにかく「包丁」と「赤い傘」をやってもらいました。
専属のカメコさんにもお世話になりました!しかし、面白いレイヤーさんが次々現れて
これはなかなか帰れないDeath。。。おそるべし、カルトレイヤーの魔窟と化した夜のTDC!

【Leave the Blanket in/Wormhole】

WORMHOLE 。90年代のローファイアングラ系で(カートコバーンが亡くなったちょい後くらい)の
シーンでは忘れえぬgdgdぶりを発揮したバンド。いつ聴いても午前2時に起きてるような
気分になる。アルバムは持ってるけどどのくらい極北か世間に(推定3人くらい)
知らしめたいので全曲うP、モノ好きなどなたかお願いしマス。なんとも狭いセカイの伝導だ。。。

http://www.youtube.com/watch?v=bs3HkxdhD1M&feature=related

【Lay it on/Wormhole】

http://www.youtube.com/watch?v=zO2drhAKec4

 (コスプレフェスタTDCその④に続きます。。。)


コスプレフェスタTDC冬②

2012年01月19日 | コミック・アニメーション

 



というわけで先週末にあったコスプレフェスタTDC冬のルポ、続き~。男の子、女の子
とりまぜてまずは萌え系から見ていきましょ~。会場は終日テンション高かったけど午後のこの
時間帯は温度が下がってきて、かなり寒かったんですよ。



TDCのラスボス?ドンチャックの彼女、ララも会場内を散策中。
40年近く活動しているアニメキャラですネ。

WORKING!北海道に行ったらご当地のワグナリアに行ってみたい
(そもそもモデルになった店はあるのか?)
抜刀とパンチはタコリクエストでお願いシマシタ。

ギターを持っての熱演が寒さを忘れるくらいにイイ感じでした、あずゆいコンビ。

「タナトスの(ry)」
TIGER&BUNNY関係も当然レイヤーさん多かったっす。
コミケの方でルナティックは撮ったので載せマス。

 

ポーズがアメコミチックに決まってたファイアーエンブレム。

 

モーターショーでも注目されたジャンレノのドラえもんコスプレのコスプレ(ややこしい)



フジテレビの人気コンテンツ「逃走中」。深々とお辞儀されて、とっても礼儀正しいレイヤーさん
でした。



タコは普段、演じてるヒトに申し訳ないから作品をある程度知ってないと撮らないんだけど、
これはFFの最新作に出てくる敵キャラ。これは知らなかったんだけど、マスクの面取りや
スーツの造形がたいへん素晴らしいので撮らせていただきました。
もちろん自作だそうです。

ピノコとBJ。「このわたしというおんながありながら、先生じぇったいゆるさない~」
アトラクションズの通路で先生との愁嘆場?を半日くらい演技していて、
ギャラリーからの感動を呼んでました。専属で撮られていたカメラマンの方もおつかれさまです!

 



デュラララ!。女の子たちの人気がすごくてお菓子をもらったり、タレントみたいでした。
池袋の街角ではいつもギラギラしながらけん制しあっているんですが、TDCでは
ニコニコしてファンがさしだしたキャンデーを選んでる姿がカワイイでしょう。

ちょっとDVDジャケとかにありそうなナナメなカメラ位置から撮らせてもらいました。

 

「青の祓魔師」の雪男。トリオだったんですが、とてもキラキラしてるのでこちらも女の子が
とにかくキャーキャー言って写真を撮ってました。
「青の~」は今回タイバニ並みにレイヤーさんが多かったな。
劇場版も製作決定しましたね。

このコス、何度見てもいいデザインですね。
どうも自分はカーキグリーンの制服に弱いみたいだ。そういえば家庭教師ヒットマンリボーンの
クローム髑髏タソとか好きだし。この2人は「僕は友達が少ない」の三日月夜空と柏崎星奈。

Hell Ain't A Bad Place To Be /AC DC】

http://www.youtube.com/watch?v=M75qK-hxPqs&feature=related

【Pet Sematary/Ramones】

http://www.youtube.com/watch?v=G6m0Rc1KW0I

(引き続き準備中。。。)


Goodbye.ThrashOut

2012年01月16日 | インディーズソフビ

 

池田社長をはじめとするメインスタッフが福岡に拠点を移転するため、1月16日で閉店する
ことになった、ガーガメルさんのフラッグショップ、Thrash Out。
インディーズパチソフビが明確な分野として確立する上で存在感を発揮してきた
ガーガメルさんの製品展開上でイメージ醸成やお客さんとのコミュニケーションの場として
多大な役割を果たしてきた、このThrash Outはいわばガーガメルのスタッフの一人と
いってもいい。
その本店舗がなくなるなんて、と海外のファンサイトでも残念がる声は大きい。

しかしその日はやってきた。
最後はにぎやかに、ということでThrash Outではお蔵出し品の特別価格販売を行い、
Thrash Outとの別れを惜しむお客さん、ソフビ関係者、懇意にしているメーカーさんなどが
参集し時間を惜しみながら閉店まで残されたささやかな時を共有した。
そのなごやかな光景はいつも通りの、年に何回か開かれるアーチストイベントと同じようでした。

「どんなポーズで居たらいいんですか?」と池田社長。
ガーガメルの事業の中で持っているたくさんの資材、おもちゃフリークとしての自分の
コレクションもあって、公私ともに今回の福岡への移転はたいへんな量の荷物の移動になるとか。

あの時買い逃したモノにまた出会えるチャンス!ということでたくさんのお客さんが
ひっきりなしにつめかけた店内。またガーガメルのソフビに魅せられ、今自身もソフビ関係の
原型を手掛けたり、ソフビメーカーになっている人たちも多数つめかけてこのお店に来た時の
思い出にひたりつつ懐かしいアイテムを手に取っていた。

Thrash Outの物販イベントでヒートアップしたのも懐かしい思ひ出。途中で抽選形式
になったのですが。前夜にお店の近くで徹夜とか、近くの友人の家に泊めてもらったりとか、
懐かしいな。福袋も年の切り替わり0時00分に販売するので、大みそかにお店の
近所に集まったり。
たぶんソフビの物販で皆があんなに熱くなったのは、ガーガメルが最初で最後ではないか。

池田社長「見返してみると、結構新作もコンスタントに出してきたでしょう」
タコ「完全新作、新造形も多かったですよね、いままでの製品が一同に並べられると
作風がだんだん変わってきたのもわかりますね、自分個人として、初期はちょっとコワモテな
グラインドコアなメーカーさんなんて印象もありました」
池田社長「グラインドコアか、田口店長だったころのガーガデスとかもありましたね(微笑)。
(お蔵出しで出てきたガーガデスを手にとりながら)自分で自分が作るものとの関連を特に強くは
意識している感じではないですが、
みたりちゃんは自分に女の子が生まれて、女の子のソフビを作ってみたいという気持ちになって
作ったんですよ(ショーケースの中に立つみたりちゃんを眺めながら)」

タコの男の子、グロービィにも途中からイルカの彼女ができたね。
古今東西とわず、作るものにどこか作り手の人生が反映し、それにより、アーチストとしても新たに
成長するものかもしれない。

ガーガメルの未来のプロダクツはどんなものになるの
だろうか?すでに昨年、レ・メルデとのコラボレーションヴァイナルでガーガメルは未来、宇宙と
いったキーワードで新世界を見つめていた。



真ん中にあるのはぶたのはな大橋さんが今回の個展用に製作してくれたという「デスラ?」。

「いつのだっけ?」
SUPER7やSDCCなど、海外展開面でもインディーズソフビ界で先鞭をつけた
同社の製品。しかし多大な品種を展開しており、今回のお蔵出しで、本人たちも即座に
はっきりとは当時の経緯が明確にならないアイテムもあったり。
詳しいお客さんと発売時期や当時の仕様などについて
記憶を照合しあったり、などという風景も。



お店に入ると迎えてくれた極彩色の怪獣やキャラクターたち。

池田社長「Thrash Outの内装はスタートした時に自分たちで設営したので、なくなる時も
自分たちで全部片づけるんです」このトーチであぶっていい風合いを出した檜の内装も今日で
見おさめである。
「よかったら、留め金ではずせる場所の板を持って帰りますか?」と池田氏。
よく遊びにきているソフビコレクターのヒトも「ブログでソフビを飾るバックにThrash Outで
使ってた板を使いなよ!君がこのお店の雰囲気を受け継いでブログに役立てたまえ」と横で一言。
実はちょっと「それはいいな!」とココロときめいたけど、やはりこのままThrash Outは
断片がタコブログの背景にダラダラと使われているよりはみなさまの思い出の存在にしといた
ほうがきれいかな、と。そう、少し経つとこのお店の記憶も昔、子どもの頃に通った
不思議なおもちゃであふれた駄菓子屋のようにすごく懐かしい、喪失感を含む
ものになることと思います。

今回の会場で注目された、YOSTEE氏の限定品、レジン人形。
木をけずりだしたような80年代の初期ガンダム駄玩具風味な武骨な雰囲気のアイテムもあり、
現場にいた池田社長、池田店長をはじめスタッフさんも
おもちゃ好きなだけに残数がへるごとに気になりだして、できたら自分も手元に一個ずつ
残したい、とかこれが欲しい、あれが欲しいと主張。ジャンケンして購買権を競うガーガメル
クル―のみなさん。
最後のThrash Outのお客さんになったのはほかでもない、池田社長を含む
ガーガメルクル―の人たちでした。

とにかく福岡への移転に集中する、まずはそれから。と池田社長。
今回もお客さんへの対応間に、進行中の新製品の話などちらほら聞かせていただいた
のですが、アーチストコラボアイテムと並行して、昭和の駄玩具的なゾッキ・パチ方面の
ファンからの期待に応えるようなアイテムもいくつか準備が進んでいます。
聞くと、きっとソフビファンのヒトにはあー!こういうので来たか!ガーガメルはあいかわらず
だな!と思える、いかにもいたずら心たっぷりでキュートなモノも出てくると思いますよ。

そして、以前のようなガーガメルさん独自のカスタムイベントも年に何回か、もちろん東京で
開催する予定だそうです。まずは移転先に落ち着いてからの話ですね。



森の仲間、スマーフたちを生み出した伝説の魔法使い、ガーガメルの城は南の地に居を移した。
その魔法は新たな霊気を伴い、ヒトが愚行から生みだした毒の煙を暗雲たれこめる
空から払いのけ、眠ったヒトビトの魂を揺り動かすソフビの魔力を再び放つに相違ない。
その沈黙もごくわずかな刻の話。そして次にセカイに放たれるガーガメルの魔法の話だが、
それはまた次の夜に。

 


コスプレフェスタTDC冬その①

2012年01月16日 | コミック・アニメーション

 

 

というわけで年末のコミケ81ルポもまだ半分も終わってないんですが、さらに東京ドームCITYで
コスプレフェスタTDC(正式名称はコスプレフェスタTDC 1DAYというらしい)が
15日に開催されたのでタコも行ってきました。前回(2011年10月)が奇跡の復活で、
このタコブログでもルポをしましたが、今回もけっこう急な開催決定だったものの、
年末のコミケの熱もそのままにコスプレがしたくてたまらないレイヤーさん、年末のコミケには
都合がつかなかったけど気合いの入ったネタを日夜、準備してきたレイヤーさんの力作が
たくさん披露されて、盛り上がっておりました。

主催者側の方とも少しお話できたのですが、これからなるべく定例で開催できるよう
調整していきたいご様子でした。去年10月の開催の後、もう開催しないのカナ?と気を揉んでいたヒトも多かったのではないかと思いますので、ぜひ応援してあげてください。

このTDCは夜9時まで、夜間の撮影も可能で、他のイベントでは見れない夜間での
ムーディなライティングでのコスプレ演技も展開されるのが特長。遊園地のアトラクションや園内の
お店はアニメの中の日常風景そのままな雰囲気を醸し出せるのもミリキ。
いやほんと今回は寒かった。皆さま寒い中、お疲れさまです。
てなわけでコミケ81ルポと並行して、TDCで撮らせていただいた会場風景も
ちょくちょく紹介していきマス。

まどか☆マギカと並んで2011年の新作で各イベントでは人気コスプレテーマのひとつとなった
TIGER&BUNNY。
キャラクターたちのオフタイムや人間関係も面白い本作、
ヒーローたちの日常をイメージしたアーバンな市街地の背景をバックに映りこませる
ロケーションができるなら、本作にはこのTDCがうまく稼働できる気がします。



アッチョンブリケ!アダルトタッチなピノコ登場。BJもとうぜん居ます!

「あんまりなめてもらっちゃ困るね」臨也くん。



海賊戦隊メンバーの昼食風景。あったかそう!

「宇宙キター!」なヒトたち、さすが東映作品のメッカ、ドームのコスプレイベントだけあって
ライダーと戦隊、プリキュアのレイヤーさんの盛り上がりっぷりは毎回ハンパでない。
今回のフォーゼはライダー部員フルメンバーのグループもいたぞ。
さらに、驚いたことに「地球キター!」なあの娘までレイヤーさんが登場、
スーツが最速で披露されたのでのちのち。



引き続き気合いの入っていたレイヤーさんが多かったまどか☆マギカ。
QBのキグルミですごいデキのがありました。

夜景に映えるホワイトタイガーやミクの電飾。



青の祓魔師」写真は劇中の勉強会を再現した演劇コスプレ風景。赤点組が絞られている
最中。ちょうど不在だったけどおとうさんのヒトがえらいイケメンだったらしい。
青の祓魔師」のレイヤーさんがいろんな会場で増えていますね。



自宅警備隊フルメンバーでの作戦遂行。タコはコミケ冬で女性隊員のシューティングポーズを
見損ねたので今回はウレスイ。今回は自衛隊のメカMIKUも装備?部隊員?に
加わり壮絶な戦闘風景がTDCに展開。

夜のTDCに赤い傘をさして、窓付き出現!シュールな光景Death。

(文章作成中。。。)


Zollmen スペースガイ56

2012年01月14日 | インディーズソフビ

 スペースガイ56(イソロク)のヘッダー。スーパーロボット、スーパーカー、駄玩具や超能力など
小学生の消費宇宙にとっぷりと浸かって覚醒した主人公が描かれる・「きみの ぼんのうが
イソロクをうごかす!」そう、56のパイロットはヤツを手にした煩悩まみれのキミだ!

スーフェスも終わったのですが、その後いくつかイベントもあり、手のあいた時になりますが
随時紹介していきます。
寒いので、居る場所は温かくしてますがマンパワーが落ちるにゃー。
皆さま風邪をひかないでください。自分はかろうじては回避してますが
どうも長引くタイプのようです。特に夜更かしは最大の敵ですぞ。

というわけで今回はZOLLMENさん関係。上のソフビは11月に紹介したモンベモンですが、
モンベモンの名付け親のヒトがイメージイラストに描いていたスーパーメカ、スーパーガリー
というのがオリジナル設定で存在しています。それが今回のモンベモンの販売で
おまけについてたりしないかな~とか思っていたんですが、
いつもイベント会場でお会いするヒトがタコブログを見ていて、昨年末のパチサミのときに
「調べたら、こ、こんなのがあったんですよ!」と贈り物にいただいた。

スーパーガリーの元ネタとなる実在でオホーツク海を航行しているガリンコ号ⅡのチョロQ!

チョロQはこんな機体もいつのまにか製品化していたんですね。映画の車両や特殊車両モノの
時はタコもチェックしていたけど、びっくり。大概、このガリンコ号の底部は氷の中に沈んでいる
写真しかないんですが、こんな感じになってます。やはりドリルというかスピンドルみたいな
回転する刃で流氷を欠いて進んでいるんだな。構造がおぼろけにわかる。

このまま特撮映画に出てきそうですね。こんな船で移動して居たら流氷に乗っかった
カップルのモンベモンに出くわして、とかストーリーも膨らむ。いただいた方がはじめこれを
出してきた時は、ああモンベモンに非売品のオマケとか、やっぱりあったのか!?と
一瞬思いました(笑)。
ほんとに貴重なものをご提供いただきありがとうございます!モンベモンといっしょに
飾っております。

続いて昨年リリースしたZOLLMENさんの受注製品、スペースガイ56(イソロク)。
メディコムさんの記念誌で発表・購入できた限定品でもあります。

現物を見て(といっても昨年夏のワンフェスメディコムブースでも
すでに現物を見ていたんですが)驚くこのデカさ。
同じZOLLMENロボットキャラクターのマッドバロンとこうやって並べても約1・5倍。
このマッドバロンはまんだらけさんで一昨年販売したZOLLMEN×まんだらけ限定
カラー「ぼくが~やらなきゃ~だれがやる~」ヒーローのカラーver.です。

マッドバロンもですが、今回の56はさらにスケールも伴ったことで、
昭和のおもちゃの無暗にデカいヌボーッとしたポリ感もサイズでよく表現できています。
EXOHEADさんの造形の特徴である、胴太で手足の先が細いコミカルなテイストが
よく活かされている造形物ではないでしょうか。
イソロクという名前も、昭和の頃にまだ戦中世代の作り手もいたであろう
アニメやおもちゃ産業に従事する関係者が自分世代の戦いへの高揚感を
スーパーロボットにも価値観としてつい植え付け、子どもたちに自分らの時代感を強要してしまう
「ズレた感覚」をそのまま体現しているようです。
「魔神バンダー」の最終回ではSFなのに、特攻シーンで「きっさまとおれと~は~♪」と
「同期の桜」が流れていたそうですが例えるならそんなズレですね。

そうであれば原型師のEXOHEAD氏やZOLLMENさん特有のブラックユーモアなのでしょう。
昔のロボットアニメは作り手の「自分ら世代のおとし前」のつもりなんだか、
最終回で特攻とか、ほんと多かったですね。この56もそういったコンテンツを消費してきた
世代から出てきた作り手が再生産した「自分らなりのおとし前」をつけたプロダクツ
なのかもしれません。



マッドバロンよりも、グーパンチでちょっとたのもしいけど、やはり何かこころもとない。
ZOLLMENアイテムのスーパーロボットはちょっと見、たよりなさそうなところがまたミリキ。
でもマッドバロンは、フェイスガードがとれるギミックがついてるけど、形相から想像するに
たぶん制御不可能になって凶暴化するんだろうな。

 細かく見ていくと、足のブーツのところにナイフを装備していたり、乗用のタラップがあったりと
設定をフルディティールとして盛り込んでいる感じ。ナイフは何かと戦うための、少年期永遠の
武器。ベルトも80年代のメタルバンドのヒトが着けているみたいなギザギザモールドが
入ってます。スーパーロボットがまとう少年期の煩悩を表出しようと造形作業がどこか偏執的
ですらあり、見ていて笑ってしまいます。
カラーですが、これはア●トロ◎ンガー風のカラーですね。それか昭和のアニメ会社、ナ◎クの
作るアニメってこういう青基調に三原色をぶち込んだ機体カラーのロボットが多かったような。
当時一世を風靡したダイナミック系ロボと比較するとやや地味めな、今古道具店などでゴロン
と転がっている得体の知れないロボのおもちゃ、といった面持ちを再現したような、作り手の
気分も伝わってくる感じDeath,



バックビュー。何か戦闘機と言うか独立した飛行ユニットと合体するプロセスがある感じですね。
顔の部分はフェイスガードで封じられているんですが、後頭部でしっかり留められている
(一体成型ですが)このマスクが外れるといったいどうなるんでしょう。
昭和のアニメは主人公メカでも、主人公でも口を隠したマスクをしているキャラが多かったです
ね。そういう細かい懐かしのロボットアニメのアイコンをあちこちに配置して作られたのが
この56なのでしょう。思いだすと、アメフトが人気の時代は顔がヘルメットになって口元が
隠れているスーパーロボットもありました。



今回もギミックありました。
上半身を上にスライドさせると二重になっており、内蔵メカの部分が
ガバッと露出し、その中の空洞部分に、ヘッダーにも描かれている
少年が!座禅を組んでおり、56に思念波を送って操縦中!

胡坐をかいてるポーズから見て、インド系のタオイズムなどもからんでいる操縦法のようです。
同時に内臓パーツが見えるのはEXOHEAD氏のデビュー以来根底に持つ贋サイボーグ
という造形志向が今回も製品の中に垣間見えるといってよさそうですね。


 

 足にもローラースケート。ブーツに勝利のVマーク!とにかく全身にぬかりなくジャリカルチャーの
アイコンがちりばめられている56。
しかも主流だったダイナミック系でなく、当時子どもから見ても外様感のあったアニメ会社の
ロボットのイメージアイコン、70年代のロボットコンテンツビジネスのヤレにあたる部分のみを
あえて抽出・結集したテイストが、「普通のモノはつくらない」作り手の
強固な極北標榜の意思表示にもなっているように見えます。

昭和の頃、ガンダムやマクロスの台頭に代表されるリアルロボの潮流に一度は
淘汰されてしまったヒーローロボットアニメなんですが、
リアルロボ主流の80年代に入っても、そういう作り手が意固地に70年代と同じような方法論で
作り続けている時期もありました。
子どもたちもそのズレた感覚に当惑しながらサンライズアニメなどと並行して
視聴していた頃があったんですが、56は、EXOHEAD氏の几帳面な造形の中に
その頃の意固地な70年代的空気を引きずったアニメにもあった
ビジュアルアイコンをふんだんに放り込んだ印象もあり、ソフビでこんな所を標榜するかい、
というおかしさからプロダクツとしての独自性を放っているということではないでしょうか。

昭和70年代後期くらいにさまざまな大人たちの作り上げた無数のジャリカルチャーに
搾取された子どもたちの煩悩がこの56のヌボーッとしたボディにスーパー装備として随所に
狂い咲きしている格好Death。
スペースガイ56のボディをスライドするとそこに居るこの少年は、
ココロの中に小学生くらいの子どもの煩悩を今も抱えつつ、
夜に昼にソフビだ怪獣だと騒いでイベント会場やネット上をひみつきちにして
祭りを再生産・継続している我々自身の姿なのかもしれません。

 


コミケ81⑤デカルチャー!編

2012年01月13日 | コミック・アニメーション

 

スーフェスルポもひと段落したので再びコミックマーケット81のルポに戻りマス。
またまた年末のカオスに引き戻される。

うーん、なんだろう、暮れにあのサムイ中でひたすらコミケ会場で動きまわってた際も
それなりの寒さだったろうにまったく体感してなかった。
すっかり正月明けて日常に戻った今になったらこの寒さを実感できるという不思議。
マジでここんとこサムイですよね~。スーフェスの朝売りに行く時も寒さは感じてなかった。
年に何回も発揮できない持久力ってヤツでしょうか・

たぶん演じるレイヤーさんたちもビッグサイトまで行ってカオスなコミケの祝祭空間の中に
とっぷり入りこんで演じていた時の体感温度は、夏みたいにパッションがもたらす
温かさに包まれていたのではないか!。。。と、仕事場で正月過ぎた今でも雑煮を作って
炊き出し係をやっているタコは思うのデシタ・

年明けのこの心機一転、根拠なく、何でもできるような気がする、無暗にプラス志向にカラダが
みなぎっている現在のおとそ気分のまま、1年ハイモチベーションで走り抜けたい感じですネ。。。
てなわけで③のプロトカルチャー!編に続いて再び萌え系コスプレを。

 

 

「ハッ!」平沢唯。



メガホンがアクセントになっていた2人。

 

ビッグサイト内の食堂メニュー。しかしおめあての同人誌やグッズ、絶対見たいレイヤーさんを
見るためにはおあずけじゃ!



「まだ、ハンドガンがある!」とってもシャープな表情でクールビューティーなゆりっぺ。いいな~。

「わたしはわたしの好きなようにやっていくだけよ、これまでだってそうだったし、
これからも変わらないわ!」でも自分の想いのままにふるまうそんなゆりっぺだけど
SSSの連中はなぜか皆、振り回されながらもついていってしまうんですよね。



ゆりっぺが出てきたので天使も。シングルで演じていた方。

「勝者には褒美を。。。敗者には罰を。。。!」

残酷な運命に翻弄されながら肉親や友人を失い、己のままで居たいと願うべく一人戦う
「BLOOD-C」の更衣小夜。
決まってますね。
本作はちょっとクトゥルーの邪神伝説や諸星大二郎テイストも漂っていて、伝奇系好きには
ピピッと来たハス。最終回の小夜VS忠義とのチャンバラはものすごかった。魔物の襲撃シーン
などバイオレンスシーンはあまりにも過激すぎ、TVではカットされまくってしまったので、
完全版でいつかは見たい。
このレイヤーさんもキャラへの想いがこもって抜刀の際も気迫が漲っておりました。

囲み撮影になってとっても人気だった魔界天使ジブリール。



ストライクウィッチーズのペリーヌ・クロステルマン。

 ネギま!?の神楽坂明日菜。これは劇場版のネギ眼鏡ver.だったカナ?

2人のコンビネ―ションが本編顔負けでいい感じだったのでせっかくコミケに来たんだから
是非囲みに、とワイワイやりながら撮ってたら、あっという間にカメコで囲まれてしまいました
とさ・な、とらドラ!のお二人。とっても楽しそうでした。



ほむほむ。持っている銃が面白い、「100円ショップで見つけたんですよ~」っておっしゃってたけど
ムクの成型品だった。実はコスプレ用具としての購入狙いで作られたんじゃないか?
何か未来から持ってきたパルスライフルのようですが時間を自由に扱うほむほむなら
スカイネットと人間のパルチザンが戦ってるセカイからも持ってこれるかもしれん。
思えばあのサラ・コナーも実はQBの呪いをかぶった魔法少女の一人だったりして。

このほむほむの銃は電動でカタカタ鳴りマス!写真では音が聞こえないのですが、
会場に鳴り響くカタカタ音がかわいかったです。まどかワールドはほむほむが火器を持ってるし
マミさんもマケット銃を持っているけど、武器があるほうがやはりポーズがキマります。いろいろ
身の回りでコストも考えて小道具を調達するのに知恵を使っていて、「こんなのがあったの!」的に
その成果を見るのもたのしい。
まどかのオンエア後でコミケのコスプレが奇跡的に長モノや銃の使用許可が再び下りたのも
魔法のおかげか。年に2回しかないお祭りだから構想通りのポーズを皆、決めたいですものネ。

 ほむほむとマミさんで、お菓子の魔女を囲んで攻撃開始。

ちょっとガールズバンドのスナップっぽい感じに撮ってみたくて
こちらが高いとこに登ってみました「ゆるゆり」。

【Shock Wave/Cathedral(Black Sabbath cover.)】

アルバムは持ってるけどうぷ主に感謝。このカバーアルバムはいずれ90年代当時の
DOOM METALの曲者ぞろいでBlack Sabbathの原曲よりも音のゆがみ具合が、
いかにも好き者が好きにやりましたという感じで極私的嗜好ですが、めっちゃ好き。

http://www.youtube.com/watch?v=o-RkFTPgqmI

【Snowblind/Sleep(Black Sabbath cover.)】

http://www.youtube.com/watch?v=cMusiMxTNeM&feature=related

【Hole in The Sky/Confessor(Black Sabbath cover.)】

http://www.youtube.com/watch?v=NmMHd9pEYpk&feature=related

【Solitude/Cathedral((Black Sabbath cover.)】

http://www.youtube.com/watch?v=idpXRJxIS6Q&feature=related

【Into The void/Black Sabbath(Original)】

http://www.youtube.com/watch?v=W69DwrXkjgw

【After Forever/Black Sabbath(Original)】

http://www.youtube.com/watch?v=fkmyZ8juZWw&feature=related

 (コミケルポ゜その⑥につづきます)


SkullHeadButtジャングルキング

2012年01月12日 | インディーズソフビ

 

 

スーパーフェスティバル58のマーミットブース、朝売りのサプライズアイテムはこの
「ジャングルキング」!(Skull Head Buttさんの製品)。
寒風吹く早朝の会場で卓上にヤツが登場したら「またゴリラ!」「何者?!」と
どよめきが起こったアイテム。
 
タコも朝の物販の抽選番号がヒトケタ台だったのでなんとか入手。
今回は眠い目をこすって行った甲斐があった。。。今回紹介する黒いジャングルキングは
タイプA。もう一体のタイプBは少し明るめのブラウンのブラシワークで部分的にメタリックブルー
が吹いてあるもの。

漆黒の天幕の向うから鎖に繋がれて聖林の都会で見世物にされるコング!
浴びる報道陣のフラッシュに興奮して次第に我を忘れ、制御不可能になっていく
暴走寸前の密林の覇者!神秘の巨猿は大都会のジャングルに解き放たれた!



猿モノの映画に詳しいヒトなら、ヤツの顔を見てすぐ連想するのは33年版の
人形アニメによりギクシャクと動いたあのコング。プリミティブな特撮ながら当時トーキーの
映画がまだ普及して間もないころの観客が全世界で驚愕したコングをイメージした
プロダクツとして作られたように見える。そう、荒々しい造形ながらそこに原始の未知の
パワーがみなぎる33年コングは永遠の野生のヒーローだ!
このジャングルキングはそのコングのイメージをもっとも受け継いだオリジナルゴリラソフビと
なることだろう。



顎が前方に突き出した造形も、人形アニメのコングがもつ造形のクセをそのまま
受け継いでいる気配。顔もただ凶暴一辺倒で押し倒すのでなく、どこかコミカル。
ソフビでなくラテックス製だったら中に骨格を入れて人形アニメ映画が撮影できそう。



ゴリラは顔の輪郭で陰影がはっきり付くので、手にとって見ると、角度によって
表情が獰猛だったり、哀愁が漂っていたりします。

プロポーションはゴリラアイテムの中でも意外にリアルに見える。
この通り手も長いです!

今回販売を行ったマーミット社の赤松社長も、33年コングはある程度映像ソフトが
普及してからの視聴という。タコも確か80年代頃にTVで見たのが最初だったカナ。
よく親父に、一番子どもの時に見て驚いたのは33年のコングだ、と聞かされながら
育ちました。当時の「映画の魔法」がもたらした衝撃はあまりあるものだったことでしょう。
しかし今回のSHBさんのアイテムを販売することに決まった際、マーミット赤松社長の脳裏
に去来したのは造形的に武骨な人形アニメーションのコングをフルに
ソフビプロダクツに置き換えたアイテムとして昨今インディーズソフビのセカイを席巻する
数々のゴリラソフビの中でこのジャングルキングはちょっと異彩を放つ存在感を放ち、
埋もれないゴリラアイテムとなるのではないか、という想いでした。

朝の物販会場でも、あたかも33年コングのNYのシアターで捕縛されたコングが興業師の
手により披露され、人々が息を呑んだ場面そのままの盛り上がりで、その想いは裏づけ
られたのではないでしょうか。

武骨なボディの中に生へのひたむきな執着を秘めて魔境の密林で獰猛な恐竜たちと
はてしなき闘いを繰り広げて生存してきた、ジャングルキング。
その瞳はつぶらでどこか未開のセカイに取り残されたものの物悲しさも映しだしている。

しかし一番星のモンキーマン、ぶたのはなさんの「ゴリラ」、HSさんのゴリラ獣×メカゴリラ獣、
製品未着ですがターゲットアースさんのロボットゴリラ、そしてこのSkull Head Buttさんの
ジャングルキング、細かいところではマーミットさんのパッキーやZOLLMENさんのメゴなど、
まだまだゴリラ&モンキーモチーフのプロダクツに取り組むソフビメーカーのリリースは続きそう。

なぜここまでゴリラアイテムが増えたのだろう。売れ線のモチーフというのでもない。
思うにこれはいわゆるブームではない。大括りでいってしまえば、猿こそがおもちゃである
ソフビという表現素材が持つ永遠の造形テーマなのだろう。
しかしその多くが、それぞれにイマジネイティブの源泉を持ち、微妙に立体化するネタも
巧い具合にかぶらないところでの棲み分けにもなっている。国内外に一定数存在する
ゴリラソフビファンにとっては毎回リリースアナウンスがあったときに新鮮味を感じ、
各社のプロダクツを見比べても楽しめるムーブメントとなっているのではないでしょうか。


イルイル ゲルツ×流星のペピー

2012年01月11日 | インディーズソフビ

スーパーフェスティバル58で販売されたイルイルさんの「頭脳兵器ゲルツ」と
「流星のペピー」。開場以来たちまち行列ができた本2作。

パストフューチャーTOYとでもジャンルづけられそうな、妄想でいつか見たような未来の日本で
こんなおもちゃが売られているのではないかと思える製品とそれを飾り立てるパッケージ。
これぞその名の通り、パッケージングで見る者の脳を刺激する「頭脳兵器」だ。
しかし何度見ても凝ったパッケージデザインですよね。

それもそのはず、イルイルさんの本業はパッケージデザインやカタログなど
商業紙媒体の製作、DTP関係というのカナ?なのだから。
一種の意匠フェチズムというのか、自分の妄想の中に存在する昭和レトロフューチャートイを
ソフビと外装ともども実体化させたのが昨年2011年のデビュー時に発表した「ネオゴリラ」
「トキオ」、そして今回発表した2作なのだろう。

人を食ったような名前でイルイルの立ち位置を体現する「アーバン怪獣」なるミニソフビも
昭和の頃に吊るしで駄菓子屋に売られていたよくわからない駄玩具を思わせる。
こういう駄玩具メーカーで昭和当時も現場に1人くらいはいたのだろう、
美術学校出の若い原型師がむやみにはりきっちゃって手に取る子どもさんそっちのけで
芸術してしまい、妙~にモダーンなモノが出来ちゃったのがこのアーバン怪獣、ってところカナ?

とにかく、自分の世界観をソフビとパッケージ製作という手法で表現したのがこの一連のイルイル
プロダクツなのだろう。

すでに2度、インディーズソフビメーカーとして東京に出現したイルイルとは何者なのか?
ブースに居たイルイルさんと、自身のプロダクツやイルイルというメーカーに関して、
お話を聞く機会が得られた。



今回の「流星のペピー」はパッケージもファンシー玩具風の仕様にこだわって、ビニールのベルトを
取り付けて子どもが持ち歩くバッグのような仕様になっている。こんな感じでおもちゃ屋の店頭に
吊るってあったおもちゃ、あったね~。子どもが手にしているので、売っている時の
ワクワク感を漂わせた状態でいつまでもいない・がゆえに放つ輝き。
なんともはかない存在です。
中身のソフビもですが、包装パッケージもソフビ本体といえるでしょう。



イルイルアイテムのパッケージへのこだわりは、平たく言ってみれば
おもちゃがもつ装丁の放つ当時の輝きと、いつか所有者である子どもたちが成長した時に
過去に置いていくという、おもちゃが特有に放つ時代の輝き、過去のものになる残酷さ、
はかなさやメランコリック感を現代のDTP技術を駆使していかに纏わせるか。
その点にフルで創作モチベーションが発揮されそこに手に取ったお客が共振し、
心揺るがせているーーということなのでしょう。

そしてプロダクツであるソフビ自身。
アイテムを会場で直に見てわかったのはペピーは手が外れてチェーン状に射出できる設定と
なっている。カワイイ顔に合わない好戦的なギミックも何かギャップを狙っているふしが。
ライオンのエンブレムを彫刻したベルトとか、むやみに昭和の原型師さんが張り切ってしまい
ました的な変態バロックムードも随所に刻まれて当時物ソフビにありそうな「やりすぎ感」を表現。
遊び心の産物、というよりはいたずら心という感じか・

そのバックには「原作」と呼べる読み物もあるらしい、流星のペピーとは一体何者なのか?

イルイルブログに掲載されていた現物「流星のペピー」、「ほしっこペピー」の表紙。
「まよいのもりの おはなし」。
たぶん流星のペピーが原作本で、ほしっこ~の方は幼児向けにわかりやく表現された
絵物語のように見える。痛み具合から見てかなり古い本のようだ。

中身は白紙。「なんだこりゃ イルイルに半年かつがれた!」

ほんとはこの記事をイルイルさんが一年ごしで仕掛けた冗談に載って自分もこの事実は
隠したまま書こうかと思ったのだが、非常におもしろけしからんので、真実を暴露する。

イルイルさんのブログに今回のペピーやゲルツの製作情報が初めて掲載された
時にいっしょにアップロードされていた画像をソフビファンの人ならおぼえていると思う。
そう、上にも現地撮りを載せた読み古したヨレヨレの「流星のペピー」の単行本。
ああ、こんな作品が実際、昭和の頃にあって、イルイルさんが思い入れがあってこのアイテムを
作ることにしたんだろうな、と普通思いますよね。
上の通り、今回ブースに持参された「ペピー」の単行本は白紙!

イルイルさん「そんな作品があるように見えるよう、表紙だけですが作ったんですよ」

イルイルさんがこの表紙に書かれている作者の人の所在を調べて、コンタクトをとって、
相手を必死に拝み倒してペピーをソフビ化(気難しい、ペピーを過去に描いたことを
自分の矜持にして難色を示しているおじいさんや、あるいは事情もわからず
取りつくしまもない状態の遺族のおくさんを勝手に想像。)版権許諾をもらっている
経過など勝手に想像していたんですが。
だからなかなか販売決定にまでこぎつけられなかったんだろう、と思ったんだけど、
一方で、タコはタコで長年、色々妙な昭和の漫画本とか見てきたのに、それでも全く
出くわさないでいた、またはタイトルも聞いたことがないものがあるんだろうか?と
疑問視している自分も居たり。
ネットで検索しても、「流星のペピー」なる単行本はイルイルブログしか
ひっかからないし、すべては結局、今回のスーフェスの開催まで堂々巡りなままだった。

正直自分も、あまり知名度のない作品がソフビになった時は「これが元ネタ」とブログに
画像なりなんなり見つけてきていっしょに見せながら紹介するのが楽しみだったん
ですけどね。マニアってそういうところあるじゃないですか。
それにしてもイルイルというソフビメーカーさんがそこまで夢中になってわざわざ
ソフビにまでしたくなるこの、このペピーという作品は一体どんなストーリーなのだろう?
それをちゃんと知っていて、うーん懐かしい、とペピーのソフビを買いに行く人間も
いるんだろうか、と。


イルイルさん「それっぽい紙を用意して、痛んでクシャクシャな感じの装丁にわざと
作ったんですよ」。

ああ、かつがれた。さすがDTP関係熟知してるだけあるな~。
「ペピーの本をほんとうに探してたんですか」イルイルさんも笑ってました。

今回スーフェス会場で声をかけてくれた人が「ペピー」の話になったん
ですが、「僕も気になっていたんですが、あのブログの本ですがイルイルさんの作ったもので、
作品自体、本当はないんじゃないですか?」と、微笑みながらもやはりフェイクの気配をすでに
読み取っていたり。

そもそも、おかしいと思ったのは、ペピーのソフビ製品が完成したときに、
そのペピーが本の表紙に描かれているキャラと似ていない。
頭も隕石風パンチパーマだし、ボディも絵にあるような人間風じゃなくて
デフォルメされているし、ギミックもサイボーグみたい。
ほとんど別物。これならパチソフビとしてすっとぼけて作って売ったって問題ないじゃないか。
イルイルさんが版権を苦労してとった(とタコは当日まで思い込んでいた)意味は
ないんじゃないか?

隠居の身にある版権所有者が「ペピー、ああ昔書いたなあ、君がソフビにしたいって?
でも仕事で書いたんだしソフビの監修といってもよく覚えてないんで勝手に、好きにやって
ください」とでもイルイルさんを突き離すような消極的な口調ながら許諾してくれたのだろうか、と
またまた脳裏に疑問が錯綜した。
しかし一個の版権インディーズソフビが出来上がる
プロセスをそんな感じでつらつら妄想していた自分がまた楽しかったりもしたんだが。




イルイルさん「今回のペピーについては、昭和の版権おもちゃによくあったことを意識して
います。オリジナルに似ていなかったり、おもちゃの作り手が勝手に自分でイマジネートして
作ってしまいました、または原作のビジュアルとだいぶかけはなれたものになってしまいました、
的な感じを出したかったんですよ」それでこのデフォルメに隕石パンチ頭、手はチェーンパンチ
という異形になったわけか。

ナルホド、そのために作ったフェイク単行本なわけですね。さきに本がアップされていたことで
ソフビを手に取るお客も本の表紙とのギャップを楽しむというか。シアトリカルに手がこんでる話。
そもそも昭和の時代は現代よりも版権管理が曖昧で、おおらかだったから
ライセンスモノなのにオリジナルと見まがうようなコレジャナイ感をかもし出したおもちゃって
結構ありましたよネ。年始にタコブログに載せたカメーバのソフビもまさにそのクチ。
そしてそれが後の時代になって見るとまたイイ味になっているのだけど。

イルイルさんはそんなところまでパストフューチャーなおもちゃ感を演出したかったのか。
ソフビになったイルイル妄想脳内児童文学の「ペピー」はそんなパッケージフェチズムと
昭和おもちゃの持つ神話的要素から転げ落ちたヤレ文化を深耕しオリジナルとして
再現した、「本体だけでなくその製品の出来上がったバックボーンまでも全部自分で
作りだした」妄想自家消費的プロダクツなのだろう。ハイクオリティながら、なんとも屈折した
愉悦の産物ではある。

とにかく、「元ネタが実在しないけどパチソフビ」っていうアイテムは初めて見ました。

 

ゲルツも背面の顔と中の電子頭脳パーツが別分割なので、中で合わせて後頭部も
別の顔として見ることができるギミックをが付与されている。

パッケージについて。
イルイルさん「ネオゴリラやトキオの時はそれほど自分の製品を作る上でキャラクターの
設定などを細かく考える余裕もなく、とにかく形やパッケージを作ることに熱中したのです
が、今回は流れもわかったので、箱に書くキャラクター設定を考えるゆとりも少しあったかと
思います」。

日ごろ商業印刷で細かいパッケージ類やカタログ製作を手掛けていると、ふと、こんな
「この世にない妄想の商品」を実体化させて、脳内の設定を込めたフェイクプロダクツを
作ってみたくなるというのもあるんだろう。イルイルさんの本業とこのソフビTOYづくりというのは
脳内で相互にフィードバックしあっている存在なのかもしれない。

 



ラーメン博物館とか、レトロアミューズメント施設にこんなポスターがありそうなアーバン怪獣の
バックシート。こんな商品に隠れて見えないところにまでむやみなこだわりを見せるイルイルさん。



REAL×HEADの森かつら氏もイルイルさんのブースを訪問。ゲルツを感心しながら
手にとっておられました。

イルイルさん「実際にメーカーとして活動してみて、去年もこのスーフェスでの販売以降、
海外のショップさんやメディコムさんでの販売品なども間に作らせていただいたのですが、
いつも全力でやっていても、本当に時間がかかってしまいます」という。特にパッケージ
にもこれだけ全力を傾注するとなると凝り性なため、確かにそうなることだろう。

「今後はその1年ごとに出すアイテムを区切って行く感じで次に進み、今いろいろと考えている
アイデアを毎年ソフビ製品として発表していけるといいんですが」
年1ステージという感じですね。

きになるこれからの新イルイルアイテムの販売予定ですが、
3月下旬に大阪日本橋のジャングルさんの主催でソフビの物販イベントを実施する予定があり、
関東・関西のソフビメーカーさんに集結してもらう予定だそうです。
今回のスーフェス会場でもメーカーさんに声をかけており、イルイルさんも会場で参加を表明して
いました。今度はイルイルさんの地元での販売で、少しリラックスしたお客さんたちとのひとときを
過ごせるかもしれません。
このほかメディコムトイさんのほうからも昨年秋のネオゴリラと
トキオの販売のように限定品として今回の新製品が販売される機会が得られることになる
でしょうね。今回の盛り上がりを考えると当然ながら。

これだけ手が込んだ作りのアイテムとなるとなかなか増産が難しいでしょうが、
反響もあるだけに販売の機会を多くして、今回のプロダクツもソフビの好事家になるべく
行きわたり、それこそイルイルというソフビメーカーがレトロクラシックな存在となるまでに
長く愛好されるといいですね。


スーパーフェスティバル58その④

2012年01月11日 | イベントルポ

 

投稿規定写真枚数を超えちゃったので遅くなってすまなんだ。
スーフェス当日の雰囲気が少しでも伝わるといいかな~。てなわけで今度は
ソフビ以外のいろんな催事や映像関係の出展などご紹介。まずは朝売り風景。
寒そうでしょう。

マーミットさんは福袋販売に加えて ジャングルキングの出現に、朝売りのお客さんたちは
一同騒然。
一時はスタート前の売り場に囲みができて赤松社長へ
サクごしに「その猿はいったい、なんですか?」などと質問したりなどの風景も。
新春早朝の身を切る寒風さえも吹き飛ばすトイフリークたちから立ち上る怪気炎、
カオスなスーパーフェスティバル58の幕開けだ!

アートストームさんのタッコング。軟体生物の質感がいいですね。

あのお店はスーパーフライを無事発売。ソフビメーカーさんでも買っている方が居ましたYO。

 葛飾のご当地ヒーローもファイティングポーズを決めていました。

自分のお店のオーナーを絵柄にしたTシャツとか、Tシャツを初めてリリースした時の
うれしかった自分たちをTシャツにしたりとか、シュールなアパレルメーカー、STASCMさん。
名前は洋画でリメイクもされている某変形スーパーロボットアニメのキャラから来ています。

映画で突如一条寺烈が復活!てなわけでメガハウスさんからギャバンのアクションフィギュアも
再販。

海賊戦隊のおかげで東映関係の懐かしのスーパーメカもぞくぞくTOYで復活の機会が得られた。
昨年は戦隊者にとっては楽しい一年だったと思いマス。

おなじみ、レゴでスーパーメカを作る神業サークル、ギムレットさん(Hard Pop Cafeさんの
ブース)の新作は超時空世紀オーガスの汎用モラーバー・イシュキック、宇宙鉄人キョーダインの
グランカーとスカイジェットのGoGoジェット状態。

 

カエルや人体の解剖フイギュア。

自分の一番、おきにを探せ!
知人たちのイベントでの成果をご紹介。表情がとってもキュートなジャイアンツの当時物
マスコットドール。

これもショップやイベントでよくお会いする方の収穫。
値札よりも負けてもらったというボウリングをする女の子の人形。いいな~。
YODAさんも見かけて、気になってたそうです。



これはタコの収穫。ロボコップ・ジ・アニメイテッドに登場するオリジナルロボコップのTOY。
犯罪者と市民の見分けがつかない警察ロボED209と
ヤク中のボスの脳を移植したロボコップ2(ケインモンスター)を混ぜたような
ビジュアルがたまらん。LOOSEでもこういうのは持っていられるとうれしっ。

ケインみたいに頭部のカバーが開いて、テンパってるヒトが見えます。
「おもしろいから、ジ・アニメイテッドも機会があればぜったい見ろ!」と店主の外人さんに
言われました。実写TVシリーズもおもしろかったですものね。

ダイナミックコグマさんが大東亜圏から引き連れてきたあやしいおもちゃ。

 

今回の目玉のひとつはこの軍人さん「相棒」。地面といっしょに兵隊さんと軍用犬が
点滅、ミステリー走行して得体の知れない勇壮なBGMを掻きならしながら周囲を掃討して廻る。

マウント工房としてペイントし各社に用意した品も午後になって無事旅立っていったのを
見届けた努さん。
前のルポでお見せした、努さんのライブペイントが完成しましたのでご披露。

ウルトラマンA対超獣ベロクロン!
「昭和の頃の子ども向け読み物に描かれている図版のような雰囲気を目指した」とのこと。
Aの表情が男女が合体したヒーローとしてやや中性的に描かれているのも芸が細かいですね。

 さらに、今回は持ち前の電動スキルで内臓ギミックを徹底改造した日東ガッパを新たに
繰り出した努さん。
オリジナルのキットは歩くだけだった(初版は羽根が動いたらしいけどその後の生産
ではオミットされた、と努さんの説明)のを、羽根と腕が連動して動くように改造。迫力のある
前進パフォーマンスができるようになった。目もムギ球が仕込まれ、爛々と光るぞ!
お客さんたちが懐かしそうに見て、努さんに声をかけて改造ポイントなどを尋ねていました。
昭和ごろに生まれた怪獣ファンならリモコンでもゼンマイでも、一度は日東のプラモなら
組み立てたことがありますものネ。正月とか、よく親戚の家で作って遊んだなんて思い出も
あるのでは。

怪獣戦車も再登場。今回は努さん自身の筆で描かれたイラストも拝見させていただいた。
これはカッチョイイですね。

韮澤靖さん関係の出展、造形家とのコラボレーションマスク展示やサイン会もたくさんの
人だかりができました。このサインは小学生くらいの男の子に撮らせてもらったもの。
次世代のクリーチャーファンがまた生まれた瞬間かもしれません。