KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

ワンフェス2012夏/ソフビ四

2012年07月31日 | イベントルポ





ワンダーフェスティバル2012夏の会場風景ソフビその四death 。

こちらはイラネナさんのブース。今回はCard Kaiju にちなみ、キューピーカラーによるエッチ、メトロカバヤン、ベータラスがお目見え。







シラハマバイキンさんのkumon。









Rampage toyさんのブース。イラネナカスタムのアグリーユニコーンは
目にブライスのものを使用しているそうです。

Grumble Toyさんのプロダクツである鳥くんが以前からほしかったのですが、
なかなか国内では買う機会がなかったところ、今回Rampageさんが
塗装したカスタム版があったので購入。
昭和ごろにあまり映像資料などを見ないでウルトラQのラルゲユウスがおもちゃ化
されたらきっとこんな感じになったんじゃないかと思います。
Rampageさんご本人も「キモカワ!」とおっしゃっていました。
キュートな塗装とあいまって、とてもいい感じの個体が手にできました・
そうそう、あの同じ原型師さんの作った猫もかわいいですね。
以前アマプロのkeyさん造形で発売されたマンモラーといい、Grumbleさんの
キャラクターデザインセンスや造形はどうも自分のツボです。

そうそう、ちらっと伝え聞いたんですが、8月に開催される神奈川の江ノ島コミック
コンベンションにインディーズソフビメーカーさんが
何社か出店を表明しておられるようですね。
このイベント自体、自分も詳しく知らなかったので
この記事を書いた後であちこち検索してみようと思います。





上はルルベルジャパンさんのブースで見かけたお品。
最近よく一品モノのパーツとしてモンスターや
オジサンと部分を交換しあっているシワシワで不気味なベビーのソフビ。
部分部分で見かけることが多かったけど、正式なボディだとこんな感じなんですね。
そして下はLASH氏オリジナルキャラ、SLUDGE DAMONの頭部がついた
モンスターのカスタムアイテム。












塩ビでファンタスティックなアイテムをプロデュースする
ズーモスさん。今回はNerdoneさんと合同でメトロイド関係の
アイテムを2ブース当時販売してゲームファンの来場者を盛り上げました。



アトム・A・アマレスラーさんのブース。
今回はスタンダードアイテムでの限定アマサンシャインが
諸事情から間に合わなかった模様でした。




ひとりげんしけんこと、Dr.Strange Toysさんのブース。
「月爪獣」ミニソフビの「時骸」に続くオリジナルモンスター
シリーズが発売を目指して製作進行しているようで、今回原型が展示されました。
月爪獣は某虫愛ずる姫君のアニメに出てくる虫を思わせる姿でしたが
今回は某人類補完計画の、空から来たアイツらを思わせる、巨大な口が開き
左腕は天使の羽根のような形状をしております。
何かこの粘土状態が石像風に見えて、しっくりくるヤツですね。

たしか当初、月爪獣からスタートしたこのソフビシリーズは
怪物が9体(10体だったか?)いる設定だったと思うので
徐々に製品化されていくのでしょうか。







Nerdoneさんのブース。こちらでもメトロイド関係の製品を
販売。ベビーメトロイドはブルーのが新カラーのようです。
ほかにもLamour Supreme氏デザインのフィギュア、塩ビステレゴン
などを展示販売。











終日にぎやかだったブラックラビットさんのブース。
カワイイもの大好きな女の子にも大人気の様子で、
ソフビのお客さんの幅を広げているメーカーという
印象がありました。カタカナ表記に変更したのカナ?
今回もこのメーカーさんでは伝家の宝刀になっているマジョラーのほか、
特殊な塗装方法を駆使しソフビペイントの限界にチャレンジ
しておりました。






A.S.O.さんのブース。ガバラのソフビ、口開き、口閉じ、イメージカラーなど
バリエーションをいろいろ展開してました。









原型を担当したMAXTOYさんのネゴラがとても人気となり、
怪獣のコワイとカワイイの間を往来するセンスの造形テイストが
着々と認知を広げているtttoyさんのブース。

今回は指人形タイプのミニソフビ三種を販売。
リルボットの設定下で新たに溶接マスクのような仮面をつけた新キャラが登場。
またガチャモンに以前入っていたバイオメカノイド系甲殻エイリアン、
ハウニヴのディティールをマイナーチェンジして販売。後部のバーニア部分の
形状が今までのと違っているようです。
このキャラは今春発売されたメカネゴラのフライングソーザー部分に似ており
マキノさんの有機的なフォルムによるメカ造形表現の共通性が見出せる感じですね。







アトリエG-1さんのブース。全国のゆるキャラのめぼしいどころ、有名どころを
ソフビ立体化!となるのかわからないのですがとにかく第一弾として
北海道のご当地キャラ、ベアックマ・コアックマに続いて今度は
夕張が誇る人気ご当地アイコン、メロン熊がソフビ化。
今秋のリリースに向けて、原型が展示されていました。

タコも春のアニメフェアでこのメロン熊のキグルミ本人と遭遇を果たしたのですが、
このソフビはなんとキグルミの原型を担当した造形マンさんご本人による
原型なのだそうです。

もともと奥田氏と交流のある方で日本の名だたる特撮映画や映像作品にも参加してきた
方との話。メロン熊もクリーチャー的なフォルムなのが
その片鱗をうかがわせるところDeath.北海道はあと「イカール星人」
がいますね。このソフビシリーズの人気が出てきたら
なんとか北海道は網羅して、次は南下してきていろんなエリアの
著名な、各地で愛されているゆるキャラたちをどんどんソフビ化していけたら。。。
との展望を表明してくれました。

いつかアトリエG-1の奥田氏にあなたの街のゆるキャラが
ソフビ化されるかもしれないですネ!







ここまひさんと赤い靴くらぶさんのブース。
今回は怪獣ソフビと「化物語」など美少女ガレキ・可動フィギュアの2部構成。
8月下旬に開催されるキャラホビ用として版権もの新作も準備していたと思ったんですが
はたして間に合うのでしょうか。
ここまひさんの広い交友先におられる方といっしょに、今度ゲーム系のキャラクターを
ソフビ化する計画が進んでいる模様です。

















ジェットサム、なる別名でミステリー出店していたジェットターレさん。
ブラブラ見てないとこれは見逃すところでしたよ。

新作にはグッドロボに続くロボット系キャラクターが登場!
「スパルタ巨神 ガイボット」というそうです。
戦隊シリーズの26話とかクリスマスとかのターニングポイントエピソードに出てくる
強敵ロボ的な風貌で、アニメロボのビジュアル的洗礼を
受けたクリエイターによる特撮ロボット怪獣といったルックスが新鮮ですね。
武装のアイテムもちょっと見ないデザインでイイっすね。
ロボットで腰周りが細めになっているというのもソフビキャラ的に何か新しい
デザイン領域を標榜した感じがします。

そしてペロリゴンに続く「悪魔くん」シリーズの第2弾ソフビ化、
原型発表されていたのは首人形!昭和特撮では5本の指に入るトラウマキャラが
とうとうスタンダードソフビとして初立体化とあいなりそうです。
このマネキン感の横溢したリアルなポージング、怖かったな。悪魔くん系のソフビを
集めているヒトはこの「首人形」も是非、コレクションに加えてあげてください。







DUNEさん。こちらは隠れた老舗インディーズソフビの草分け的メーカーさん
だったりします。このメーカーさんが90年代中ごろに作っていた日野日出志ソフビが
タコは好きで、「毒虫小僧になった少年のソフビ」を日野先生の漫画を集めた
本棚に飾っています。あれは人間だったころの少年のキャラをよく読みこんで
作った、とてもイイ表情をしてるんだよな。
このほかにもDUNEさんは狂暴な表情で暴れ狂う「地獄小僧」もソフビ化しておられ
います。
最近は画像のようにフェリックスくんやカワイイ系のオリジナルソフビを
作っていらっしゃいます。ワンフェスにも出店を続けており、健在なによりDeath!
音符をイメージしたオリジナルソフビが評判で、黒いほうの音符の子が
無事、売切れたそうです。







暑サニモ負ケズハイテンション、PICOPICOさんと中野貴雄監督&大怪獣サロンの
みなさん。
怪獣カチューシャ、背中が効率的にキモチよ~く掻けちゃう!怪獣指人形型ネイルなど
身の回りでお役立ち!なおしゃれ怪獣グッズをメインに販売。

しかし、このモ●ラソフビを貼り付けたファーつきの怪獣カチューシャはおしゃれに相当
自信たっぷりなヒトじゃないとつけこなせないぞ!すでに平凡なファッションには
あきたらなくなっている、戦隊シリーズの悪の幹部みたいなスタイルが普段着!みたいな
超先端系の人たちが集うパリコレやイタリアの見本市とかに
このモスラカチューシャをもっていったら、斬新過ぎる!と
モード界にバリバリと電撃が走ったりするカモ。





ドリームロケットさんのブース。
3mの宇宙人、またの名をフラットウッズの怪物・
の特別限定カラーVER.を販売。










クリエイティブデザイン羽沢組さん。
今回の新製品はキングギドラ。ゴジラ74もすでに通販は行いましたが
このたびイベントで初売りとなりました。










少年リックさん。迫力のリアルタイプウルトラ・東宝怪獣フィギュアや
ヒーローたちがそろったブース。








こみや工房さんのブース。こちらも鴨川つばめキャラのきんどーさんソフビを
販売。今、相方のひじかた歳三ことトシちゃん25歳をソフビ化しようかどうか
迷い中、とのことでした。



(ワンフェス2012夏その伍に続きます。。。)

ワンフェス2012夏/ソフビ参

2012年07月31日 | イベントルポ






ワンダーフェスティバル2012夏のソフビその参Death .

引き続きカオスです。怪獣少女さんのブース。怪獣少女ヒーローソフビブランドが
本格始動してサンダーマスクに続き新製品の鉄人タイガーセブンがリリースされました。

マッシブなプロポーションながら虎のマスクがどこかかわいらしいピープロテイストを
よく再現したデキとなっています。赤いマフラーを巻くのが結構大変だったとか。
作り手のキャラクターに対する愛を感じるデキですネ。













右のミニ2体のうち、真ん中のミドルのは実は当時もののパチソフビのタイガーセブン
だったりします。怪獣少女のスタッフさんが塗装を真面目にしてみたら、パチでも
ディティールがしっかりしていて、カッコイイ仕上がりになってますね。
水色のは版権品ですが、パチも捨てたものではないです。

自分の家にもこのパチタイガーセブンのミドルソフビがあるのですが、
ブースで手にした時同じものだと少し話しこんでいないとわかりませんでした(笑)。





P.P.Puddingさん。今回はヤモさんのブースに間借りして販売。
前日に成形品が届いてえらいスピードで仕上げたとか。今回も子供さんが集まった
(デザフェスならわかるが、お客に大人のおともだちの多いこのワンフェスにまで
買いに来てくれる小さいお客さんたちがいる)
まるでハメルンの笛ふきの童話のように子供さんが
たくさんよってきて、周囲をにぎやかにさせるといった不思議なミリキのある
メーカーさんですね。










アマプロさんのブース。タコはスタンダードムチーを購入。これが例によって
見事なPatch-Work Monsterっぶりで、地雷原でスキップしてマイムマイムして
いるような非常にヤバすぎるデキです。

ソフビの形状をよく頭に入れているヒトが今回のムチーを手にとってみると
事態は一目瞭然となるでしょう。特徴的な頭部はああ、と思うからともかく、
2本きっちり並んだ足は地底怪獣●ラ。。。、
羽根は深海怪獣ジ▲。。。、まあ気のせいでしょう。
keyさんの日記をたどってみると、記されているこのムチースタンダードソフビの
製作時間がワックス作業込み実質2日(日付変更入れないと1日?)
くらいでたちまち仕上がっている時点でまず気づけって感じですが。
こわいものしらずって他人の目から見た場合の話で、とにかくおそろしいです。

Keyさんも「これは自分の芸風だと思い引き続き今回も実践している」と
真顔でおっしゃっておられ、このPatch-Work Monsterの
手法に賭けるその姿に漢気を感じずにいられませんでした。
もはや人体蘇生に執心する禁断の天才外科医、ハーバート・ウェストのノリですね。

今、KEYさんはこのムチーを主役にした(このムチーソフビの販促用の、と
おっしゃってました)怪獣映画を製作快調で、完成しても
特にコヤにかけるつもりはなく、たくさんのヒトに見てもらえるように
ネット上で配信するとの話です。
久々のアマプロ怪獣ムービーに大いに期待したいですが、暑いので
7月にはいってすでに製作絶不調となり、屋外ロケはしないで
全部実景に合成して作るかも、などとおっしゃってました。しかし一体全体どんな
映画になるんだ。。。

会場には1メートル近いムチーのパペットも。こちらもチェコスロバキアの
アニメに出てくる登場人物みたいなくっきりした顔で怖いDeath。
夜道であったらケロニアみたいでビビると思います。
怪獣はやはりパッと見、怖いほうがいいのですが、
Keyさんはパペットのデキにあまり満足していないようでもありました。

でもアマプロkeyさん主催のイベントは東京でもガッツリ開催されます。
9月には大陸の暗黒玩具ハンターとして知られるダイナミックコグマさんを
フィーチャーした中国のパチ玩具を深耕するイベント
「ちゅうかなパチパチ」が開催予定です。
怖いもの知らずのパチモノ凱聖アマプロKeyさんの活躍は続くのです。



サンガッツさん。ようかいぶよぶよを購入。蓄光素材の光り具合が心地よいです。
相方である鳥のようなくちばしの妖怪もちょっと作りたいけど「槌を持っている手が
どう処理したらいいんかな~」みたいな話をされていました。
今回は悪魔くんシリーズの百目の子も製品化。
百目「サトイムエッサイム われはもとめうったえたり!」
悪魔くん「君はだまっているんだ!」






















Chima Groupさん。
今回はガレージキットメーカーののりしろさんのところに間借りして出店。
新キャラクター、バナナのようにキュートな紳士怪鳥「フォーマル」が
初リリースされました。

のりしろさんでは抽選でマクロスフロンティアのシェリル・ノームを販売。
このほかミクやとらドラのてのりタイガーもありました。
いずれも活発な女の子たちの見せる表情や動作、
季節感による背景の空気をよく演出している完成度の高いガレキだと思います。
朝はいっぱい人が来て購入の抽選に参加してくれたので、びっくりしたとの話でした。















マルサンさんのブース。海外で製作される「ゴジラ2014」イメージカラーの
ゴジラとメガロを秋に販売予定とのことです。このほか会場限定カラーのマルサン
オリジナル怪獣ボンドラアも販売。

























ミロクゴッコ(ミロクトイ×ゴッコドウ)さんのブース。
ちょうどREAL×HEADの森かつら氏も訪問中でした。
トリケラネクストをはじめて手にとって見たのですが体表の
左右で異なるディティールが細密で驚きました。
今回はトリケラネクストをほしいというお客さんのニーズに合わせて
一個一個が色の違う一品モノとして販売されたのだそう。











高円寺の一番星さん。モンキーマンがREAL×HEADキャラクターと細胞が交じり合い進化。
モンキーカオスマンが近日販売予定との話でした。
今回の限定品は過去にリリース予定だったカラーパターンを再現した
WF限定モンキーマンを販売。
ベアモデルさんの新マングロテス星人。ミニコダイゴン付きで今週末に
販売を予定しています。グロテス星人は何回かリリースしていますが
このオレンジも合いますね。
モンキーマンに続く気になるUMAシリーズ第2弾も今回は間に合わなかったようですが、
順調に製作を進めているようでした。

(ワンフェス2012夏ソフビその四に続きます。。。)

ワンフェス2012夏/ソフビ弐

2012年07月30日 | イベントルポ




ワンフェス2012夏のソフビブース紹介続き。

というわけでコスモナイトαさん。
とうとうそのウワサされていた異形をワンフェス会場にて人々の前に現しました、
その名も遊星魔人。

第4の妄想怪獣、Longneckシリーズ再開Death。
クレーターだらけの球状の顔を持ちデムパの出力を上げながら地球圏に降下してきた
惑星のような生物は、人間の想像力を超えた魔人!「遊星は魔人だった!」

タコ的にこの新キャラの登場は、デムパゴンのリリースが落ち着いてから
「妄想怪獣Longneck第4弾を現在準備中である」という話のみで
YODA店長から何度かうかがっていたのですが、
しかしそれが一体全体どんなシロモノか、
はたまた本当にリリースされるのかさえも含めて常に気になっていたので、
いろいろ書きたいことはあれど、その姿を目にする各人に
まずは驚愕してもらいたいと思い、あえて自分が知る範囲の
ここまでの経緯を細かくは書きません。

このリリースされる遊星魔人の姿を見ればそれは一目瞭然だからDeath。




しかし特筆したいのは、まずはギミック。口に穴が開いており、
付属している新幹線のミニソフビがはめ込めるようです。
早速YODA店長が実演してくれました。
口内から高速で走り出る新幹線。アグレッシブに異常な風景だ。
過去の妄想怪獣を見ると、頭が富士山のガスバウアー、女性器のついてたデスメナーゴや
腕が東京タワーのデムパゴンの後だったらこのくらいのインパクトはないとね。
まずは過去作に比肩する狂気が漂っているあたりに、安心安心。
新幹線、東京タワー、富士山。昭和日本を想起するアイコンが
妄想怪獣上にそろいました。




その全身はボコボコと開孔した奇怪な月面クレーターが並んでいます。
というか目鼻までもクレーターの中に埋まっている。
キャプテンハーロックに登場する海賊星、デスシャドウ島のように
デムパを受信したヒトビトの周囲を定間隔で遊弋し
妄想のバックアップでもするのでしょうか。とめどなく観る者の脳内に
妄想が広がります。

コスモの新作がきょう出るの?と聞いてきてくれたソフビ関係の
ヘビージャンキーな知人の方をブースに連れて行って原型を見せてもらっていたら、
その方もタコに背を向けて原型にじっと見入ってましたが肩が震えている。
さっそく何か脳がヤラれたようです。
口元が驚愕と異様なただならぬモノを見つめる喜悦に緩んでいましたから。




そして背中にはこの怪獣列車が始発着でもするのか、月面ベースのような基地も!
この駅には誰か住んでいるのでしょうか。このソフビを持った各人のココロの中に
居るメーテルのような女性が住んでいるのかもしれません
そして永遠にあなたは始発と終着とをこの遊星爆弾のようなゴツゴツとした
奇怪な星の駅で繰り返すのです。まあ妄想も売り買いされるような
このセカイ、それはそれでいいではあーりませんか(ユルユル)。

コスモナイトアレンジによる奇想の怪物がうっかり目に目にしてしまったヒトビトの
脳内を侵食します。ワンフェスはただでさえ妄想力が箱詰めで充満しているというのに
この開放されていない場所での発表は危険すぎる。立ち止まったカップルが
引きつった顔で遊星魔人にシャッターを切ってました。
ブースにはこの奇怪な粘土の偶像を囲み礼賛するソフビファンというコアなヒトたちが。

罪もない市民のココロがメルトダウンする!このブースを精神汚染で取り締まれ!
だから配慮して、YODA店長は常時卓の上に原型を置いていなかったんだな。。。
この写真も限定品やガレキの販売が一段落し会場の欲望ゲージが少し下がった
午後に行き、ようやく撮らせてもらいました。



定義するなら、オリジナルソフビは作り手がソフビにまでして、この世に存在させたい
ほどの「カタチにしたい」というパトスがもたらす狂気をどこかにはらみ、
製品にもそんなオーラというか、ナニカ微弱ナデムパとでもいうものを
常に発信してヒトのココロを惹きつけるものなのでは。この世に生み出す必然を
相応の狂気のパトスが原動力になって果たす。自分はそんな定義をしています。
造形が細かいとか、塗装が美麗とかそういう類のことではない。
中核にあるべきものは、自己検閲してない造形のチカラがあるかないか・
なのだと思います。
何しろお客と怪獣妄想を共有するのですから。そしてそれが所持者のココロに
新たな妄想の根源として作用しただならぬ脳内のセカイにいざなうチカラを持ちます。
そんな定義の上に、創作ソフビとは、ヒトの精神領域を侵犯する
妄想を惹起する存在となっているべき、とタコはつねづね思うのだった。


この遊星魔人、現在足をもう少し細めに長く修正してより足元に人間っぽい感じを
出そうとしているそうです。完成したものとこの画像のキャスト原型とは
異なるということです。
なおラフ原型はYODA店長によるもので、もちろん完成原型はこれまでの妄想怪獣
シリーズを手がけた、あのユルさが心地よい造形でスカム系ソフビマニアにおなじみの
原型師さんが担当しています。



とにもかくにもコスモナイトα妄想怪獣Longneckシリーズ4年ぶり(だったか?)
完全新作キャラ登場、今度こそ「ウワサは本当だった!」

リリースは8月下旬から9月上旬を目標にして作業が進んでいる
とのことでした。インディーズソフビ界から理性を奪い、妄想がはぐくむ
始原の狂気と混沌へと再び引き戻せ!















コスモナイトさんのお隣、ベアモデルさん。今回はスペクトルマンのクモ怪獣と
ズノウ星人のワンフェス会場限定カラーを販売。このたびマジンガーZの機械獣
ソフビコレクションを展開するとのことで、さっそく初期話数に登場し
永井豪のコミカライズにも登場する有名機械獣、キングダンX-10の原型が展示されて
いました。1・2話に登場するガラダやダブラス以外はなかなか新規造形で
ソフビ化される機会がないので、たとえばスパルタンとかロクロンあたりのような
人気どころの機械獣のリリースが続いていくといいですね。

そういえば今年はマジンガーZ誕生40周年でした。




















シカルナ・工房さん。鴨川つばめにマリンコング、アトムに東映アニメーション版
サイボーグ009、東映まんがまつりキャラなどなつかし系のキャラクターが
そろっています。今回は夏の納涼ソフビというのか、なつかしの70年代都市伝説系
ソフビアイテムというのか、シカルナさんの独自解釈による伝説の「口裂け女」
スタンダードソフビをリリース。以前も口裂け女のソフビをやるメーカーがあるらしい
という話がソフビファンの間で聞かれたことがあったのですが、同時にものすごく
顔が怖いというウワサもどこからともなく流布されていました。何年も前の話ですが
それがほかのメーカーさんだったのかもしれないですが、とにかく本当にリリース
されるとは。しかもオリジナルデザインで、手にはいきなりカマキリのようなカマが
じかに生物器官としてついている怪人風味のキャラクターに新訳されております。

今回はミステリアス販売として、「口裂け女のソフビってあるんですか?」と
スタッフさんに声をかけたらおもむろに出してくるような演出?で販売していました。
自分も会場にいらした、よく声をかけていただくソフビファンの方に
「。。。あるらしいよ!」と教えていただいたのですが。
そんな売り方も、いかにも都市伝説ソフビっぽいでしょう、
口にトレードマークの大きなマスクならぬ、
全身に包帯を巻いた状態で販売。「わたし、きれい?」というあの殺し文句が
浮かんできそうです。
















長打の列ができてにぎわったデンボクさん。
ジェッターマルス、七色いんこなどの姿も。
アトムはバリエーションタイプですが、
以前に出たロッカーアトムやおすわりアトムなどとも部品を
マイナーチェンジしており単にカラバリとしていないところが
収集者にも集め甲斐を持たせたデキとなっています。
そして、さらにマイナー手塚漫画キャラクターたちの製品化も
着々と進めているようです。






ファイブスタートイさん。終了間際にうかがったのですが
撮影させていただきありがとうございます。
キン肉マン関係のアイテムを販売していました。










M1号とブルマァクさん。新マン後期の名ソフビとして復刻リクエストが高かった
メシエ星雲人とその刺客怪獣、ロボネズが一挙に製品化。

ロボネスは当時の成形色が味噌色にシルバーとブルーメタリックのブラシワーク
でしたが、今回はカーキブラウン系の成形色ゴールドと劇中のロボネズに
近づけています。

メシエ星雲人は当時のグリーンの成形色がちょっとふわゆる系な明るい調色だったのですが、今回は重めなグリーンを採用し、新マンと倉庫街で格闘戦を披露する
アグレッシブな劇中イメージに近づけた印象です。主宰のいしづき三郎さんによると
当時も番組が終了間際でそれほど初期の新マン怪獣ほどはこの2体も他の終盤怪獣と同様それほど出回っていなかったんじゃないか、との話でした。
特にメシエ星雲人はウルトラ怪獣らしからぬアメリカSF映画なルックスで、後期
新マンでの怪獣デザインの模索時期を体現した特異な存在となるキャラクター
ではないでしょうか・
















M1号さんのこのカネゴンは昭和のカタログに載っていたけどどうやら
印刷のコンディションで紫に見えていた成形色を再現した、当時このカラーの
カネゴンをほしくてたまらなかったマニアに向けたアイテムといえるもの。

そしてオリジナル怪獣ガメートはクリア成形でキレイな光透過状態のアイテムが新規に
お目見え。


(ワンフェス2012夏インディーズソフビその参に続きます。。。)

ワンフェス2012夏/ソフビ壱

2012年07月29日 | イベントルポ




しかし会場に行かれた方とメールなどで本日のワンフェスの件で挨拶していても
思わず口から出るのは「ほんと暑かったね~」ですね。

まずはソフビ関係の出店から見ていきます。自分は帰ってきてまだ体にたまった熱を
醒ましているような段階なのですが、実はワンフェス前の数日はよく寝て備えたので
(いつも寝不足で参加するようなことが多いので改善した)今回は意外と帰ってきても
疲れはありませんでした。WF1週間前くらいに夏の暑さ好きの知人と炎天下で外出して
ひきまわされたことがあり、鍛えられたおかげもあるのかもしれません。
彼も会場でニコニコ回っていたようです。おそるべき耐性を学びましたが自分は
そう何日も持久力が持ちませんっ。これは後でへなへなになるかもしれないにゃー。
とにかくほどほどに休みながら更新します。

今回は1から8ホールまで見れる限り全部見るという計画でMUCHAながら
強行軍で動いてみました。いつも閉場時に、もうあと何時間かあればという思いで
いたので、今回はちょっとあがいてみましたというのが正しいか。
特に気になっているのが商業系で立体化の機会に恵まれないマイナーメカや
マイナーキャラのガレキ、アニメや特撮のプロップ系再現アイテム、
色モノ(といっていいのかはわからないけど、ネタ系というのか)ガレキをゆっくり
探索したいという考えがあったのです。

ワンフェスを通して、今までにない何か新鮮な出会いがあったらなと思ったんですが、
そういう非ソフビ系の造形物も例によって紹介します。
まずはソフビ関係のメーカーさんで、その後です。
アダルトブースもサークルさんの撤収が早いので、昼ころにゆっくり
回ったけど自分的にはいろいろハジけた造形物を拝見することができて面白かったな。
ワンフェスはいろんな表現物が一堂に集まるので、リアルタイムの造形家の方たちの
気分も造形物といっしょに目を通して伝わってくる感じでこの開催ボリュームならでは、
場の共有感がありますね。そんな様子をいっしょに見ていけると幸いDeath。




ANGEL ABBYさんのブース。スタッフはアジア系の方が出店されており、流暢な日本語で
説明をしてくれました。SKULL HEAD BUTTさんとのコラボアイテムとして
販売されたSKULL-Xはトゲトゲしいパンキッシュな頭部をしたニューヘッドを
装着しています。









このほか今回は自店のブランドで展開している「モンキーキー」「ガメラン」
「デンワキング」などのアイテムを販売。今年春のスーフェスでコスモナイトα
さんのブースにおいて展示されていたので覚えているヒトも多いのでは。
このトリオ、ちょっとミク●マンのアクロ●ヤー部隊に所属するユニー●ー軍団を
思わせる、あたかもスクラップが生命を持った無機生命体的なキャラクターと
いったイメージがあります。

ちなみに、「SKULL-X」のシークレットで製造されたピンク色のハワイ風カラーは
ANGEL ABBYさんがSKULL~さんに要望したカラーなのだそうです。しかし
SKULL HEAD BUTTさんのアイテムがワンフェスで見れるとは思いもよらなかったでした。




















MAXTOYさんのブース。とうとう全身装甲で覆われ武装したMAXTOYでも最大級の
ヘビー怪獣、ザンガが完成し、今回ブラウンの成型色でアンペインテッドVer.が
販売されブースで強持ての威圧感を放っていました。そしてネゴラもスタンダード、
ミニ、豆サイズと大小取り混ぜて販売。
デザフェスに続く「ネゴラまつり」といったにぎやかな空気がブースに漂ってました。
ワンフェス版権取得の限定品では「あずまんが大王」シリーズにちよと並んで人気の
大阪が登場。
















ゆたりさん。2度にわたり地球を攻撃した恐獣ガロボーグが新規リリースされました。
以前販売されたジキロ、スパイダウロスと続き、25話の恐獣連合軍が半分以上のメンバー
がゆたりさんのソフビで再現されるところまできました。

残りの連合軍2体も製品化されるのだろうか。いろいろな恐獣を自分の手で立体化したい
様子なので、少しづつ作業を進めていて、まず登場したのがこのガロボーグのようです。
じつは本編の着ぐるみはというとややユルい感じですが、(2度目の登場では着ぐるみの部品がオミットされている)ゆたり補正というのか、メカ怪獣として
かなりカッコよくイメージングされています。もちろんファンにとっても
このアレンジは納得のいくものじゃないかと思います。

今回は11パーツ。
ただ、フードのパーツをつけないと再登場時の目(脳?)がむき出しになった
恐獣連合軍版ということで初登場・再登場のコンバチにできる嬉しい配慮でもあります。
ソフビ分割に関してもデストロキングやジキロで試行錯誤した経験を
存分で生かしつつ、ソフビ分割面でいろいろ工夫されたらしく、尻尾に出ている
突起も一発成形で見事に1パーツ化を果たしています。ソフビ成形面でも
見所の多い一体といえますね。

大きいアームもテレビでインパクトのあったガロボーグのアイディンティティなので
全身とのサイズ配分にこだわって適切なところにまとめあげた感じです。
こうなったら、恐獣たちはゾーンに強い思い入れとこだわりを持つゆたりさんの手で
じっくり一体一体のキャラを製品化していってほしいところですね。

一番下の写真のようにスパイダウロスやジキロ、ゴジラ&ゾーンの地球防衛コンビと
並べて混戦模様となった戦闘シーンをゾーンファンの方たちがそれぞれ再現してくれたら
ファンの一人として自分もうれしい、との話でした。
















冬のワンフェスで異形にしてサイケデリックテクノフューチャーなキャラクター
ソフビを引っさげてインディーズメーカーデビューした大阪のトイショップ、
サイケデリアさんのブースに「NINJALIAN」ブランドの新キャラクターがお目見え。
水道の蛇口をイメージしたキャラクターらしく、完全新規造形という意気込み。
其の名は「DADA-MOLI YEAR」。
頭の蛇口が稼動したり、付属の部品、長髪を取り付けたりとチャイルディッシュな
数々のギミックが満載されています。今回は配水管からの水漏れをイメージして、
マーブル成形で2色の液体が交じり合ったドロドロ感がかもし出されている
スペシャル成形版も販売。













ヤモマークさん。今回はイクラか筋子かと思うような全身の皮膚表現がキモキュートな
タコ怪獣・ゴルゴンゾーラを初リリース。塗装した色がなかなか撮影画像では
再現されにくいとの話でしたが、たしかに繊細な感じで表面の
グラデーションがブラシワークで丹念に表現、イボイボブツブツな
表面をよく生かし軟体動物感がよりかもし出されています。

まだ検討中らしくここの写真には撮っていないけど、このほかミニ系のアイテムも今、
製品化に向けて新規造形進行中のようでした。ヤモさんによると、ちょっと手にとって
みたくなるアイテムを目指す、との話でした。

















リンデンさん。今回は手塚作品「火の鳥」の新規アイテム原型展示や、
販売物は水木妖怪シリーズから「さざえ鬼」が登場。また特別成形色の土ころび、
エロモドキも販売。この3匹の妖怪の共通点は皆、サイクロプスで
鬼太郎を食べようとしたことカナ?
そういえば今回新機軸として打ち出したファミコンキャラソフビシリーズ「高橋名人の
冒険島」のキュラ大王もサイクロプスだ!

水木ソフビ新作のさざえ鬼は「鬼太郎」漫画内の名勝負のひとつといっていい
シュールな戦いを展開します。舌が本体というか弱点であり、鬼太郎との戦いでも
一度は鬼太郎の体どころかゲタまでもぽりぽりと貪り食い勝利しますが、
結局不意をつかれ、さざえ鬼の毛穴から蘇生した鬼太郎に舌をつかまれて
たいへんな目にあっていました。
舌が別パーツになったことで、そんな決着シーンや会話時に本体の舌が動く?様子も
可動により再現できそうですね。髪の毛もマスクできっちりペイントされています。
スマートなつくりで、リンデンさんらしい曲面表現の妙がシンプルなデザインの
さざえ鬼を立体化せしめています。バンダイの80年代のアニメ化時に出ていた
鬼太郎妖怪ソフビと並べてもいけそうですね。

一度鬼太郎との戦いに負け懲らしめられたさざえ鬼は、妖怪なのに人間に味方する
鬼太郎には腹に一物はあるようなのですが、妖怪たちの有事には集まった妖怪たちの中に
いて気勢を上げる一匹として混じっていたりすることも時たまあり、
(戦ったのとは別個体かもしれないですが・)鬼太郎の仲間の1匹として考えてもいい
存在のキャラクターです。



そして今回、じつは「火の鳥」の壮大なドラマの中で登場する多彩なキャラクターを
何点かリンデンさんがセレクトし、原型を担当した
「火の鳥」キャラクター人形がこのたびガチャポンで販売されることになり、
今回その原型も展示されブースに立ち寄ったお客さんから関心を集めていました。

奇譚クラブさんとのお仕事の流れで製品化にこぎつけたようです。
すでにリンデンさんによりソフビ化されている、「火の鳥」を代表する
キャラといえる、悲劇の家庭用ロボット、ロビタもその一体として
リリース予定にあるようです。
このシリーズのキャラクターたちはリンデンさんも好みそうな、
間形態で複雑なフォルムの連中が勢ぞろいしています。
普通にガチャポンアイテムとして身近なトイショップやガチャポンのある店舗
などでも廻せる一般商品となるそうで、ぜひ手にとってみてほしいとの話でした。

第二弾もキャラセレクトですでに構想はある様子で、人気を博したら
国民的漫画コンテンツである「火の鳥」キャラの立体物を手ごろなサイズで
ファンに提供できる連続シリーズになるかもしれませんね。

(ワンフェス2012夏のインディーズソフビ弐に続きます。。。)

ワンダーフェスティバル2012夏ソフビ

2012年07月26日 | イベントルポ



ワンダーフェスティバル2012夏が幕張メッセで開催されました。

灼熱の決戦、魂と欲望の交錯するメルトダウン
すでにこの場所には2次元と3次元境界は超越したセカイが広がっていた。
真夏の炎熱がもたらす螺旋回廊の中にお前が見出したのは
はたして桃源郷か、それともディストピアか?




自分のモノを作った立場、それを手に入れる立場。
すべての者が戦う、その悲喜こもごも、天国と地獄とを己の目で目撃せよ!!
そして、灼熱の坩堝の中で繰り広げられた壮絶な戦いの果てにあるのは、
その場に立った者同士ならできる、共感だ!













死して魂、拾う者なし!それがワンフェスの広大な原野でのオキテ。
すべては一期一会。。。!




そしてここはいつか失ったあの夢に再び再会できる場所。
その夢をカタチにしたヒトからあらたな夢をもらい、次は自分が夢をカタチにする場。







































メディコムトイブースのショーケースに見入るヒトビト。











ゆたりさんのソフビーストブランド新作・流星人間ゾーン・恐獣ガロボーグ登場
恐獣カプセル降下!次々と地球上に集結するゆたり新訳ガロガ恐獣軍団!!









コスモナイトαの妄想怪獣を超えた超妄想怪獣シリーズ・
ウワサの遊星魔人が地球圏に降下!コイツはヤバイ!!発狂必至、覚悟しろ!!



バサラのシャウトがヒトの心を見失いかけた場内に鳴り響く!
「俺の歌を聴け!!」






シカルナ・工房さんの新作・恐怖の口裂け女。
80年代のあの忌まわしき都市伝説、口裂け女が立体になって蘇る!



新進ショップ、ANGEL ABBYさんからサプライズ販売された
SKULL HEAD BUTTさんのXシリーズ新作・SKULL-X。





(暑かったっす。。。でもぼく、全部見てきたよドラえもん、ほんとだよ
文章作成中)


【BLACK  RAIN OPENING/I'll Be Holding On】

80年代後期~90年代後半ころのリドリー・スコット監督作品の
フィルターがかかったどんよりとくすんだ空、
逆光とばんばん焚きまくったこのスモーク加減がたまらなく好きだ。

http://www.youtube.com/watch?v=ESE6pV93cqs&feature=related


http://www.youtube.com/watch?v=pPXw2de4L2k&feature=fvwrel

7月/34℃の風景

2012年07月18日 | 日記


都内を仕事で廻ってるとアイスバーみたいなのばかり食べてる。。。









キグルミのヒトは皆暑そう、気をつけて~。













「館長 庵野秀明 特撮博物館」も夏休みの行楽シーズンに入るので
ぼちぼち混みはじめました。




とうとう季節感の演出を放棄し始めたペコちゃん








民家を防衛する男、スパイダーマン









One up. AkibaカルチャーズZONE店のMAXTOY限定デュアロスとRumble Monsters チェイサー。

【Sora no Mukou/Raimuiro Senkitan TV Ending Full Version 】

夏っぽい曲。エンディングのバックが花一面の風景だったけどどううわけか
南国のパッションフラワーでなくキクとか葬式の花ばかりが描いてあったり
日露戦争が舞台の仮想戦記なのに萌え絵で突っ走ってたりいろいろ素敵に狂ってた作品。

http://www.youtube.com/watch?v=3igiaBvUTgc

【アキハバラ電脳組劇場版/2011年の夏休み】
うわ、去年ですでに作中のリアルタイムが追い越されてたのか。。。
秋葉原の街が地盤ごと浮上して宇宙に消滅する新マン「ふるさと地球を去る」みたいな
シチュエーションが迫る、アキバでヒロインたちが過ごす最後の1週間が活写されていた秀作。

http://www.youtube.com/watch?v=1CehdUL21LY

【太陽の花/奥井雅美 アキハバラ電脳組(TV)エンディングテーマ】

http://www.youtube.com/watch?v=XGFJYusTXdk&feature=related

Daphne in the Brilliant Blue - Asu no Blue Wing (Full opening)

夏っぽい曲。「光と水のダフネ」OP「明日のブルーウィング」
エヴァ以降に多作された海面上昇アフターの市民生活を描いたディストピアSFアニメの一本。
恐怖のケツだし前貼りヒロインとか言われてたけどこれは水没都市が舞台だから。
常に水が足元にある街を舞台にしたストーリーや港を舞台にしたチェイスシーンや
アクションシーンを構築していました。
キャラデザもこのころではかなりアクが強めでしたが動くとこれがイイ感じでした。
最終回はダフネと身近な人物の意外な素性が明かされ、それでも
また立ち直って元の生活に戻って行く姿を描くんですが、ドラマの盛り上げが上手く泣けた。

http://www.youtube.com/watch?v=iKr3P2smHuQ&feature=related

Mistyfogtoys/Megajunktion

2012年07月16日 | インディーズソフビ




ガーガメル、再起動ーー。
Le Merdeとコンビネーションを組んで玩具や作品をプロデュースする秘密結社・
MISTY FOG TOYSからさきに発売されたMegaJunktion(メガジャンクション)蓄光版。




著名スーパーヒーローロボットのアイコンをどことなくとりこんだ風味な頭部を持つ、
超未来のパチロボットといったルックスを持ち、好き者それぞれの妄想力をかきたてる
このオリジナルソフビキャラクターには、
今年春に拠点を移したガーガメルさんも原型製作として関わっております。
THRASH OUTの閉店前にお店を来訪したヒトたちはお店のデスクでちらっと見かけた
そのいかにもガーガメルさんらしいメガジャンクションのゾッキキャラチックな姿が目につき、
リリースがいつか、気になっていたことでしょう。
ヤツを手にしたその時、ソフビ好きの妄想エンジンがフル稼働する!!



かつて超未来のDAGASHI‐YAで売られていたパチスーパーロボット、メガジャンクション。
その生体ともマシーンともナノマシンともつかない機体は漆黒の宇宙の荒野の中でも
輝き、時空を超えて移動可能、レーザーガンとライトソードで武装した
宇宙全域にジャンクカルチャーを伝道する守護神である。
その頭部にはロストテクノロジーとして各惑星でかつて展開された何10憶種類にも及ぶ
チープトイやソフビ、プラモデル、塩ビ人形、駄玩具などの形状とカラーチャート、
スプレーパターンやレアアイテムのアソートパターン、成形法や現在の金型所在地などの
データが保存されており全てのデータを銀河系のどの場所にいてさえもいつでも展開可能だ。

彼を作った人類の棲む惑星が消滅したと同時に脱出し、時空を超える旅の果て、人類が居住可能で
自分で遊んでくれるチープなオモチャが好きな悪ガキたちが居る惑星を検出し、
無人操縦によってようやく漂着した。

メガジャンクションがこの星にやってきた目的は?
もちろん、機体内に封印されているアカシックレコードを発動させて、
この塩ビとプラスチックが土のように産出される原始の星に
新たな未来のDAGASHIYAの息吹きを灯し
かつてメガジャンクションが居た星と同等の文化をこの星で復旧させるためである。



(注…ちょっと傾いてるのも演出です)



一面ガレキに覆われた惑星、蛍光色に発光する奇怪な住民、
生息している奇怪なビニールの生命体!





ヤツが最初の敵、ヒジュリーズゴースト。



メガジャンクションは外宇宙の裏路地に存在する各惑星のDAGASHI-YAを巡ってきた
長旅によってすでに戦闘エネルギーをほとんど使い果たしていた。
彼が起動するキーには、この星の空き地で遊びに耽って煩悩力がみなぎる
ガキどものパワー供給が必要だった。








おはよう子どもショーの帯番組状態で原住民のガキどもが採石場で襲われてシャウト
するルーチン展開 「メガ・ジャンクショーン!!」
白い機体、MEGA JUNKTIONが再起動!
インタラクティブアクション(ボタンを押すとイエス、ノーとカクカク首が動く)発動!!






「メガジャンクション!ライトソードスラッシュアウト!!」
これがウワサの瞬殺ロボか!
その華麗な一撃必殺のソードさばきは
毎週毎週戦闘シーンにおいて使いまわされる。観客はただそれに耐えながら
メガジャンクションの瞬殺を毎週強制的に堪能しなくてはならないのだ・
おそるべきコストパフォーマンス!!

「オレたちは毎週、同じ映像での瞬殺を強いられているんだ!!」












こうしてメガジャンクションはこの星での初戦を飾り、
その機体はBANGAL PRICE(眼が1つ目の大きいほう)、
HOLLIS PRICE(眼が2つの小さい方)の2人のエクストリームで無軌道な若者たちの
手にゆだねられた。





彼らははたして超未来のおもちゃ屋 DAGASHI-YAを復興することが
できるのか?「よしメガジャンクション!ひみつの近道を通ってブラインドのオモチャ狩りと
マッスルマンとバイキンバタリオンとスーパーカーのガチャを回しにコンビニに行こうぜ!」

そして最終兵器となる、メガジャンクションの7日間でセカイを再成形し直してしまうとされる
秘められたアカシックパワーとは何か?!

ジャンクの積まれた裏庭と空き地、テニスコートと藻の溜まったプール、駐車場とコンビニ、
ハンバーガーショップ、古い極彩色の毒々しいコミックブックの山、そして狂ったように
照りつけ電子基板の操作を狂わせる日差し。。。
どこまでも変わらない、ユルくともまどろんだ弛緩した日常が地平線まで続く
この新天地でメガジャンクションの今まで誰も目撃していなかった新セカイ創造が始まる!

常套句「オレたちの戦いはこれからだ!」

(続く!)



【All Night Long (High Quality)/Rainbow】

朝から日差しに照らされて、思わず厚苦しいナンバーが聴きたくなった。

http://www.youtube.com/watch?v=jxXzgSGhh98


コスプレフェスタTDC夏③

2012年07月16日 | コミック・アニメーション


きのう(日曜)、仕事の合間にちょっと手が空いたから
仕事場を抜け出したんですが、友人が先日タコブログにも記事を載せた
「特撮博物館」を見たいと行ってたのでじゃ、もう一回見るか~と同行してみたら
これが30分待ち(券の購入で10分てなってました)
行列ができてましたYO。あきらめてほかに行ったけど、
午後イチでそんな混み具合なので3時以降とかに行ったらもっと混んでたんじゃ
ないかと。さすが連休っす!それにもうすぐ学校も夏休みですしね。
ようやく暑くなってきて夏到来って感じDeath.

ちょっと休日進行にてバタバタしておりますが、コスプレフェスタTDC夏の続き~。
また貼りにきます。




「僕は友達が少ない」の仲が良くないコンビヒロイン、三日月夜空と柏崎星奈。
ガン見してもらいました。人間て不機嫌そうなヒトのほうが時に気になる
不思議ないきものなのです。




身長差がちょうどいい感じになっている
マクロスフロンティアのシェリル・ノームとランカ・リー。










新しくTDCにやってきた方のようです。巴マミ。










アイテムも自作してました。エライ!「カードキャプターさくら」の木之本さくら・
アイドルみたいでイイ感じです。









ピンク髪の共通点で合わせしていたお二人。
「妖狐×僕SS」の髏々宮カルタ と「まどか☆マギカ」のまどか。
お菓子につられて魔女ならぬ妖怪がしゃどくろと契約しちゅいそうなまどか!















寒々しくも美しい綾波とカヲルくん。LCLの海に浸かって出てきたみたいな感じ。
ひんやり涼しそう。エヴァ関係の他のレイヤーさんがいっしょに
記念撮影したりして人気でした。
今回はレイヤーさんのエヴァ率がまた復活したな~。

エヴァQの予告編が週末の日テレ映画劇場でオンエアされたけど、先日の
ビルの壁に映写されたVerとうってかわってサービスサービスな方針じゃなくなっており、
異様にシンプルなピアノとハートの形になっている木が映っているだけの画像で、
放送事故の告知かと
思いました。ネット上でもさっそく話題になってますね。

鍵盤が一個足りなく作画されてるのが、もしやシンジ不在の話でねーの、とか
カヲルくん活躍するんじゃねーの、とか、この1枚の絵に
いろいろストーリーのヒントが隠されていると見たファンの間で熱く
語られている毎度の妄想タイムになっております。
作画スタッフのヒトの話でも見せどころはずいぶん用意
されている気配で、娯楽供給面ではぬかりはないと思ってよさそうですが、
11月の公開(そもそもこの刻限で間に合うのか?)に向けて
ぼちぼち波が押し寄せてきた感じもしますネ。
自分的には前作「破」同様、今回もしっかりロボットアクションをやってほしいと思いマス。


















ロシアンクォーターの素性で自由気ままなキャラの性格もよく出せていた
「あの花」の芽衣子を演じていた方。
よくキャラを読みこんでいて、イイもの見せてもらった感じです。

(文章作成中~。。。)


コスプレフェスタTDC夏②特撮編

2012年07月15日 | コミック・アニメーション



ひきつづきコスプレフェスタTDC夏(7月開催)で撮らせてもらったレイヤーさんの
スーパーヒーローアクトの数々をドゾー。連休だけどタコは仕事なんだ~。
みんな楽しんでクレー。

GW以来、せっかくの連休ですけどなんだかどうもカラッと晴れない感じですね!
大好きだった、あのかつてココロ踊らせた、フェバリットな
特撮やアニメを見て心和む休日・なんてのはいかがですか!

まずはマクロスフロンティアのシェリル・ノームがWで脇を固めた
ファーストマクロスのリン・ミンメイ!「あの歌姫を覚えていますか」。
































これはスゴイ、ゲキレンジャーのメレ様。
うちには、番組が終わってから1年ほど経ってから行った
イベント会場の外で拾ったバエーの作り物があるんだけど持ち主だったら返還したいなと
思い、聞いてみたがこのメレ様のではなかった。。。





番組終了後もレイヤーさん人気が高いゴーカイジャー。
雨の中、ロボの方もおつかれっす!













特撮博物館の巨神兵映画も満員御礼なみやざき御大。ナウシカの続編映画とか
作らないのかな?会場にいたコスプレイヤーのみなさんもみやざき御大のコスプレさん
なんだけど、恐縮しながら写真を撮ってたり
「子どものときから作品見てます~」みたいな、もはや本人扱いでした(微笑)。








「イェィイェィイェィ~ワオ」とか歌うと東映版になるけど、
映画公開タイムリーなコスプレになった、スパイディ。池上遼一コミック版の
ジャケ並みにスレンダーな方です。しかし鍛え上げた
見事なボディラインですな。これならアメコミヒーローなんでもできそう。



化物語。アララギくん「八九寺、きみにおこずかいをあげよう」










アララギくん、こんなあやしげな本まで用意して。。。この2人、
どこまでエンタテイナーなんだ。



おいおい、白昼堂々どこまでやるんだ?!













いろんなイベント会場でものすごく似ていると定評のあるカリビアンパイレーツの方。
時々レイヤーさんのカメコもやっていたようなんですが、某青ツナギのアニキを撮ってました・






スーパーヒーロータイム!ゴーカイジャーとの共演があってリアルタイム特撮ファンの
こどもさんたちからも声援をおくられていたギャバン。「TDCは魔空都市」?!








こちらもTDC常連さんの仮面ライダーファースト。ファーストは確か映画等で
まだ他のライダーと共演してないけど、何かの機会に是非そろい踏みしてほしい感じ。





場所柄、特撮系コスプレイヤーには聖地ともいえる、新旧ライダーが集結し街中がすっかり
ヒーローショー状態になって楽しい本イベント。
1号ライダーも居ましたよ!初日はずっと雨のTDC内を見守っておられました。














柴又の寅さんとミク。後楽園に出店?
TDC近所の道端でパチものヒーローのおもちゃとか売ってほしい。
よく似てるな~。ミクのヒトもスーツが重そうでプルプルした動きなんですけど、それが
かえってキュートデシタ。

http://graphig.net/event/id/2160
後記・・・マンガさんに教えてもらったけど、このミクはペーパートイの
グラフィグVer.なのカナ?











テルイさんの表情とか、所長のノリノリっぷりがいいですね。仮面ライダーWの
ハーフボイルド探偵コンビと刑事と探偵長カップル。







キラキラリアル系のアラレちゃん。







このライダー部は子供さんとかが見たら本物だと思っちゃうよな。
実際パニくって思わず声をかけてるお子さん(お父さんも)もいました。
でもなごやかでマターリで、魂をぶつけ合うぜ!というよりは
放課後ティータイムって感じもします。
3クール以降の、メテオがすっかり落ち着いて「よし、ここは俺に任せとけ」状態の
頃と言う設定にしておこう。なんにせよフォーゼは青春のコスプレって感じがします。







ここまで盛り上がったんなら、やっぱ第2シーズンオンエアも
期待していいよな?のアキバレンジャーのお二人。
とってもコスプレが楽しそうで観ているほうもうきうきしてしまいますネ・
友人のマンガさんは「次シーズンは海外のアニメファンの女の子が変身とかで増員
ありそうだな」とかのたもうておりましたが。普通に一本エピソードが出来そうなネタを劇中で
セリフ上だけで使っちゃってるような番組とはいえ、まだまだやりたかった東映特撮の
「あるあるネタ」をスタッフが寝かしていそうな気配がしますね、期待。



(コスプレフェスタTDC夏その③に続きます。。。)

ターゲットアース 目玉半魚人

2012年07月12日 | モンド・トラッシュ



インディーズソフビらしい、アンダーグラウンドマニアックなアイテムの紹介がつづきます。
前日に紹介したSKULL HEAD BUTTさんのスペースミュータントXシリーズと同様に
SFに席巻されるオールドデイズアメリカンな憧憬にひとときとらわれるモンスターバイナルを
展開開始したターゲットアースさんの新機軸、Ball Eyed Gillmanシリーズ。

このシリーズはプロダクツを実際に手にしてみた印象では、アメリカの50年代~60年代に
ビーチに集う若者を主人公にし、モンスターの登場シーンを絡めてドライブインシアター向けに
量産されたB級C級Z級モンスター映画をイメージしたオリジナルソフビを展開していく
ラインの模様です。

シリーズ名を邦訳すると「ピンポン玉の眼の半魚人」てなところでしょうか。
その名の通り、アメリカンな低予算ホラー映画をイメージしてどこかチープで
愛きょうのあるモンスターたちをソフビ化していく新機軸のプロジェクトである模様Death。
それにしても一度に4体もこんなスカムな風貌のモンスターたちがリリースされた事実が
そもそもストレンジでおかしいです。




こちらは「目玉半魚人」シリーズと同時に単体で発売された「ターキーモンスター」。
巨大な鳥の頭部を持ちワークシャツを着込んだ、若者が怪物化するキンキー&チープな
オリジナル怪人をソフビ化。













目玉半魚人1号。口はキバかと思っていたんですが、ターゲットアースさんのゲボラのように
ニョゴニョゴ柔突起状になっているんですね。
このソフビにちょっと似ている半魚人の映画があるんですが
海底に落ちている人骨が、海に無造作に投棄されたドラム管から染み出した産業廃棄物を浴び、
半魚人に変異するという、観客によくわからないバックボーンを持つ怪物だったでした。
群れをなして女子寮を襲ったりなんかして、ちょっとお茶目なヤツラでしたが
おっと。。。このソフビはそれと微妙に似ていながら異なるオリジナルですけどね。
サイドから見ても、ちょっと前掲気味なところとか水から上陸してきた雰囲気がよく
出ていますね。





















そしてこれが目玉半魚人2号。タテ眼がお茶目で漫画チックな風貌Death。この画像では
等身大設定にして車などを置いて撮ってみましたが、じつは怪獣といったほうがいい
巨大な半魚人らしいです。

しかしその劇中では対象物がないので映画の後半で人間のミニチュアをつかむシーンまで、
さっぱり巨大だとわからないのが情けないです。このソフビでの胴体はほかの1号と3号と同じ
ですが、オリジナルにあたるキャラクターはアクアラングスーツにお弁当のバランみたいな、
ビニールで出来たヒラヒラした物体がたくさん付いており、たぶんウロコということなんでしょうが猛烈にチープなキグルミだった記憶があり泣けてきます。
このオリジナルソフビではかなりディティールアップ
されたことになり、要はあまり似ていません。頭が似てますが、もはや完全に別物です。
そもそもタコの気のせいというか、他人の空似というヤツでしょう。

余談になりますが。。。
その映画の監督はどういうわけか半魚人の出てくる映画をよく撮っていましたがなぜか
キグルミにピンポン玉を2つに切ってくっつけたような眼のビジュアルにすることで有名です。
人間の役者さんが眼にピンポン玉を貼って水生人間とかのうたもうてたときもあります。
核戦争後の未来を描いた映画のときも、ピンポン玉を眼に付けたパーティーグッズの
ホラーマスクをかぶった役者さんが森に倒れていて「彼は突然変異のさなかにある」という
ことになってました。要は
観客の脳内補完力に全面的に依存して成立している作風の映画監督というんでしょうか。

お付きの美術スタッフが居て半魚人のビジュアルで信念を持って
そういうセンスを貫いていたのかは謎ですが、基本的に
何も考えずに映画を右から左に作っていた感じです。後、有名なSF作品のリメイクを
よく手掛けていましたがタコが観た範囲ではオリジナルを超えることはなかったように
記憶しています。オリジナルの映画といえばネス湖を舞台にした
ネッシーの映画も一度作りましたがスペクタクルシーンでは襲われる犠牲者役の俳優さんが
ハリボテの大きなネッシーの頭部を自分の手で補助して頭に噛みつかせ、ウワーとか
わめいていました。
つまりは「映画の中で起きていることはすべて幻想である」ということが観ていると
いつも浮かぶ特殊な作風の監督さんでした。

TV畑の方だったですが、そんなユルい内容と取り組みようの映画ばかり撮っていたのに
どこまでも仕事が切れない不思議な監督でした。一説には世渡り上手という話もあったのですが
見るほうも観察をしているうちにその無味乾燥でテイストレスな作風が気になってしまって
いつのまにかイケてるんじゃないかとか深読みして眼が離せ
なくなったりするから、なんともマニアというのは因果なものではあります。

ヨノナカには何をしても、あらゆるヒトが名を残したりたくさんの他人に名前を覚えていて
もらえるというわけでもないのですが、半魚人の眼=ピンポン玉という特殊なビジュアルセンス
を構築しただけでこの監督の作品であるとすぐ分かるように、しっかり世に名を残したのだから、それはそれでこの監督は表現者として恵まれていたのかもしれません。そんなことを、
この似て異なるソフビのピンポン玉の眼をつけたような半魚人の顔を見ると
ぼんやりと思いだします。





















最後の半魚人3号。

実は、こいつは劇中で人間が化けている設定のキグルミの怪人だった気がするんですが、
たぶん他人の空似でしょう。
怪獣映画では「正体がじつは人間でした」というのは禁じ手の部類なんでしょうがこれは
かえってウレシイ製品化になって、おっと・

タコはマニアなんでそうやって過去に観た何かに見立ててしまう悪いクセがあるようです。
ちなみにこの3号に似ている半魚人がでてくるのがどんな映画だったかと言うと、
浜辺にアトリエを持つ頭のおかしい芸術家が「砂浜をカスタムカーで走ったり
皆で騒ぐ若者が憎い」と、なんでだか半魚人のキグルミを自作してそれを着込み、
ビーチをうろついて、砂浜にたむろす水着のおねいさんたちを次々と襲って
回るような映画と記憶していますが、すごく昔に観たので大筋は模造記憶の範囲かもしれません。

ただ、暴力温泉芸者の中原昌也氏がそういう映画があるということを書き記していました。
「頭のおかしい芸術家が粘土で像をつくっていると、家の外で若者たちの車の
爆音が聞こえてきて、創作に集中できなくなり急にヒステリーを起こして
作りかけの粘土の像をグーパンチだったかコテでメチャクチャにブッツブすシーンがすばらしい」
と昔、何かのエッセイで触れていた、そんなことまでふと思い出しました。

でも、こんなお茶目な顔つきのモンスターのスーツを作れるなら、一時の欲望で
「半魚人のスーツでコスプレして女の子を浜辺で追いまわす」などという
きわめて偏向をきたした性癖につきうごかされ犯罪に手を染めたりなんかしないで、
ハリウッドにでも行き小道具の製作者にでもなればよかったんでしょうにね。




このソフビ、なんと頭部を外すと、頭のおかしい芸術家さんの素顔が!
じつはこんな仕様になっているんですよ!。。。

ってうそです。タコが家にあるGI JOEタイプのアクションドールたちから物色して
「頭のおかしい芸術家」の頭部をカンチャクのところに仕込んでミマシタ。
元々何も付属してなかったし、やっぱりその映画と関係ないんでしょう。でもこうして
みたら結構それっぽく見えてくるから不思議です。インディーズソフビなどというものは
お客さんの立場からそれぞれで脳内補完して楽しんでいいんですYO。
無印の得体のしれない怪獣ソフビをテレビに出てくる怪獣ということに見立てて
遊んでいた子供の頃の旺盛で自由な想像力を今こそ取り戻すべきでしょう、
と自分のチャイルディッシュさを強引に自己肯定してみたりするわけですが。

このスタイルでオープンカーに載って湾岸道路をパトカー相手にカーチェイス
をくりひろげたりするんですが、そんなイメージで飾っても楽しそうですね。
タイガーマスクのソフビみたいにマスクとれタイプ仕様だとさらにベターだったんですが、
ここまで作ってくれていれば勝手にプチカスタムすれば十分て感じですね。
無印の半魚人ソフビとして頭のおかしい芸術家の頭部を仕込んだり、
自分が知ってる半魚人に勝手に見立てて遊ぶとたのしいんじゃないですか。

ターゲットアースオリジナルの半魚人ソフビとしては、50~60年代のライトな
モンスタームービーを量産していた頃のアメリカンカルチャーアイテムとして
飾って楽しむと奇妙なインテリアになるかもしれません。
そもそもアメリカンテイストの半魚人のソフビなんて今まで存在していないですものネ。



このシリーズ、今後も新規リリース予定があるんでしょうか。
つづいていけば、「観客に幻想させる作業段階で作り手の能力に致命的欠陥があるか
能力に不自由して機能していないか著しく偏向をきたしている不幸な怪獣映画」を想起させる
キャラクターをきわめて几帳面な造形で作ることで同時に風刺性を持つ、
特殊オリジナル怪獣ソフビ人形とでもいうような分野を開拓し
異彩を放つことになるのかもやしれません。



ターゲットアースさんというとしばらくオリジナル新作ソフビのリリースが
停まっていたんですが、最近製品化がのびのびになっていたゲボラ+邪神怪獣のゲボルフや
アメリカのソフビメーカー、MONSTER WORTHIPさんとのコラボレーションによる
スタンダードタイプのクソゴンをリリース。またメディコムトイさんのほうからは
赤司社長原案による「双頭原人」なるオリジナル怪獣ソフビの原型製作を担当するなど、
ここのところ再び活発化してきたところで、さらに今回の新シリーズ展開。
今後の動きがまた気になるところDeath。

SkullHeadButt [X]

2012年07月11日 | モンド・トラッシュ





ストレンジハードコアにしてアンダーグラウンドマニアック。

パチともオリジナルともつかない特殊な怪獣ソフビばかりを発表してきた
SKULL HEAD BUTTさんが熱に浮かされたようにバリエーションを増殖させて
本年春頃から展開している正体不明の新規ソフビブランド「スペースミュータント
X SERIES 」。

各キャラクターのルックスを一瞥すると50~60年代、共産国との冷戦時代下,
アメリカで核ノイローゼ気味の市民生活に向け目ざとい映画人が娯楽搾取しようと
量産されていたミュータントホラームービーやモンスタームービー、
または人類の宇宙への進出、科学万能への畏怖感を伴い宇宙空間で人類を待ち受け
牙を研ぐ邪悪なモンスターものを思い起こさせるオリジナルソフビ群Death.




ソフビになったこれらスペースミュータント{X}の怪物たちの形象は、
その後の展開をみていると
徐々に80年代のモンスター的なビジュアルアイコンへと
時代のモンスター映画が提示してきたビジュアルを辿ってきているかようにも見えます。
それはおそらくSKULL HEAD BUTTさん自身にとって
怪物たちの表象にまつわる起源を遡行する旅としてソフビづくりという形を
通して行われている作業なのかもしれません。
初期の5体に続き、「Lader X」「Invader X」といった、新たなバリエーション
キャラクターを生み出しています。












ブタッ鼻でつり眼、耳まで裂けた口、このシリーズでも一番アシッドで邪悪な表情を持つ
スペースミュータント「STAR-X」。外宇宙の暗黒の闇に潜む怪物っぽいです。









3つ目の不気味な「MUTANTーX」。どこか、中世の悪魔を思わせるデザイン的記号性を
持たされています。その名の通り、彼は核戦争か何かで変異した人類のなれの果て
として放射能の霧が出る沼からやって来たのかもしれません。

冷戦時代の核への恐怖心は、現代、2000年代の「未来の地球」に生きる我々の
未来の上にもリアルな事象として再び重くのしかかっているのです。
{X}の怪物たちは過去の地球にもたらされた恐怖心から生まれた怪物。そして今
過去からタイムスリップして未来の地球に現れた。

この「MUTANT-X」も、自らの異形をもって核の危機と隣り合わせな人類に
警鐘をもたらそうと、地下で待ち続けていたのかもしれません。










顔の作りをみるとツタのまきついたような奇怪な植物エイリアンぽいコイツ、
「BIO-X」。オールドスクールなSF宇宙人らしい風貌で、なかなか自分的にツボですね。








彼らスペースミュータントのいずれもが、凶暴でささくれだった造形・表情をしています。
彼らは、モンスター映画がいつしかCG化/デジタル化で製作されることなどにより
デザイン的に自由度を増し、洗練される中そぎ落としてしまった
キグルミ人型キャラクター独特のミリキである定型的・記号的ビジュアルアイコンが
それぞれに刻みこまれています。ハードコアなモノに心惹かれる
ソフビファンの嗜好ストライクを狙い撃ちした気配Death。
彼らにはニュークリアアレルギー時代にあったモンスター映画にはあり、
今はそぎおとされてしまった独特のはかなさ、メランコリックさも漂っています。






暗黒感をにじませた異形揃い。アヤシサ満点なソフビシリーズに相応しく、
販売形式も「ソフビによるエクスプロテーション」を純粋目的化して
作られたふしさえある。そして観るものに得もいえない不安を醸成させ関心を煽る
アングラアイテムとして設定。マニアの深層心理にひっかかる必要条件も高濃度に持たせた
ひとくせもふたくせもあるキャラクターソフビシリーズとなっております。

【Ron Grainer's Score/THE OMEGA MAN 】

http://www.youtube.com/watch?v=3k1GJlWFdHY

【The world inside your eyes /John Harrison (Day of the dead Soundtrack )】

「DAY~」は「世界大戦争」「渚にて」と並ぶ3大世界滅亡ムービーに数えられています。
誰が数えたかは謎ですが。優れた人類滅亡映画はどこかに滅びの詩情を漂わせています。

http://www.youtube.com/watch?v=VQc9Y2r2n2E

【Day Of The Dead (1985) George A Romero - Part 5 】

ゾンビと人間の比率40万対1って一体全体どんな無理ゲーだろ。
しかも核シェルターの生存者グループに致命打になったのはゾンビたちの襲撃からでなく
人間同士の見苦しいいさかいが原因というのがミソです。ロメロ監督はやはり偉大です。
この映画は素晴らしいのですが、リメイクの同名映画は酷すぎてちょっと泣きたくなる
出来でした。リメイクの「DAWN OF THE DEAD」は走るゾンビ採用など、あえて
徹底的にロメロルールを破った思い切りが痛快で好感ですけどね。
ゾンビ映画も最近作られすぎでしかも作品の出来に個体差もなく、このジャンルのファンも
ちょっと食傷気味じゃないカナ?

http://www.youtube.com/watch?v=Ws-Sd3j_RPQ

庵野秀明 特撮博物館

2012年07月10日 | 特撮・SF



東京都現代美術館で7月10日よりスタートした「館長庵野秀明 特撮博物館 
ミニチュアで見る昭和平成の技 」初日にさっそく行ってまいりました。
特撮作品に登場したスーパーメカやスーパーヒーロー、怪獣、そしてミニチュア
セットや特撮現場で使用された小道具類など、新旧そして製作プロダクションを問わずに
大量に集められた大博覧会として開催前から気になるイベントでありました。



過去作品本編使用のプロップ類は撮影不可だったのですが、とにかくあるわあるわの充実ぶり。
実際に本編で使用された超兵器群が今回キレイに修復されたもの、
または新規で当時の設計のまま再製作されたもの、撮影の火薬の爆発に巻き込まれて
生々しいダメージ状態のもの等とりまぜて大量展示。
メーサー車も昭和の「特撮大会」で展示されていたものなどは「ゴジラ対ガイガン」の撮影で
だいぶ痛んでいたのですが、今回は完動品の外観に整えられたものが展示されていました。

マットジャイロなどは展示品の製作が間に合ってなく公開予定日が記されて空席でしたが、
そんなところも館長・庵野秀明ならではのこだわりゆえなのかなと思ったり。
とにかくマニアックなスーパーメカの集結ぶりは監修がこのヒトならではという感じですね。
庵野監督の奥さん・安野モヨコさんが添えた監督のイラストつきで、
各展示品の横にコメントとして展示品の見どころを説明しているのも
「このヒト、ほんと根っからの特撮オタだな~」と大いにシンパシーを持てます。



ウルトラマンタロウのキュートなZAT車両・ラビットパンダの
劇中ミニチュアなんて素材は木とかで作ってたんですね。現物を観れてよかったです。
素材もそれぞれ明記されており時代ごとの変遷もうかがえて、また興味深いです。
特撮映画と呼ばれる映像作品も昭和の怪獣映画から平成の世ではエンタメ映画へと
変遷を遂げており、「アナザーウェイD機関情報」の潜水艦、「ローレライ」の伊507号や
「日本沈没(2006)」の新わだつみ等、一般映画の特撮プロップ、
最近作のミニチュア建物類もカバーしております。
マニアックなところでは「怪獣総進撃」でマンダにグルグル巻きつかれたモノレールの車両や
「妖星ゴラス」の南極基地で稼働していたブルドーザー、「惑星大戦争」の敵戦闘機
なんてのまでありました。そうそう、樋口監督絵と文による場内解説リーフレットを読むと
TV「日本沈没」のケルマディック号の現物も会場のどこかに飾ってあったらしいんですが、
見つかりました?

展示ブースの中ではトタン板で囲まれた薄暗い照明による東宝特美倉庫風のステージで
見れる箇所もあり、雰囲気満点です。

怪獣のキグルミは物性が変化しやすいラテックスにより出来ているので
現存しているものは少なく、展示はあまり多くは無いですが、
デスゴジやGMKの魏怒羅、モスラ、1983サイボットゴジラの頭部骨格、
平成ガメラなど公開当時劇場で目に出来た怪獣たちとファンがまた再会できる
ウレシイ機会にもなっておりました。

その分ヒーロー関係では、ウルトラファミリーはもちろん、レッドマンやグリーンマン、
ライオン丸、トリプルファイターやロックバットなど、開米プロダクションに現存する
多彩なヒーローの頭部マスクが大量に展示されていました。




今年初頭に画集が発売されたものの惜しくも同じころに亡くなられた井上泰幸氏、
平成ウルトラや東宝の超星神シリーズなどでの美術デザインで特撮ヒーローの
ビジュアルイメージを支えた、同様に故人である大澤哲三氏のデザイン画展示も
迫力の原画を間近で見れるチャンスですね。
ここのところ昭和から平成にかけて橋渡しをした特撮の立役者にあたる方が相次いで
亡くなられている中、追悼的な意味合いでも
先人の方たちの仕事ぶりをじっくり振り返れる良い機会になりました。


















今回の展示に華を添えたのが10分程度の短編映画「巨神兵東京に現わる」。
巨神兵の登場する劇場アニメ「ナウシカ」のスピンオフ的な内容で、スタジオジブリとの
コラボレーション企画にもなっており、庵野監督と宮崎駿氏の「ナウシカ」製作
以降からつづいている親交ぶりもうかがえます。
「ナウシカ」当時の庵野監督作画パート原画、絵コンテも展示され、宮崎氏が描いた庵野氏の
似顔絵入りで「原画を早くあげろ」と催促していたときのメモなども添えられて
生々しい当時の製作状況を伝えてくれます(微笑)。今回の映画用にキャラ設定を起こした
前田眞宏氏によるイラストや設定資料、竹谷隆之氏による造形検討モデルや
作業用のイラストも展示。

そして本編ですが、渋谷の街中でのロケも行われてちょっと庵野監督の実写映画
「ラブ&ポップ」を思わせる、けだるい朝の都内を映す冒頭。人々の間で
ある日、何の前触れもなくこのセカイの滅亡が噂されるようになる。
そしてついに、早朝、街の上空を覆うように羽を展翅したおぞましい姿の巨大な巨神兵が
漂っている。巨神兵を目撃した女の子(CV・林原めぐみ)の、淡々とした独白によって
進行するストーリー。
実写風景と樋口眞嗣特技監督による特撮部分とで構成された巨神兵の群れによる
東京襲撃シークエンス。終わらないはずの日常がある朝、予期せぬ「火の七日間」へと
突入していく大状況、
イベント的つくりながら、従来の特撮作品ではまったく使用されていない
新奇な特撮技法をいくつか多用しております。

ただしあえて昨今多用される3DCGには一切頼らず、
基本アナログ特撮的な昔から有る技術の延長から編みだされた方法を模索することによって
描かれる、壮絶な都市破壊図絵がスクリーン上に展開されます。
「ナウシカ」の冒頭にあった巨神兵たちが横一列に並び歩みながら都市を粉砕し
人類を蹂躙していく恐るべき伝説の「火の七日間」が初めて実写映像化され、
来場者は自分たちの住む安全だったはずの街の崩壊とセカイの終末を、息を飲み見守るしかない
のです。

あのエヴァンゲリオンも「ナウシカ」劇中最強の究極生物兵器である巨神兵の存在なくしては
生まれなかったでしょうからね。
庵野監督が関わったことで、本作はいわばエヴァを発想したミッシングリンクに観るものを
いざなう映画となっています。












本作の製作に関する樋口監督のメッセージボードには印象的な言葉が綴られています。
「いつのまにか特撮作品は作る手段が目的になり、
作品自体が映像の作り方に囚われて作られるようになってしまった、そうなってしまったことには
自分たちも関与してしまっていたのかもしれない」的なことがしたためられているのですが
それは特撮モノがジャンル映画化してしまって活躍の場を狭められて作られなくなって
しまったということも暗に示されているんでしょうね。

多くのスタッフが優れた映像表現の匠の技を持ちながら
「特撮映画の灯が消える」そんな危惧感を持って作られたのが本作です。
今はエンタメ映画というジャンルの中で多くのカタルシスシーンにおいて、CGによる表現が
中核に置かれて製作されているのですが、本作では「特撮映画でしかできない表現で観客を
驚かす」ことが主眼に置かれさまざまな技術が編み出されています。

きのこ雲、巨神兵の伝家の宝刀とも呼べるプロトンビームで切り口がアメのように溶けて
ドロッと崩れるビル、そしてCGでなく操演でもないアナログ技術により、
あたかもいきもののような表情を見せる巨神兵。。。
それぞれの見せ場は従来の特撮映画では見られない、メイキングを見ると
非常にシンプルで驚かされるような新技法によって生み出されたものです。

映画本編の後に特撮のメイキング映像も別室でオンエアされているんですが、
「ガメラ3」の時のあの面白かったメイキング映画「GAMERA1999」
(庵野秀明監督作品)を思わせる、特撮技法をスタッフ皆でコンセンサスをとって
編みだしていく過程をドキュメントで見せていき、
映画の中のあのシーンはこうして作ったのかという驚きをお客に提供する上で
このメイキングもいわば映画本編の一部といえるものとなっています。
映画づくりの面白さがよく伝わってきますね。





















お客さんが帰り際、実際に特撮セットの中に入って自由にミニチュアセットの中でアングルを
決めて撮影できる特撮撮影体験展示コーナーがあるのもお楽しみのひとつですね。
この記事に貼ってある風景も、そのミニチュアセットの中に入って撮ってみたものです。



↑街中で巨神兵を目前にした人々が最初に取りそうな行動。これも本編で使用された
人物用プロップです。実写版ネギまのOPみたいですね(笑)。














劇中で巨神兵が佇む街中をロングで据え、手前にアパートの室内ショットが
あるのですが、そのシーン用のミニチュアセットがとくに人気で、
皆、小人の部屋でも覗くように楽しんで撮影していました。
しかし「ガンヘッド」とか「日本沈没」「デスレース2000年」のポスターが貼ってあって
エレキギターが立てかけてあり、コケシ等郷土民芸品の置いてある部屋の住人って、
どんなライフスタイルや、Gジャンズでしょうか(微笑)。




たしか、「ガメラ3イリス邪神覚醒」公開当時の「大ガメラ展」でもこういう体験撮影形式の
ミニチュア展示内容で来場者を楽しませてくれたことがあったのですが、
本展は一般の人にも今一度、CG映像とはまた違ったエモーショナルなミリキを
持った「怪獣映画」や「特撮映画」に興味喚起してもらえる
いい機会になったのではないでしょうか。

ここ数年の特撮怪獣映画というと、ウルトラやライダーのようなシリーズ作でない
個別オリジナル作品では、3年前にNHKの製作で15分ほどの短編ですが本格的怪獣特撮映画
「ゲハラ」が撮られ、樋口監督がプロデューサーを務めました。
その後原口智生監督により骨太な怪獣バトルシーンのある「デスカッパ」が撮られたりも
していますが、「デスカッパ」ではすでに過去に特撮映画で使用されたプロップをかき集めて
一本映画が撮れてしまうほどに、特撮映画界は製作プロダクションの垣根もない
くらいに業界内に存在するプロップやビルのミニチュアの互換性などで見通しが利く状態と
なっている。それは、悪く言えばすっかり現場とそれに携わる人たちが限られたミニマムなセカイと
なってしまっているという側面もわかります。
本展は特撮映画ファンのみならず、広く一般に向けて特撮の技術伝承、分野再認知を図るための
イベントとしての意味合いもあるといえるでしょう。








樋口監督には、斯様な環境にあっても日本特撮映画を再び一般大衆娯楽として
楽しめるような位置づけにできるような意味も込めつつ、是非また
特撮怪獣映画のメガホンもとってもらいたいです。
今回のメイキングでも想像していた以上の絵が撮れた時の樋口監督はじつに楽しそうだったな。
この監督が自身で楽しそうに撮っている映画は是非観たいです。
今回のこの「特撮博物館」がエールとなって一般的な関心を高めつつ、
新たな特撮映画が作られる一歩につながっていくといいですね。
とにかく特撮、怪獣好きのヒトには今夏の語り草になるであろう、
タコもオススメのイベントDeath。





イベント限定のガチャポンとFIGMA巨神兵のパッケージ。










●館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
会期 2012年7月10日(火)~10月8日(月・祝)
休館日 月曜日(ただし、7月16日、8月13日・20日、9月17日・24日、
    10月1日・8日は開館。7月17日、9月18日は休館。)
入場時間 午前10時〜午後6時 (入場は閉館の30分前まで)

東京都現代美術館 企画展示室1F・B2F
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(代表)


【あのすばらしい愛をもう一度(映画「ラブ&ポップ」エンディングテーマ)】

http://www.youtube.com/watch?v=GWM5oUXbits&feature=related

【彼氏彼女の事情 エンディング詰め合わせ1~9話】
じつはこの実写エンディングが本編みたいな。紙芝居回のVHS、手が空いてる時に
エンコードしたい。

http://www.youtube.com/watch?v=LvU5s3hrKjk

コスプレフェスタTDC夏①雨ノ七夕

2012年07月07日 | コミック・アニメーション



ちょうど七夕のかかる会期なので浴衣シーンのあるアニメキャラは
こんな感じで活躍してました。綾波とアスカ。



『泥まみれ やけっくそ』(戦闘メカ・ザブングルのサブタイトル)

晴れたらいいっすね!とかこの間書いてみたものの、
今回のTDCも1日目は雨だった!
東京ドームシティの恒例コスプレイベント、
7月のコスプレフェスタTDCが7・8日、盛大に開催されました。
(上はTDC会場を防衛していたライダー1号。荒野を渡る風~飄々と~♪)




2DAYに渡ってレイヤーさんがお気に入りのキャラクターを自身で、または仲間同士で、
あたかも作品の日常セカイに入ったかのように街中、そしてアトラクションの
立ち並ぶTDCのイベント的空間の中で演じることができる
日常と非日常がつながるアマチュアパフォーマンスの祝祭空間として回を重ねるごとに
イベントとしての存在感を高めております。

通りかかった行楽客や他のイベントを観に来た家族連れも知ってる
キャラクターを見つけては思わずココロなごんだりする一幕も。またまたタコも
アニメのセカイに迷い込んでまいりマシタ。ふりしきる雨をものともせず、
むしろコスプレ演出の一部として雨も自分たちの背景に果敢にとりこんでしまえ!てなわけで
はりきるレイヤーさんも。





(上は「けいおん!」「青の祓魔師」レイヤーさんメンバーの雨宿り風景)

屋内退避したり雨の中に躍り出たりめまぐるしいコンディションでの開催となりました。
1日目はそんななんぎな天気だったけど会場には妙な熱気がみなぎっていましたね。
2日目は参加者の祈りが届いてか、天気予報が外れがっちりと快晴となり、TDCの本来の
パワーがフルに発揮される会場環境とあいなりました。








今回コスプレを演じるレイヤーさんが多かったアニメは引き続き「まどか」、
「妖狐×僕SS」「TIGER &BUNNY」「青の祓魔師」「マクロスフロンティア」
「ペルソナ4」東方系でしょうか。
秋の映画「Q」公開に向けて事前情報が出始めていることもあってエヴァ関係もまた
増えており、初日は会場でエヴァキャラレイヤーさんを集めたコスプレコンテスト
も実施されました。



(上はホール内に展示された等身大エヴァのスタチュー)

このほかNARUTOのアトラクションが新設され、レイヤーさんも喜んでたみたい。
グループでそれぞれ各自好きな番組のキャラクターを演じる複合タイプというか
豪華つめ合わせ風レイヤーさんグループも多い感じでした。



息の合った二人が演じる「シュタインズゲート」。



「AKB0048」の3代目渡辺麻友ことまゆゆ。このレイヤーさん、まゆゆという
キャラに一目ぼれってやつでしょうか、「この役は私が演る!」とばかりに
衣装も似たような柄の生地を見つけて自作したとのこと。
気合い入ってました。これが若さか!
アニメの「0048」、当初は秋元組がアニメ界にまで搾取にくるんかいと
思ってたんですが、出来が思いのほか良かったんで。。。いや、アイドルの神話的要素を
寓話化したSFアニメとして面白いっすよ。
特に世界観等設定の細かさ、美術の凝りようは今期(春以降)ナンバー1じゃろ。



ドーラーの方も2日目は暑かったり湿気の多いなかでお疲れサマ!

下半身が井戸になってる貞子のレイヤーさんも居ました。







春スタートしたアニメでは萌え系キャラと暗黒SFのクトゥルー神話体系と双方の
お客さんのフックにかかる異色のクロスオーバーコンテンツ、ニャル子さんもTDCに降臨。



TDCといえば僕と握手なライダーと戦隊最新作。仮面ライダーフォーゼ・
ライダー部のみなさん。
子どもさんが本物と思って声をかけてました。これだけ似てると、「きのう東京ドームで
本物を見た」とかおともだちにいっちゃいそうなノリですね。




レア作品でウレシイ。
「花咲くいろは」のいろはを演じてたレイヤーさん。ちょっと朝のテレビ小説みたいな
一般のヒトが観ても楽しめるアニメでしたね。
タコは学生時代に日本料理屋で3年ほど働いてたので、このアニメでの仲居さんや厨房での
人間関係でありそうなリアルな描写の数々に唸っておりました。いわゆるご当地系の
アニメでは屈指の出来だと思います。



ヤッターマンのガンちゃんとアイちゃん。こちらは実写劇場版のようでした。




背丈が同じくらいの合わせで、フィギュアみたいに可愛かった綾波とアスカ。



特撮モノの総本山といえるこの場所で、裏戦隊の彼らがいないとウソだっ!という感じで
やはり活躍してました、非公認戦隊アキバレンジャーの赤木信夫と萌黄ゆめりあ。
みづきちゃん役のヒトも居るそうなのですが遠方なので今回は来られなかったのだそう。
コスプレじゃない戦隊ヒーローになるのが劇中のキャラ同様楽しくてたまらないという
感じですね。3人揃っての変身風景をいつか披露してほしいDeath。




アキバの中央通りにもおっきな看板が張り出されブルーレイの宣伝をしてる「ヨルムンガンド」。
主人公の少年兵、ヨナを演じてくれるヒトが今回は見つからなかったとのことでしたが
ちゃんと気が付きましたよ。
傭兵と武器商人という裏社会の浮世離れした題材を扱う硬派な作品舞台ながら、
苛烈なバトルだけでない、彼らのどこかユーモラスな人間らしさのある日常をも
描いていました。



「偽物語」の月火。火燐を演じる予定だったレイヤーさんが今回は
衣装作成が間に合わなかったとかでアララギ兄のほうに急きょ役柄チェンジ。
当日まで成り行きでグループ内のキャラ交代もあったり、自分が何役を演じるか
わからないこともあるのもコスプレのスリリングな面白さ、かもしれません。






なかなかそれと気づいてもらえなかった、とおっしゃってましたが
いい感じに似せていますね。「氷菓」。見つけるほうも楽しいんですよ。




雨にたじろがずに、果敢に見事なポージングをキメてくれました。
劇中イメージをよく研究しつくしていたので驚きましたYO
御坂と黒子の「レールガン」コンビ。




ペルソナ4のキュートなマスコットキャラクター、
クマを等身大スーツで作ってきた方がいて、これがよくできてるんで驚きました。
写真はみんなでクマスーツ着付中の様子。
劇中同様にピョコピョコ動く!これは勢ぞろいグループ撮影時でもインパクト増大でした。



この儚さは得難いものが。TDCを裸足であたかも白昼夢のように漂っていましたYO
「あの花」の芽衣子。

コスプレフェスタTDC春その④

2012年07月04日 | コミック・アニメーション



ひえー、むりくりやっと春からやってる仕事が半分終わった―。ちょっとホッとした。
お客様に「こんなんでどないでっかー」と送信して、ちとリハビリといきまSHOW。

おや、ちょうど宅急便が来てソフビやさんからの段ボールがいくつか届いたじゃないの。
ソフビファンの豊饒な妄想めぐらす日常がちょっとわたしにも戻ってきた感じ。
一箱はTARGET EARTHさんの恐怖のB級Z級ムービー風半魚人トリオ、もう来たのね。
ピンポン玉の目の怪物たち。こいつらすごいぜ。コテコテのくるみ塗装ジャマイカ。


















番組始まって間もないので武器以外は衣装も小道具も全部自作で臨んだという
気合い入ったゴーバスターズのみなさん。








たぶんリアルタイム直撃世代だな!によるキャラ愛のこもったセーラームーン。





ムギちゃんと唯。まゆげたくわんでごはん食べたい。













ペルソナ4の人気アイドルりせちーこと久慈川りせ/男装の麗人・白鐘 直斗のコンビ。




「僕は友達が少ない」。フルメンバーおられたんですが
ちょうどあちこちに散回しておられ、このお三方はなんとかつかまえて
撮らせてもらえまひた。。。






最近アニメ界でプチブーム?なゾンビヒロインとして見たら先駆的存在にあたるレイレイ。
道満晴満のコミックをひさしぶりに読み返したくなりました。









みのりんとてのりタイガー、2人の身長度合いもグッドな
合わせになっていますね、「とらドラ!」のお二人。







ちゃんとがゆんの絵に似せてる、
キリッとしてとっても麗しい刹那・F・セイエイ、オフタイムつーか市民生活潜伏ver。
でもテロリストなのにこんな人が街を歩いてたりお隣に住んでたらかえって目を引くよな。
座ってるポーズは1期であった、道端に座って情報収集してる風でお願いしました。
これで流木の椅子とかあったら例の無人島で一人想いに耽ってる風にもなって
さらにいい感じだった。

同じ黒田氏がシリーズ構成なので「ヨルムンガンド」の少年兵ヨナって刹那を思い出させたね。






デュラララ!の臨也くんとしずちゃん。なんか仲が好さそうになってしまった。





ハルヒとみくるちゃん。ラブラブな感じです。





似せっぷり見事なペルソナ4のメインメンバー。











その③にも載せたけど、偽物語のファイアーシスターズのお二人、
2階の山の上でも撮らせてもらったのでドゾー。





TDCはなんだか雨になることが多いんだ。でも皆めげないでシチュエー
ションや効果の一部として使っちゃうんですな。
というわけでハルヒと長門のおふたり。次は晴れるといいっすなー。


【雨が降る/坂本真綾(鉄のラインバレル エンディング)】

http://www.youtube.com/watch?v=CdWOCHhVge4

【Rainy Day and Day/ Dragon Ash(VIRUS 主題歌)】

http://www.youtube.com/watch?v=0FirRqp5dCs


【ブリリアントグリーン 愛のある場所×ポケットの中の戦争 MAD】

http://www.youtube.com/watch?v=nLjXkWn6dSs

【やさしくしないで/リューズ(かおりくみこ)銀河鉄道999劇場版】

http://www.youtube.com/watch?v=zopfZCmr_I4

SHIBUYA戦記メディコムトイ新作

2012年07月02日 | インディーズソフビ
















あまりに仕事が煮詰まり、発狂して雨上がりの街角に自分でもわけもわからず飛び出したタコ。
ここのところ更新が続いているのも実はささやかな現実逃避だ。
そして今日、その行き場の無い魂の漂着地はどこか!(小杉十郎太のナレーション想像)

その時、タコバッグの中には一枚のカラフルなクマの絵が描かれたレセプションの招待状が!
メディコムトイさんが、渋谷に赴き、VINYLしろとタコを導く!

そして今日はレセプション最終日。

























ウワサのヤツは実在した!
TARGETEARTH・佐藤元将氏原型製作、メディコムトイ赤司社長キャラクター原案により
爆誕したオリジナルモンスターソフビ
「双頭原人」!現物をやっと間近に観ましたが、見よ、こってりとしたワイルドな仕上がり。
ハリーハウゼンチックに武骨な人形アニメ―ションモンスターテイストが横溢した、
得もいえぬ味がありますね。



ZOLLMENさんの新作「コロコロ」と「ボンボン」。低年齢の少年たちの友情・熱血・勝利、
そしてモノ・グッズへのこだわりをかきたてるあの漫画誌名を冠したチャイルディッシュな
風貌のモンスターコンビ。



実はレセプションから撮影した写真の個人ブログ使用枚数に制限がかかってるみたい
なんだけど。。。
これでも絞り込みました。一部風景扱いのものも多いのでそこはどーか見逃してくださいまし~
(一体誰と話してるんだ?)



モンストックさんの通天閣ロボ。ん、もしかしてこれはキン◎ジョー、じゃない
ユー◎ムカラー?



TARGET EARTHさんのロボットゴリラ。タコも青の1期買いましたけど、この漆黒の
メディコムロボットゴリラも悪のオーラが全身に横溢しててイイ感じです。
そうそう、あの1期に付いてたサプライズアイテム「悪い科学者」っていう
おまけのミニソフビが自分的スマッシュヒットでした。



ジェットターレ(ハンサムタロウエム)さんのカイサンダー。きれいなポリュージョンカラーって
感じでしょうか。くるみ塗装のブラシワークがとってもキレイでしたよ。
メディコムさんのジェットターレアイテムはグッドロボといいこのカイサンダーといい、
色指定の相性がとってもいいですね。















渋谷のパルコということで、場所がら女の子の閲覧もたいへん多かったです。
このお二人もインディーズソフビのショーケースに見入っておられました。



このRAH(ハッシュver.)ジョーカー、バットマンもええな。。。
アメコミの線まんまで立体化してます。
このほかコミック系ではGUNTZやピングドラムのアイテムも発売告知してました。写真
撮影不可でしたがアイパッチのアスカもありましたYO。水面下でEVA「Q」の公開に合わせて
キューブリックなど他の製品開発も進んでいるんでしょうね。







メディコムさんは「まどか」のQB製品化を皮切りに、ここのところ人気作
「ピングドラム」「ニャル子」「あの夏で待ってる」など
アニメヒロインのカワイイマスコットキャラクターたちの立体化にも力が入っていますね。
ぬいぐるみならレイヤーさんたちのコスプレ演出上でも一役買いそう。

このほかぬいぐるみではティム・バートン監督の「フランケンウイニー」の
人造犬たちのアイテムも参考展示されていたのがとても気になりました。




このまどかRAH,ものすごく絵に似せているのでおどろきました。
「ほむらちゃん!私やるよ!」とかしゃべりだしだしそう。やはりフィギュアは現物を
見ないとあかんな~。



そしてメディコムトイ名物、藤子不二雄アイテムではマニアックアイテムといえる
劇中の人気漫画家「フニャコフニャオ」先生が!
「なんという、むせきにんなわしだ!」。

漫画の締め切りを落としそうで、ドラえもんに頼んで来月の自分が描いた漫画誌を
持ってきてもらいリライトして窮地をしのごうと思ったら、それが翌々月になったら
もっと困りそうな無責任な引きで終わっており、次第に退路を断たれていくフニャコ先生の
おもしろかなしい混乱ぶりがこのフィギュアの表情やポーズでもよく再現されていますね。
あのエピソードは読者の子供たちにわかりやすくタイムパラドックス物の面白さを
教えてくれた一編でしたよネ。そうだ、フニャコ先生の描いた「オシシ仮面」もすでに
発売されているので、メディコム藤子作品アイテムとして漫画家と作品のフィギュアが
とうとう揃いましたね。

締切寸前の漫画家ほど見苦しいものはない、とよく言われますが、このフニャコフニャオ
フィギュアは単に漫画家キャラクターの立体化ということだけではなく、
すべての人気漫画家の「おもしろいアイデアに煮詰まる」普遍の苦悩の履歴を示したオブジェとも
見立てられそうです。
この勢いで、ドラえもん劇中の忘れ得ぬあのパチモノ漫画キャラたち「建設巨人イエオン」とか
「ベルデカ」とか「ニーンジャ(パチズゴッ◎)」とか出さないかな~(たんにつぶやきDEATH )

うー、ええもの見せてもらった、楽しかったYo!
さぁ、煮詰まってないでタコも仕事に戻るか~。




そしてここからはAKIBAカルチャースZONEのOne up.さん店舗ショーケースで開催されている
パンデモニウム展。「野菜」テーマカスタムのソフビ群。展示されているその一部ですが紹介。
今週木曜日まで展示しています。























【Sekai no Owari - Sae (SHI15UYAエンディングテーマ)】

こないだ部屋を掃除してたらシブヤフィフチーンのエマのフギアーが出てきただ!
たしか2005年頃のワンフェス限定品。製作はメディコムトイさんだた。
新垣結衣(当時はまだ駆け出し)のサインもはいってるぜ!

http://www.youtube.com/watch?v=ajV7_48Hvlw



【ガメラ3 渋谷襲撃シーン】

http://www.youtube.com/watch?v=4J1x39omNlg