KADOMIUMTANK ソフビブログ

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「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

Goodbye.ThrashOut

2012年01月16日 | インディーズソフビ

 

池田社長をはじめとするメインスタッフが福岡に拠点を移転するため、1月16日で閉店する
ことになった、ガーガメルさんのフラッグショップ、Thrash Out。
インディーズパチソフビが明確な分野として確立する上で存在感を発揮してきた
ガーガメルさんの製品展開上でイメージ醸成やお客さんとのコミュニケーションの場として
多大な役割を果たしてきた、このThrash Outはいわばガーガメルのスタッフの一人と
いってもいい。
その本店舗がなくなるなんて、と海外のファンサイトでも残念がる声は大きい。

しかしその日はやってきた。
最後はにぎやかに、ということでThrash Outではお蔵出し品の特別価格販売を行い、
Thrash Outとの別れを惜しむお客さん、ソフビ関係者、懇意にしているメーカーさんなどが
参集し時間を惜しみながら閉店まで残されたささやかな時を共有した。
そのなごやかな光景はいつも通りの、年に何回か開かれるアーチストイベントと同じようでした。

「どんなポーズで居たらいいんですか?」と池田社長。
ガーガメルの事業の中で持っているたくさんの資材、おもちゃフリークとしての自分の
コレクションもあって、公私ともに今回の福岡への移転はたいへんな量の荷物の移動になるとか。

あの時買い逃したモノにまた出会えるチャンス!ということでたくさんのお客さんが
ひっきりなしにつめかけた店内。またガーガメルのソフビに魅せられ、今自身もソフビ関係の
原型を手掛けたり、ソフビメーカーになっている人たちも多数つめかけてこのお店に来た時の
思い出にひたりつつ懐かしいアイテムを手に取っていた。

Thrash Outの物販イベントでヒートアップしたのも懐かしい思ひ出。途中で抽選形式
になったのですが。前夜にお店の近くで徹夜とか、近くの友人の家に泊めてもらったりとか、
懐かしいな。福袋も年の切り替わり0時00分に販売するので、大みそかにお店の
近所に集まったり。
たぶんソフビの物販で皆があんなに熱くなったのは、ガーガメルが最初で最後ではないか。

池田社長「見返してみると、結構新作もコンスタントに出してきたでしょう」
タコ「完全新作、新造形も多かったですよね、いままでの製品が一同に並べられると
作風がだんだん変わってきたのもわかりますね、自分個人として、初期はちょっとコワモテな
グラインドコアなメーカーさんなんて印象もありました」
池田社長「グラインドコアか、田口店長だったころのガーガデスとかもありましたね(微笑)。
(お蔵出しで出てきたガーガデスを手にとりながら)自分で自分が作るものとの関連を特に強くは
意識している感じではないですが、
みたりちゃんは自分に女の子が生まれて、女の子のソフビを作ってみたいという気持ちになって
作ったんですよ(ショーケースの中に立つみたりちゃんを眺めながら)」

タコの男の子、グロービィにも途中からイルカの彼女ができたね。
古今東西とわず、作るものにどこか作り手の人生が反映し、それにより、アーチストとしても新たに
成長するものかもしれない。

ガーガメルの未来のプロダクツはどんなものになるの
だろうか?すでに昨年、レ・メルデとのコラボレーションヴァイナルでガーガメルは未来、宇宙と
いったキーワードで新世界を見つめていた。



真ん中にあるのはぶたのはな大橋さんが今回の個展用に製作してくれたという「デスラ?」。

「いつのだっけ?」
SUPER7やSDCCなど、海外展開面でもインディーズソフビ界で先鞭をつけた
同社の製品。しかし多大な品種を展開しており、今回のお蔵出しで、本人たちも即座に
はっきりとは当時の経緯が明確にならないアイテムもあったり。
詳しいお客さんと発売時期や当時の仕様などについて
記憶を照合しあったり、などという風景も。



お店に入ると迎えてくれた極彩色の怪獣やキャラクターたち。

池田社長「Thrash Outの内装はスタートした時に自分たちで設営したので、なくなる時も
自分たちで全部片づけるんです」このトーチであぶっていい風合いを出した檜の内装も今日で
見おさめである。
「よかったら、留め金ではずせる場所の板を持って帰りますか?」と池田氏。
よく遊びにきているソフビコレクターのヒトも「ブログでソフビを飾るバックにThrash Outで
使ってた板を使いなよ!君がこのお店の雰囲気を受け継いでブログに役立てたまえ」と横で一言。
実はちょっと「それはいいな!」とココロときめいたけど、やはりこのままThrash Outは
断片がタコブログの背景にダラダラと使われているよりはみなさまの思い出の存在にしといた
ほうがきれいかな、と。そう、少し経つとこのお店の記憶も昔、子どもの頃に通った
不思議なおもちゃであふれた駄菓子屋のようにすごく懐かしい、喪失感を含む
ものになることと思います。

今回の会場で注目された、YOSTEE氏の限定品、レジン人形。
木をけずりだしたような80年代の初期ガンダム駄玩具風味な武骨な雰囲気のアイテムもあり、
現場にいた池田社長、池田店長をはじめスタッフさんも
おもちゃ好きなだけに残数がへるごとに気になりだして、できたら自分も手元に一個ずつ
残したい、とかこれが欲しい、あれが欲しいと主張。ジャンケンして購買権を競うガーガメル
クル―のみなさん。
最後のThrash Outのお客さんになったのはほかでもない、池田社長を含む
ガーガメルクル―の人たちでした。

とにかく福岡への移転に集中する、まずはそれから。と池田社長。
今回もお客さんへの対応間に、進行中の新製品の話などちらほら聞かせていただいた
のですが、アーチストコラボアイテムと並行して、昭和の駄玩具的なゾッキ・パチ方面の
ファンからの期待に応えるようなアイテムもいくつか準備が進んでいます。
聞くと、きっとソフビファンのヒトにはあー!こういうので来たか!ガーガメルはあいかわらず
だな!と思える、いかにもいたずら心たっぷりでキュートなモノも出てくると思いますよ。

そして、以前のようなガーガメルさん独自のカスタムイベントも年に何回か、もちろん東京で
開催する予定だそうです。まずは移転先に落ち着いてからの話ですね。



森の仲間、スマーフたちを生み出した伝説の魔法使い、ガーガメルの城は南の地に居を移した。
その魔法は新たな霊気を伴い、ヒトが愚行から生みだした毒の煙を暗雲たれこめる
空から払いのけ、眠ったヒトビトの魂を揺り動かすソフビの魔力を再び放つに相違ない。
その沈黙もごくわずかな刻の話。そして次にセカイに放たれるガーガメルの魔法の話だが、
それはまた次の夜に。

 


コスプレフェスタTDC冬その①

2012年01月16日 | コミック・アニメーション

 

 

というわけで年末のコミケ81ルポもまだ半分も終わってないんですが、さらに東京ドームCITYで
コスプレフェスタTDC(正式名称はコスプレフェスタTDC 1DAYというらしい)が
15日に開催されたのでタコも行ってきました。前回(2011年10月)が奇跡の復活で、
このタコブログでもルポをしましたが、今回もけっこう急な開催決定だったものの、
年末のコミケの熱もそのままにコスプレがしたくてたまらないレイヤーさん、年末のコミケには
都合がつかなかったけど気合いの入ったネタを日夜、準備してきたレイヤーさんの力作が
たくさん披露されて、盛り上がっておりました。

主催者側の方とも少しお話できたのですが、これからなるべく定例で開催できるよう
調整していきたいご様子でした。去年10月の開催の後、もう開催しないのカナ?と気を揉んでいたヒトも多かったのではないかと思いますので、ぜひ応援してあげてください。

このTDCは夜9時まで、夜間の撮影も可能で、他のイベントでは見れない夜間での
ムーディなライティングでのコスプレ演技も展開されるのが特長。遊園地のアトラクションや園内の
お店はアニメの中の日常風景そのままな雰囲気を醸し出せるのもミリキ。
いやほんと今回は寒かった。皆さま寒い中、お疲れさまです。
てなわけでコミケ81ルポと並行して、TDCで撮らせていただいた会場風景も
ちょくちょく紹介していきマス。

まどか☆マギカと並んで2011年の新作で各イベントでは人気コスプレテーマのひとつとなった
TIGER&BUNNY。
キャラクターたちのオフタイムや人間関係も面白い本作、
ヒーローたちの日常をイメージしたアーバンな市街地の背景をバックに映りこませる
ロケーションができるなら、本作にはこのTDCがうまく稼働できる気がします。



アッチョンブリケ!アダルトタッチなピノコ登場。BJもとうぜん居ます!

「あんまりなめてもらっちゃ困るね」臨也くん。



海賊戦隊メンバーの昼食風景。あったかそう!

「宇宙キター!」なヒトたち、さすが東映作品のメッカ、ドームのコスプレイベントだけあって
ライダーと戦隊、プリキュアのレイヤーさんの盛り上がりっぷりは毎回ハンパでない。
今回のフォーゼはライダー部員フルメンバーのグループもいたぞ。
さらに、驚いたことに「地球キター!」なあの娘までレイヤーさんが登場、
スーツが最速で披露されたのでのちのち。



引き続き気合いの入っていたレイヤーさんが多かったまどか☆マギカ。
QBのキグルミですごいデキのがありました。

夜景に映えるホワイトタイガーやミクの電飾。



青の祓魔師」写真は劇中の勉強会を再現した演劇コスプレ風景。赤点組が絞られている
最中。ちょうど不在だったけどおとうさんのヒトがえらいイケメンだったらしい。
青の祓魔師」のレイヤーさんがいろんな会場で増えていますね。



自宅警備隊フルメンバーでの作戦遂行。タコはコミケ冬で女性隊員のシューティングポーズを
見損ねたので今回はウレスイ。今回は自衛隊のメカMIKUも装備?部隊員?に
加わり壮絶な戦闘風景がTDCに展開。

夜のTDCに赤い傘をさして、窓付き出現!シュールな光景Death。

(文章作成中。。。)