KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

EARTHQUAKE!4

2011年03月23日 | 日記


●つーわけで東日本大震災から13日が過ぎて早いものですね。
またまたゆるゆると日常の雑記みたいなものですが。
タコもカスミ食ってるわけでもないからもちろん
仕事もしないわけにはいかず、あちこち都内をウロウロしてるのだった。

いろいろ顔を出したいところもあるのですが、
計画停電もあって下手すると泊まり先の停電タイムにぶつかると
帰れなくなるのでなかなか思うようにいかないのだった。
どうもスンマセン。



●数日前だけど
いきつけのところで好物のタコ焼きもひさびさに食べたな。
20日目ぶりくらいか。しかしなんでか行った仕事先で食べ物や水を
もらうことが多く、とってもひじょうにすごくありがたいのだけど、被災地でもないのに
なんとなくタコは食料も調達できないように見えるんだろうか(苦笑)
もっと食べ物が入手できない環境に立たされているヒトに申し訳ない感じ。
でも上司も合流したら、どこでもらったのか行き先でいただいたコメ袋提げてた。
わしらは托鉢か。。。



●ネットを見ているとそろそろトゲつき肩パッド調達しないと、バギーに
乗りかえないと、美容院の店頭にモデルさんの写真でふつうにモヒカンのヘアー
スタイルが貼られないと、なんてネタもあちこちで見るわけだけど、実際に
買い占めヒャッハーしてるのは、いわばふみにじられる側である
種もみじいさんくらいの世代の高齢者の人がけっこう多いように見えるんだが、気のせいか。

まあ、彼らは早起きするもんなあ。朝起きぬけに見ると物資の不足を報じるテレビ見て
ヒャッハーに食べ物を奪われないうちにかわいいマゴの分も!!とかいって
思わずはりきっちゃうのかもなあ・
主婦層もまた然りというところで。皆不安になるのも無理はないですね。
しかし、もう物資の供給だってそこそこ回復してきたから
そんなに必死にならないでもええだろうに。



しかしスーパーに特売でもないのに朝からヒトが並んでるってのはすごい光景ですね。
今日はさらにミネラルウォーターパニックも加わって争奪戦なんでしょうけど、
毎日日替わりで買うトレンドが出てきて忙しいな。
ほんとにヨウ素が日常的なレベルでヤバくなったら水をミネラルウォーターにする
くらいじゃ済まなくなるってのにな。

なんとなくですが、インディーズソフビが週末になると
あちこちで物販イベントをやってた、需要も供給も異様に旺盛だった
頃をふと、思い出してしまいました。
しかし思うに数年前は何の不足もなく
日本もそこそこ多くのヒトがそう感じ取れるくらい、
あれは平和とよぶべき光景そのものだったんだな、と思った次第。


●思うに古もののソフビって体に悪そうな化学物質が時間を経て
化学変化を重ねているような臭いがしません?

なにしろ公害あたりまえ!の時代の産物ですからね。
こないだ上司と話してて、公害都市(70年代当時)の川崎で幼少を過ごしてたと
話してたら自分もだ、とか言ってて昭和頃の大気の汚れ具合は半端でなく
空もスモッグでまっ黒くて工場街の向こうが見えなかったし、
道も塀も煤煙で黒かった、てな感じで当時の恐ろしい街の風景について話してた。
まあ、異常な光景だ、あれは。

でもこまったことにそんな危険な状態だった昭和の街も今となっては
懐かしさすら感じるくらいだ。IKBの公害怪獣のソフビも昔、
買うお客もおらずさびれた商店街のおもちゃやの軒先に
袋入りで怪獣ブームがすぎてから何年もぶる下がっていたのを思い出す。

なにしろ大昔は怪獣映画の中でしか
イメージングできなかった「核」や「放射能」「放射性物質」といった
キーワードが、今の日本のリアルタイムでは
ごく身近なところに(しかも目に見えない存在として)
確実にたたずんでいる日常を過ごしているんだから。
妙な言い方ですが、良くも悪くも「ふつうに生きていられる」ことの濃密さを
強く実感できる時なんでしょうね、日本がこの現状となっては。

見えない脅威というのはヒトの不安を扇動する。
2010年製作のSFアニメ「ソラノヲト」で
前世紀に人類に忍びより、数日で壊滅的打撃を与えた伝説の「死神」が
目に見えない、姿も持たない、しかも科学の発展の末に人間が作った生物兵器だったと
判明するのと同じような不気味さはある。あらゆるSFは現実のメタファーとして
現実以上の強度を持ちヒトの心を揺るがす時がある。

今はいわば原発のトラブル、拡散しているのかもしれない、と
情報が先行する放射性物質拡散の恐怖といった事象自体は
もちろん実存の恐怖、危険として実在するが、
その前に「情報の恐怖」という人間のココロの中に潜む巨妄として、
あたかも怪獣のような存在となり、市民生活を疲弊させたりおびやかしている。

居るのかどうかもわからない怪獣の出現情報が先行して流れ、
市民が恫喝されてパニックになり都市機能に支障をきたす、
「ウルトラマンティガ」の「蜃気楼の怪獣」という寓意に満ちたエピソードを思い出す。
今は現実が虚構の強度を時に突き崩している、
いまだかつてない状況、それは虚構世界の産物である、怪獣が現れたのと実質同じ状況だ。
怪獣はヒトのココロの中に居る。



むしろこれまで、東北のような遠隔地に原発を建てる政策から
市民は知らず知らずの上にそういう危険を遠ざけて
暮らしてきた日常生活に慣れているところにとうとう
現実の生命のリスク、危機が迫ってきた、という見方をするほうが
謙虚なのだと思う。自分たちは(ああ、自分は、だな)屈託もなく日常を過ごしていて
いろんなことを知らなさすぎたんだろう。

電力にしても、日々の食事にしても、
われわれはしょせん整備されたインフラ上で生かされてきた
だけの存在だったのだろうか。

だから建前でなく、今ある、現在可能な生活を維持するために
極力、自分の住んでいるセカイの範囲で
ささやかに残された日常を維持しつつとにかく自分のやれることを
していくしかないと思っている。


●ビッグサイトのイベントも軒並み中止に。
気になるといえば、幕張メッセで開催予定の夏のワンフェスですけど、
当日版権品の申請は今回しないことになったようですね。
本日ワンフェスの公式ホームページにて明らかにされたのですが。

主催の海洋堂も現状から夏までの社会の復旧状況はすべてがそのままに、とは
思っていない様子で、版権先との連絡も今後難しくなると踏み、早めに
発表したのでしょうね。
でも、もともと版権申請をじかに版元とやっている
ガレキメーカー、ソフビメーカーさん的には通常の商品同様に申請することに
なるので、ワンフェス限定の版権アイテムがないだけで、
一概に版権モノがほとんどワンフェスの会場に置かれなくなるということでも
ないとは思っていますが。

にしてもオリジナルキャラクターや動物とか妖怪とか、
作者の意向で版権の要らないキャラクター中心であえて開催される
ワンフェスというのも造形イベントとしてはけっこう草の根的な感じがして、
このなんでも版元ありきのご時世にあって、かえって
新鮮なイベント風景になるかもな~とふと思ったりなんか。
オリジナルソフビにとってはアピールの好機に転じるかもやしれません。

それよりワンフェスそのものが中止にならないかが心配ですよ、
幕張メッセと周辺の交通路の体力や
避難民の収容地としての任が夏まで延びれば開催も厳しくなるでしょうからね。
ワンフェスもですが、コミックマーケットも数日前に書きましたが夏ごろの
電力供給状況次第ではかなり厳しい感じがします。
年に2回の大きなお祭りが核になってトイムーブメントも動いているような
ところがあるので、やはりそれは大きな求心力を失うわけで、サビシイですよね。



●浅草の新モニュメント、新東京タワーも12日完成の工程を
見事達成できたものの、大地震発生のせいで地元でもすっかり空気に。

仕事で浅草に行ったらお客である現地のヒトが「完成したんですよ、一応。
634メートル=ムサシってことで。もう存在忘れてたでしょ?あれ
遠くから来たのなら、写真撮ってやってよ」

と指さして苦笑いしてました。なにしろ建ったばかりというのにこの地震のせいで
「新東京タワーの安全度も確認へ」が一般に向けてアナウンスされた
最初のニュースでしたものね。あまりの祝福感のなさ。
昨日の新タワーも霞をかぶって「ここに居るんだ、居るんだよ~!」と
叫んでいそう(擬人化)。あんなに観光客も地元のヒトたちも
完成前はタワーをバックにしての記念撮影を
街角のナイスポジションからはりきって撮影していたのに。。。

来年のオープン頃にはすこしはマスコミの話題上でも
にぎにぎしく触れてもらえることになるんだろうか、あれだけ
張り切って墨田区もプロジェクトを立ち上げていたので、不憫じゃのう。



●中野ブロードウェイのトイショップ・One-upさん、
被災後の休日もお店を閉めていたので何かあったのか?と
思っていたら、もともと3月中旬に同じブロードウェイの4階に
ソフビ専門の第3店舗を開店する予定で着々と準備していたところ、
いきなり地震が発生して、目論見がくるってしまったのですと。
ようやく余震もおさまったのでぼちぼち
新店舗へのソフビカテゴリーの移転を始めることにしたとか。
第3店舗はあつかっているソフビをじっくり見れる
ショールーム的な店舗構成になるとの
話でしたので、スタートしたら是非見に行ってあげてくらさい。

中野のショップ関係も被災当日は電車が動かずに
帰宅難民になったヒトが出たとかで
暖をとれるお店に泊まり、商品をくるむプチプチを
毛布代わりにして寝ていた店員さんも
いたとか。いきなりの出来事でそれぞれのヒトにドラマがあったのでしょうね。
自分もかなり当日は歩かされたけど、泊まる場所があってもいきなりはキツいわな・
おつかれさまでした。。。
全体にお客さんの出足も3連休の最終日あたりはさすがに皆、
暇をもてあましたのか回復していたようです。消費鈍化が心配されていますが
人間は唯一文化的娯楽を必要とする生物ですからね、そのへんは本能的な
レベルで出あるきをまったくしなくなるということはなさそうDEATH。





こないだルポしたけど地震後の節電に励む萌えの街、秋葉原。
雨の夜に通ったのでまた街角の風景を撮ってみたりなんかしてみました。
いやー、ダークですよ。パチンコやとかドンキホーテとかセガが
これだけ電飾を稼働させてないと、真っ暗。ゴッサムシティみたいっす。
2週間前はジョエル・シュマッカーの撮ったゴッサムでしたが
今週からクリストファー・ノーラン監督にバトンタッチしました、みたいな差。





夜間になると各店とも節電のため、照明を暗くしているので、
あの毒々しくもきらびやかなアキバのイメージはすでにない。
心なしか某現行アニメの腹黒魔法キャラのPOPが多くなってる。
街のダークな空気を読んでの登板なのでしょうか・



こないだのルポでけいおんのごはんはおかず!売ってたお店も
売り切れたのか、今はドカッと普通のコメを並べて売ってました。
アキバにラジオのパーツじゃなくてコメをさがしに来るって、もはや闇市みたいですね。
でもテレビのワイドショーとかがぼちぼち節電下のアキバをネタに扱い始めたので
先週時点でいろいろ写真でお見せしたような電池やサバイバルグッズといった
アキバならではの調達力を発揮した物資もすでに払底している感じ。
買い占めを煽る原因てやっぱりテレビの報道じゃないか。

それにしてもこうして見ると
昔の裸電球の下でパーツを売る、もっとほこりっぽく
ごみっとした雰囲気の15年くらい前のアキバのイメージにちょっと戻ったような
印象も。これはこれで本来のアキバというか
かつてジャンク街として醸しだしてきたあの独特な
オリエンタルイメージではないですか。
ちょっとトイショップに入るとレッズ経由で販売してた
マーミットさんのビニパラとか売ってそうな感じ。
ハリガミで「スポーンのフギァー」とかマジック書きしてありそうな。

そうか、電飾も派手についてないジャンク街の名残を残す90年代中頃に
ストリートフギァーブームが起きてアキバの露店にもオモチャがおかれ、
探す楽しみがあったのは。今のような暗めな店頭の段ボールをあさって
自分だけのお宝を無心で探すライティングの演出力も
どこかで手伝っていたのかもしれない。

角川映画が大張りきりな頃、ブレードランナーにしびれた
映画人が大量発生してた80年代後期の日本映画に出てくる
近未来の街のセットみたいに見えないですか?「花のあすか組」とか。
雨もここ数日はなんだかリアルに人体にヤバい成分を含んでそうで、これぞまんまやなあ。
いや、怖いよそれは。

とにかくこんなディストピアなアキバの風景は今じゃないとなかなか見れないですよ。
出番がないのにセットに来てしまうレプリカントのプリス=
ダリル・ハンナみたいな気分。
ヒトも少ないしね。まあ、この暗黒のアキバの風景が、やがて
地震の時はそんなこともあったなあ~と言えるくらい
本来の明るさをまた取り戻してくれるといいのですけどね。



●最近仕事場に行って寝ていると、コツコツと朝、きこりのヒトの作業のような
木を叩くリズミカルで小気味良い音がする。
これがきつつきのモーニングコールだったりする。
まさか東北があまりの事態なので本能的に彼らも南下してきたのか?と思ったけど
調べてみたところ、関東でもふつうにみかける種類のきつつきでした。
それにしても街が静かなので、木をたたく音がコツコツとこれがよく響き渡るんですよ。

つ【Soundgarden - Jesus Christ Pose】

http://www.youtube.com/watch?v=Tn5OIo4FuPc

EARTHQUAKE!3

2011年03月20日 | 日記





●(21日昼12時・記)

本日も計画停電はなしのようですね。よかった。

計画停電(速報)
本日(3月21日)の第2、第3グループの計画停電も実施しないこととなりました。
これにより、本日の計画停電は行いません。
皆さまの節電へのご協力に感謝いたします。(東京電力HPより)


●本日(20日)は19日に続いて計画停電もなくなり
少し落ち着いた生活が戻ってきた感じですね。まあなによりです。

昨日ルポしたアキバも今日の状況を聞くところによると
通常の休日の6割いかない程度の人出とのこと。
休日でもいろんな生活用品や食品の工場は被災地への物資を作るべく
稼働しているところも多いようだが都内に外出しているヒトも多いので
いきなり大規模停電しないことを祈ります。





●上は地震発生後の民放テレビの広告枠を埋めて
ひっきりなしにオンエアされていたAC(日本広告機構)の
CMのひとつ。耳に残るほのぼのとしたBGM、歌と
ゆるめなキャラクターにあるヒトは
同じ内容で発狂しそう、といい、あるヒトは癒される、と
作った作家もここまで多くの国民が見ることになるとは
思わないくらいの反響を呼んだ(て一時期はACの広報CM以外
流れていなかったから無理もないのだが)

短いバージョンはこんにちワン、ありがとウサギが、長いバージョンには
さらにこんばんワニとさよなライオンなるキャラが追加されている。
これ以外にさらに別なキャラが追加される
長いバージョンがあるらしいが地震の翌日頃に何度か
オンエアしていたがそのあと流れていない。
(自分もテレビに映し出される被災地の惨状に驚いていて
その一番長い版が流れていたのかはよく覚えていない)

夏のワンフェスがあったらだれかこのCMキャラのガレキとか作りそうですね。

●(20日のCSファミリー劇場「ウルトラセブン・超兵器R1号未放送の件)

CS放送でおりしもこの時期にオンエアしていたウルトラセブン全話一挙放送だが、
20日は予定していた「超兵器R1号」が放映されなかった。おそらく
地球の核兵器実験で母星が放射能で変異して
死の灰を撒き散らしながら暴れるギエロン星獣の描写、ダンが放射能汚染
したというセリフがあるなど、現状の原発事故の実態ーー、
現地の原発付近で被災し被爆した市民も現実に居たり、炉心で放水任務にあたっている
東京消防局や自衛隊などに配慮して局側のとった措置なのだろう。
過去のあらゆるセブンの再放送で「超兵器R1号」が放映されなかったことはなかった。

今後ギエロン星獣の回は放映されないのか?

一時的な放送自粛にとどまるとは思うが、すでに「セブン」は過去に12話が
欠番になっている。このギエロン星獣のエピソードは
内容的には人類の止めることなき防衛本能が突き動かす兵器開発を批判した
セブンを代表するエピソードの一本であり、特撮ファンならずとも気になるところ。
各CS局でも放送規制の配慮は、じつは平常時でもまちまちで
個人の嗜好による契約式の視聴環境であるため
差別用語や表現等に関してはふつうにオンエアされる
ことが当たり前なのだが(昨今多くの作品はデジタルリマスター版放映により
原版の時点でカットされておらず放送禁止用語もオリジナルを
尊重しているとテロップ表示して
そのままオンエアされることが多くなっている)
今回は異例の状況といえよう。

とりあえず現時点で身の安全は確保できたから言える話だが
放射能、放射性物質への不安は、われわれ市民生活の
日常の娯楽という身近なところにも影を落とすことになったといえそうだ。

まあ「放射能」というキーワードの出てくるエピソードなんて昭和の特撮モノには
ゴジラをはじめ枚挙にいとまがないですものね。
逆を言うといまさらクリエイターの目線から見ても
「被爆怪獣」とか「放射能を帯びた怪獣」なんていうのは特段大きく
「付加価値」に掲げていまさら創作テーマに掲げるべき存在でも
なくなったということもいえる。
なにしろ、現実が追いついてしまったのだから。

でも過去の作品について、1年前の番組だがアニメの「レールガン」なんか
どうなるんだろう。12話が原子力プラントの前で美少女と怪獣の
水際スレスレの攻防戦だ。「ヤマト」の1作目も
どうなるんだ?まあ、そんなの言い出すときりがない。

●仕事が忙しくてどーしても余裕がないときは夜中など、
インスタントラーメンに野菜類を足して利用する機会があるのだが、
地震アフターはその存在感が通常の食事にもいやがおうにも
導入されることに。普段はちゃんとお米を炊いて食べてますが
いつもそうとはいきません。大好きな納豆も品薄だし。
でもその即席ラーメンも本当に入手困難な状況に。

で、こんな大状況でも買い占め客にさえ見捨てられたラーメンというのは
あるもので。特に辛い系のは苦手なヒトも多いのでどこでも残ってますが
「ピリ辛唐辛子たっぷりラーメン」「脂ギトギトラーメン」とか「塩たっぷりラーメン」
「トマト汁たっぷりラーメン」とか「ソースコテコテヤキソバ」とか普段知り得ない
マイナーラーメンを手にとることに。名前からして売る気あるのか?って感じなんだけど。
しかし、人間、
平常時はよく見知っている包装のブツにしか目がいかないもので、
人間の視認性などは普段はどれだけ目に入ってくる視覚情報量のうち、
脳が関心のない存在は切り捨てているというか見落としているのかが
よくわかるもの。アンティークトイショップを例にたとえれば、
マルブル版権ソフビマニアのヒトが
ゴルゴジラとかパチトリケラトプスとかヘドロ1号とかは視線に入っても
脳が自動的に関心がないものとして知覚寸前でハネつつ
必要なマルブルの視覚情報のみを目から伝達しながら
ショーケース内を眺めている感じに近いか?

ためしにそんな、ソフビでいうならミウラやIKBのパチ怪獣にあたるような
ブランド不明のマイナーラーメンを買ってきてみました。
・・・普段食べ付けないだけに新鮮さも手伝ってこれはこれで
けっこうおいしいですが、何しろもともと辛党やイカモノ好きなお客向けに
作られたものなので、あまり人には勧められないなあ(苦笑)
そんなところもパチ怪獣っぽいですね。ニッチカルチャー好きなタコ的には
なんか今後探求したくなりそうな世界だ。

●地震以降、買い物に行くと、地震後当初は
午前11時の昼前に行ってもパンでも野菜でも
何かしら残ってたのに
翌日は皆お客がさらに早く買い物に行くようになり、翌日は
さらに1時間早くなり。。。さすがに本日20日あたりは物資の供給も
だいぶ確実になり、そんな狂騒もそろそろ終止符が打たれそうな気配は
するのですが。まあここらで落ち着いてほしいものですね。
あいかわらずトイレットペーパーを何ロールも買ってる人がいるんですが
何か特殊な用途で使うのでしょうか。
全身に巻いて集団でミイラのコスプレをやるとか。

●しかしアニメの軒並みオンエア中止は痛いな。3月の終了に向けて
佳境に入っている作品も多かったし。そんなことを言ってる場合じゃないのは
わかるけど逆も真なりで、こんな状況ゆえ、娯楽は娯楽として少しは
供給されていてほしいと思うわけで。

しかしアキバの状況や、ネットを経由して開始された市民の節電計画
コードネーム「ヤシマ作戦」を見ても思うに、虚構を支点に現実を動かしているヒトの割合は
多いものでそれはそれで統制がとれて現実に生きてる
みんなにとって有意義な結果が出るなら、
その趨勢ももはや認めざるを得ないところではないかと思う次第。


●ぶっちゃけな話、地震発生後はそれまでほとんど見ていなかったバラエティが面白かった。
地震発生以降はニュース番組が24時間オンエアされていたのだが、
木曜日にTBSでゴールデンタイムに懐かしのドラマ大辞典とか
いうタイトルでバブル頃のドラマの出演者たちに再会させるといった趣旨の
番組があって、ようやくバラエティ放送も復活かと思い、
地震や原発関係も動きに進展がなかったので
なんとなく見ていたらこれがけっこう心なごんだ。

結局思うに通常の生活上では異様に多チャンネル化し視聴者の嗜好に応えようと
必死になりすぎた放送網が、情報過多になって常日頃の
生活においてもはややかましすぎる状態になっているということなのだろう。

山小屋に行ったら少女漫画が一冊あるとしても、本来のそのコミックの客層ではない
工事人のおじさんたちが回し読みしたって立派な娯楽になる、とか
昔、宮崎駿が言ってたが、数点の限られた娯楽こそがしっかり作られていればそれで
用が足りるということ。どんな娯楽もコンテンツの供給過剰、細分化、余剰化は
質の低下や似たりよったりなものの氾濫を呼び、結局全体の市場を枯渇
させたり客離れさせたりするだけなのではないか。

何事も娯楽供給者が多すぎる。
そもそもそんなにたくさんの,供給過剰気味な娯楽に対し
お客さんがいないよ。娯楽も食事とか日用品と同じで、限られた供給者、
限られた量があればいいのだろう。
何事も無理に供給者側に回らないでもいい者、
ほかのことをやればいい者まで供給サイドに廻ろうとしすぎているんじゃないか?


●3・11地震のアフター、もっていたソフビの保全に関してですが
「思ったより被害が少なかった」と書いたけど、
実家にいる時間が少ないのでザッとみて済ませ
あまりチェックしてなかった。一応また報告。

古物は無事だったけど(損傷一個もなし)
実は現行品のオリジナルで破損発生は数点ありました。

自分はあまり一品モノのカスタムとかは持っていない。その面では
気が楽なのです、壊れたのは別に希少品とか一点モノではなかったのですが、
自分的にはかなり好きなアイテムなので壊れてやはりショック。
捨てたりしないでカスタムしたり改造したりして楽しみます。
一個はシッポの稼働部分、つまりおしりが半壊してしまったので
尻尾無し版にでも改造するかなあ。

知人もソフビが一点壊れたと言ってたのですが、片方の手が
鞭状というか細い突起のようになっている仕様のソフビで、そちらのほうが
壊れそうなのに、なぜか反対のしっかりできている太いこぶしのほうが割れたとのこと。
成形段階で肉が薄かったり、もともと成形段階で圧がかかっていて
よわかったりしたのかもしれないですね。落ちどころというか衝撃の加わった角度
とかもあるか。

とにかく今も割と大きめの余震が続いているので
油断しないが吉ですね。
あの世には持ち込めないけど、一生モノでつきあいたい
アイテムは箱にでも入れて余震が収まるまでは
がっちり保存したほうがよさそうです。
まあ、意外な壊れ方をするものなんですね、ソフビって。
それだけ大きい地震だったということなのでしょうが。

●石原都知事が実行委員長だった「東京国際アニメフェア」が地震で中止に。
萌え系アニメを排除する動きを見せた同フェアに反旗を翻した
角川書店主催のイベント「アニメコンテンツフェア」も中止に。
石原都知事は大手アニメ制作会社とメディアミックス先が
反旗を翻して対抗イベントで気勢を上げている現状にあり
傍目で見ていてもかなり旗色が悪かったので
結果、中止に持ち込めて彼の立場的に恥をさらすことがなく、彼的に良かったのでは。

タコも仕事で行く予定があったので石原都知事ジャッジメントですの!と
両方見に行く算段(前者の惨状ルポを計画)だったんですけどね。

現実に少なくとも今年半年くらいはいろんなイベントが中止になるのは否めなさそう。
自粛でなくて、現実に「開催できない」、ですね。

まさか夏のワンフェスやコミックマーケットも中止に?後者のコミケは
同人誌の主原料である、紙の生産も大きくかかわってくる。
福島原発の停止で電力確保も厳しい中ではとりわけ難しい。
紙の生産次第で中止もありうる話だとは思う。
しかも紙どころかいろんなものの生産が停電のせいで厳しくなってしまうのだから。

考えたくないのだけど、そう。夏なんてじきに来るからね。
去年以上に熱い夏になりそうだな。

なにかいろいろ想いをめぐらすとめぐらすほどせちがらい状況になってきました。
今後は趣味系イベントは草の根的に個々にジャンルやクラスター分岐して
個人主催で個々にミニマムなイベントをアキバの開いている会館などを使用して
開催してもいいかもしれませんね。
もともとワンフェスもコミケも
拡大に拡大を果たしてしまったことで、ひとつところに大量のヒトを集める
(それはそれで生まれるパワーがあるのももちろん理解しているが)
身体のボリュームに苦しむ巨大な恐竜みたいな状態になっていたわけだし。

90年代にコミケ代表の故・米沢氏とはその巨大になっていく件については
何度か個人的に会話していただいたのですが、メリットも説明してくれた一方で
自分は釈然とせずにその場ではだいたい苛立っていたのです。でも最近になってわかりました。
巨大にしてコミケの開催を完全に都の財政に食いこませたことが
石原都知事のような無理解な人間から受ける横やりの防備になるということだったんですね。

なんにせよ大きなイベントの中止も国や都の財政に傷を与えるわけで
円環構造ですべてがつながっており、地震による社会および経済への影響は
今後著しそうですね。

●地震も原発事故も起きてはほしくなかったですが、すでに
起きたことや犠牲はもう変えられないとして、
今までだらだらと同じ日常が続いているところで
あいまいにしてきた問題等を是正というか改善していく素地も同時に提供したことに
なるかもしれない。まだまだやり直しはきくはずですね。

原発の問題も同じです。
残念だけど福島原発の件はどう見ても人災です。

ただ、これだけ国民も原子力に関する情報を一気見して、
データ酔いでくらくらしながらも不便な現状に適応しつつ
計画停電や日常での個人的節電に加わって協力的姿勢を示しているのですから。
しかも原発の事故によりある意味市民は境遇は関係なく、
皆死ぬときは一緒、一蓮托生であったと思える機会も得られました。

災い転じて福を成すというとまだ一週間もたっておらず被災地の復興もこれからで
はなはだイージーに聞こえてしまうかもしれないですが
新しい発電方法の模索、誰もが安全で割を食うことのないインフラの整備、一般への浸透を
今度はしっかりやってほしいと今は切に願わんところです。

現在を、いろんなことをまだやり直せる
過去でいえば「戦後」に近い状況と考えることはできそうに思います。
もちろんそれは、今あるすべての未曾有の厳しい現状が
復旧へのめどをたてるゆとりを持ててから言える話ですけどね。






追記/ここ1週間のHDを掘っていたら
残りの2匹、おはよウナギといただきマウスが出てるACのCMがたまたま録画できてた。


3・11後のアキバ

2011年03月19日 | 日記


大地震から1週間、アキバの街は今どうしているのか。
セカイに名だたる萌えの観光地・・・アキバ。
そこは持ち前の物資の豊富さが大地震で傷ついたヒトの心を癒し、
娯楽供給者たちが自分たちなりの方法で国の危機に挑む戦いの場だった。




タコ回想・2月中旬。。。長かったホコ天凍結もようやく解除し、地域団体と警察の
監視付きという非常にギクシャクした雰囲気の中にあっても
ようやく日曜の喧騒が戻ってきたはずのアキバだったが。



3・11・・・。






ここ一週間は長かったですね。
タコもゴタゴタしててなかなかできなった洗濯を一度に片づけて、
19日からの3連休にあるであろう計画停電に備えるのだ!と
思ったら、19日はなしとお触れが出て、拍子抜け。。。











駅で子供を連れながら大荷物を抱えて
「ここでないどこかへ乗せていって!」と叫びながらチケットを
求める母親が居たとか。
筒井康隆氏の傑作「霊長類南へ」もすでにリアル状況になってしまいました。
いや、今年はたくさんのフィクションがリアルになってしまったな。

もしかすると福島原発から放射性物質が風に載り漂い出て
東京も危険なのでは?!と市民生活にいかんともしようもできない不安がよぎる毎日。

タコも3月11日は東京で地震に見舞われ、
すべての交通路が途切れて帰途につく手段を失った。
その後発令された計画停電により
交通が不安定な中、再び東京に戻るのはなんとも気が重く、
仕事もメールで送れる分は全部それで済ませていた。

テレビを見てもとかく気がめいる状況ばかりが映し出される毎日ではありました。
すでに第二次大戦を経験した人も少なくなってはいるのですが、
いわばこれは戦時下にもたらされたのと同じような不安感なのかもしれません。

そしてこういう時こそ必要なのは気を紛らわさせるささやかな娯楽であること。


自分も気持ちが落ち着くには結局1週間の時間を要したのだったが、
その間も気になっていたことの一つはアキバ。
世界に誇れる、あのプロトカルチャーの街、
歩きなれたアキバは今、どうしているだろう?そんな気持ちでいっぱいだった。

しかし東北の状況を写したプロカメラマンの写真の中で、
このアキバに集う人たちにとってとりわけ衝撃的だったのは
けいおん!の澪の絵が車体に描かれた痛車が、
津波に飲まれて泥にまみれ全壊して放置されていた一枚だ。
それこそ事故にあったのは、この街を行きかっていそうな車だった。
幸い、車の中に人が閉じ込められていた気配はないようだったが。
80年代に大雪山で遭難したアニメファンの男性が遺品にアニメグッズを遺していた
以来、いやそれ以上の衝撃度で、「シミュレーションされた世界を好む人間に
見舞われた、他人事ではない災禍」をビジュアルで目の当たりにしたということになろうか。

結局ホコ天は今回の地震を受けて当面実施しないことに。再開後は全く行ってなかったが
伝え聞く感じのお上に監視された中での実施という息苦しさを思うに、
正直なところ、結果的に中止は良かったと思う。再開は誰得であったろうから。
アキバの景気が振るわないとして、それは長らく続いたホコ天凍結のせいではないと思う。

19日は地震以来、封印されていたラジオ会館も復活するという。
仕事の納品もあったのでようやく足を向けることにした。






アキバの改札を出ると、時々写真を撮らせてもらってる
駅前のつがる氏も無事!
なんだか泣きそうな笑顔だけど。。。
アキバのヤキン・ドゥーエを生き延びた真の猛者(笑)だけに
頼むから帰宅難民にならないでよ。



19日にやっと復活したラジオ会館。
中はどんな状態に。。。




災害の傷跡。。。大手ホビー・フィギュア関係店舗も
短縮営業。フィギュアが散らばったのを片づけ元の状態に
復旧。まだ作業も続いているお店もあったので
19日までてんやわんやだった様子。






中央階段にヒビ!







さまざまな人々の体育座りを満喫あれ。
。。。じゃないビルに入ったヒビが地震の大きさを物語っている。
でも誰にも何も起きなくてよかったな。
ラジ館は体を張って、来たお客を守ったのだ。









ショーケースのフィギュアも被災。
ようやくお店が開いたので、
オーナーが来てこれから直すのだ。





メイドも節電でマネキンになってました(うそです、路傍に
いっぱいいていつもどおりのアキバの風景らしく、
お客に来店をうながしてました)







とにかくどこに行っても電池がない。
しかしそこはパーツの街アキバの本領発揮。
アキバもどこからか倉庫の品を
お倉出ししてさすがの調達ぶりをアピール。
気がつくと店の軒先に並べて販売。
でもいくらあっても、あっという間になくなる。

電池メーカーの増産・配送が完了するまでなんとか持ちこたえてくれい。







パチンコ屋もずいぶん節電に協力的。
単にオタの街なので空気を読んでるのか、
ハリガミが目立つのか。いやそうでもない、
これは日本の一大事だと空気を読んでの行動です。





なんだか関係ないものもまざってるけど、
今も続く余震への備えとしていろんなサバイバルアイテムを
販売しているお店も。
電池もジャンク品と但し書きはあるものの、質をとわなきゃなんでもある。
なにしろウドでキリコが飲む超苦いコーヒーをかつて
道端の自販機で売ってたことだってある街ですから
生きることへのバイタリティもハンパでないっす。









ごはんはおかず!
保存食に萌え系フーズも稼働してました。

ごはんをおかず!にしなくとも
コンビニもスーパーもようやく物資が安定して店舗に届くように
なってきましたね。でも、あわてて買いすぎちゃった家は今備蓄している
食料を全部食べてから新しく買ってほしいザマス!
しかしとらのあなは電池まで売ってるのか。




マニアックなサバイバル系グッズの品ぞろえが充実してるお店ですが
地震以来、ひやかしや観光で来る人がたえなくて
とうとう切れちゃったみたいです。
一見おことわりオーラをバンバン漂わせてましたが、それでも
しっかりたくさんのお客さんが訪れ賑わってました。
家庭用ガイガーカウンターとかはもう売れちゃったみたいだな。
自分はけっこう普段からあやしいマシンを見に行ってたのに。。。

なお自作PCやラジオ関係のヒト的から聞くには、まったり買い物やパーツの出モノ
ハンティングができて考えようによってこの状況もアキバめぐりの
コンディションとしては悪くない、との見方。

一方マニア商売(フィギュアやオモチャ、オタグッズ系)のほうは、
とにかく買い物好きな外人さん連中が皆帰国しちゃったので、大口の
買い手が減ったことになり売上面での打撃も少なからずある様子。
一方でいままでなんとなく古いおもちゃが押し入れに眠っていて
お宝鑑定団などのテレビ番組を見て、もう少し寝かしとこうか、なんて
考えてる一見のお父さんとかが、「地震やら原発事故やら明日もどうなるか
しれないので、ひとつここらでお宝を売ってお金にしときたい」てな流れで
電話してくるケースもあると聞く。
なにはともあれ、去る人あれば来る人ありで、
今回の地震で悲喜こもごも、いろんな流れに状況が派生して
いってる様子。























とにかくメイド喫茶もパチンコ店もゲーセンもエロゲーのお店も
アキバではおなじみの食べ物やさんも、日ごろモニターや
ネオンなどでアピールする度合いが高いゆえに節電に配慮しつつ営業中。
街全体の見えない結束のようなものさえ感じる。
小さな節電も積み上がれば。。。
都内各地でこれだけの節電が行えると効果もてきめんではないか。

照明は暗めだけど、活力はみなぎっております。
午後になるとアキバはどうしたのカナ?とつめかけてきたお客さんが
増えてきたので、いつもどおりのアキバのにぎやかさがまた戻ってきました。
チャリティメニューで募金活動をやっているメイド喫茶も多いです。

タコ的に節電は計画停電以外にもなるべく
早寝をこころがけることにしました。個人でやれることといったら
そのくらいしか思いつかんし。



アキバ発のアイドルグループ、AKB48の新曲告知が店頭で春到来を
一足早く歌っておりました。
今回の震災の復興にと5億円も寄付したとか。
儲けもしっかり出てるけど寄付だってがっちりするのね。
自分はどっちかっつとハロプロ派なのだけど、なんかちょっと見なおしたよ。



4月以降のゲームソフトの発注だろうか。
思うに計画停電があると接続環境がバックボーンに必要な
ネットゲーム業界にも影響を与えるのではないか。
もちろん被災エリアの復興先にあって、の話とはいえ、
地震はさまざまな娯楽供給者にとっても存続にかかる問題を派生してきそう。
ことは深刻だ。






ハリガミひとつを見ても、この街ならではの目線で
被災地区である東北地方の復興へとつながる活動である
節電に配慮しつつ、
幅広い意味で人々の身を案ずるメッセージが刻み込まれておりました。

たいへんな状況下にある被災地の人々に向けてはもちろん、
ほかの地域にも。

被害にあった地域以外でも当面の生活はなんとか日常を維持できても、
今回の地震や今後続く計画停電のために
仕事時間が安定しなかったり、業態によっては今後の生活の存続さえも
心配な人が多いのが実態。
ぶっちゃけタコだってこれからどうなるかわかりません。
これは東日本全体の、いや日本の存続にかかわる一大事ですね。

でも今、くじけちゃいけない。皆それぞれ、体を張って守るべきものがあるんだから。

いろんな意味でこの地震の後に市民生活に経済や産業面で
徐々にほつれが出てくるのは間違いない。
今は考えたくないが個人消費が落ちてきたら、
可処分所得が回ってこなくなったあらゆる娯楽も先細っていくであろうから
リアルタイムの現在も過ぎゆく一瞬一瞬が正念場には違いない。

この街に集まってくる人々の多くは
ひとりひとりがけっして強い人というわけではない。
でもアキバの街こそが今のような時局だからこそ、皆が立ちよって
ひととび憩う、または人々が集って楽しく癒される街でいつまでもあってほしい、と
思わずにはいられないです。
そしてお客も今日の娯楽にハッピーなキモチが得られればきっと再び足を向けるハズ。
この街のヒトたちもそんな気持ちでいろんな自分のやるべきことに当たっているのだろう。

アキバの街の空気は、来る人々の生活と
この街を、これまで通り変えさせまい、という
萌えの現場に集う娯楽供給者たちの戦う活力に満ちていました。



そしてもういっぴき。。。
東が誇るスーパーサブカルタウン、中野ブロードウェイも
いつも通りの喧騒に満ち、節電営業中でした。
一部ショーケースショップ内でケースが倒れるような被害が
あったらしいけど、建物自体は築40年以上と古いながら
免震構造も機能してしっかりしていたので大きな人災には
つながらなかった模様。骨董やガラス系の商品を扱うお店も
大きな被害は出なかったとか。行きつけのお店の人たちも
ほんとうに何もなくてよかった、と皆様ホッとしていました。
こちらも伊達にコレクター系のお店の寄り合い所帯でねえなあ。


つ【怜奈 ISOLATION】
すきなものがにてるってたのしかった
それがいつのまにかしがらみになってくなんて~♪

いつ聴いても、ありそうなことを歌っていると思わずにいられない歌。

http://www.youtube.com/watch?v=P1mjiROv03Y


EARTHQUAKE!計画停電(18日)

2011年03月15日 | 日記


(以下3月18日午前19時30分時点・記)

東電、19日の計画停電を実施しない方針
 東京電力は18日、土曜日となる19日の計画停電を実施しない方向で検討していると発表した。
 多くの事業所が休みとなり、電力需要が低くとどまると予想されることから、計画停電を回避できると判断した。
ただ、日曜、祝日となる20、21日については、19日以降、判断するとしている。
 計画停電5日目となる18日は、午前6時20分頃から予定通り最大3時間程度、全5グループで実施し、
計約1400万世帯が停電した。ただ、節電意識の浸透や午後の気温上昇などで需要が低くとどまる見通しと
なり、同一グループに対するこの日2回目の停電は行わなかった。
 一方、15日深夜に震度6強の地震で計画停電の対象から外していた静岡県(富士川以東地域)については
被害が少なかったため18日から対象地域とした。東日本巨大地震の被災地の茨城県全域や千葉、栃木両県の
一部地域は、引き続き停電対象から外している。
(2011年3月18日18時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110318-OYT1T00793.htm?from=navr


●計画停電COM.
(郵便番号を打ち込んで検索すると計画停電のエリアと時間帯がわかります)

http://keikakuteiden.com/

●以下は19日以降の計画停電予定

<3月20日(日)>
第3グループ 6:20~10:00 の時間帯のうち3時間程度
第4グループ 9:20~13:00 の時間帯のうち3時間程度
第5グループ 12:20~16:00 の時間帯のうち3時間程度
※第3グループ 13:50~17:30 の時間帯のうち3時間程度
第1グループ 15:20~19:00 の時間帯のうち3時間程度
※第4グループ 16:50~20:30 の時間帯のうち3時間程度
第2グループ 18:20~22:00 の時間帯のうち3時間程度

<3月21日(月・祝)>
第4グループ 6:20~10:00 の時間帯のうち3時間程度
第5グループ 9:20~13:00 の時間帯のうち3時間程度
第1グループ 12:20~16:00 の時間帯のうち3時間程度
※第4グループ 13:50~17:30 の時間帯のうち3時間程度
第2グループ 15:20~19:00 の時間帯のうち3時間程度
※第5グループ 16:50~20:30 の時間帯のうち3時間程度
第3グループ 18:20~22:00 の時間帯のうち3時間程度

※需要が増加し、供給力の不足が懸念される場合は、同日の第1、第2時間帯の
グループをそれぞれ13:50~17:30、16:50~20:30の
時間帯で追加する場合がある。
※グループ毎の時間帯は、開始・終了時間が多少前後することがある。
当日の需給状況によっては、予定していた計画停電を実施しない場合がある。
計画停電を実施しているグループに近接する地域についても停電する場合がある。



東京電力 プレスリリース http://www.tepco.co.jp/cc/press/11031414-j.html

※15日の停電に関して知人に聞いてみたところ、
朝の計画停電に該当する彼の地域は時間割に含まれた場所だったのですが
停電を実施しなかったとのこと。
14日同様に、東北地域での使用や電車等交通関係の運用で要する電力が
停電の実施までに達さない場合は停電も実際に行われないのではないか。
逆に停電するルートにかかる地域は予告なしに停電したケースもあったと聞きます。

該当時間は停電により生活の不便さはありますが、予定通りの一定時間内にとどまっている
以上は強く不安視しないでもよさそうです。

日常の節電は何より通常から不要な電気は切っておくorコンセントを抜いておくところから
はじめるとしましょう。
別に不便になるほど極端な節電はしなくてもいいはず。
ちょっと「質素にする」だけでいいですね。

たとえば暖房は居間で使い、なるべくその一室に
住人が集まるとか個室での生活を少し控えるだけでも
一軒当たりの電力の使用量は日常より下がるハズ。
思うに関東でも厳寒な1~2月にこの状況がぶつからなかったのは幸いといえますね。


●それよりも相次ぐ福島原発の事故のほうが予断を許さない状況。

被爆やら放射能・原発ネタの怪獣もこれまでさんざんあったけど
不謹慎とかそういうレベルのことがいいたいのでなく、
現実が追いついてしまったらもはやイマジネーションの源泉としては
払底されたって感じだな。

人間のイマジネーションも限界はある。
しょせん壮絶な現実に追い越されてしまう程度のものを
「きわどいネタです、イケてるっしょ」
「自分は危ないネタをやってる」などと掲げていても空疎であるし
娯楽供給者としては想像力の限界を自分で示してるようなもの。
そんな送り手はお客にだめ出しされるということだ。

思い出すに、阪神淡路大震災やオウム事件のときも作家や映画などの創作で
自主規制空気が漂ったのは否めない。

オウムの時は東映ヒーロー作品の制作においても
スタッフが悪の秘密結社などの描写に委縮し、番組企画に頭を悩ませ、結局
人間の犯罪者との対決や災害からの救助場面を見せ場にした
レスキューポリスシリーズにシフトしたり
ジュウレンジャーのようにRPG的ファンタジー色の色濃い作品に
シフトした時期もあった。

そういう創造的葛藤を経過し東映は独自の普遍的な作風を作り出し、
今も平成ライダーや戦隊などを継続させていくノウハウをきちんと練り上げつつ、
作り手の性善性を込めつつ娯楽供給しているのは見ていて心強い。

アニメ脚本家の黒田洋介もテレビアニメの表現規制が年々厳しくなる中にあって
うまく自分のテーマを描くスタイルを作り出し一見過激であやうげな題材さえも描いている
震災・オウムアフター世代のすぐれた娯楽供給者だと思う。

現実からの延長からフィクションを生み出すことが不謹慎というのではない。

街が壊れる怪獣映画が不謹慎というのも筋違いだと思う。
自粛が正解でもないと思う。

いうならば作ったコンテンツにどういう
思いがこめられているか作品に一目で見いだせるコンテンツが作れるかという話。
今回の東北を見舞った大地震や今も緊張感に包まれている原発の事故のように
想像を超える出来事が起きた時でも、似た事象を
娯楽として見せるのは並大抵でないということだろうし
これはあらゆる作家が自分自身のクリエイティビティと葛藤しながら
お客が気兼ねしないで見れるよう、現実を超えるものを
想像力を駆使して作り、提示しお客に娯楽供給すべき場面なのだと思う。
そしてお客だって馬鹿ではないので、その作り手の思いがどこにあるかは
できたモノを見て、不思議と一目で見抜けるものだ。





●ガーガメルさんとみたりさんが
『東北地方太平洋沖地震』被災地の方々へ少しでも支援したいと、
4月発売予定品として先日の大楽書き祭りにもサンプル展示していた
「みたりちゃん」を発売し、売上の全てを寄付したいと提案していますね。
生産コストはガーガメルさんで負担するというチャリティアイテム。
「自分たちにできることを考えた末に実行した」と
ガーガメル放送局ブログにも記されています。
手を合わせた天使のような姿のみたりちゃんは
怪獣やPOPなキャラクターの多かった
ガーガメルさんのアイテムでもこれまでにない、癒し度もただよわせた
異色なアイテムといえます。
ソフビに込めたその思いが復興に向けて少しでも届くといいですね!



大楽書き祭りで展示されていたみたりちゃん(左)。これは
顔を彩色してあるもの。今回は目を閉じたVer.とおばけver.の2種類があります。



上はKATOPEさんが先日の個展で作品展示したみたりちゃん。

購入は発売元「みたり」(http://www.mitari.jp/)さんのHPで
通販対応しています。



●19日・20日に開催を予定していた
マルサンさんのイベントもやむなく中止が決定したようです。


http://www.marusan-toy.com/news/harajukuten_honbun/harajukuten_honbun.html

以下はマルサンWEBより。

3月18日~20日に予定していた 「マルサンin原宿展」は
開催を延期 いたします。

東北地方にて発生した地震の影響により、
計画停電や余震の影響による交通機関の混乱 も予測され、
ご来場のお客様に多大なご負担が ともなうことから、
やむをえず延期といたしました。

会期につきましては、現在検討中ですが 安全面、
交通や停電の動向、限定品の準備など 各方面の調整を踏まえたうえで、
あらためて お知らせをお届けいたします。
いましばらくお待ち下さい。
東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた方々 には、心よりお見舞い申し上げます。



(上は原宿イベントで発売を予定していた復刻マルサンオリジナルの
ボンドラアとエビレオン。どちらかの当時色塗装版と肌色成形版のセットで
販売予定でした。2月のワンフェス会場で撮影)


●ランブルモンスターズさんはWEB販売で
「東日本大震災への復興企画」と銘打ち、
発売予定だったブラックのミニダムドロン(1000円)の
チャリティ販売を行うことになりました。
売上金額はすべて震災の寄付として寄贈されるとのこと。
製品には日付とメッセージが付記されるそうです。



http://rumble-monsters.net/001news.html





●日本のカイジュウソフビのファン、Troy Stith氏 のブログ、Gorilla Mouthで
海外のソフビカスタマイザーを対象に
東北大地震と津波の被害に遭った人々に向けて
義捐金を集めるプロジェクトを開始したとアナウンスされています。
「自分たちの好きなフィギュアやソフビは日本からインスパイア
されたものがほとんど。そんな日本の難局からの回復に少しでも貢献したい」

「集められるだけのカスタム作品を世界中のクリエイターから集め、
それらを販売した売り上げを災害救助の義援金に寄せる。
一人のアーティストから一つの作品で十分だが、
それ以上の寄付も可能。新しい作品でなくても、
どのような形でもかまわない、貢献さえしてくれれば」
とTroy Stith氏。

集まったらGorilla Mouthに設置されるWEB SHOPで
販売してその売上金を全額日本赤十字社に寄付するとのこと。
現地により早く貢献できる募金先があったら
知らせてほしいとも書いてあります。


連絡先


Troystith@hotmail.com

http://www.gorillamouth.com/2011/03/kaiju-for-japan.html

(メールで連絡もしくはブログにコメントを残すのも可)


●(16日午後11時・記)
23日~27日・東京ビッグサイトで開催を予定していた
「東京国際アニメフェア」(実行委員長・石原慎太郎東京都知事)
も開催中止が本日決まった。

http://www.tokyoanime.jp/ja/news/topics/358/

14日の計画停電に伴う電車の運休にかかる件

2011年03月14日 | 日記


大地震から週が明けて3月14日(月曜日)から朝から平常通り会社や通学が再び
行われるのでしょうが、東電による計画停電が13日発表され、
市民も現在対応に追われています。23区内および
近県は相当数の停電が予定されていますまた信号も停まるので
各地域の警察には交通整理が要請され対応に追われている模様。
インターネットによる東電関係のWEBを閲覧しての情報収集も
ややつながりにくくなっているようです。

停電により当然ながら電車の運行にも影響が出るようですね。

要は急な計画停電の発表に即して各交通機関の運休も現時点で
随時決まっているということです。
これにより、場所によって11日の地震発生の時のように
多くの人が帰宅困難になる可能性もあります。
実質、夜間の停電と交通機関の運休が重なった場合、地震発生の11日と同じように
交通手段が確保できず徒歩以外に帰れなくなる状況に
なりかねないということが予想されます。

いたずらに不安を煽るつもりはないですが
くれぐれも外出の計画はあらかじめ電車が動かない場合もあることを
念頭に置きつつ時間的に無理のないスケジュールを練って出かけてください。
時間に迫られる、もしくは地理的に慣れない地域や
交通面での利便性が良くない場所への行程は
できれば避けた方が無難なようです。自動車や運行パスによる
移動も道路の混雑が予想されますので。

お出かけ前によく交通情報を確認してください。
それでは皆さまお気をつけて。くれぐれも無理をしないで
お仕事や生活をしてください。

(以下、14日午後9時半・記/まとめ)

東京電力は14日夜、15日の計画停電の実施計画を発表した。
前日に続き5グループに分け6時20分から22時までの時間帯で
実施される予定。各グループの計画停電は最大3時間程度になる見込み。

 計画停電の予定地域については、6時20分から10時までの時間帯が第3グループ、
9時20分から13時までが第4グループ、12時20分から16時までが第5グループ、
15時20分から19時までが第1グループ、18時20分から22時までが第2グループとなる。
16日以降も計画停電を実施予定で、18日までの実施計画を公表した。

結局14日の計画停電は第5グループのみ、計画停電を夕方の点灯ピークとなる
午後5時以降に実施した。
東電によると使用電力量が停電の発生するまでの需要量に達しなかったためとしている。
計画停電の急な発表から電車の運行も午前中に入って急な運休を決めたり
運行本数を絞った路線も少なくなかった。

企業も交通面での現状を見て早々と休業を決め社員に通告したところが多かったので
比較的混乱は少なかったように見える。
ただ、朝は電車があって会社に出社できたものの帰宅時の電車が
ない、またはなかなか乗りこめないといった状況はあった様子。
いつもより混んだ電車に揺られてやっと会社に着いたら今日は業務にならないからと
帰宅命令を出されたという知人もいた。

経済に与える被害は大きそう。工場が稼働できない、売るべき製品が作れない、
必要な人員が確保できない、原材料や製品の搬送をしたくても交通が分断されているなど、
企業活動面では深刻な状況があらわになっている。

大手スーパーも今後は東電の発表する計画停電の時間に即して
各店舗の営業等のスケジュールを決めるとしており、
食料や日用品などの物資の流れと停電とは切り離せないところとなっている。

起きた大地震の影響が全ての産業と経済活動、市民生活に及んでいるのは確か。

明日(15日)以降は当初発表した予定通りに各グループエリア上で時間通り
計画停電が行われるのだろうか。
電力使用量がパンクレベルに達さない以上は予定通りの計画停電が行われないのかどうかは
東電サイドも明確にしていない。初日の本日のように、
毎回その時間まで実施かがわからないのだろうか。
初日は停電への不安もあってスーパーやコンビニで食料や物資の買い占め的な行動も
見られたが、これも徐々に落ち着いてきそうな気はする。

この状況がいつまで続くのかはわからないが、
これまで聞きなれなかった「計画停電」という言葉を
頭に置き、市民一人一人が被災地の一日も早い復興に要する国内での電力供給を意識しながら、
日本を常態に戻すべく「電気を引き締め」暮らしていくことになりそう。

EARTHQUAKE!2

2011年03月13日 | 日記


前の記事で書きましたが、自分は
今回の地震でいわゆる帰宅困難者になって45km近く歩いたことから
1日足が神経痛になり、歩くのもなんぎでしたが
今はだいぶ回復してまた仕事にかかっています。

ソフビ関係で、福島県郡山市にお店があるので心配なところでしたが、
M1号さん。懇意にされているショップさんが直接連絡をとったところによると
あれほどの揺れなのでお店のものが落ちたりした被害は若干あった模様ですが、
西村氏をはじめご家族、関係の皆さま幸い怪我もなく、M1号の
お店も常態にあると確認できました。
何よりご無事でほんとによかったです。。。
まだたびたび余震がありますので、引き続きお気をつけて。

それにしても甚大な被害をこうむり今も救助活動が続く
東北エリアの災害規模は今だ全体の状況が見いだせそうにない状況ですが、
失われた人命の大きさ、行方不明者も多く、その規模はどのくらいか
計り知れないことに痛みを感じずにいられません。

自分は当該地域に親戚やプライベートな友人はいませんが、
まったくそういう問題ではないです。
悲しいというのか、つらいというのでしょうか。

家族が行方不明で祈るようにテレビカメラから声をかけているお父さん、
目の前で家が津波に押し流されて泣いている
お母さんの映像を夜中の現地状況の映像で見たんですが、
東京のようないろんなところから何らかの目的で人が集っている場所と、
趣が異なる、地に根付いて素朴に暮らしている郷土色の強い場所であるがゆえの喪失感
というのか、すべてを失ってしまうことのつらさというのが
どれだけ深いかというと、それはどこまでも自分らの
想像では追いつかない深い苦しみを一層伴っているような気がします。
家族や知人の人命は当たり前ですが、津波は現地の人たちの故郷をも一瞬で奪ってしまった。
その前に誰も何もできないのがただ悲しいです。

頭でっかちなことをいうつもりはないですが、地域のインフラ整備とか
災害発生時のいろんな対応面において、地震の規模が
新たな呼称を得るほどの想像を超えるものであったにしても、東京並みの
対策を講じるべき地盤の地域ではあったのは以前から示唆されていたし、
原発の設置エリアということも含めて、
企業の都合とか公共事業面のいろんな意味合いで
言葉にし得ない状況を現地の人たちが
「割をくって」かぶってしまった部分もきっとあるのではないか、ということです。

しかもなかなかそういう各地域の実態というのは
大地震の発生等ないと考える機会がもたらされないのが
どこまでも事後の対応になってしまうこと。

こうして見ると、関東に住む我々などはもちろん命の重みは皆同じですが、
いろいろな都市化した
インフラや物資、情報上でしょせん「生かされている」「守られている」
にすぎないような気がします。そのことにも無力感を感じずにいられません。
そして東京は風景が特に変わっていないので強く体感しえないけど、

大地震が東京を通り抜けて行ったこと、大量の人が命を落としこそ
してはいないが平和な日常が風穴を開けられたことも確かであると。

しかも今回、東京の交通や情報面でも混乱が生じていたり、人によって
体感した「震災」としての濃度がそれぞれ違うものであったという点。

街はモザイク状態ですぐ機能を復帰しているけど
帰るすべがなく途方に暮れる人たちが溢れる状況を自分も当事者として
体験しました。
帰宅困難者はみな会社に泊まったほうがよかったのに、または
食品チェーン店がどうしてこんな事態なのに早々と夕方に閉店してしまったのか、等
災害発生直後の街で起きたさまざまな不都合についてたくさんの人がネット上で議論も
しているのもみられるものの、個々に慎重さを込めた企業判断、個人個人の
生活事情が異なる以上は、いくら議論しても各問題に正解などあり得ないところでしょう。

その事実を深く考えて、今後規模の大きい地震が起きた時のことも考えつつ
対策や行動もそれぞれが今回の状況をよく把握して今後対策を立てなくては
いけないなと思いますね。

地震はどこまでも予想しえない天災。

不可避に発生してしまう誰にも止め得ないそれに立ち向かうには、
個人個人の「個」の生活で、常日頃の心の備えからぶつかって考えていかないと
相克しえないものであること、誰の力も頼りにしてはいけないこと、
そしてそういう個としての心構えが時に誰かの助けに
もしかしたらなるのかもしれない。。。と強く実感しました。

























EARTHQUAKE!

2011年03月12日 | 日記


3月11日は仕事で建材関係の見本市があってビッグサイトへ。
耐震構造関係の技術等調べて帰る途中にゆりかもめの車中で
揺さぶられた。起震車の中にいるような、というよりも
怪獣に車両を持ちあげられてグラグラされてるみたいな感じ。
45度くらいの角度で車体が傾いたような気がした。
でも横ゆれなのでこれはおさまれば
なんとかなるかもとおぼろげに思ってみたり。








汐留で係のヒトにゆりかもめを下ろされたので
とにかく新橋まで歩き。
湾地域は埋め立て地なので液状化現象が怖い。。。
皆、乗っていた人たちはオフィス街のビルに囲まれた場所に
出たので、今、余震でもあったら
崩れて破片等が一斉にふりかかるのでは、と不安な表情をしながら
ビルの間を通っていた。





少しして結構大きい揺れの余震発生。どよめく声が上がる。
建物の下に居ないでください、と新橋JRビルの構内に
場内アナウンス。






もちろんあらゆる電車がストップ。復旧の見通しが全く立たず。
新橋駅内のテレビに見入り情報を集めようとするヒトたち。
宮城や仙台の状況がものすごいことになっているのは
さっき知ったばかり。
携帯電話もほとんどつながらない状況という。



そう、タコも今日盛んに言われてる「帰宅困難者」ってやつになりました。
今日は作業で泊まる予定だったのでまあ帰宅でないですが。

新橋から多摩川の橋渡って
45Km先の最近手がけてる作業の仕事場兼泊まり先まで
歩いてきましたよ。寒かった。

歩くしかない。
「復活の日」でホワイトハウスからアラスカまで歩いた
ヨシズミのことを思えば、とか自分を茶化してでも歩くしか選択肢がない。
横を走る車は超渋滞で全く動かない。
歩くほうがマシ。
同じ方向を目指すいろんなヒトと雑談しながらとにかく歩く。

街道沿いのぼろい中小企業工場の
奥で裸電球がまたたいているようなモノさびしいビルを見ながら
勝手に脳内イメージで「IKBのビルはこんなだったのでは」とか
大森海岸あたりの軒が落ちたような釣り具やの店先を
見てはパチ怪獣ソフビがビニールが張り付いてヘッダーが変色して
ごわごわになった乾きものみたいになって
今もぶるさがっているのでは、とか
しょーむない妄想を廻らせたりしてなんとか寒さをしのいで歩く。
実はマッチ売りの少女的ひっ迫心理状態で
合法的にトリップしていたのかも。
単調な行程を行くにはそうでもするしかないからだ。
自分のそばを歩いているサラリーマンの人たちも独自目線の
路上観察を楽しんでいる感じだった。こうなると日ごろソフビで遊ぶことで
鍛えた妄想力で乗り切るしかない。

しかしさびれた町歩きはほんと楽しめるな、
あったかい昼間なら交通の運行見合わせ背景下でも最高なんだけど。










駅内の装飾が落下の可能性があるとして
歩行禁止になりあの広いホールが騒然とした空気に包まれていたJR品川駅構内。
凝った新建築もこうなると脆さしか感じない。

長距離バスを待つ列もまったく動かない。
これを待っていても乗れる保証はまったくない。
万が一乗れるかもしれないバスを待つか、とにかく歩くか
決めて自己責任で行動するしかない。



首都高速。東京には入れない。反対車線は詰まっていなかったが
たぶん東京から出ても東北の途中できっと足止めをくらうのだろう。
知人の車に12日深夜載せてもらったけど、ガソリンスタンドで給油したら
スタッフのヒトから非常事態で20㍑までの給油制限。と告げられた。
ああ、われわれは今、被災しているんだなあと顔を見合わせた。



品川駅近くの線路上で固まっていた東京方面行きの東海道線。
道路はどこも渋滞。
午後5時頃、都内は実質交通機能がストップ。








つながらない携帯電話、携帯電話の普及から都内に残り少ない公衆電話、
停まった電車、道路渋滞、そして外に居る人たちは情報収集が途絶。。。
一方、ちぐはぐに復活した都市機能はいつも通りの日常を演じ続け、
ウチとソトの居場所に居る人びとに情報格差を与えることになった。

外に居る身としてはネットよりもテレビやカーラジオの方が情報が早かった。
そんな都市の有事におけるいろいろな弱点・盲点を横目に見ながらの道行き。



そ、そうだったのか、坂上次郎さんが。
合しょう。。。





ワンセグやケータイでいろいろ情報を集めている学生さんたちが居て
状況をおしえてくれた。
仙台で起きている津波のあの車を米粒のようにいともたやすく押し流す
すさまじい動画も初めてここで知った。
生々しい現実の津波は絵空事を超えている。ゆりかもめの車内での
ブンブンとした揺れを思い出しぞっとした。

現地ではプロのダーツプレイヤーの女性が津波で車ごと
流され、そのまま工場のビルの2階に閉じ込められて助けを求めていると
TWITTERでの発言があったという。
今も現地で隔絶された環境に居る人たちがいるのだろう。
ラジオでもネットを活用して情報を集めて避難等に活用してほしいと言っているものの、
外に居ると携帯でのネットへのアクセスはものすごくつながりにくかった様子。



食べ物やも今日は夕方に閉店したところが多かった。
これはスタッフの安全確保のためだろうか。
マクドナルドも店員が自分たちの夜食にハンバーガーを
食べているお店があった。



パチンコ店も発生当初は平静を装うかのように
騒がしい電子音をふりまいていたが
余震による万が一の安全を考慮したうえで
早めに閉店したところも少なくなかった。
現実に都内でも崩れた建物の破片を受けて事故死した人が出ていた。





JR鶴見駅構内。すでに京急は10時以降に復帰しているらしいが
9時前後に通った時は避難場所みたいになっていた。

この鶴見駅に着く途中、ばさっと一斉に
周辺の街の灯が落ちた。

一時的に川崎周辺が大規模停電になったらしい。
街灯も信号も消えて、はるかかなたの川の向こうの
街も漆黒の闇に包まれていた。ブキミな光景だった。

暗黒の中で、道路を渡るには万歳しながら
走る車のドライバーの目に付くようにおおげさにアピールしながらでないと
危険。思わずその場の歩行者たちからも「今度はどうなるんだ」みたいな
声が漏れる。でもとにかく歩くしかない。



自転車が1万円くらいなんで買おうカナ?と思ったら
こちらも公衆電話や唯一動いてるバスと同じように
登録待ちで長蛇の列。あきらめるしかなかった。
日ごろバイクや自転車で移動しているヒトが
車の渋滞の間をかいくぐって帰途に向かっている姿が
うらやましかった。





大門あたりの大企業は建物から出てきた社員が
おそろいの防災ヘルメットを着けて緊張した表情で
たたずんでいた。



「とにかく広いところに集まって状況を見守ってください」
とのアナウンスで浜松町の公園にも人が。








電車からお客が吐き出された田町。
すぐ復旧するのでは、と淡く期待してその場に座り込んでいる
乗客も多かったのだけど、どんどん寒くなる夕餉、
無事帰途に着けたのだろうか。。。



普段なら歩行者も通らないような場所の通行。



大井町方面に向かっていたのに品川からヒトの流れに乗って
歩いていたら間違えて五反田方向に
出てしまう。渋谷行きのバスもJR五反田駅内を半周するくらい
列ができていた。










最近の防災頭巾はシルバーなんだね。
子供たちに、オレたち新聞に載るぞ!とか言われた。
へんてこなブログに載るんだよ、ごめんね。







多摩川の上の陸橋。風がビュンビュン鳴ってて寒かった。
でも仙台の筆舌に尽くしがたい惨状とか考えるととてもそんなことは言えない。
行列で黙々と橋を渡っていく。
渡り終えるまで大きな余震が来ないといいなあ。
なんとなく「クローバーフィールド」の1シーンを思い出した。




鶴見から花月園の途中。
踏切が渡れないと思ったら横須賀線が
踏切をふさいで停まっている。
係のヒトいわく、全部の架線を調べるとか。
この土日はとてもアキバも行けそうにないなあ。



とにかくこうして帰ってくる間も余震が行くたびか起き、
地震の脅威はまだ続いてる。もちろん仙台や宮城の被害は
まだはっきりしない状態。津波の被害の甚大さにはただ驚くばかり。

耐震構造などで対策の取られた街、ビル等は
阪神淡路大震災の時のように特に酷く崩落したりしてはいないけど
生活面での影響、受けた疲労や不安は大きなもの。
都会のライフラインがあっさり分断されたときの日常崩壊。
大地震は確かにわれわれの
生活に降りかかったのだ。市民の足ともいえる
全鉄道路線の復旧は一体いつになるだろう。
しかし、これは天災、起きたことは時に予想を超える
被害をもたらし、その際は誰を責めることもできない。

関東圏でも被災時に落下物で亡くなったり、帰宅途中で事故に見舞われ
亡くなったヒトがいると聞く。
タコもようやく作業場に戻り、少し前にやっと暖がとれたけど、
ようやく情報の入る場所に来て耳に入る今日の話の
すべてが自分にもふりかかったかもしれない話で、
とてもヒトごとじゃないと思った。



現在(12日の朝)はJRは復旧していませんが
私鉄を中心に鉄道関係も一晩運行をしているようですね。
まだ外に居る方がもしいたら気をつけて帰ってください。

皆さま、被災の程度は地域によって個々に異なるのでなんとも表現が難しいのだけど、
何ごともあなどらず気をつけましょう。。。

そうだ、もちろん生命の保全先にありきの話なんだけど、
古モノの堅い成形のソフビはしばらくしまっとこうね。



以前プレオープンの記事を載せましたが
REAL×HEADさんのリアルヘッズ(真頭玩具2号店)の13日に
予定していた正式オープンも今回の地震のため急きょ中止に。(12日午後)

T9G  SAISEI 2nd

2011年03月04日 | イベントルポ


今度はゾンビだ!今風にアンデッドというべきか。
T9Gキャラがゾンビになってふしぎの森をさまようぞ!






3月4日より東京、内幸町のブランドアパレルセレクトショップ、
minorityrev(マイノリティレッブ)Tokyoで
「T9G art exhibition 2011 “SAISEI”2nd at minority rev tokyo」
が開催。絵本のセカイを覗いたようなファンタスティック&メランコリックな
T9G氏のオリジナルワールドが展開。
仕事の合間、有楽町のゴジラ銅像を見たりしながら、ぶらりと行ってみました・

デザイナーズ系モンスターバイナルの草分けともいえるランジアス、
コタロー、ベアビイたちが森の迷宮で出くわしたのは?!
初日のオープン時から限定品を楽しみにしてやってきたお客さんの長蛇の列ができて、
デザイナーズソフビもまだまだ熱いカンジ。




今回はセミジオラマやヴィネット的なアプローチ、異素材も使用、
作家さんとのコラボレーションも駆使し、おなじみのランジアスやコタローたちの
棲む異世界もより表現が複雑になり、よりキャラクターのストーリーを前面に打ち出した
展示が見る者のイマジネーションをおおいにくすぐる内容になっています。
こんな世界観でおなじみのT9Gキャラクターが暮らしているのか~とか
興味深く拝見できるハズ・
その一部をちょっと覗いてみましょう!






































同族を狩る狩人なのにプロに徹せない、
それどころか森の中でうっかり迷子になって
HELP MEなんて言ってきそう。
見栄っ張りだけどどこかさびしがりそう、
王子様を森の中でひとりぼっちにしては
いけません。なんとも愛らしいベアハンターやベアビイ。

ランジアスも怪獣でありながらどこかユーモラスで
怪獣になりきれないところがある。

ブキミだけどキュート、なんだかほっておけない、
T9G氏のキャラクターにはそんな言葉が頭に去来します。

そんな世界観の深層を俯瞰しつつ、さらに深いイマジネイティブの
森の底を見いだせる。それはデザイナーズソフビに魅かれる
人びとが自分のココロの中に眠るイマジネーションの根源をたどる
ひとときとなるかも。
今回はよりシアトリカルな展示になっており、会場に入ると
キャラクターの色と装いが楽しい喧騒を思わず見るヒトに視覚的にまきちらし
あたかも色に音があるような酩酊感に思わず顔がほころぶことでしょう。





スペースいっぱいに展開する作品群に魅了されるであろう、
T9G氏の個展はデザイナーズソフビファンにとって2011年の雪解け、
森のどうぶつたちが動きだす時を目撃する、とでもいうのか、
まずは必見のショーイベントとなりそう。






有楽町といえば東宝。
ゴジラ、ドラえもん。。。
ドラえもんの空気人形と銀ブラしている人がいた。



有楽町の物産展にいた熊本のご当地キャラ、おいどんくん。

東京都千代田区内幸町1-7
インターナショナルアーケード 第1アーケード内
(JR線路真下のショッピングモール内です)

minorityrev tokyo

開場時間・12:00~20:00
電話=03-3580-6252


大怪獣サロンキノコ汁男×ムーチョ

2011年03月02日 | モンド・トラッシュ


ヤモマーク・キノコ汁男、中野の町中に出現!!

早いもので東京・中野の中野貴雄監督がいる、怪獣のいるお店
「大怪獣サロン」の始動から一週間・・・
第2回開店の3月2日にはおなじみヤモマークさんが
自身で製作・演じるキノコ汁男がお店を襲撃っつか、サポート出演つっか出現。
お店のナンバー1怪獣ホステス・ムーチョと2匹の
怪獣の出現に中野の町は恐怖と笑いのズンドコに。。。
すごいお店のスタートという噂を聞きつけて
いろんなお客さんが来訪したにぎにぎしい一日を、
タコもモンドビザールな光景の続出ですっかり弛緩しつつ
ゆるゆるとウォッチしてみた。



ウオー!店頭で通行人に向けてお店のオープンをアジる
ノリノリのヤモさん=キノコ汁男。
ムーチョの休息時も一人でまめに路頭に飛び出して
パフォーマンスを続行、水を得た魚というか
雨を得たキノコみたいに張り切るヤモさん。
キノコ汁男が目前に現れて、思わずマジ泣きする通りすがりの子供まで出る。
怪獣が町中に居るなんてイマドキめったにない平成で、
貴重なトラウマ体験になったろうな。。。
マタンゴやキノコモルグなどキノコ怪人は時代を超えてもやっぱり怖い。





レアな着替え(タコも手伝いました)と
コスプレ前のストレッチ体操風景。



シェー!(グラグラしてたのでブレちゃいました)










大怪獣サロンのナンバー1美人怪獣ホステス・ムーチョとキノコ汁男。

この一連の写真には熟練の女性ドーラーさんが
入ったので、ひじょうに女の子らしいキュートでなめらかな感じの演技と
ポーズどりになっていて、さすが、と思わず一同から感嘆のどよめきが。
いつもはいってみればニューハーフ美人怪獣なんだものね・

男性だとどうしても背の高さ等で女の子らしい感じが
完全には出にくいのですが、150cm大の女の子であればちょうど頭部の
輪郭に女性の肩がハマって、重めでグラつきがちな頭部もぶれないで
動かせている、もちろんしぐさもドーラーとして活躍しているヒトならではの
感情表現は見事、とキグルミ師匠のPICOPICO氏も感心。
そしてヤモさん、ワンフェスに続いてまた椅子プレー。。。
さらにヤンキー座りが妙に板についているキノコ汁男。

某ホビー誌さんのおなじみ編集氏もいらしてて
取材中でした。4月号に載るのカナ?
2週目にしてプロのマスコミ取材も入って
いよいよ広報活動も本格化。




ヤモマークさんのぬりえでおなじみのギララおねえさんも
来店。大好きなジャイアントギララをお持ちになり、
ムーチョと記念写真もパチリ。
宝くじあててギララの大逆襲のさらに大逆襲映画を作りたい!
とおっしゃってました。そしたらPICOPICOさんに
ギララ作ってもらってね!













いろいろメニューやお酒の銘柄も充実。この2日目は
キノコ汁男の来店ウェルカム企画でキノコ入りスパゲティとか
キノコの載ったクロスティーニ(かりかりパン)等も食べられました。
行くたびにメニューが充実。怪獣アイスもやっと食べたけど
ボリュームたっぷりでおすすめDEATH。

このバルタン清酒、だったか、知人のソフビマニア氏が
堪能してこの日は全部終わってしまいました。

この日はさっそくお店のウワサを聞きつけたソフビ関係の
お客さんとブロードウェイでばったり出くわしたので、
タコもいっしょにそろって怪獣サロンに。
いろいろ飲んだり食べたりしなからヤモさんたちの
コスプレを拝見したり、ソフビ話に華が咲いたり
ひとたび仕事を離れて、えも言えぬリラックスした午後を過ごしました。
しばらくソフビのイベントも大きいものはないものね。
そんなひとときのインターミッションに、
仲間同士の合流場所にここを選んでもいい感じですね。

途中、観光の外人さんが、たまたま外で営業していた
怪獣たちを見かけたからか、いったいこの店は?!みたいな
興味しんしんな表情でお店を覗きこんできたり、
ありきたりではない快感と衝撃に
くる者を総毛立たせる東京モンド新名所としての片鱗を
早くも漂わせてました。







女性向けに、怪人コスプレを楽しめちゃう新機軸、
ビラビラン変身セットまで用意されており、
いつもと違う自分に早変わり?!
その場で美人怪人ホステスに変身。「女王様とお呼び!」
何人か変身してポイズン・アイビーなムチをふるっておりました。
21世紀はコスプレからさらに進化して、日常的に
こんな感じで怪人・怪獣に変身してヒトでない自分になる時代に?!
仮面ライダー555のオルフェノクシティもびっくり、てな感じですね。













とにかくヒトを楽しませるにはスキもぬかりも手加減も一切ないこの方たち。

ふだんのルナベースの店長・河崎監督もまたいらして、
遅くまで怪獣談議やソフビの話、コスプレや
デパH系モンドカルチャーの話題などでお店の中は
満員の盛況となり、終始笑いが絶えない状態でした。

てなわけで、一度覗いてみてほしい。
得もいえぬセカイにちばし日常から遊離する
これぞアンバランスゾーンが目前に!!
水曜日に開店する大怪獣サロンは毎週進化して
キミの来店を待っている!!