KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

ゴルゴジラとスーパー怪獣シリーズ

2012年03月18日 | 当時物ソフビ

 



以前記事で触れて一考中にしてあった話題があったのでここらでまとめてみます・

今回は「スーパー怪獣シリーズ」「ウルトラ怪獣シリーズ」のヘッダーとそれらのヘッダーに
関係があると思われるソフビ、そのヘッダーで綴じられていたソフビたちについて考察
してみます。しかしほとんど材料が少ない考古学のようなもので、明確な答えに辿りつくというわけ
でもないですが、好き者の人たちがパチ怪獣ソフビの話題としてすっかりおなじみの
怪獣ソフビたちに関して色々考えをめぐらしつつ語るとき、このあたりの話題、関心は尽きない
ところであると思います。今回も誰もが自由に語る余裕を持つ「試論」です。

上はよく巷で見るミニソフビ、70年ごろに販売されたとみられる「ウルトラ怪獣シリーズ」の
ヘッダーのついた状態Death.
表記NO.20となっていますがメーカーサイドの製品整理番号か何かでしょうか。
そして、このヘッダーの絵柄は実はマニアに昨今「ゴルゴジラ」と呼ばれる例の怪獣ソフビを
はじめとした4体のソフビの販売時に当時使用されていたヘッダーイラストを別の絵師が
トレースしたものだったりします。
このミニソフビセットは一度に5個怪獣ソフビが手に入ることで好評だったのか、「帰ってきた
ウルトラマン」のオンエア当時以降と思われますが「帰ってきた怪獣」という続編?ソフビが
リリースされています。その時のヘッダーはまったく新規に描き下ろされた「ウルトラ怪獣
シリーズ」と異なるものでした。「ウルトラ怪獣シリーズ」「帰ってきた怪獣」は第二次
怪獣ブームにあてこんで製作、流通された商品なのは間違いないでしょうね。



右のみずいろゴルゴジラくんが入っていたヘッダーがこれ。一見上のヘッダーと同一の
ようでいて、上の「ウルトラ怪獣シリーズ」のヘッダーは、よく見るとこの「スーパー怪獣
シリーズ」のヘッダーイラストを描き直したものであることがわかります。



右下の四本足の怪獣などは5匹ミニソフビパックのほうは完全に別ものになっています。
両方の絵を見比べても、5匹ミニパックの絵のほうが後から描かれているのは明確です。
それにしてもなぜ絵を描き直したんでしょうね。

 

第二次怪獣ブームのスタートで、ヘッダーに
「ウルトラ怪獣」と入れたかったのだけど下の「スーパー怪獣」のほうのヘッダー
イラストの元絵がすでにメーカーの手元に無かったので、わざわざ全部を描き直したのでしょうか。昭和の頃は現在のようにパソコンの画像処理で容易にロゴなどを差し替えることが困難だった
でしょうから、たぶんやむなく別の絵師に依頼して作り直したのでしょう。それにしてもさらに
気になる情報があります。
この双方のヘッダーに描かれている左の2匹の怪獣(2足歩行の怪獣)たちに似たソフビが
あることです。

フーセン怪獣と呼ばれる彼らです。彼らに関しては袋入りヘッダーの状態をコスモナイトα
さんで一度拝見させていただき、上の「スーパー怪獣シリーズ」「ウルトラ怪獣シリーズ」とは
異なる独自の「火吹き怪獣」と表記されたヘッダーであることが確認済みです。
しかし中央の赤い、マニアに「6本角」と呼ばれる怪獣が上のヘッダーの怪獣に
たいへんよく似ています。そして左の耳の大きな
1本角のオレンジの怪獣ソフビも上のヘッダーの左端の怪獣に似ていますね。この点は
ちょっと留意してみたい感じです。

「スーパー怪獣シリーズ」のヘッダー絵を意識して造形したのでしょうか。



「スーパー怪獣シリーズ」のヘッダーが作られた後に、絵をもとにしてこのフーセン怪獣たちの
原型が製作されたのでしょうか。当時は土粘土でソフビの原型を作っていたので原型は作り置き
ができなかったそうです。どちらにしろ、同じ作業工程に関わる人たちが一連の
フーセン怪獣、「スーパー怪獣シリーズ」のヘッダーに関わった可能性は高いということがいえ
ます。ただしフーセン怪獣の原型を作った原型師氏が会社所属でない工房で、「スーパー怪獣
シリーズ」の展開とは無関係な立場でありながら、依頼でヘッダーの絵を参考にしつつ
これらのフーセン怪獣の原型を作った可能性もありますね。大協と三浦トーイで作風の
似通った三浦の宇宙怪獣しわ、ダイヤ、そして大協のザゴラ、マイティが存在することを
考えても、「スーパー怪獣シリーズ」をリリースしメーカーとこのフーセン怪獣の製作とリリース
に関与した人たちが同一であるかは可能性もありそうですが、絶対ともいえないし、
今となってはなんともいえないところです。

ただこの68年~71・72年位の期間に同様の原型師氏の工房がこれらのオリジナル怪獣
ソフビの製作に関与したこと、そこに大協、三浦トーイといったメーカーが明確に名前が頻出
している気配が濃厚といってもも差し支えないところであると思います。
何しろ当時、この種のパチ怪獣というのは多いようでそう沢山の種類が出回っていませんでした
から犬も歩けばで同じようなメーカー、工房が関与した可能性もあるということですね。

まして近年、フーセン怪獣には上に画像として上げた3匹以外の4匹目として「スーパー怪獣
シリーズ」のぺギャオスそっくりなフーセン取り付け口を持った怪獣ソフビがさらにマニアにより
発掘されています。(真実一郎氏の主宰するインサイターブログにキングペギャオスという
名称で紹介)。
フーセン怪獣とゴルゴジラなど「スーパー怪獣シリーズ」の関わりはある程度あると見て
よさそうですね。

フーセン怪獣のマニア名称「6本角」。
口のフーセン取り付け部分がオモチャとしての用途を強く主張するせいか怪獣ソフビとしての
ミリキは今一つと見られがちですが、こうして見るとたたずまいもなかなかのもの。

 


そしてじっくり見ていると大協のザゴラにウロコや足の先の造形などよく似ていますね。
自分以外にも「ザゴラにも見られる、爬虫類的なイメージを強調してこの6本角も
作られている」と指摘してくれた好事家の方がこれまで何人かいるのですが、もしかするとザゴラと同じ原型師氏の作業である可能性も考えられるところですね。ザゴラと6本角は三浦、
大協といったメーカーの双方の原型製作をひきうけていた原型師氏の共通の作業というのは
一考してもよさそうに思われます。

ただひとつだけこの「スーパー怪獣シリーズ」のヘッダーに関してタコが知っていることをいえば
この絵もすでに他の当時既存していた図案からパチったものです。
小学館から当時出ていた恐竜図鑑からで、ヘッダーの後方右に居るツノをはやしたエダホザウルス、中央の6本角の下絵と指摘している怪獣も同書のトロエドンの絵をレタッチしたものである
可能性が高いです。エダホザウルスもどきは元絵のエダホザウルスとポーズ、表情、
彩色の色調もほとんど変わらないので、その恐竜図鑑を見ながら描いた可能性が高いです。
その恐竜図鑑は昭和40年代の発刊なので、容易に書店で入手可能な恐竜というか
怪獣絵を描く資料として手近に調達されたものだったのではないでしょうか。

そして「スーパー怪獣シリーズ」のヘッダーで飾られた怪獣たち。彼らは現存数が多いので
レア的な目線では弱いです。ゴルゴジラにしてもトリケラン、そしてぺギャオスにしても、
当時の流通量が多いというだけで軽んじられがちなところはありますが、出来はなかなかの
もので大協や三浦トーイの著名なオリジナル怪獣たちとけっしてひけはとらないと思います。

トリケラン、ゴルゴジラ、ぺギャオスは「怪獣」ですが、あと1体は「ステゴザウルス」ですね。
これはほとんどマルサンのステゴザウルスを横に置いて造形した感じがします。そして
塗装時の見本までもまんまマルサンのステゴザウルスを参考に。一匹だけどこかで見たモノを
混入しておくとなじみやすく、お店も取りやすいと思ったのでしょうか。ただ顔の
造形を見るとミウラのラードンっぽく、鳥系の怪獣のような顔立ちになっているのでもしか
すると後のミウラにも関与している原型師氏の仕事のような気もします。


 

オレンジのトリケラン、青いゴルゴジラ、赤いぺギャオス、緑のステゴザウルスと色で
4体を納入時などに明確にしたもので、流通もそうとう初めからする予定だったのでは
ないでしょうか。実際80年代までオモチャ屋の軒先に埃まみれの状態でビニール袋が
ぶるさがっていたという話もよく聞きますし、今もデッドストックが出るので、彼ら4体は
相当出回った様子がうかがえるところです。

なんにせよ、数年の間に明確な社名を明記しないで一時期、これだけ色々な匿名の
オリジナル怪獣が出回ったというのは、そういう動きを自覚的に取った特定のメーカーの作業が
大半と言う気が非常にします。その特定されるメーカーの可能性として時たま指摘される
三浦トーイという会社。同社はすでに無いですが、さまざまなおもちゃを手掛けていました。
そういった、製品に社名も明記しないで出回らせたものがほかの製品ジャンルにもあるのかと
思い長期にわたりウォッチしてみたのですが、たとえば戦艦のポリトイやパンダブームの頃の
パンダソフビやゼンマイトイなどにも三浦トーイと明記しているケースがほとんどなので、
もしかするとウルトラ=円谷関係については、あまり流通量が派手に出回る=売り逃げる
「スーパー怪獣シリーズ」「ウルトラ怪獣シリーズ」などの展開では社名が目立つことをよしとしないであえて覆面ヘッダーメーカーとして活動した気配もあるのですが、これも推測の域は出ないところですね。宇宙怪獣しわやダイヤ、宇宙怪獣3号などは玩具の業界紙にも広告を投入して三浦トーイ
の商品であると謳っていたわけですがこの後何か怪獣玩具を展開する上でのメーカーサイドの
指針がなるべくメーカー名を前面に出して売らないことにしようと変わったのかもしれません。

もうひとつ気になるのはこの「スーパー怪獣シリーズ」がたんに複数のメーカーや商社の共有用のヘッダーであったのではないかという疑念です。当時はいろんな種類の違う玩具に同じヘッダーを
転用していたケースもあったので考えない余地はないところですが、具体的に、販売時でヘッダーが共有された他の怪獣ソフビ関係での商材がいまのところ確認されていないので、この推測は
確証がほとんど得られないところです。

彼ら昭和のパチ怪獣ソフビは物は言わずとも存在した年代は数年間にわたり共通しており、
いわば同じ時代の空気を吸い今に現存するものたち。どこかで生まれる過程に各シリーズが
関わった絵師や原型師などがシンクロした期間があり、それが販売時に使用された図像や
造形にも関与した人物の痕跡を残しているということなのでしょうね。
そして昭和のパチ怪獣たちの開発・製造をめぐる背景の実状はごく
狭い範囲のセカイで進行していた話ではなかったのかと思われます。

いろいろな可能性を現存するアイテムやヘッダーなどで推測していくと、ぼんやりとですが
当時のパチというかオリジナルの怪獣ソフビを展開していた会社と名前も知るよしもない複数の
原型師氏の工房の関係がちらほらと見え隠れしてくる感じで興味深いところですね。
またこの「スーパー怪獣シリーズ」周辺の話題は何か物証なり、関心をそそる意見や証言が
どこからか出てくる時点まで結論を急がず、まったりと語っていきたい感じです。

 

 


最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (真実一郎)
2012-03-18 20:07:09
今回の考察も面白く読ませていただきました。

僕も六本角とザゴラの皮膚感はすごく似ていると感じていたんですよね。
同じ造型師だったんじゃないですかね。

ちなみに自分も未開封のフーセン怪獣を見たことがあるんですが、
ヘッダーには「フーセン怪獣」ではなく「火炎怪獣」って書かれていませんでしたか?
恐らく火炎をもした赤いフーセンがついていたと思うのですが。
僕の記憶違いでしょうかね。。。
Unknown (タコペッティ)
2012-03-18 20:39:10
>真実一郎様
インサイターブログ、更新のたびに
拝見しております。
このたびも昭和のパチ怪獣に関する拙文ご高覧
いただき恐縮至極であります。
今回は以前「ビーチバッグの怪獣」の記事で
書きたいと言ってたヘッダー論です。

すみません、真実様がお読みになってから
記事のご指摘いただいた「フーセン怪獣」を
「火吹き怪獣」とさきほど直しております。
そしてご指摘の通り、自分の記憶違いで、
コスモナイトさんで拝見した
ヘッダーの表記は「火炎怪獣」であったと
思います。
たしかインサイターブログでもアマプロのKey
さんがいらしてフーセン怪獣の件、ご指摘に
なっておられましたね。インサイターブログで
自分もフーセンぺギャオスの存在を知り、知人を
通じ現物を見ることができました。あの
アイテムの発見により、ぺギャオスもグループに
入っている「スーパー怪獣」と「火炎怪獣」が
近い、もしくは同一のメーカーの製品である可能性
があるという明確な物証が得られた感じですね。

そして真実様も指摘されているザゴラと6本角の
造形的類似です。全身の刻まれたウロコや足の爪、
手の平の造形など見比べると非常に近いですね。
たぶん同じ工房の方がこれらのソフビ
を製作したのでしょう。

自分はあるマニアのヒトを通じて
当時のソフビ関係の
製品流通について業者的立場のヒトの談話を
間接的に伺ったのですが三浦トーイという
会社に関しては「とにかくブーム便乗で
売れている版権アイテムに似たものをすぐ作っては
市場投入する流通ルートとフットワークを
持っていた」と聞いており、怪獣関係でも同様に
売りさばくような展開をしていたとおっしゃって
いました。
どうも三浦トーイとその周辺の
業者が関与していた製品が今回扱った一連の
社名のないヘッダーで綴じられた怪獣ソフビたち
ではないかとの印象を強めています。
その物証は明確にはありません。しかし
これからも何か出て来ないというわけでもないと
思うので、結論を別にあせらずじっくり
俯瞰していきたい感じはします。
引き続き情報収集はしていきたい
ので、引き続きご高覧ご意見お願いいたします。
このたびはありがとうございました。
Unknown (バクラー?)
2012-03-18 21:35:50
こんばんは
今回の考察も切り込み隊長wらしさに溢れて楽しく拝見させて頂きましたです
ザゴラと六本角の原型師の癖と言うか造型の流れも面白いですね。モールドの刻み込みも確かに似てるなぁ
当時物パチソフビの原型師を勝手に区分けしてみると
後ろ足から尻尾にかけてのラインに原型師の癖を感じる部分が多いですし、手や足先の表現に癖が良くでていますね。誇大妄想と思われるかもしれないけどブルマァクの中にもコレと酷似したものがアルのだけど・・・・マルブル語ると諸先輩方々がうるさいのでヤメトキマスw
Unknown (真実一郎)
2012-03-19 01:25:24
タコペッティさん、回答ありがとうございました。
そうそう、「火吹き怪獣」でしたね。思い出しました。

三浦トーイに関しては、70年代当時のメーカーカタログが
以前ヤフオクに出品されていたのを見たことがあります。
あれを入手していればヒントくらいはつかめたのかもしれません。
また出ないかなあ・・・

そして六本角のモールドですが、
確かにブルマァクの磁石ゴーストロンとか酷似してるように思えてしまいます。
ただ、磁石ゴーストロンはザゴラとは似てないんですよね。謎です。
Unknown (タコペッティ)
2012-03-19 12:19:50
>バクラー様
こんにちわ、おひさです。
>切り込み隊長
鉄砲玉っていうか。今回も色々無茶書いて
気を揉ませたかもしれませんがまずはご高覧
感謝Death。

ザゴラと6本角のウロコのワイルドで
いかにもヘビの表面に入っているみたいな
生々しい刻みっぷりはたぶん同じ原型師さんの
もののように思います。しかし文でも
少し触れていますが、マニア的に見ても
ある程度までは個体を探求したこのジャンルを
造形面でながめていくと、関わっている
メーカー、原型師氏などはだいたい当時一定の
人数にゾーニングできてしまうんではないですか。
極端に言えば
「パチ怪獣を流通させて売り逃げ商売にいそしむ」
業者はトップレベルの人物で数人、その中間で
流通関係者、原型師が重複して従事していたの
で造形上で顔や名前に近い個人特徴が
ディティール上で確認できるという。
要はザゴラのヒト、ラードン
(三浦の恐竜系)のヒトといった感じで。
当時のパチ怪獣は皆、異父兄弟みたいなものなんで
はないでしょうか(笑)。

ご指摘のように、マルブル系の仕事をしていた
当時の原型師さんでも、このパチ界隈の仕事も時々
していたヒトもまったく居ないということも
ない気がするんですよ。
広範に当時のソフビをジャンル問わずに
見ていると、たまに近似値を感じずには
いられないアイテムというのがありますよね。
タコペッティ (Unknown)
2012-03-19 12:32:59
>真実一郎様

>70年代当時のメーカーカタログ
三浦トーイ関係では
そういうものがあるとは聞いたことがあります。
見たいですね。われわれが気になる怪獣系
アイテムの年代特定上では物証となる表記が
ありそうな気がします。
怪獣も紹介されているのでしょうが70年代
中期以降か、その時期にもよりますね。何しろ
仮定するとしてメーカー名を明かしていない
ものなどは掲載されていないのでしょうから。

思うに、「匿名のパチ怪獣は当時三浦トーイ
製だったのではないか」という仮説が上がるのは
こう言い換えた方が適切だったのですね。
「三浦トーイの関係者が製造ラインを生かして
会社とは別なところで社名等一切出さずに流通
させていたのではないか」と言い直したほうが
いいのかもしれません。
販売ルートは駅前の売店とか観光関係とかで
出回らせられるキャパがあったとしたら、
そういうことはありうる気がします。
当時三浦の周辺の同業者さんから見れば
それは一目瞭然だったのかもしれませんが。

>ゴーストロン
あの磁石シリーズとこの6本角の醸し出す
ボディバランス、手のひらの造形、つり目の顔等
妙に似ていますね。で、磁石=フーセンという
ギミックを持たせた点の近似値。磁石シリーズ風の
ギミックが付属した製品を出すんじゃ、みたいな
トップの意見があったような気がします。
あとフーセンのパチジラースは
どう見ても本家ブルマァクの
火吹き怪獣ゴジラを見て作ってますよね。
この辺りのものを造形時に参考にしたのかなという
気がします。それにしても磁石怪獣ゴーストロンは
6本角に風体が似ていますよね。インサイターさんの
ブログでも6本角の紹介時は
「帰ってきたウルトラマンにも普通に
出てきそうな正統派怪獣のつくり」と書かれて
おられるじゃないですか、そうか、
そういう意味だったんだな(笑)。
Unknown (バクラー?)
2012-03-20 00:26:36
こんばんは
ズバリきましたね!「磁石ゴーストロン」
なんかスッキリwした
この原型師特有の「尻尾」がやっぱり気になるのです
大協、ミウラのソフビ怪獣に見られる特徴と酷似してる。オレンジのフーセン怪獣も似てる感じか?で、この原型師特有の癖は他のブルマァク怪獣ソフビでも見られるものです
そうなったら・・・ブルマァクファン黙ってないよなwまぁオレはマルブル好きだし寧ろパチとの類似点があれば嬉しいですけどね!
Unknown (タコペッティ)
2012-03-20 00:38:39
>バクラー?さん
尻尾にクセの出る原型師さんですよね。
あと顔の面取りも独特の美学があって
版権、パチ関係なく非常にそそる仕上げに
する方だな~
(もうそうであると半分決めつけてる)
原型師さん的にはいろいろあって
版権ソフビと無版権オリジナルの双方を
手掛けているのを明かしたくないみたいな
空気もあったんじゃないでしょうか。
もう好事家も限られてるからパチも版権モノも
垣根なんてないっすよ~。玉石入り混じった
当時ソフビの全てを愛しましょう、みたいな。
実際関わっているヒトも昭和の頃だって工場も
同じような場所にあって同じような関係者が
出入りしていた狭い世界だったと
思いますしね。
Unknown (Starshipriot)
2023-10-26 02:34:42
とても興味深く読みました。 私は外国人(イギリス人)ですが、ここ数年昭和の日本のおもちゃにハマり、パチ怪獣を集め始めたばかりなので、とても役に立ちました。 どうもありがとうございます。

コメントを投稿