KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

スーパーフェスティバル56その5

2011年04月30日 | イベントルポ


今度はマーミットさん関係。
アイテムも版権、オリジナルといろいろあったな~。













こちらは会場限定品。畜光アイテムは福袋にはいっていたもの。
ワルギルガーとジャンカーVアトミックヘッドは同じ塗装工程で
塗られたので塗料パターンが同じ。なんか2体並べてみるとそそる。。。

帰ってきて撮った写真を編集してて気づいた。
アトミックヘッドは入手したけど、この2体はオリジナルと版権ソフビで
なんの接点ないけど色が似てると妙に味が出るな~。ワルギルガーは
通販1期持ってるけどちょっと今回の色もほしかったような。
(こんな感覚的な見立てでモノを集めているからモノが増えて洒落にならない
状況になっていってるタコ)





うわー、モグロンの頭部さしかえした新怪獣2匹はどっちがどっちの名前か
わからん。一匹は一つ目カネゴン風ですね。






人間の果てしなき欲望が生み出した暴走する負のエネルギー体と化した
狂気と戦慄の新ジャンカーが降臨。

ジャンカーはVとつくくらいで一応さきに発売した
5体目の森かつらヘッドで完結したはずなのだけど、
実はこの6機目があったのね。。。
しかもよりによって原発に擬態していたとは恐るべし。
ちょうど福島第一原発が6機だからちょうどいいね。

頭をすげかえるだけで社会風刺ソフビにもなってしまう
おそるべしジャンカーVシリーズ。
このソフビの売上は反原発団体に
向けた義捐金になるとマーミットさんのカーズワークスブログにも
記されておりマス。でも皆さまアホのアグネスとかには寄付しないでね。
キンピカ成金御殿の一部になるだけだから。
しかしリアル福島原発は、なんで6機もあんな
波打ち際に建てるかね、東電アホちゃうか、死ぬの。
今も小数点以下二ケタ目程度だけど線量率が微量ながら
昼間より上がってるじゃんか。風が吹くと大気中に淀んで滞留してる
放射性物質のカタマリが移動して濃度の高いところが
ひっかかるんだろうな。ちょっとカンベンしてよ
原発、被曝、放射能ネタは本ブログでは
自粛しません、好き勝手に行きますのでよろしく。
「おれはまだ死にたくないんでね!!」急に00のハレルヤ化)

というわけでタコ的に勝手にこやつは「ジャンカーV」ならぬ「ジャンカーⅥ
アトミックヘッド」とタコ脳内オリジナル設定で呼ぶことにする。




















5-6月の受注予定品が早くもスーフェス会場にお目見え。4月受注のグラナダス2期に
続いて悲劇の宇宙純愛をMATの岸田隊員に貫いた
女宇宙人ケンタウロス星人2期は劇中イメージカラー。

本編ではグラナダスに特攻する場面での登場のみで
一瞬しか出て来ないんですけどこの回も新マン後期では人気エピソードですね。
以前同社からリリースされたブラック星人、ズール星人と同じ
チョイ役宇宙人なのだけど、マイナー宇宙人のリリースではセブン補完でも
定評のあるマーミットさんならではのアイテムセレクションといえる一体。

下半身のデザイン画が出ないと難しいのかもしれないが、
残るマイナー星人であるストラ星人のソフビ化も気長に待つことにします。。。

そして第二次ウルトラ最大の問題作にして人気エピソードでもある
「怪獣使いと少年」のメイツ星人もムルチのミニソフビと組で2期受注開始。
こちらもテレビ本編の登場カラーに近いな。1期は持ってるけど迷うトコロ。
さきにAの補完としてムルチが新造形で怪獣天国からリリースされているので
もしかして新マン登場カラーの重いダークグレーの
ムルチもこのメイツ星人の後、来月にリリースされたりしないか?
ちょっと先読み。2か月連続で同じ話数に登場した宇宙人や怪獣の
ソフビが出てマニアの手元に揃うのは嬉しい配慮ですよね。

こちらも2期なのですが、怪獣天国ザンボラーの成形色オレンジが鮮やかで綺麗です。
会場で来場した女の子も思わず手にとりカワイイとほめていたとか。




このブンブンタマゴローからが4月受注品、
もしかしたらまだ受注締め切りに間に合うかも.








4月受注品。凝った成形、塗装でメタリックな衣装も見事に再現した
シャプレー星人の完成品リアルフィギュア。
成田亨デザインのエイリアンでは真骨頂とも呼べる一体。
まあこれはリアル系シャプレーでは不世出の決定版といえるんじゃないかと。
あとはお客さんが各自でゴドラ星人に突起つけたシルエットだけ
出てくるあのにせ宇宙人も造れば「地震源Xを倒せ」の立体化は完全だ!
(そこまでせんでも)。



燐光怪獣の名の通り、2期はブルーで登場、グラナダス。
新マン単体では結局倒せなかった隠れた強豪怪獣。
この回の人魂のようなグラナダスの吐く炎や眼光の光学撮影は
幻想的で美しかった。後半すこしお話がユルユルになってくる新マンをひとたび引き締めた
宇宙人と地球人の悲恋を描く、人気の一本。





4月受注にはAの超獣でも南夕子が地球を去るシリーズのターニングポイント
エピソードにあたる回に登場するルナチクスもついに初スタンダードソフビ化。
手を前に突きだした劇中のウサギっぽい動きにも気を配った造形なのが良いです。
年始にほしかったけど、ウサギ年に立体化が果たせて良かった。



現物を目にしたら成形色が非常にいい感じの風合いだった
マグラン星人。これがあるからイベントでサンプル見ないことには
後で色とかが良かったのを見過ごしたと後悔するんだよな、
何事もソフビって。やはり写真だけじゃわからんわ。
原点となるオリジナルのイッコープラモパッケージ再現度でいうと
これも決定版といえるだろう。マグランマニアはおおいに迷うトコロだ。
会場でも通りすがりのプラモマニアらしきヒトが「イッコープラモのうちゅうじんがっ!!」
と感動して声を挙げておりました。まあスーフェスくらいマニア度の高い
イベントではマグランさえもメジャーキャラの部類に入るのカナ。。。
スーフェスの濃度恐るべし。



参考展示品のトリゴラス。元は長谷川集平という作家さん描く
絵本の中に出てくる怪獣なのだ。
これが本の中で街を空から襲い大暴れするわ、ウルトラQのラルゲユウスのエピソード
のように幻想的で暗喩に富んだストーリー中で
ファンタスティックな都市寓話になっているわ、
児童文学として多方面から図抜けた一冊である。このたびトリゴラスをソフビ化した
意味は、絵本を手にとってめくっていくとわかるハズ。


一見オーソドックスなラドンスタイルの鳥の怪獣なのだけど、
ソフビ化にあたってはマーミットさんサイドでも細部にいろんな
怪獣の造形的記号を取り込んでいてたいへん見どころの多い造形といえる。
赤松社長に詳細をお聞きするといろんな逸話が飛び出してきて面白かったので
別記事も書いて単体で紹介したいと思いマス。スーフェスルポが完了したら
あわせて掲載しますので、またよかったら見てちょう。

http://www.cojicoji.com/shuhei/tori.html
このHPが絵本「トリゴラス」については詳しく書かれておられますね。まずは参考までに。





アップ目で見たいと知人からメールがあったので
怪獣軒さんの写真追加。




M1号さんのハワイver.ベロクロンも色調のわかりやすそうな
ショットが見つかったのでさらに追加。












そしてこちらは主催のアートストームさんプロダクツ。
個性派のアイテムが揃う。
合金アラレちゃんのハイクオリティぶり。そして
とても玄人受けしそうな造形テイストの
新マン、ザザーン、タッコングですね。















前にタコブログでも紹介させてもらった
「メガゾーン23」23周年の研究同人誌を発刊していたディーラーさん
Hard Pop Cafeさんのブース。
板野一郎監督による当時の製作秘話やロングインタビューとか、
作画資料とかあの研究本はタコにとっても永久保存版ですね。
今回は「ギムレット」さんのレゴでつくった80年代メカアニメロボギャラリーが
圧巻のデキでした。しかし回を重ねるごとにさらにレゴ組みのスキルが
超絶になっていく一方DEATH。

後方の黄色いのはクラッシャージョウのパワードスーツ!
ノーマのパワードスーツはないんですか?と聞いたら
いろいろやってみたが自分的に満足するデキにならずストップした、とのこと。
完璧主義の悩みってヤツですね。
ザブングルのトラッド11は組みの巧さでほんとんどリアルキットみたいな仕上がり。
デストロイドはよく見るとランカ付き!今回のスーフェスでの眼福でした。

スーパーフェスティバル56その4

2011年04月30日 | イベントルポ




まだ半分でしょうか。ぼちぼちいくです。いろいろ文章で掘り下げたいコトも
あるので更新ペースも早くないですが
ゆるりとおつきあいいただければ幸いです。


上はイラネナさんが2月に中野のオルタナティブカフェで開催した
10周年カスタムショーの展示に間に合わなかった、ラルフ・ニース(Ralph Niese)
氏のカスタム作品。現物を見れてうれしいです。たしかもう一個、
メトロカバヤンのキグルミをスーツアクターのおじさんが脱ぎかけている作例もあったけど、
イラネナさんによるともう売れてしまったとか。

じつはこのラルフ氏の作例は友人が「こんな画像を海外の怪獣関係のブログをサーフしてたら
見つけたけど、今中野で開催してるソフビイベントで素体に使っている
怪獣のと同じじゃね?」と教えてくれた経緯があります。
タコも現物を見たくて何度かオルタナティブカフェに通ったけど
展示されずに会期が終わってしまった、という流れですね。
エッチをパワードスーツに見立てている作品は発想が技術と一致して
見事ですね。もうひとつのベータラスが崩壊した街にたたずんでいる作例も
パルプSF雑誌の一場面のように作りこまれていて、見応えがありますね。






そういえばカスタムショーの時はイラネナさんと行き違いになって
会えなかったな。今回はゆっくりお話できました。ショーでは3Mの宇宙人こと
エンゼルヘアのプロップも飾られていて、10年前に見たあの映画の宇宙人に会えて
感動したと伝えたのですが、宇宙人の触手とベータラスの頭部の形状の類似性を
指摘したら、「たしかにエンゼルヘアの目から出ている胞子状の触手は
ベータラスの頭部によく似ている、自分の造形的嗜好は自分でも気付かないうちに
作風やソフビ化する対象のセレクトに表れていたんですね」とのことでした。

なおカスタムショーは中野は終了したがイラネナ10周年が正式には6月なので
WEB上で震災チャリティのカスタム販売も兼ねて
今も続行しているとの話。



これはイラネナさんが現在新宿のFEWMANYで開催している
カスタムイベントで発表した作品。一目でわかるけど原発ネタのようです(微笑)



イラネナさん、さきに開催された高円寺の反原発デモにも参加したけど
その際はコスプレもしていたとか。見たかったな。。。
デモにはほかにも中央線系ソフビメーカーさんたちが参加して気勢を上げていたそう。



イラネナさんも奇抜な仕上がりにたいへん気に入っているという
ダニエル・ゴーフィン(Daniel Goffin)氏の作品。
生物室の備品におかれているような顕微鏡のプレパラート風
処理を施された3怪獣。




イラネナさんのお隣はVELOCITRON力氏。
かねてより製作下にあったボスグールが完成、ババーンと漆黒の
ソフビが置かれたブースが威圧感を漂わせていました。



kikkakeさん。自分がうかがったときはもう売り切れていたのですが、
2月のワンフェスでも販売した某アメリカンアイコンのネズミのキャラクター風塗装の
(KIKKAKE氏本人のペイントによる)GEKKOくんが好評だった様子。

FIG-LAB・ドン氏との親交が縁となり
MAXTOYさんのアーガス星人カスタムイベントに参加したりと
(某・タバコの中にあやしい結晶を仕込む星人風塗装でした、カコよかた)
ペインターとしての活躍も見かけるようになってきましたね。
そしてソフビ製作も、いろいろやりたいことがあるのだけど
まずはじっくり深耕中である、との話。
お子さんが生まれたとブログにも書かれていましたが、おめでとうございます。




TTToyさんのブース。蒼樹うめ先生(ひだまりスケッチ)のソフビを製品化した
ことがあるTTさんなので、当然「まどか☆マギカ」には一家言あるだろうと
思い、タコはTTさんののついったーのつぶやきをリアルタイムでながめていたら(なんか怖いな)
最終回あたりなど面白かったので、
今回のイベントではいろいろ本作について総括していただきました。
内容はあまり書けないけどTTさんの見方がおもしろくて
自分的には今回のイベントの収穫デシタ(怪獣ソフビの
話じゃねーじゃん)ちょっと蒼樹うめつながりで
魔女のソフビとか作ってほしい感じ。あとMAXTOY展での絵の感想とか話したり。
この方は興味ジャンルの引き出しが多くて話しこむと面白いです。





クローバーさんのブース。MAT隊やZATなどの隊員服をモチーフにしたTシャツを販売。

円谷系の防衛隊員を表す記号的衣装として、ちょっとしたコスプレや演劇の
小道具としても使えそうな。
ロンTも出るといいかも。
興味を持ってブースに近寄っていく人が多かったです。
ZATはほのぼのしてていい職場なので皆入りたいけど、MATは長官が「なあに、ピンチに
なったらきっとウルトラマンが来てくれるよ」とか旧マンでも釘をさされている
防衛隊がぜったい言うまじき禁句を平気でいうんでなあ。

MATは伊吹隊長就任以降は入隊してもいいな~。
TACも子供時分は山中隊員はおっかなかったけど
いい上司じゃないかと、ある程度大人になってから
観ると思う。ただ隊自体は年中もめてて居心地よくねえ~。今野隊員がちょっと苦手。
MACはさすがに殉職率高いから最後までTシャツも出ないだろなあ。








最新のデジタル技術を駆使してカラー化をついに果たし
6月1日にブルーレイディスク、DVDを発売する
新生「ウルトラQ」の告知ブース。
ザボーガーのデモ映像上映コーナーと並び人だかりがいつも出来ていました。
ウルトラQ関係の立体物、ソフビ化もここのところ
多くてファンにはちょっとしたお祭り感がありますね。怪獣・特撮ファンのみならず
当時視聴世代の人にこないだ
「ウルトラQ,怪獣はどんな色になるんだろね!」といきなり話しかけられてびっくり
しました。当時ブラウン管の白黒画面に息を飲んで見入った世代は特撮ファンのみならず
興味があるところでしょう。マンモスフラワーなんかどんな色になるんでしょうね。
ぶたのはなさんもぶたろぐに試写会で見た、と書いてありました。
スタッフさんによると発売寸前まで映像の自然さを追求したり、かなり手の入った
コンテンツになりますよ、との話なので、タコもなるべく早く見たいと思いマス。









ダイナミックコグマさんのブース。大陸のあやしいおもちゃを発掘してきて
コレクタブルなリーズナブルプライスで提供してくれる、
パチもの好きには神様のようなディーラーさん。
先日はテレビ番組にも出演して多大な反響とHPへのアクセスも得られたそうです。
4月以降も震災をものともせずまた中国に渡り、今回のスーフェス会場にも
あやしげなおもちゃたちを新たに日本に召喚していらっしゃいました。

上に貼ったのは、目つきのよくない口をひんまげて見た目「不良」らしい
ふてくされた顔にモールドされている
アンチャンが、羽根の生えたバイクにまたがっているいかした電動トイ。

なんとこれはパチAKIRAの金田のバイク(!)。えっ、そうかなあ、と思っても
じっくり写真を見つめてみてほしい・・・ほら、きみの目にも
たしかに人工衛星兵器SOL相手に
大暴れした金田のバイクに見えてくる~見えてくる(笑)。
車体にご丁寧にも漢字表記のシールがいっぱい貼られているし、
とにかくそんな感じで無意味な脳内補完力までアップしちゃう一種の知育アイテムだ!
パチおもちちゃは脳内補完で20倍は余計に楽しめるぞ!

ギミックもヤンキーバイク独特のサイレン音や軽快さがかえって書き割り感満点な
排気音をかきならしつつ、ガタゴトと車体をけだるそうにシェイクしながら
ミステリー走行。当然大陸トイの専売特許である
車体の随所がLEDで毒々しくぺかぺか光る発狂ギミックも搭載しております。
なにしろ健康優良不良少年の乗用なので
一度スイッチを入れて床におくと無軌道に走りどこにいくのかもわかりません。
コグマさん「なんと!走行時に鳴る音源がいつものランバダじゃなくて新規なんです!(笑)」
それってセールストークなんかい!

ランバダじゃないと少しさびしいと思ってしまうもう一人のおれ。
いやいや、けたたましい一人騒乱罪状態です。でも暴走バイクを子供のおもちゃに
するってセンスが謎。

近未来アクションといっても映画・コミックの「AKIRA」でさえ
すでに20年以上前の過去作品ですが、
我々の脳内に浮かぶ3・11アフターなリアルパストフューチャーのチバシティ路上には
大友克洋先生の描くスタイリッシュでテクノチックに洗練されたあの金田のバイクは
もはや視覚的に素晴らしすぎるのはないか。
オリエントタッチかつユルめにカリカチュアライズされたこんなパチ金田のバイクが
出てくるくらいで、すっかり終わらない明日にただ追いまくられるだけ、
こんなはずじゃなかったのにとか言いながら
破滅美さえ感じさせないディストピアで死なない程度にダラダラ弛緩しきった日々を過ごす
われわれの現実の身の丈に実はぴったりくるかも。
そんな意味じゃREAL金田のバイクとでも呼ぶべきところか・

まあ、イカレたおもちゃに目がない人はぜひお早めにGETされたし。

同様に4月の発掘品である「機関銃トーマス」もアリモノ部品でなく
新規金型作りおこしっぽいところが現地パチトイメーカーのかぎりなき招魂を漂わせ、
パチモノ好きに手にとってもらえたら見まがうことなく感動をもたらす一品である、
とコグマ氏。
でも子どもさんにはパチも本物もなく、このアイテムなどは子供が手にしたら
単純に軽快なグリップ感と発光エフェクトのとりこになるかも。
そんな意味で楽しめるなら「ただちに問題ない」パチの奥深いミリキも
持ち合わせた一品といえる。
4月以降ダイナミックコグマさんのイベント出展は、決定しているところで
トレジャーフェスタ、パチサミ、(たぶん)ワンフェスにも
予定しているようなのでイベント会場で是非現物をごらんあれ。








ソフビクルーザー・コスモナイトαさんのブース。
今般の地震のもたらした災害のリアルには
常日頃あらぶっていた恐怖の怪獣妄想エンジンもいったん停止したのか、
デムパゴンに続く新作製品化プロジェクトは現在のところ足踏み状態の進行とか。

最近コスモのお店にいくと配っているチラシには4コマ漫画が載っている。
YODA氏により、何やら公害怪獣っぽい触手のついたユルーいヤツが描かれています。
YODA氏によると、よかったらだれかこの怪獣をパチってソフビにしてくれ、許すからとの話。
造るときはべつにコスモに版権申請しなくていいと言っておられますが、
要は他人に作らせて最終的にコスモで売らせてほしっ、ということか?

でもその画像は貼らない。
単にタコから見ると、か細いYODA氏のペン画がはかなげで、
思い入れ入って萌え~な怪獣に見えてるだけかもしれないから。

思うに今後ソフビができるのに手段を問わない=自分の手を介しないのなら、
なんとなく他人に作らせちゃうという手もアリだな~。
ゼッタイにソフビ化したくなるいいデザインを
思いついたらわざとネット上の目立つ所にこっそり画像を貼っとくんだよ。
あと作りそうなメーカーさんの家の近所に子供のノートみたいな感じで
落としとくとか。鳥の托卵、みたいですが。

いつか旧タコブログに載せた、子供のお絵描きノートに描かれてた「ひっとらー」
(堤哲哉氏のコレクション)なんてその最たるもんじゃない。マウント工房の努さんも
「センスよすぎ。あの面白さはおそらく子供の描いた絵ではない」と
怪獣好き独特の直感力でおっしゃってるから。
こないだMAXTOYさんのイベントで努さんにお会いしたときも再び言及しておられたな。
さすがに努さんレベルのハイアビリティなヒトがうたがってるとなると
ひっとらーもソフビファンに公表されてだいぶ経ってるが
このままにしてはおけない感じだし。いくらなんでも実は堤さんが描いた
ということはないと思うけど。

話はいつしかそれてしまいましたが、
妄想怪獣シリーズの3匹は見なれても、久々に見ると
新鮮さをもたらすようなところもあり、このシリーズはやはり時代を超えてコアな
キンキースリージーアイテムと位置付けて語り継がれそうですね。

あっ

そもそも他人の価値なんてどうでもいいんだよ みんな一度は
自分のつくったソフビのオリジナリティを今一度疑ってみるといい。

今通った奴、窓の開け閉めをおもいっきしやってった。
すごい悪意を感じた、今、出てったお前、おれに敵意持ってるな?

もっともコスモから出なくてもほかのメーカーが知らない間に
コスモ発信の電波を拾って他人の考えた怪獣を作らされてるのかもしれないぞ。
自分が作ったソフビはオリジナルアイテムだと皆思ってるけど
そうじゃないんだ、おまえらほんとはみんなだまされてるんだよ
版権ものソフビだってネットのどっかに「このソフビを作ったら売れる」とか
無責任に誰だか知らないようなヤツが思いつきで書いてあるのを見かけて
これが売れるのか・とか言ってソフビ化に着手したりしてないか?

その恐ろしさはセシウム、クロム91、ストロンチウムの飛散
と内部被曝とか晩発性障害どころじゃない、アレはいきなり脳内に入ってくる
イケてる怪獣の視覚情報をインストールされ、マインドコントロールによる
遠隔操縦でソフビ製作が開始される

「今、誰も考えてないようなす~ごいのおもいついちゃった!これは売れる、
おれも一刻も早く怪獣ソフビメーカーになってデビューだああ~
金型屋とか成形屋ってどこにあるのかな~えーと電話帳電話帳 」とかいいながら
昨日まで平和にリア充ライフを暮らしてたはずの一般市民が
急に寝食、お金、そして自分の身を削ってまで
よくわからないオリジナル怪獣ソフビを必死になって作りだしてしまう。
なんでだかわかるか?みんなそのソフビを作らせる謎の組織が暗躍してるんだよ。

いきなりブログ立ち上げて「今、ソフビ作ってま~す」とか書いたりなんかして。
いや、アクセス数が多い!みんなが見てる、注目されてるんだ!!
さあ、ますます発売目指して張り切るぞ~と思っても、
アクセスの上昇はブログサービスのプログラムした巡回ロボットの仕業なんだよ。
賛同コメント書き込みも有限要素解析式多層配列ワードプロセッサによる
ブログサービスの高度なサービスの一環にすぎないんだ
ソフビの客なんてほんとは20人にも満たないんだ。
20人未満が100人くらい居ると思いこんで全部のソフビを酔狂にも買い支えてるんだ!!

そう、すべては罠なんだよ。今、モニターの前にいるそこの君、
電離層を介して送られてきた謎の強制ソフビ製造
組織による有害視覚情報の自動爆撃、意図的散布から君も他人のソフビをいつのまにか
作らされているのカモしれない。すべては一度疑ってみると答えが出る。
今ならまだ危機回避に間に合う、キミも気をつけよう。

・・・てなわけで、GWも江古田のコスモに来ると、何か探してたものが見つかったり、
いろいろちょっといいことあるかもよ~、ぜったい来るべき!!とYODA氏の談でした。
楽しみDEATHね。




5月6日に発売する「キャラクターAGE」(学研刊)はマルサンの電動プラモ特集。
ウルトラ・ゴジラをはじめ大魔神、キャプウルなど往年のマルサン電動怪獣プラモの
組み立て状態の写真と詳細な解説がたっぷり載った大特集だそうです。

このブースの方は出版社のヒトではないのですが、マルサン電動プラモのすごい
コレクターをやっており、特集に現物の資料を貸し出したので、宣伝に一役買っていたの
だそう。この展示品は自分で当時のキットからFRPで抜いて複製した
自分用の復刻品だとか、マニアだねえ。



やまなやさんのブース。ウルトラマンダンディこときくち英一さんのサイン会を
横のテーブルで実施していました。



日本現代企画作品、宣弘社作品の手堅いリアルソフビ化で新生面を拓く怪獣軒さん。
レッドバロンのソフビ化がシャープなディティール表現から
さっそく評判で、できたら初期の敵・鉄面党ロボも発売したいので
引き続き応援をお願いします、とおっしゃっていました。

リアルプロポーションのキルギス星人も成形に向けてただいま作業が進んでいるとのこと。
等身大編星人は引き続きリリースを検討しているのだけど、
背面が、当時の現場スナップ写真が少なかったり劇中に判別しやすいショットのないキャ
ラもいるので、慎重に作業しているとか。



会場で目についた浮世絵の化け猫立体パズル。ナイスアイデア。

(まだまだ続くのだ~六根清浄で文章作成中…)

スーパーフェスティバル56その3

2011年04月30日 | イベントルポ



















FIG-LAB・ドン氏のお店。日本にフィギュア研究所を置き居を構え、
アメリカと日本のソフビメーカー、トイメーカーの
架け橋というか接着剤的意味合いで活躍しているドン氏。取り扱う商品は幅広く
見る者にグローバルな意味でソフビやおもちゃの新たなムーブメントを予見させます。
いつ見ても楽しい店頭ですね。

今回はポールカイジュウ氏の新キャラクターソフビ、サラマンダージョーの未塗装Ver.が展示
されました。友人が何人かこのソフビの情報をキャッチして気にしていたようなので
リクエストに応えるということで、アップ目で載せときます。どーじゃい。

紐を練り合わせて人の形にしたような、顔(表情)が捩れた中に見え隠れする異形の怪人。
このソフビができた経緯は詳しく知らないのですが、それにしても
ポールがポゲケシやウンチマンなどのキャスト作品ですでに習作として導入していた
独自のキャラクター表現「ねじれ」「左右不対象」が全身にフル導入され
造形面でアシンメトリー、アンバランスさがもたらす美を生み出しており、
見る者に一目で不安を醸し出させるあたりはお見事。
それでいて不愉快にはならない。

ジャパニーズスーパーヒーロー
に登場するドルゲの身体部品魔人やデンジマンのベーダー怪物などの
怪人モチーフへ回帰・憧憬とリスペクト、イメージの共有感をも感じさせる出来ですね。
洗練の末に生み出されたとてもいいデザインと造形だと思います。

どんなカラーでリリースされるのか、日本のファンにとっても見守りたい感じです。
海外アーチストのオリジナルソフビは日本の怪獣・怪人表現のオリジンを
造形上のアイコンとして刻み込んで他国で独自の進化を続けているわけで、
プロダクツを見ると日本の怪獣文化がどう
海外の立体物の中に咀嚼・伝承されて行ったかがおぼろげにわかり、興味深いですね。





ぶたのはなさん。ブースに行ったら、いろいろ置いてあったアイテムをササッと
隠されたので(大橋さんはときどきお茶目に仕掛けてくるのです)
一体何があったのか結局わかりませんでした。きになる~

撮影できたのはこのゴルゴス(今後発売)と謎のスペースビークルのみ。
ウルトラQのカラー化ソフトも発売を控えてぶたのはなウルトラQシリーズも
巨人、ゴロー、ゴーガ、スダール、発売予定のゴルゴス、ナメゴンと
当分盛り上がりますね。可能なら悪魔っ子あたりも見てみたいな。

当日朝、タコはふとぶたろぐ(ぶたのはなさんのブログ)を見て
急な販売告知に気づきパニックになってスーフェス会場に急いだのですが
販売された原始人(アウストラロピテクス)の女性は無事買えました。
(地下鉄乗り違えたりけっこう悲惨なことに。思い出すと自分の行動ながら、おもろい)
ついにリリース叶ったか…。これはたまらん。どれだけ今までこのアウストラロピテクスの
リリースに賭けてたんだろうか、おれ)










ブルマァクさん。ほんとにマニアックでいい色合いの復刻が多いので
ファンも満足ではないでしょうか。この調子でじっくりやっていってほしい感じです。
今回はザザーンが新色で出てますね。海外のソフビファンにも人気のザザーン。

ブルマァクのザザーンは新マン本編のザザーンと違い、
カラフルで森の住人キャラか何かと勘違いしちゃいそうです。
(Bwana Spoon氏はザザーンが好きだ、と前にガーガメルさんのイベントで
来日した時にお聞きしたらおっしゃってましたが、
このブルマァクソフビを見た範囲ではきっと湿地帯に住む人みたいな
イメージでとらえているのではないか?)
ヘッダーにもえがかれているけど、ぶたのはなさんの作った
ソフト焼きザザーンをいつか見てみたい。。。
木を削って作ったようなハイソリッドな造形で
ザラガスと並んでマニア泣かせなキーラも初復刻です。
でも、これをアジとして楽しめるのかもな、今のような洗練された造形こそが
当然のようになっている時代であるなら。








射的大会が熱かったマルサンさん。
3月開催予定だったものの東日本大震災で延期になっていた
プラモやマルサンオリジナルソフビを扱った
同社の歴史をたどるイベントも5月に開催されるようです。

マルサンオリジナル復刻ボンドラアは青の配色が当時モノに忠実かつ色が大変綺麗なのでぜひ
手にとってみてほしいです。しかしヤツは発売された1970年当時、怪獣というイメージでは
異端に見えたかもしれない。でも40年経っていろんなテイストの怪獣が容認される
認識の幅ができた昨今ではいわゆる癒し系怪獣に位置づけられそう。

こんなきょとんとした天真爛漫な表情をした怪獣は類を見ませんね。

一度に数十体が発売されたことで吟味せずにいろんな個性のオリジナル怪獣たちが
(版権品に似せたパチ怪獣的なアイテムも混入されていたけど)マルサンオリジナル怪獣。
半ば作り手も無作為に市場に出し、ガラパゴス的に進化のレールから外れて
チャイルディッシュな怪獣人形の楽園に今も存在し続ける
本シリーズ、自分もファンなので、この荒々しい作風にたゆたう
レトロとは違う造形の味について幅広いソフビファンの
再評価が進んでほしいと思います。






ミロクトイさんとCORD VIPERさん。
今回CORD VIPERさんのIRON BABILONシリーズは既発売の3体が全て黒成形&ゴールドの
スプレーで販売。近未来の新資源をめぐって戦う構成員たちが
ただでさえデモーニッシュなイメージなところをよりシャープなカラーで
引き立てられています。黒は狙ってたファンが多かったのか結構早くに完売したようです。
ミロクトイさんの仏像ソフビも今回は黒いカラーで登場し
ダークなイメージを両社で統一した格好。このほかにもカオスネクストマンの新色を販売、
好評のうちに完売した模様。







たくさんのゴジラたちがひしめきカラフルでにぎやかだった羽沢組さん。
Gメモリーズセレクションシリーズのスーフェス先行アイテムとして、
黒いメカゴジラ(塗装版・未塗装版)を発売していました。
なんだ?今年のイメージカラーは春からどこも黒なんでしょうか。
黒いソフビはファンが多いのでこの潮流は歓迎する向きが多いかもしれないナ。












福島県郡山市からいらしたM1号さん。怪獣ソフビフリークにとって
福島、郡山というとソフビイベントの聖地のひとつとして久しく親しまれていた地名なので
衝撃もひとしおというところですが(と、この記事をかいてたらまた緊急地震速報。
横でかかってる「Aチャンネル」にテロップが)
まずは無事に今回もスーフェス出展できたということでファンもM1号さんの無事を
実際に目で確認できてひとまず胸をなでおろしたのでは
ないでしょうか。

売り上げが震災の義捐金になるというブロンズカラー仕立てによる
限定ガラモンの販売も盛況のうちに完売。
このほかハワイカラーのベロクロンを販売。
タックアローをつかんでいる劇中シーン再現の新Ver.ベロクロンも
近日販売を控えている模様です。

(まだスーフェス56ルポは続くです。。。
午前3時まで粘ったので本日は寝ます。記事作成中…)


スーパーフェスティバル56その2

2011年04月29日 | イベントルポ




とにかくまずはスーフェス初披露の気になる各社の新作ソフビをメインに
写真で紹介していきます。なるべく一体あたりたくさんの枚数を載せようと思うので、
容量が重くなるけどご了承を。
ヤモマークさんの新作怪人ソフビ・ウミプードル。
今回もなんとか買えました。ハイディティールかつボリュームもあり
お客さんのみならずヤモブースを訪問してきたメーカー関係の人も
手にとり感心しているような光景が見られました。





ウミプードルはちょっと新1号ラ●ダーの後半に出てくる、怪人に怪獣の要素が
加わって強化された怪人、のような印象があります。尻尾や腕には羽根というか
ヒレも加わったことでソフビとしてプラスワン感がありますね。
タツノオトシゴモチーフの敵はロボットアニメには割とあるのですが
実写の怪人ものでは、今までなかったように思います。
ヤモさんもダイオウグソクムシ男に次ぐ穴場モチーフ、かつ自分も創作衝動を
わきたてられるようなキャラを模索したのではないかと思います、
水族館めぐりや、海の生物図鑑をめくったりしたのでしょうか。
自分は、ヤモさんの潜在的な水族館体験の中にタツノオトシゴという
奇妙なカタチの魚がいた、ということではないかと推察しています。






タツノオトシゴというと昭和の海のホテルとかに泊まりにいくと
多種の貝殻が詰め合わせになったセットを売っていると必ず干物のようになった
標本が入っていたのを思い出しますね。昭和レトロ感のあるモチーフを
怪人化したことで、飾り立てられた海洋魚の水槽などを想起させる、
奇妙に風情を感じさせる魚です。ヤモマークのソフビはなぜ長靴をはいているのだろう、
という人も居るのですが、わかります。でもヤモ怪人の好きな人は、エキスプロチックな
生物感のあるボディのディティールと相反した足元の長靴やタイツっぽい足の相殺感が
知覚的に、ダサさがミリキであると奇妙な化学変化を起こし、
脳にエンドルフィンを分泌させるのです。韮澤さんや篠原保さんのデザインする平成ラ●ダーの
怪人のような全体の整合性が生んだクリーチャーや魔導士チックな怪人も素晴らしいのですが
昭和の怪人のおおらかさは約束事の少ない怪人の外観という力場を視覚的に示すことで
見る者に弛緩をもたらす。ヤモマークソフビはそこにこだわりつづけることに
怪人好きに対するひとつの保険を発揮しているようなところがあるようです。

しかし今回のはハクセンキングに続いて作りなれた感じが心地よいです。
フットワークが軽いソフビをメーカーさんに作らせるお客の購買環境があるのは
ある意味、お客も自分のほしいソフビを作る共犯性があるのでしょう。
こういう環境があるとメーカーさんもどしどし安心して次のソフビを製品化する
方向に進めるのでしょうけどね。







今回はミニソフビのハクセンキング、ビラビラン、キノコ汁男も原型が完成間近で
あると現物の展示でアピールしていました。怪人ミニソフビもグソクムシ、ザリキングで
しばらく製品化が停まっていたので、ファンには完成が楽しみなところですね。






FRENZYさん。前々回のスーフェスで登場したニューカマー。
オリジナルのヒロイックファンタジーソフビフィギュアシリーズ
シリウス・ザ・バーバリアンシリーズも世界観が幅を広げており、
今後はWEB SHOPオリジナル製品の販売なども計画しているのだとか。
コナン・ザ・グレートでもない、グレイストークでもない、
グラディエーターでもない、ヒーマンでもなーい何か。

海外からの反応が高く、ヒーマンのようなヒロイックキャラクタートイが
メイドインジャパンで登場した気配を察知し、展開当初は熱心なヒーマンファンが
これは一体全体?とやや興奮気味というかパニック気味になっていたのも、海外の掲示板の
やり取りでうかがえました。興味があったんですね。

ある程度、このシリーズは目のつけどころというか、ヒロイックファンタジー発祥の
国である外人さんの琴線にも引っかかるというか、インパクトがあったのでしょうね。
あと、80年代の映画やコミック横断で世界同時多発により展開された
ピカレスクアクションエンタテイメントの記号を踏まえつつ
パチソフビとして、手にした者に自由にイマジネーションを喚起させているようなところが
リアルピカレスクヒーロー世代の郷愁を誘うのかもしれない。

そんなファンの空気を読み、オリジナルヒーマンに似せたカラーもリリースしたところ、
タイムリーだったようで、好評のうちに完売したそうです。
さらに今回は青い色の悪側ボスキャラと黄色い色の戦闘員というかウォリアータイプの
キャラクターソフビも新たにリリースしています。





ビリケン商会さん。逆柱いみりさんの脳内リゾート怪獣計画の人気怪獣、
ブルガンとキングゴゼラのカラーが似た限定アイテムを販売。
コツコツと売れて完売したようです。根強いファンに支えられているようで逆柱
ファンの一人として心強いですね。急ぎでなくていいから新作(次はワニガッパ?)
も出るといいな~。







シカルナ・工房さん。ようやく「デスカッパ」がCSオンエアやDVD発売・レンタル
されて、怪獣映画ファンにも津々浦々その存在が知れ渡り、今回のスーフェス会場でも
「見ましたよ!」と声をかけてくるお客さんも多かったとか。このデスカッパ、シカルナ
テイストでありながら、映画のデスカッパ本人にもすごく似ているし、
適材適所の造形による製品化といえますね。
しかしヒルダと同じ原型師さんって聞くと特撮クリーチャーとアニメキャラクターの
作り分け加減に驚きますね。テイストが違うので。

映画も怪獣映画の本分に立ち返った感じで、デスカッパ以外にも別怪獣が登場し
(こいつがなかなか王道のゴジラタイプでカッコよい)と大決戦を展開。
あと往年の昭和東宝自衛隊のメインレーザー兵器の現代風リファインメカも活躍したり、
過去の特撮映画のプロップを大量に使用した低予算映画ながら都市破壊や
サンダ対ガイラ張りのくんずほぐれつのバトルもガッツリ
やるわで、いろいろあなどれない一本でしたYO.こういう王道の怪獣決闘映画が年に
一回作られるなら、怪獣ファンの命脈も途絶えないのではないかと思います。
サンガッツさんやマーミットさんもよく手がけていますが、
インディーズソフビメーカーさんによる登場キャラのソフビ化も怪獣映画存続に
おいてファンにお祭り感を演出するちょっとしたサポートになるのでは。
ここ数年のゲハラやリメイクギララでもそうでしたが、
公開時やDVDになると登場怪獣が立体でほしくなるものです。












アトリエG-1さん。オリジナルのガラクタギガス。
海外アーチスト、Alex Wald氏によるオリジナルデザインを
ソフビ化。アトリエG-1=奥田スタジオというとこれまで安楽安作さんや
モンストックさんなどオリジナル怪獣ソフビの製作メーカー、ショップとの
関わりも深いことでよく知られているのですが、
とうとうG-1自社オリジナル怪獣が登場しました。

メカガラモン的な要素も加わり、ロボット怪獣の目線で見ても手にした人の脳内に活躍想像図が
浮かべられて、楽しめそう。逆柱いみりさんのように新たなオリジナル怪獣
ソフビシリーズとして今後も世界観を広げていくことになるか?

奥田さんにお話をお聞きすると、「Alexも乗りに乗ってこの怪獣のデザインを描いて
送ってきてくれるのだけど、ディティールがどんどん加わり変わっていくので、
原型を作る側としてイメージを集約、積み上げて作っていくのに苦労したが、
非常に自分でも楽しく造ることができた」とか。
10日くらいで仕上がったというのですが、これだけ全身
ジャンクのディティールがついている手の込んだ原型なのに、あいかわらずの神業ですね。
発売は夏ごろ(ワンフェス?)になるとのこと。
会場でもたくさんの人が原型の写真を撮ったり、
居合わせた奥田さんに質問するなど、初披露のリアクションとしては
まずまずの手ごたえが得られた様子でした。









マーミットさんのカーズワークスブランド。
バァルゼブブもいっぱい撮ってきたのでじっくりご覧あれ。
大きさはスタンダードサイズでなくセミジャイアントソフビって感じで
かなり自己主張が強烈なので飾り場所を選びます。

ハエ「魔王」だけあってすべては支配的です。
しかしどこか王だけあり、風格というか気品も兼ね備えています。
足は獣脚でつま先とかかとがせり出しいともあやうげに着地しており、異形の生物の中に
舞踏や演劇の衣装に見られるようなオートクチュールな装飾イメージも
持たせている点にも注目。怪獣ソフビ、クリーチャー
ソフビの反中から一歩脱却しようという、80年代のビジュアルSF世代の雑誌「宇宙船」
で展開していた造形連載記事以来から赤松氏がずっと取り組んでいる
造形的裾野への標榜も随所にしっかり見てとれるところとなっています。
まずはイベントなどで現物を見て、手にとって驚愕してほしいと思います。

全体にゴシックな雰囲気のカーブや首の周りのフリルなど中世の演劇的な装飾を
うまく体表内にとりこんでいる点に注目すべきでしょう。
クリーチャー好きな外人のソフビ関係の人たちが
さっそく目ざとくこのバァルゼブブを発見、
赤松氏に話しかけて、メイキングストーリーをうかがい目を輝かせていました。

元ネタとなるハエ魔王ことべルゼブブの特徴的なドクロの顔が浮いた羽根も
クリアパーツを使用してこのオリジナルクリーチャーのイメージに
撮りこんだ格好。まがまがしさと精緻さが混在する
今までにないソフビフィギュアを標榜するカーズワークスブランド。
でも根幹には可動もできるソフビ人形としてのアイディンティティも持たせている
ところがマーミットとしての製作活動がそのまま生きているブランドといえるでしょう。

赤松和光氏によると、このシリーズはどうしても量産が利かないのだそう。
自分で塗ると同じコンディションに塗ることができないので
このブランドは一品モノになる、との話。ゆえに完成品は過去のアスタロスでも
グールでも、一個一個が作品ともいうべきコンディションで販売されることに
なるのdeath。こちらも次回スーフェスで塗装版がごく少数売られることに
なるのだろうか。カラバリをじっくり見て味わっていきたい気がします。





あちこちうかがって写真を撮っているとすでに完売して商品が店頭に
存在しなくなるところもあり、にわかに作業がせわしくなるのだった。
こちらは、モノが現場から消える前に関係の方々、
購入者のヒトに撮らせてもらったいくつかのアイテム。
本日は前日遅くまで作業に追われていたため、
朝売りに間に合わなかったので全容をカメラに収めるのに
四苦八苦してました。

上は急きょ参加した、ソフビ原型師・佐藤元将氏の展開する
ターゲットアースさんのガメルドン。
今回はピンク成形色にシルバーのブラシワーク。
数が少なかったようでした。




こちらはマーミットさんの犬怪獣ボビー。前回55回の開催時に張り切って
本編・スペクトルマンのノーマンの話のレビューとともに紹介させてもらった1体。
今回は少数販売となるグリーンの新規成形色アイテムがリリースされました。



サンガッツさんのブースに行こうと思ったら早めの撤収・・・。
そうだ、今日は岡本太郎展に行くので早めに引き揚げるとしようか、ってツイッターに
書いてあったっけ。アタフタ。
まだ道は長い。もちろん各ブースを見ていく旅は軽やかだが。
イベントで一度自分の目で見てきても、こうして撮ってきた写真をみながら
まとめていると、読んでくださる人たちと
いっしょに自分もじっくり再度会場をまわっている感じがしてきますね。
そういうときは書くほうも楽しいので苦になりません。
なんだか3・11の混沌以来、今日は久々にソフビのある日常が戻ってきたような気がしますね。

スーフェス56ルポはまだ続きます。

(文章作成中。。。)


スーパーフェスティバル56

2011年04月29日 | イベントルポ


ビリケンブースのお隣では浜岡原発を停めるための署名運動が。
(原発震災を防ぐ全国署名連絡会が実施)このイラスト「ヤメマイカ」は
原発こそ人間の生活と隣り合わせに危機をもたらしかねない諸刃の剣を記すもの・・・
今、人々は余震が続く不安の中にあって、原発の功罪を
自らの生命の危機をはらむ存在として再度見つめなおしている。
福島原発にもたらされた災禍を我々は再び繰り返してはならない。
会場でもソフビ関係者、ソフビファンがブース探訪の合間を縫って署名活動の実施に気づいて、
原発停止に向けて署名する姿が見られた。




リアルに再現された頭部の炉心。。。ジャンカーVシリーズ史上最強最悪の新型機が暴走中!
もう誰もやつを停止できない!!すべてを溶かす!
WOMBAT TOYさんの新作・ジャンカーVアトミックヘッド(発売はマーミットブース)に
戦慄をかくせず思わずガイガーカウンターを当てるタコ。
赤松社長の石棺指令が現場に響き渡る!



赤松和光・カーズワークスより封印を解かれたオリジナルクリーチャー
「バァルゼブブ」。華麗にして邪悪、荘厳にして異形なるその姿が竹橋に降臨!
その羽根には黒いドクロが。なお今回発売されたのはキットです。



VELOCITRON・力氏のイマジネイティブが炸裂した新作、
グールのボスキャラクター。
巨大な影のような黒い何か、小さい下僕のグールを従えて静かに迫る。
日本が地震と原発事故により迎えた不安をそのままカタチにした
かのようにオリジナルモンスターたちのパワーがメーターフルで跳梁跋扈したスーフェス56。





Dr.STRANGE TOYS×NERDONEさんのコラボソフビ、
双音骸獣の新カラー。頭部から凶暴に棒を突っ立たせたパンキッシュな容貌が目を引きます。
パープルのカラー、イメージモチーフはヒトによりつくられし暴走、荒ぶる人造人間か?



スーフェス会場で行われた義捐金の寄付活動。
アートストームのトップ、関口氏が出展ブースを廻り、寄付をお願いしている場面。





アトリエG-1さんの新作はなんと海外アーチストがイラストレイテッドした
オリジナル怪獣ソフビ!
その名もガラクタギガス。ジャンクの集合体で精緻なディティールが
全身を覆い尽くす。続報が楽しみです。



ついに完成したシカルナ・工房さんの東映アニメーションソフトシリーズ、
ホルスの大冒険のホルスの相棒にして東映アニメにおいて巫女属性を持ち
魔法少女の草分けともいうべき美少女ヒルダ。完成見本はマスク塗装が決まっており、
シャープながらどこかはかなげな表情を完全再現。
会場でもお客さんが驚きの声をあげておりました。


ソフビクルーザー・コスモナイトαのYODA店長もお気に入りの
ぶたのはなさんスーフェス新作・アウストラロピテクスの女性。

採算度外視で作られた、ぶたのはなの原点ともいえる恐竜シリーズでの久々登板作。
いやあ、これはTHRASH OUTでのぶたのはな展で原型を見かけて以来、
リリースを待ってたんですよ。
最近発売されたぶたのはな猿怪獣シリーズの
ゴローやグリーンマンゴリラと並べると映えます。
ミニゴリラと並べると家族風になってホンワカ、
チビラ一家やゴルバファミリーみたいでいいカンジ。




秋に公開がのびちゃったけど忘れていないぞ、、
大門豊、おまえと鋼の兄弟の絆を!!井口昇監督の
昭和特撮スーパーリメイクエンタメ大作、「電人ザボーガー」、GO!!



マルサンオリジナル怪獣の射的ゲームが熱かった!
台紙に描かれたボンドラアのメッセージ「ぼくに当てないでね」がカワユス。



しばらく国外退避を余儀なくされていたソフビフリークの外人さんたちも
スーフェスというこのソフビの宴には思わずいてもたってもいられなくて帰ってきた!
日本でいっしょにがんばってくれた
外人のソフビファンも居たし、マークナガタ氏のように、キモチが落ち込んでいる日本の人たちに
向けていつもと変わらないソフビイベントを実施して楽しませてくれたメーカーさんもいた。

今日はそんな人たちが皆スーフェス会場に参集して旧交を温めた恰好。
日本もまだまだ戦えるカナ?日本のために走り回ってくれた
海外のソフビメーカー、カスタムペインター、流通関係のヒトたち、そしてファンの人たちが
たくさんいたことは忘れてならない。怪獣ソフビは世界の宝だとわれわれに気づかせて
くれたのは彼らなのだし。

しばらくまだ日本はゴタゴタしてるけど、ソフビのセカイへの応援、よろしくたのむぜ!



FIG-LAB・ドン氏のブースに飾られたREAL×HEADさん新作アイテム。
カオスマンの新作(これはアーマードカオスのスタンダードサイズか?)と
バックにはPAUL KAIJU氏がクリエイトした謎の怪人ソフビ
「サラマンダージョー」の未塗装サンプルが。

(しばらく放置してすまん!てなわけでGW返上で文章作成中…)

大怪獣サロン・怪獣のいる日常

2011年04月07日 | モンド・トラッシュ






4月ーーすでに日本は怪獣映画の一コマのような日常を
多くの国民が過ごすようになっている。原子力アレルギー、食料の調達難、
交通路の遮断や計画停電による送電停止、マスコミの情報操作。。。
部分的にその負荷もようやく解消されようとしているが、
やはり人々が負ったココロの中の見えない傷は大きい。




怪獣を日常の、飲み屋という空間に持ち込んだシアトリカルカフェバー、
中野の中野貴雄監督のいるお店、大怪獣サロンは
そんな大状況の日本にあっても当然ながらスタンスを変えず、
怪獣やヒーロー、モンド・ビザール映像など、
日常に異化作用を発揮する店内展示や催事企画を打ち出しつつ
お客のキモチを刺激しつつもどこかでユルませるさじかげんを駆使し、
日常の中の非日常を供給しつづけているユニークなお店である。
剣鉄也も戦闘獣との戦いの初日に言っていたではないか、「この日のために!!」
中野監督も、PICOPICIOさんもきっとそんな気持ちで
核や地震という非日常のREALにきわめてユルい自分たちなりの
戦い方で切り込んでいるのだろう。
しかもその気構えは地震発生以前と変わることはない。

これは大地震に見舞われるごく寸前の大怪獣サロン
(開催3週目・3月第2週)を写した記録である。

そう、われわれは怪獣が好き。非現実で物騒な事件に地球が見舞われるSFが好きなニンゲンたち。
その娯楽の本質は地震発生や原発事故の起きる前と全然視点が変わってないことが
わかると思う。そんな人たちが非日常な今の平和の永続を願って集う
大怪獣サロンのラジオアクティブアソールト前夜を追ってみた。



忙しくてなかなかお店の名物・怪獣ラーメンが口に入らないPICOPICOさん。
ドクトルオーバーやプロフェッサーギル、モンスター教授など
東映系の歴代悪の幹部を演じた名優・安藤三男さんに
ちょい似なPICO2さん。宇宙人なのにべらんめえ江戸っ子口調がドクトルオーバーの
おちゃめなトコロで。

PUCO2さん「ギルってなんでだか三回韻を踏んで命令するんですよね、
光明寺を殺せ、・・・殺せぇ・・・殺すんだぁーっ!!!。。。とか(実演)」

最近中野監督と盛り上がっている話をしてくれたPICO2さん。
「宇宙刑事ギャバン」のビデオを見ながらムーチョスーツを製作していたら、
ギャバン本編の中でアバロン乗馬クラブのガキんちょが自分のねえちゃんのことを

「ねえちゃんはブスバンバンだからな」

といってたそうなんですが、
PICO2さん「ブスバンバンっていったいなんなんでしょうね?」と
気になってしかたないのだそう。ギャバンオンエアのリアルタイムに
そんな言葉、別に子供たちの間で流行っていなかったと思うし。。。

PICO2さん「ギャバンのメインライターの上原正三さんが勝手に作った言葉
なんでしょうかね~」
タコ「あの人のシナリオ、そういう妙な造語センスがハシるとき、ありますよね」

すごく素朴に面白い話だ、それが、何で、どうであってもぼくらの人生が
どうにかなるわけでもないけどそういうことが気になるうちって、
すごく人生にゆとりがあって豊かで、また次に面白いことに出会えそうな気がする。

そういえば宇宙刑事シャイダーのエンディングソングでも歌っている
ではないか、串田アキラ様「おっもしろいことがーだいすきで~悪いっことはゆるせない~♪」
ブスバンバン、なんて言葉が気になるのはわれわれが廃墟となった街で
略奪を繰り返すヒャッハーにもならないで文明人として生きていられているという、
いわば証左なのだ!
そうだ、ケンシロウが爽快にヒャッハーたちをぶっ飛ばす
アニメ版「北斗の拳」も上原さんがメインライターだった!

地震以降は日本の環境にあわせてワイルドなサバイバルを決意したのか
お店にいくと中野監督も奥さんもPICO2さんも今はスキンヘッドらしい。



子供さんが遊びにきた。怪獣が目の前にいるのに
黙々とガンプラでたわむれる少年、所在なげになるベッコス。
怪獣文化の消費者が高齢化する現在の日本を象徴するかのような光景だ!?
この1枚にインディーズ怪獣ソフビムーブメントが将来対峙するかもしれない
次世代ユーザー育成という喫緊の課題が秘められているのカモ?!



かりにもムーチョはこの店の売れっ子ホステス=ママ。
ときどきこんな感じでお店が閉まってから今日の売上げ、収支にも目を通し、
昼間よりも愁いを秘めた表情で「もっとお客さんを集めるには、
次はこうしたらどうかしら!」みたいに、お客が引き揚げた夜、
スタッフの中野夫妻やPICO2さんに指示を出す時もきっとあるのだろう!
(でもそういうときは中に誰が入ってるんだろう。。。誰も入ってないとか。
なんか怖い)
こんなチビラくんの登場人物みたいなほのぼの系キグルミがシリアスに
深夜、薄暗いお店に座って店舗経営とかについて流暢に話したりしてるのを目撃したら
ジェイソンとかブギーマンが襲ってくるよりもずっと怖くないですか・



ふだん自分もドーラーもしくはキグルミに入ってる
女の子たちが毎週次々と腕試しというのか、はりきってムーチョに入りに来るけど、
皆さすがに上手いね。
しぐさが絶妙にかわいらしくて本職(というのか?)だけある。
怪獣についてのニッチな需要が多方面から寄せられ、それに
知恵をしぼって応えている小さいながらコストパフォーマンス無限大なお店です。








「自力でお店の入口から入れない」これがムーチョの必殺芸。
お店の中の盛り上がりに応じて時々この能力?が炸裂、
お客に手伝ってもらってエントランスし、おもわずそのさまが撮影会に。





盛況でごったがえす大怪獣サロン店内。空いてる席がもうない!
あちこちのお客から被写体としてポーズを求められ、
首がびゅんびゅん。ジェイコブス・ラダー!!







ムーチョができるまで。
中野監督の出したコンセプトイメージをもとに
PICO2さんがキグルミとしての分割や構造を構想するために
書き記された一連のデザイン画。
デザイン的変遷が面白い。たぶん初公開?
途中まで「ムッサメ」という名前も候補に挙がっていたとか。
あと、顔だしのキャラとして、この時点から登場構想が進んでいた
ライバルの怪獣ホステスや美形ホストの怪獣?らしきキャラも
すでにラフ画として描かれている。







いろんなお客さんがもちこんでくる怪獣ソフビ。酒があったらあとは
おいしいおつまみ。もちろんそれも大事だがソフビ。やはりこれがないと。
皆で持ちよった自慢のコレクションの品評会に華が咲く。
やはりここはソフビ好きたちの集う梁山泊。
この日はビニパラベビーファンのヒトがスペクトルマン怪獣、赤影怪獣の
ソフビを持ってきて、怪獣談議が結局半日続いた(自分も含めてよく話がつきないね。。。)

中野監督「三つ首竜は正統派の怪獣なんですけど、
尻尾の先についてる器官だけがえらく妙ですよね」




昭和怪獣ソフビメーカーのダークホース、タカトクトイスの
メガロマン怪獣ザニンガ。タカトクはいつか語りたいね。いつかね。



ミウラのパチ怪獣ソフビ、ゾッキードのおなかには記名が!
PICO2さん「この持ち主は団地ッ子だったんですね」
昭和の怪獣ブームの中、団地で働きに出た親たちの帰りを待つ
カギっ子を癒すために消費されたパチ怪獣のドラマがこの腹の記名に
刻み込まれている。そう、記名も怪獣ソフビの味のひとつだ!



不思議なカメラを持ってきたお客さん。
ボトムズのスコープドッグみたいなターレット付き!自作だそうだが
別に撮影上に意味はないけどカコイイ。
特撮番組に出てくる小道具みたい。タコも目下NIKONユーザーなので、
ファン同士でカメラの話題でひとしきり。
ムーチョとたわむれる自分の子どもさんを楽しそうに撮ってらしてました。
ちょっとイイ光景かも・



これはタコも見れて感涙だったな。
何であるとは書かない。
河崎実監督の秘蔵の映像コレクションの一場面。
歌謡ショー、土管、背中越しから撮ったアングル、
画面がネガからポジに反転、監督降板、
これでわかるヒトはマニア!昭和の特撮ファンが一度は現物を見たかった
噂のマボロシ映像もここではたっぷりじっくり見れます。。。
披露してくれる河崎監督も楽しそう。







ヤモマークさんのアイテム、ごぞんじ電動金魚。困ったことにこれが
いらした子供さんたちから大人気だ!中には肩こりのほぐしに使ってる
御子まで居て、幼稚園での激務だか外資系企業並みに
複雑な人間関係に子どもさんたちもつかれているんで
しょうか。。。金魚を首に当てて、フーとか言ってました。

付き添われているおかあさんが金魚の音と振動にぎょっとして
「ちょ、これはもしかして元は!」といいたげだけど言及するわけにも
いかないといった表情で、コーヒーを飲んでいる光景がまたおもしろかったり。

子どもさんに人気なのが意外やミウラのラードン(翼竜のソフビ)。
羽根の生えた怪獣が好きなんだね、自分も子供時分はそんなだったかも。
マルサンの平成オリジナル怪獣ジメラも人気。普通に現行の
ウルトラ作品に出てきそうだからか?お店にあったジメラが
金色の拭きとり塗装なんで目立つからか?




子どもさんをムーチョのスーツアクターにするというMUCHA企画。
上半身で蓋をしようとしたら「ぎゃー、こええよお」。
スペクトルマンの「恐怖の怪獣ショー」を
リアルで見てる感じ。幼児期にこういうトラウマ体験をして怪獣に目覚めて
マニアになったり怪獣映画の作り手に回ってしまうのかも・罪つくりな店やなあ(ホメコトバ)







上半身にママが、下半身に息子さんが入って個々に稼働中のムーチョ。
ガンダムZZの合体モビルスーツ・バウが合体前に各機の統一がとれず
ごちゃごちゃ戯れてる光景みたい。
頭だけ出ている下半身ムーチョがなんともシュールだ。






2月のワンフェスでヤモマークさんのビラビランスーツに入っていた
女の子・ゆんちゃんも遊びに来て、さっそく新造されたザリクイーンの甲冑部分を
着けてスーツチェック中。チェックつか、強化パーツのうでだめしとばかりに
幹部のPICO2さんをさっそく片しにかかってます。
ギャルショッカーのアダ花、ビラビランがあろうことか味方のアジトを襲撃か!



いかん、タコもやばくなってきた。









ちょい真理アンヌ系ですね。(つか、本人も真理アンヌ知ってたよ!若いこで、感心した)
仮面ライダーV3後期の名幹部・キバ男爵(演じるは怪優・郷治)
がお気に入りだとか。ってキバ男爵をフェバリットに挙げるあたりでキャラ立ってねえか?
昭和の東映や日活系の無頼系映画の話なんかもしてたYO。
彼女は一回ギャルショッカーに入隊したものの脳改造前に逃げたといういわくつきの
いわゆる裏切り者の改造人間らしいのだけど(あれだけ怪人がいると脱出したのは
ライライだけじゃないのね)またイベント等でも活躍してほしいので、祈念して貼っとく。





てなわけでここには怪獣好き、ソフビ好きたちの日常空間が
地震前と変わらない空間。もともとわれわれは非日常ノセカイを生きてきたのだから
むしろ今は妄想がREALにおいつき、むしろリラックスして
ふだんから自分らしく過ごせるんじゃね?
そう、もう難しく考えすぎなくてもいいかも・

ここはあたかも人間の妄想を守る自由の戦士たちがパルチザンのように熱く集う
魂の核シェルターみたいな場所なのである。

そもそも特撮映画やアニメの中では、空想半分といえど放射能の怖さなどは
さんざん昭和の悠久の昔から描かれているではないですか。
昭和のその種のドラマの映像では、驚くべきことに放射能には色がついていた。
赤かったり青かったり。時には音までついてました・

もちろんREALな原発や放射能の知識を持つこともサバイバルには必要だけど、
精神的な耐性は今のテレビやネットでは学べないのダ!

われわれは怪獣番組やアニメでさんざん放射能や悲惨な突然変異の怪獣、
ミュータントたちの跳梁跋扈を目撃しながら成長し、過ごしてきた。

いわば、一般人よりも精神的には確実に放射能にも耐性があるハズ。
放射能問題の大きな負荷は、じつは放射能を気にするメンタルな部分が、
実際の身体被害より大きかったと過去のセカイで起きた原発事故の調査においても
IAEAとかフランスの高名な科学者が言及している。
それはストレスや恐怖心が最大の敵だということだ。

見えない放射能を実際の身体被害以上には恐れない、
それは真に強い人間でもあるということだ。

地震や原発問題といったただならぬ「日常」からの脱出は
ここではないどこかに落ち延びることしか方法がないわけではない。
今、自分のいる場所にいながらにして精神の解放を、脱出する方法さえ見つかれば、
どこに居てさえも、きっと未来が切り拓けていくことだろう。




つ【大怪獣サロン初日ルポ】

http://blog.goo.ne.jp/kadomiumtank/e/3eff557256838f4a5c91c81a06c491a1#comment-list

つ【大怪獣サロン キノコ汁男×ムーチョ】

http://blog.goo.ne.jp/kadomiumtank/e/4090ab252565c4e114ee2acb4c42b3a6#comment-list

マーミット 4月受注新製品

2011年04月07日 | 特撮・SF



いつもなら、なんかしらこの3月・4月頃もイベントがあって
ソフビメーカーさんの新製品もサンプルが間近で見れる機会が得られるんだけど
現状は本来開催予定だったイベントも実施が確実かわからない状態だったりする。
そういう現実を見るにつけ、つらつら思うに現在、
日本は大状況の真っただ中にあるのだなと逆説的に体感したりしているタコだった。

ちょーどマーミットさんからの通販荷物を見たら
受注情報のリリースも封入されていたので紹介。
こういう入ってくる情報が入ってきにくいときはメーカーさんが
リリースを出してくれると助かりますね!



新製品ルナチクス。
A超獣補完をコンプめざして?地道に続行しているマーミットさん。
南夕子が故郷の月に帰る重要エピソードに登場するターニングポイノトキャラ。
ウサギ年の内に出てよかったね。



ロボダッチのおっきな店頭用ブンブンタマゴローリメイク版の
以前発売されたのと異なる新カラータイプ。




マーミットさんから昨年、ミドルサイズも出てるけど
このスタンダードサイズはかなり飾り映えのする
イッコープラモ×アリイ製作所(当時)製
昭和の怪奇宇宙人マグラン星人。

今回はかなり元のプラモパッケージを忠実に再現した決定版ともいえるカラー。
マグラン星人のプラモというと、先日急逝したはぬまあんさんの
ムック「超絶プラモ道」にも紹介されていて、広く一般にもその存在が
知れるところとなったんだっけなあ、などとマイナープラモフリークにとっては
シミジミと故人への想いにもふける側面を持つキャラクター。



怪獣天国モスゴジと 怪獣天国ベビーニセゴジラ(外皮が剥ける前の
メカゴジラ)。スタンダードサイズでの表現度では
決定版ともいえるこのモスゴジはひさびさの通販登場とあいなった。
ニセゴジラも再販の少ないアイテム。劇中の本物ゴジラから受けた
ダメージ表現入り。気になるヒトは押さえとくチャンスかも。



久々の再販グラナダス。
燐光怪獣の名にふさわしいビビッドなブルーのボディカラーがそそる。
そしてリアルフィギュアでは成田亨エイリアンの傑作、シャプレー星人も再販。
シャプレーはラメ成形に透明のスーツ部分もソフビ成形を駆使しして
表現するなど、かなり凝った劇中再現版ですね。

とりあえずタコ的には新作のルナチクスの出来が気になる~。
スーフェスが無事開催されたらギリギリ現物見れるだろうか?
(この無事、ってのがあるのが今のリアルなのだな)

こっからは日記なのですが~。

昨日(6日)は午前中、東京電力の下請けの会社のヒトが来て
地震などの有事に備えた工事をしてくれました。去年から
古い建物の保全に回っていて、今回のような地震対策に当たっていたみたいです。
来るのがいつも同じ人たちではないのですが、
よく訪問して何かしら設備を直しにきていました。仕事場のビルの
電柱横の大きな木の伐採とか、それは原発作業のようなHEAVYな環境での
仕事ではないんだけど、ちょっとビルの管理が悪いので、
大仕事になっちゃったみたいです(つまり自分たち住人が悪いんです・汗)

日ごろから災害時におおごとにならないよう
地道な保安作業をやってる人たちがこうして身近に
いるということは忘れてはならないと思います。

お礼を言うと「仕事ですから」とか笑ってるし
確かにそうなんですけど、その黙々とした仕事ぶりを見ていると
それだけでは言いきれないものがある。
原発の現場にもいわゆる委託、下請けで作業している人たちが
いると連日報道されており曝されている作業環境の危険度は
あまりうかがい知ることができません。日本の危機、と企業秘密、個人情報とが
交錯して明らかにし得ない状況があるのでしょう。人命優先でそこは
本当に体を張っている現場作業者の人たちが見舞われている現実を
世間に明らかにすべきとはタコも思うのですが。。。

4月に入ってから、ネットと一般メディアとの発表情報と温度差は
日に日に激しくなっています。

原発の現状況はすでにテレビでも明確には
すべてを伝ええない、いやすでに待ったなしな状況になっているだけに
今は少しでも現地作業にあたっている人たちの無事を祈りたいです。

しかし昨日タコの周辺で起きた出来事は午前と午後では様相が異なります。
それは一日・午前と午前中で人間の良いところと嫌なところを見たというのか・

東電の下請けの人たちが帰って、午後
ちょっと仕事場からタコが出かけていた間の出来事なんですが
いきなり会社に現れた小ざっぱりした若い工事人風のアンチャンが
「この古い建物は先般の地震で相当弱っている。
何度かの余震を繰り返すか、今年、梅雨に入るとひびが入るか
雨漏りするか、とにかくこの夏もたない、住めなくなるだろう。春の今のうちに
補修工事を進めるべき」といってタコの仕事の親玉(会長職の女性)に工事のハンコを
押させようとしていたのです。

そう、不安リフォーム詐欺ってやつですね。

自分も来たその彼とは少ししか話はしなかったのですが、
今度また脚立もって点検しにくるとか
そいつと、居合わせた仕事先のヒトが約束しちゃったそうなので、今度来たら追い払います。

調べると、リフォーム詐欺師の常套句およびフラグはこんな感じだそうです。

①前置き「近所のリフォーム工事をやっていて通りかかった」
②いきなりの駆け込み訪問(場合によっては脚立持って歩いてる)
③勝手に人の家や建物に上がってくる(住居不法侵入)、
④妙に親切顔、見ため好印象(タコには無理だな、HAHAHA)
⑤住人に見えない場所の老朽や破損で専門用語を列記し
建て替えへの不安をあおる、
⑥過去に仕事した例や有名な関係会社の名前を並べて
知り合いと称し安心感を醸成
⑦住人が高齢者もしくは気が弱かったり人当たりの良さそうなヒト、
言葉上で提示されたプロにしかわからないと称される
不安を払しょくしようと、あわててお金を振り込みそうな相手を狙う。。。

彼はこのフラグ全部にあてはまりました。
そしてなんだか補修個所の話があいまいです。よく見ないとわからないが、とか
なんとか。「不安を煽る」ポイントが外から見た感じでは見つからないんでしょう。

すぐ電話してリフォーム詐欺に詳しい識者に聞いてみたのですが
上に列記したような要素がある訪問営業は、
まずリフォーム詐欺と疑って間違いないとキッパリ言ってました。

特に、屋根や屋根裏、業者にしか判断しえない場所に導いてしまったら
どんなビル、住宅でも欠陥と指摘できるようなところはある。
たちまち好き放題言い出して家主を洗脳にかけ始め、そこで終わりだそうです。

(そもそも普通のリフォーム業者はアポなし訪問とか街を見て廻るとか、そんな営業はしない)

そう、情報弱者・略して情弱相手にセコイ儲けをもくろんでいるのですね、彼は。

ただ、住宅・建設関係もここ数年景気が悪くて生存競争がし烈になっており
一概にすべてを詐欺とは断定できないとの但し書きはつけておきますが、
こういう地震や原発など世情の不安なときに
必死になって弱っているヒトの心に食い込みお金をせしめようなんて
ヤツには猛烈に腹が立ちます。 ネーナ・トリニティじゃないけど
死んじゃえばいいよ、ですね。

友達にそんなことがあったとさっそく話したら、「うちのカーチャンの実家も
こないだ地震で破損があったんで、
そんなのが来て見た目ちょっとしたポイントで不安をあおり、
そのうえで法外なリフォーム請求をされたらカーチャン、コロッといっちゃいそうだな~」と
しみじみのたもうておりました。
とにかく地震の傷跡が大きいだけに不安事項につけこむヤツラは
魑魅魍魎のように居るということです。たぶん東電の下請けの人たちが
工事しているのを見て来たんだな。とにかくそんなやからには注意しましょう。

イヤハヤなんとも、トムキャットのハスキーボーカルが
どこからともなく聴こえてきます「ここはまさに世紀末~♪よどんだ街かどで
ぼくらーは生まれた~ この腐敗と自由と暴力のまっただ中~♪」
震災アフター、案ずるは放射能関係の不安だけではないですね。

昨日はそんなゴタゴタがあって、
すっかり不安が醸成されてしおしおのぱーになってる仕事先のヒトたちを
ほっとくわけにもいかなくなり、おかげで仕事帰り、中野の大怪獣サロンに
行けなくなっちゃっただろ!!ドーラーキュウべえ見たくて
(つって番組も地震のせいでオンエア上では完結してないケド)
準備してたのに(準備ってビデオ見返すとかそんなのか?)
まあ、リフォーム業者よりもTVでやってるキュウべえの契約のほうが相当性質悪いのだが。

リフォーム詐欺のくそばかやろー!!2度と来るな!!

(と、文章にしてみるとリフォーム詐欺師に向けたタコの怒りの律動が
限りなく自分の欲望都合からきているように見えるんですが。。。)




つ【北斗の拳2オープニング】

http://www.youtube.com/watch?v=nkJbGop6BFw


つ【TOM CAT/TOUGH BOY】
http://www.youtube.com/watch?v=BV02kssEMds


RADIOACTIVE!

2011年04月05日 | モンド・トラッシュ
2012/4/2~4/3  holiday in tokyo.















This is city cannibal in Tokyo an eyewitness report.







He(Unknown)lives hard life in Namie Town today.

He says who had a bad nosebleed frequently.

but He is disapointeed his own life, and the future looked black,

not has come out to this town.













Man-eater, called Nakano( tokyo )species,

They have grow in the dark body、night stalker.

They lives in a colony called Nakano bloadway apartment building,

4th floor(ruins area), and they are dancing into the black every night

and relux your guard,they take your fresh.















LAST UTOPIA.





His son was killed by kato in Akihabara massacre on June 8.
he prey for many people caught in earthquake and nuclear power plant
disaster from scene who lost his son .


















































つ【FAITH NO MORE/ WE CARE A LOT】

http://www.youtube.com/watch?v=YLfGBKO8vOc


つ【FAITH NO MORE/ZOMBIE EATERS】 

http://www.youtube.com/watch?v=IcvqaBjnIro


つ【FAITH NO MORE/EVERYTHING RUINED】

※落ち込んでるときに聴くとますます鬱になり仕方なく立ち直る。
音楽に救済を求めるのは所詮幻想だとでもいわんばかりだが
マイナス方面に導くことで浄化力の高い歌。

http://www.youtube.com/watch?v=4E87i1TGXBo&NR=1

真頭玩具リアルヘッズ開店

2011年04月04日 | イベントルポ


範田紗々おなじみのポーズといったらコレ!
あでやかに咲き誇るお祝いの花をバックに敬礼!






インディーズソフビムーブメントの草分けであるREAL×HEADに
新たな動き。FMカツシカナイトの名物パーソナリティ、
シンペーさんと範田紗々タソがガッチリタッグを組んで
葛飾・青砥のスーパーハイテンションアパレル・ザッカショップ、
「リアルヘッズ」が2月のプレオープンに続いて4月3日、
元気に正式オープン!!
真頭玩具の2号店がとうとう活動開始です。

なお、オープン当日の売上は全額が日本赤十字社を通じて義援金として被災地に贈られた。

さっそくお店をのぞいてみたんですけど、
おっと、これが森かつらの仕掛けだけに一筋縄じゃいかないシロモノだぞ!



オープン記念限定で発売した「紗」のフォーチュンキャットベビー
完売!範田ファンがとにかく4文字そろえようと毎回熱い!
一個一個、本人が文字を記名したものとのこと。




とにかく花輪がお店をとりかこんだオープンデー。
ソフビ関係の友人知人も集結して無事開店を見届けた。








ソフビのたぬきも正式リリース。プレオープンデーに
登場したパープルクリア、グリーンクリアに追加して
オレンジクリアも発売。すぐになくなっちゃったので
買えた知人に置いてもらって撮影。フォローすいません。。。



たぬき用?のかざり台も何やら原型のような
ものが完成してました。これにトレーニングマシーンとか
骸骨商会アイテムとか飾っても見栄えするね。



組み立ててたぬきを設置するとこんなカンジ。
和洋折衷のアンバランス感、ブレードランナーの
酒場でさりげなく画面に映り込むデッドテックバロックなオブジェみたいでイイッしょ。
リアルヘッズはこれから、こういう不思議なザッカを展開していくのか?
この手の小物に目がないヒトにはちょっと気になるね。





茶色いブラウンのたまちゃんも大活躍でフォーチュンベアーを新造。
人気のパンダベアは範田タソのブログタイトル「パンダ日記」の
意図するアナグラム「パンダ紗々」にかけてあるのか?
良心回路に苦しむあのナイーブなツートンカラー人造人間カラーのベアーもあるぞ!









リアルヘッズ、カツシカナイトブランドのアパレルをはじめ、
CORD VIPER、NERDONE、ゴッコドウなど
リアルヘッドの仲間ともいえるメーカーさんの
ビジュアルイメージやキャラクターをあしらったTシャツを販売。
POPで印刷も手の凝った仕上がりです。








昼過ぎ、ようやく長蛇の列となったお客さんともコミュニケーションを
し終えたカツシカナイトメンバーと森かつら氏。
シンペーさんといいコンビネーションで下ネタをまじえて本音トークを展開。




お客さんもまだ何かやるかも?と身構えているので、
森かつら、さっそくサービス開始。

しかし、こういうのをサービスっていうのか?

顔なじみの女のコつかまえて、「そうだな、じゃ今すぐ
そこで写真撮ってるタコペッティさんと駅前のホテル行ってきな。
好きか?」

おい、おれにふるんかい!

「タコペさんのブログ見たよ、すごくいいね、ほら、あれ
すげえチ◎コ立派なんで感心したわ 俺負けちゃったよ」

んなの貼ってねえよ!

まるで銀行強盗が人質相手に気ままにプレーしてるみたいな状態。
タコの心中「おいおい~まるで大都会PART3じゃねえかよ」(探偵物語の工藤ちゃん風)。

こんな調子で居合わせた客が森かつらと目が合うとネタにされる!
モヒカンヒャッハーに出会ったたねもみじいさんを仮想体験。
でも誰も帰らないで今度は自分がいじられるかもしれない
ミョーなわくわく感を楽しんでる。。。

オンエア中のカツシカナイトのノリで盛り上がる店内。
皆、次に何を言い出すか、森かつらの動向を見守り、気づけばいつのまにか
顔がほころんでいる。

まあ~ちょっとここんところ皆、原発の件で緊張の続く日々を過ごしていたので
今日は森さんのリアル下ネタトークにリラックスしたカモね。






電話。今日お店にはこれなかった仲間かららしい。
「おい、なんだ花なんて贈ってくれてお前らしくもない、
でも気使ってくれて悪かったな~
いくらしたんだよ?2千円くらいか?」

いや、じつはみんなにOPENを祝福してもらえて森さんも
かなり喜んでたみたいですよ。ちょっとみんなが目を離すと
お店を見渡して、にぎやかに飾り立てられた店頭と
お客さんでごったがえしている店内を見て、真一文字に閉じていた口元が
少しだけほころんでたもの。














お店の外で範田タソの撮影会も。
セクシーアイドルとしても、ラジオのパーソナリティとしても
活躍中の範田タソ。
まあ、健康な男子だと彼女の名を聞いたことのない人はいないだろう。

夜、タコも仕事場で作業しながらケーブル見てると
いろんなVシネマやってるのを見るんだけど、彼女はよく出てるんだよ~。
こないだ命がけでギャンブルやるカイジみたいなヤツ見ましたよ~つったら
「あれは現場が寒かったんですよ!」とかメイキング話を教えてくれたり
反応早い早い。とにかく頭の回転も速いけど、カラッとした性格でとっても楽しい人。

最近活躍の場が多いのはいいのだが、
そうなると逆に前よりは本人と身近に接することのできる
サイン会や握手会などイベントの機会も多くなくなっているとかで、
カツシカナイトのオンエアを聴きながら、生で見たいな、という範田ファンが
多かったと聞く。
リアルヘッスはそんなファンの望みを今後かなえるコミュニケーションステージにもなりそう。

お店でもシンペーさんや森さんをサポートして世話女房ぶりを発揮してました。
いっしょに居る時は照れてるのか言わないけど森さんも「いい子だよ!」とベタホメだから。
範田タソの一番最新の出演作は「エアセックス」と秘湯に行くイメージビデオだそうです。










森かつら3面写真。それにしても東日本大震災の発生で
先月13日の正式オープンが延期になったりしたものの、
かえって機が熟した空気を伴っての開店になった気もするね。

パチャパチャ撮りながら、タコ「しかしミュータントといい、モヒカンといい、
時代のトレンドというかニーズを先取りしてたんですね、森さんは。
ここにきておなじみのスタイルにもだんぜん意味が倍増しちゃったじゃないですか」
(普通の人間の質問じゃないですね)

森かつら氏「あたぼうよ!機が熟しただけよ!」
タコ「水は大丈夫でした?」
森かつら氏「水?ミネラルウォーターなんか
そんな上品なもの飲まないさ!
こないだの騒ぎでも水道からがぶがぶ飲んだし、
東京の水が一番美味いぜ!風呂だってとっぷり頭っから漬かったり、
原発騒ぎなんかこちとらナンボのもんよ、みんなもそんな気持ちでやるんだ!
どんときやがれ!」
タコ「ははは、自分もかまわず飲んでましたよ」

(こらまた普通の回答じゃないですね)

思わず1号店に居るよりもハスッパな江戸っ子口調!
結局範田タソと同じくらい撮影の列ができちゃったり、
カツシカナイトのお客からもビジュアル面での森人気(微笑)
はなかなかのものデシタ。

真頭は壮絶な日本の大状況といういわば逆風のステージングをバックに据えて
従来のソフビの枠をこえた新分野であるアパレルのお店をこのほどスタートした。

80年代にアメリカでやたら作られていた、
原発アレルギーをバックボーンにもつライトな語り口の
モンスター映画には、モヒカンの暴走族やサーファー、
陽気でトクシックグリーンの肌をもつ
マッチョなミュータントが跳梁跋扈し、ミュータントのヒーローが
キュートなチアリーダータイプの女の子を助けながら
崩壊した未来世界のスーパーリアルシチュエーションを
たくましくサバイバルしていた。

森かつらがお店で雑談していて挙げていた、好きな映画は
そういえば「ミュータントタートル」や「悪魔の毒々モンスター」だ!
真頭玩具で展開してきたソフビたちにはそんな
強靭なサバイバルを繰り返すタフネスなピカレスクヒーローのすべてが
DNAとして、あるいはオマージュとして注ぎ込まれている。
まるで今の日本の状況を予見しつつ
REAL×HEADが精神のサバイバルを呼びかけて
ソフビを作り、いっしょに闘う仲間を集めながら
近未来のピカレスク&ディストピアに展開する
真なるバトルにこれまで備えていたみたいではないか!!

REAL×HEADは今日の日本では、REALになってしまった。

というか、森かつらがソフビとして具現化してきた妄想に
とうとう、というかようやくREALが追いついてしまったのだ。
そしてREAL×HEADの存在を事前に知っていたわれわれも
情緒豊かで極限状況をタフに潜り抜ける、
生命力の強いミュータントにあたかも生まれ変わろうとしている!

NO FATE.

そう、ソフビから今度はアパレル・ザッカ市場への展開へーー。
新たなる突然変異と進化の機がカツシカナイトという地域のパートナーを得て
ようやく熟したのかもしれない。

森かつらは仲間と東京で戦う気マンマンだ!

環境に適応し進化する、アンチラジオアクティブに強靭で
フレキシブルなREAL×HEADミュータントアパレルの爆誕をお前も目撃せよ!
そしてお前も自分の居場所で戦闘服に着替えて、おのれの敵と戦え!











リアルヘッズ
東京都葛飾区青戸3-32-9-1F
TEL:03-5680-9371


つ【REAL×HEADリアルヘッズ プレオープンルポ】

http://blog.goo.ne.jp/kadomiumtank/e/d79aee2229e093a3a60f5910a0fb56d8#comment-list


MAXTOY5周年続

2011年04月04日 | イベントルポ


●初日スタート以降に急きょ届いたtttoy/マキノ氏の作品。カッコイイと萌えが
融合した力作ですね。ボディラインを見る感じでは
レディマックスに対抗してザム星人もザムレディみたい。

●ここのところ地震以降の仕事上の対応などで打ち合わせ等多く
その際に現地に行ったヒトから被災地の状況とかいろいろ聞いたり
東京に居る身近なヒトも電気をはじめさまざまな物資の不足から
仕事がたいへんになってる話など聞くと、そのたびに
胸がつまり、心痛んだりしてパタリと手がとまることも多いです。

地震に関しては天災なので、誰を恨むわけにもいきません。

昨日もいくつか行ったイベントの行き先で
地震以後の仕事の処理でいまだてんてこまいな日々を過ごしている知人の話を
小耳にはさんだばかり。とにかく今は・ていくいっといーじーゆあせるふ。
カラダ壊さず、無理しないでやってクレ~。ヤバイと思ったら全力で回避せよ。
それとたまにはソフビで遊べや。

つーわけでせっかくイベントを見に行ってもさくさく記事が載せられなくて
どうもいつものノリも取り戻せない感じで
いやはやナントモ力足らずというか
はがゆいキモチに襲われているタコなのだった。
ここは力ワザで行くDEATH。

●MAXTOYさんの5周年イベントは、結局会期2日とも行ったのです。

あとでルポをバッチリ載せます、4月3日REAL×HEAD&カツシカナイトのお店、
リアルヘッズのオープンイベントで知人と出くわしたら、
「またMAX行こうYO~、ミニソフビの買い逃しが
あるんだ」とか言ってたので、つきあうことにして青砥から山手線でコトコト。

同行の彼は地震に遭ったとき、くしくもおもちゃ売り場にいたそうです。
おもちゃの箱が四方八方からガラガラと落ちてくるのをおさまえているような
状態だったとか。
まあ怪我もなかったからこそ言える話だけど、おもちゃ好きだけに
ちょっと地震に遭遇した場所がほほえましいな。

そんなこんなで電車に揺られながらの
地震前から積もるソフビ話全開放はたのしっ・










●というわけで2日目、撤収までの風景をルポ。
双頭の新怪獣、展示のさいには見えにくかった
リアビューも撮らせてもらったのでご覧あれ。



これも初日オープン時以後に到着した唐沢なをきさんの作品。









2日目は日曜日ということもあり、原宿にショッピングを
楽しみに来たお客さんがにデザフェスギャラリーに立ちよって
「あっ、怪獣!」とかいいながら見ているような光景も。
描き手も女性が多く、ギャラリーも女性が多いのがデザフェスイベントの
華やかなところ。






日本のファンにはなかなか間近で見る機会の得られなかった
ブリキのキャプテンマックス。パッケージも少し破けていたり
茶っけていたりと心憎い再現度。
古物としてビリケンギャラリーに並んでいても違和感なさそうですネ。









真頭三毛猫カラーのドラギガスと
アーガス星人。懐かしの昭和の怪獣ショー風にラブリーなポーズで「YO!」



先日ランブルモンスターズさんのチャリティ販売商品になった
ミニダムドロン君もクリアタイプが鎮座してました・




マーク・ナガタ氏と親交深いカスタムアーチスト、MATT WALKERの作品。









そんなわけで定刻となり、撤収とあいなりました・
そこにとびこんでくる新婚ホヤホヤ(オメデトウ!)の
マウント工房・努さん。「間にあった~」







何事!とまだ会場で展示を見てるお客さんたちも覗き込むと
努さんのバッグからコッペパンの歌のように
次から次へと出てくるカスタムミニドラゾランたち!
聞くところによると塗装パターンが微妙に違うみたいだ。

原型を担当したなかよしマキビシさんまでも手にとって思わずうなる
そしてビリケンさんのソフビのカスタムペイントワークでも
おなじみの、怪獣好きの努さんならではのかっちょいいブラシワークが施された一品。
今回の販売には間に合わなかったけど、近々販売する機会が得られるのカナ?
次のアナウンスを待ってみましょう。
しかしおいしい登場の仕方するな努さん。




なんかヤラセっぽい固まったポーズだな(笑)
思わず会場に置かれる未塗装のMAXTOYソフビに目が行く努さん

「あっ!これは塗り甲斐があるな~!」何個か保護していきました。

こないだの地震で努さんの家にあるスーパープラモコレクションも
もしかして難儀な状態に?
と思いきや、日ごろあれだけ当時モノの怪獣・恐竜プラモを
かっこよくディティールアップして完成させているだけあって、
努さんもおそるおそるみてみたら、これがなんともなかったとか。

これはきっとソフビの神みたいに存在する、プラモの神の見えない
チカラに守られているな。(ということはポリストーンの神とか、ポリエチレンの神
とかもどこかにいて愛好者を守っているのだろうか・・・
守るほうも守られるほうもなんともニッチだ)

「壊れずにいてくれた。そして自分のカラダも無事だったので、
これからはもっと馬力入れて、もってるプラモをみんな組んでやらないと、と
改めて思いましたよ!」
つか、努さんっあなた、今はせっかくの新婚ではないですか!!
オタのわしが言う話でもないけど(少しだけでいいから)目をさませ!!
今回の地震はナニカの啓示だ!(って人の事言ってる場合かタコ
さっさと地震前からもともと自然崩落中だったから被害も出なかった
おもちゃ倉庫を片づけろ!!と自分ツッコミ)

そうそう、努さんのパチサミと並ぶ活躍場所といえる
電動オフでの改造プラモでかつて戦った友ともいえる
漫画家・はぬまあんさんのこのたびの急逝を偲んでおりました。
はぬまさんの名著「超絶プラモ道」はこのジャンルでは不朽の決定版です。
詳しいだけでなく好奇心に満ちた遊びココロのある楽しい方だった。。。
彼の残した自由な評論・表現者としての活動スタイルを
今後はたして誰が継承しえるのだろうか。









新作の双頭怪獣・ネット初公開(だろうか)のリアビューがこれだ!

レトロソフビ造形へのリスペクト深いなかよしマキビシさん渾身のディティール。
凶暴さのみで押し切らない、愛らしさとが同居するボディの細部までのこだわりは
原始の叫びを見る者に熱く付き起こさせるデキ。

左右の首が前面だけでなく後頭部までもディティールを違えて作りこんでいる
点にも注目したい。
この双頭怪獣が3・11アフターのカイジュウバイナル新生でセカイのソフビ
ファンの親交を新たにつなぐ一匹とあいなるか、
塗装のキマったファーストカラーの披露を待ちたい。
発売はワンフェスを予定。






5周年を飾る怪獣と宇宙人、ヒーローたち。。。
会場に描出されたオリジナルカイジュウワールドは
日本の怪獣文化への尊敬の念が原動力になっているのですね。

そこに日本のソフビクリエイターやイラストレーターさんが集い
再び怪獣ワールドの再創造が行われる。
すでにおなじみのメーカーさんでありながら、
改めてそんな事実を頭の中で反芻してみると
ちょっとした感動が思わず引き起こされたりしませんか。


●2010「原宿ぶっこわす!」
2011「今度は原宿から癒す!」

ウルトラマンガイアでも描かれていたではないか。
怪獣も地球の生態系の一部であると!

怪獣という存在について、現在の状況下だからこそ強く思えるコトがある。


怪獣、スーパーヒーローと聞くと多くの人が
胸ときめかせ親しげに集う求心力がどこかにある。
今回のMAXTOY5周年も多数の来場者が得られた。

怪獣の雄たけびこそ、自然の再生力を伴う
地球生命の浄化再生をもたらす咆哮そのものだ!!
たとえ架空の存在であっても怪獣はただ現れて世界を破壊するものではない。
人類に警鐘を鳴らし平和、日常の尊さを仮想させつつ、
新たな創造への導く象徴的な揺り返しのチカラを備えた
自己修復力を持つ存在なのかもしれない。

マーク・ナガタ氏も日本が落ち着いたら
また愛すべき子供である怪獣たちをひきつれて
日本のファンのもとに遊びにいらしてください。

MAXTOY5周年

2011年04月03日 | イベントルポ







なんだか気づけば今の日本、外国人も退避してセカイから見れば
封鎖地帯みたいになってるんであった。

現下のような、怪獣があたかもリアルに出現したかのような大状況であっても
いつものように楽しいソフビ系イベントを開催してくれた
海外メーカー、MAXTOYさんの5周年展をのぞいてきました。
5周年おめでとうございます。




そう・このイベントを見て今、思い出した。

いや、こんな今だからこそ日本に居るわれわれは思い出すべきだろう。
おれたちは街を壊して暴れる怪獣が、
そしてみんなをこれまでも守ってくれていた強くてやさしくてかっこいい
正義のスーパーヒーローが好きだったんだー。


親日家でもあるマーク・ナガタ氏、このイベントにも
ご自身で会期中、立ち会いたかったそうなのだけど
万が一に懸念される日本の保安状況から大事をとって今回は
来日されませんでした(まあ、この状況じゃ無理もないよな~)。

でも日本を守ってくれる我らがヒーロー・キャプテンマックスと
新ヒロインキャラ、レディマックスが駆けつけてくれたぞ!
もちろんドラゾラン、ドラギガス、ドラゾラスやアイゾン、
ザム星人、ニューカマーのエイリアン、アーガス星人たち
おなじみのマックストイ怪獣たちも日本上陸だ!












初日ルポではソフビ系の展示品と新作原型、
今回販売する数々の限定品を紹介。

開催は明日、3日まで。原宿のデザインフェスタギャラリーです。
怪獣好きはこの機会をおみのがしなく。










ワンフェスに発売を予定している、
デザインワーク&スカルプチャー、なかよしさんによる
新作ソフビ原型が来場者の目を引き付けた。
以前シルエットのみでリリース予告されていたあのキャラクターですね。

大ボリュームのスタンダードソフビ、双頭怪獣はまだ名前がついていない。
左が生体、右が機械化された首をもつ。
このほか会場ではミニドラギガス、ミニドラゾランの原型も展示されました。