引き続きスーパーフェスティバル59のお祭り気分でファンが買い物を楽しむソフビ関係ブースの
会場風景を。
気になるオリジナルソフビの新製品、イベンチュアルな展開を見せた気になるメーカーさんを
まずは紹介していくとします。
FIG-LABさんがなんと設立5周年!喜びをかくせない主宰のドン氏(というかいつもこんな感じで
明るいヒトなんですが)。今回はPAUL KAIJU氏とTOYBOT STUDIOさんの新作を携えて
にぎやかに製品を展示。Black&WhiteのFIG-LABカラーでリリースされた過去のソフビ
たちもお供にブースを彩り、にぎやかなお祭り感を演出。サラマンダージョー、ボスキャリオン
など3大PAUL KAIJUソフビカイジュウたちも無事完売した模様。
なお、PAULは日本でデザフェスにブース参加予定。
こちらはLASHさんの新SLUDGE DAMON。
リアビューがチャームだ!見逃すなとドン氏。今回販売数が少なかったので
かなり国内外から問い合わせが来てしまいお客さんとの間にはさまれて
悩ましい思いになったようです。
POPSODAさんのデブリジャパンもリニューアル。目隠しのような呪布?のアクセサリーを
眼につけて邪眼を封じられて販売されました。
金の秘鍵を持つガイコツのような風貌の謎の魔術師?キングダムマインドも
各方向から撮ってみました。
かなりシャープなディティーリングが施されておりますが、技巧のみで見せずユーモラスさも
漂わせているのが今後のさらなる新作展開に向けて観る者の関心を増進させるメーカーさんと
なっております。
ジェット・ターレさんのブース。プロダクツが増えて卓上がにぎやかになってきました。
こんな感じでオリジナルのカイサンダーと版権ソフビのペロリゴンでウルトラマンタロウ
(これも同社の製品)を取り囲むとライブキングとコスモリキッドの2大極悪怪獣との
苦戦を強いられるシーンみたいで楽しいですね。
カイサンダーは現物を見たらかなり重厚な仕上がりで、スタンダードより若干
ボリューミーなサイジングがソフビゴコロをくすぐります。全身に張り付いた海産物の
ディティールもやり過ぎていないところが匙加減を心得ていて好感。
よく考えたら、ジェット・ターレさんは前身のパイロットエースさんの頃に悪魔くんTV実写の
百目妖怪ガンマーをソフビ化しているんですよね。いわば10年越しくらいで悪魔くんシリーズの
2作目ソフビとしてペロリゴンを出したということで、息を長くソフビを見てきた人にとって
この再開はココロあたたまる話かも。
ペロリゴンはこんな「やあ」みたいなポーズもかわいいですね・
東映キャラクターですけどやはり水木氏のユーモラスな尊属という気がします。
このペロリゴンも良くきぐるみの特徴を捉えており、版権先からも成形カラーの明るい
色調が良い、と好評価をいただいた様子。
ジェット・ターレさんとしては以後もきぐるみ系の実写悪魔くん妖怪・大海魔や水妖怪などを
ソフビ製品化したい、同じサイズでのガンマーのリメイクなどもできたらチャレンジして
決定版となる実写悪魔くんのソフビシリーズにする位の気持ちで当たって行くので
是非応援してほしいとの意気込みでした。
ソフビクルーザー・コスモナイトαさんの新作?いや、海外のメーカーさんから委託で今後販売を
コスモで予定しているソフビのテストショット。
カメラン、デンワキング、モンキーキーなる謎のソフビ群。初売りはワンフェスでとの話。
タコ「ミクロマンのアクロイヤー派閥にいる、カメラーとかトケイダーとかユニーカー軍団の
みなさんみたいですね」
YODA店長「ああ、見ているとそんなイメージの源泉を持っているように思えますね」
下町のジャンク置き場から命を持って人類に宣戦布告したけどなんだか子どもたちになつかれて
ついいっしょに遊んで毎日日が暮れてしまうみたいなものがなしくもおとぼけなキャラを勝手に
想像してみたりなんかしましたが。
YODA店長「でも造形がかなり手慣れているでしょう。表面のザワついた感じの処理とか
モンキーキーの表面の粘液がしたたっている感じとか」詳しいメーカーインフォメーションがなく、
ただこうしてプロダクツだけを見ているだけでもミステリアスさが増してきますね。
詳しいところは写真のアドレス先を見てみましょう。天使の羽根を形どったロイラストロゴの
名刺もいただいたのですが、Angel Abbyというメーカーさんらしいです。
デンワキングとカメランはミドルサイズの少し小さめくらいなんですがファインダーがズーム
できたり、顔の上にさらにマスクをつけることができます。ソフビづくりの初期想像衝動にあふれた
アイテムだと思いませんか。あと適度にスカムな感じが漂っているのもいいですね。
おっと、真打ちとして第4の妄想怪獣・新作「遊星魔人」も鋭意製作中のようです。
うーん、こんな値段で未開封の当時物スモゴンが買えるのか。安いといっていいのかどうか
非常にはばかられるが、まあ いいヨノナカになったものだ(?)
NERDONEさんのブース。新作ニューステレゴンは凶悪な双頭ギガンティックヘッドを装着し
斧を振り回すホラーキャラクターテイストを横溢させておりました。
横ではLamoure Supreme氏デザインのキャラクター
ソフビフィギュア Motukoを販売。
ヤモマークさんのブース。今回は関西のイベント「ドキドキソフビ万博」(行けなかった~)
で好評を博した黄色いブーツのダイオウグソクムシ男を、赤いブーツにリニューアルして
リリース。さらにBLObPUSさんとのコラボカスタムカラーと同一の素体を使用した別カラーの
チュランタラを販売しそれぞれのバージョンを買いそびれたお客さんに購入機会を提供しました。
関西から2年ぶりにスーフェスにやってきて、今回はメーカーとして出店もしたBUSTER
CALLさん。大阪ソフビ万博での参加に続いて活動再開です。
隣のヤモマークさんのミニソフビ、モービルスーをカスタム。ビートラーを欲しい
という声もいただいたとの話でひさしぶりに新カラーを発売することになったのだそう。
最近ソフビファンになったお客さんからも新鮮な目で製品を見てもらえた様子でうれしそうでした。
怪獣軒さん。初売りのマッハバロンが会場で好評完売。今回はシルバー仮面の実相寺監督回に
出てくる重要な立ち位置の敵宇宙人、キルギス星人の完成原型と、レッドバロンの初戦の
敵として印象深い鉄面党ロボット、トロイホースの原型を展示し関心を集めました
リアルロボット系の立体化作業で手慣れている原型師さんなので、劇中に出てくるトロイホース
よりもシャープでかつレトロ風味に頭は大きめに作るなど、リアル系とレトロ系の中間くらいの
位置づけでバランスをとり、デザイナー、野口竜氏のデザインのいいところをうまく表現できたと
思う、との話。
確かにカッコいいですね。たとえて言うなら、レッドバロンファンの出渕裕さんがリファインした
トロイホースをソフビ化したって感じ。怪獣軒さん的にはレッドバロンの敵ロボットたちを
少なくとも初期の数体は製品化してコレクターの棚で主人公メカの横におけるようにしたいとの
展望を示しており、トロイホースが好評だったら次は人気敵ロボの飛龍、豪龍等も出したい
との話。
またキルギス星人はこの得異な顔の形状、球状の大きな目が横に広がっているのが抜きで
問題となるため修正作業をしていたが、うまい位置に処理でき課題をクリアできたとのことで、
今回の展示物が決定原型になる模様。元のデザイン画やきぐるみにうまく自分たちの
イメージを加味して、よりミリキのあるソフビとする、との意向でした。
このほかにも昭和の熱い実写ヒーローに出てくる敵軍団13人衆の人間型巨大ロボット(というと
大体わかるかな~)を製品化したいとの話で、すでに版権元からの快諾も得られ、ただいま
準備を進めているとの話です。
とにかく怪獣軒さんも第二次怪獣ブームの洗礼を受けて育ってきた方なので、
レッドバロンやマッハバロン、ザボーガーが好評で迎えられたことから、ヒーローロボット物の
製品化は自分たちの深耕すべきテーマであると想いを新たにした様子。
まずは自分たちがソフビづくりを楽しむべき、と、かつて親しんできた昭和の実写キャラクターの
スタンダードソフビ化を果たしたい、と意欲を燃やしておられました。今回披露された原型を見てもその熱意が結実しそうですネ。
薔薇プロさんの新作テンタドン。力瘤を作ってすごんでいるようなマッチョなポージングが
キュートな怪獣が登場しました。昨秋のメーカー立ちあげからすでに新作ソフビ3個目と
ハイテンションでアーチスト・アボット奥谷さんのデザインしたオリジナル怪獣をソフビ化している
メーカーさん。
ダイヤモンドの20倍の硬度を持つ鉱石怪獣でほかの怪獣の攻撃は一切通じないが
意外や塩水に弱い、という何かマルサンオリジナル的な昭和的とんちの利いた怪獣設定が
面白いです。スーフェスでのファーストプロダクツで毎回採用しているラメ成形は、今回
すさまじい硬度を持つ怪獣の体表を表現するのにうってつけとなりました。
ポージングも最近のリアル系で構築されたソフビ怪獣のイメージから逸脱した
ニュートラルな世界観に見るものを導く、えもいえぬ異彩を放っています。
独自のスタイルでアボットさんのセンスが怪獣ソフビに新たなポジションを築くかもやしれません。
なお、イラストレーターとしてのアボットさんは近いうちに個展をやりたい、との話。
最近氏の漫画も読んだのですが、独特のシュールなテイストが横溢しておりました。
絵を描きためるのが思ったようにどんどんとはいかない、との話でしたが
多方面ジャンルでの活躍をもって新境地を開いているアボットさんのアーチスト活動も
薔薇プロのソフビプロダクツ展開とシンクロしつつ、じっくり見守っていきたいところです。
エンマンやモンスター、オジサンなど奇っ怪なソフビたちがいろんなソフビアーチストさんとの
コラボレーションでアウトサイダーアート的な活躍の幅を広げている、
不快将軍(Grody Shogun)ことルルベル&VELOCITRON・力さんのブース。
このGWも関西のイベントに出張し、ソフビ製品を一般のお客さん向けにアピールしたりと、
アーチスト系、デザイナーズ系、ザッカ的な方面と製品展開の間口とニーズ模索を多方向に
求めております。とにかくバイタリティをもってソフビで表現できるいろんなことに取り組み
異彩を放つクリエイターユニットです。
5月下旬発売予定とあるおどろおどろしい首のアイテムはホラー系のインテリアソフビで、
製品名もそのものズバリ・ストレートに「生首」というらしいです。
うわー、本人不在でした。詳しく聞けなかったけどイラネナさんのブース。
なにやら卓上で回転寿司のコンベヤカウンターみたいなステージングであなじみのカード
カイジュウたちが展示されておりました。
(引き続き文章作成中。。。③に続きます)