KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

マーミットの2012年1月新製品

2011年12月31日 | 特撮・SF

例年だと年の区切りということでいろいろソフビ関係やトイイベントで起きたことなど
1年を総括したりするような時期なんですが、どうも今年はしっくりこない。
タコ個人の気分としてですが年末の大みそかになってもあまり区切りという感じが
しないんですよね。やはり3月に震災と原発事故があって、自分たちの
生活や社会に向けての影響も大きかった、いや、今も地続きであるということで。
一個前のコミケの記事にも
少し書きましたが、今年は非日常的なものと日常の境界
がなくなったような年という気がします。
そんなわけで年末年始も、通常通りのアトランダムな記事更新でいきますので
もう2時間もすると来年ですが、あらためて2012年もどうかよろしくお願いいたします。

そういえばゴジラ映画は今後作られると放射能とかの設定はどうなるんだろうな。
最近ケーブルを見ていてもゴジラ映画のオンエアがほとんどないし。
よくDVDで見ています。特撮ファンでそういうヒトは少なくないように思います。
ゴジラ関係に対する潜在需要はしっかりあるということですよね。
でもこうしてゴジラ関係の製品はソフビのセカイや
トイイベントでは変わりなく新製品がリリースされていたりします。
ある意味インディーズ業界というゴジラアイテムを販売可能な枠が講じられていて
市場を維持していたのはよかったのではと思いますね。
そういえば年が明けたらじきスーフェス開催ですね。。。

スーフェスにも出店するマーミットさんからちょうど2012年1月の製品受注リリースが
到着したので、年末ですが紹介しておきます。

 

ジャイアント・グドン(2期)。劇中のイメージに合わせたベーシックなカラーリング。
大きいのでこれは怪獣天国でも10290円。これはかなり飾り映えします。
最近グドンは「ウルトラゾーン」に登場したんですが、等身大になって一般市民相手に
しゃべったりマッサージ屋が舞台の話だったかな、何かコメディをやっててびっくりしました。
キグルミはメビウスの時のやつだと思うけどしっかりした出来だったのでなおさら。
でも不思議と違和感なかったです。しかしグドンとツインテール登場エピソードでは
オリジンとなる新マンの前後編5・6話を最近も見返したんですが、隙がなく飽きないですね。

 

 デスゴジ咆哮版。なんと通販初登場なんだそうです。デスゴジのカラバリは今までどのくらい
出ているんでしょうね。微妙なスプレー違いとか含めると多岐にわたると思います。
これは本編冒頭やビジュアルポスターで煙をもうもうとあげながら移動するゴジラの異常事態を
そのままブラシワーク表現した劇中カラーですね。
しかしゴジラがメルトダウンして暴走、ていう設定はこういう現状となった日本を前提に見てみれば
あらためてなかなか深いですね。あの映画のラストのような事態になって、
当面の放射能汚染は緩和されるが、実はメルトダウンし熱崩壊したたゴジラ以外に。。。という設定は当時荒唐無稽かなと思ったのですが、原案の大森一樹監督はいいところまでもっていって
ましたね。完成作品も悪くないけど、大森氏が監督も手掛けていたらどうだったのかな。
今見返すと1作目と「84」「ビオランテ」「デストロイア」あたりは核エネルギーや抗核バクテリア
などの設定がSFにポリティカルフィクションとしての意味合いを増しており当時と違った
新鮮味が増加していると思います。
そして、ゴジラ映画はやはり放射能という日本人にとっては重い設定とどこまでいっても
切ってもきれないな、と改めて思いますね。

                                                                                     

 

 

怪獣天国 シシゴラン(2期)  ウルトラマンA登場の獅子超獣。

正月にふさわしいキャラクター。やや
落ち着いたカラーリングですね。1期を持っていますが、
造形が民芸品がソフビになったみたいな面取りになっていて、特に着物の裾のようなサイドとリアにかけての
ライン処理が日本的で造形として面白いソフビになっているのではと思います。
しかし今、獅子舞なんて都内にいると下町とか年中行事をしっかりやる方針の企業の新年会などに
いけばやっているところがあるんでしょうけど、普通に暮らしているとなかなか見れないですよね。
鮮烈な思い出があるんですが、タコが子ども時分、親戚の寺に獅子舞を呼んでいて、親戚同士が
集まっての新年会
の最中に廻ってくる時間が来て獅子舞が上がってきたんですが、裸電球の
下がったお寺の居間で動きまわる獅子舞がすごく怖かった印象があります。
そう、「新マン」のテロチルスの回のゲストカップルたちが田舎で過ごしたなまはげの回想に近い
怖さでしたよ。
戦隊シリーズなどでは今も付喪神系の怪人とか出てくるんですが、こういう民話系の怪獣も
特撮作品の中で伝承していってほしいですね。

 怪獣天国 ゲスラ(2期)  ウルトラマン登場の海獣。紺色成型のメタリックグリーンの彩色。
確か1期は明るいグリーンのカラーでしたね。
 マーミットさんからゲスラは確かビニパラべビーも
入れると4回製品化していなかったかな。けっこう製品化に恵まれていますよね。
子どもの時、ゲスラ欲しかったな。ピーターのキグルミを流用した、エコタイプのキャラクター
なんですけどゆえに気になるんですよね。ビニパラではピーターとゲスラも
同じ造形ライン、サイズで出て、スーツバリエーションみたいに並べられるのでうれしかったです。
いきなりウルトラ怪獣でゲスラやモングラー出すってこのメーカーは一体なんだろう?と思った
ものですがその後のマーミットさんのマニアックなリリース展開を考えると序の口でした。
ゲスラは劇中で学術資料みたいな絵が出てくるんですけど、ああいうビジュアルがあると
立体モノも欲しくなるものですよね、怪獣ファンというのは。何か標本みたいなもので。
このゲスラはセミリアルのプロポーションでは申し分のない出来になっていると思います。
しかしTVではモスラのキグルミにとげと角をつけたパチ怪獣みたいなのが「ゲラン蜂の幼虫
ゲスラ」として当初出る予定だったんですが、イカモノ食いの目線としては、
あれはあれでちょっと見てみたい気もしますね。

 

怪獣天国 ガメロン&太郎(2期)。2体分なので7300円。
ウルトラQ登場の大ガメ怪獣。これは先に発売されたカラーライズ版Qに合わせたカラーリングとのこと。
そうか、太郎とガメロンは現在のカラー技術ではこんな色になっているのか。
1期の太郎は普通に半ズボンに素足だったけど、今回は劇中と同じで黒タイツを履いています。

じつは、タコはカラー版をまだ未見なんですよ。
このガメロンと太郎のソフビ、昭和のたとえるなら、「チロリン村」とか「ケロヨン」とか「びっきーちゃん(幼年誌で連載されていた人間界で生活する猿のソフビ)」みたいな妙なこってりとしたミリキがあるソフビですね。
ガメロンも1期は旧マルサンのアーケロンみたいな造形とカラーリングで手元に来たらニヤリとしました。
しかしウルトラQは長らく人物キャラクターのソフビ化が肖像権の問題で困難だったのですが、最近は
ぶたのはなさんが巨人をリリースしたり、マーミットさんが悪魔っ子セットやこの太郎をリリースしたりと
製品化上でかなり自由度が広がって
きたようですね。ぶたのはなさんのゴルゴスも背中に
登っているタケルが彫刻&彩色されていて受けました。
人物では一の谷博士なんて製品化したらどうじゃろう。
ミドルくらいでいいからいなずま号やあけてくれの幽霊電車も欲しい気がします。


コミックマーケット81①

2011年12月30日 | コミック・アニメーション



2011年。。。3月に起きた大震災と原発事故はヒトビトのココロに大きな影を落とした。
しかしひとたび被災地や原発から離れるとそこにあるのは終わらない日常。
我々は一度はじめてしまった「平和」の持続というくびきにどこまでも縛られたまま
一見、これまでと変わらない風景の中で日常を続けている。
でも、日本をとりまく今まで見えなかった、そして知らなかったいろんなことに
気づいてしまったため、震災前とは一変した、内心ではどこかよそよそしく
進行する毎日を過ごしている。

まるでそれは、昔目にした映画や漫画、特撮やアニメの中の、
市民には知らされていないセカイや戦争が現実になったかのようでもある。
さらに言うなら、それはあたかも虚構と現実とがすでにライブ感を持ち、
同じ宇宙で同等に進行しているようなセカイだ。
ヒトビトのココロにほんとうの、2011年3月以前にあったような平静が
ココロから訪れる日は一体いつか。

そう、今、すべてのヒトビトは魂のただよいびとだ。
そして2011年はあと1日でヒトビトが思うと思わざるにかかわらず、
新たな年を刻もうとしている。
ただよいびとたちの魂は今、つかのまのココロの拠り所をどこに求めるのだろうか。



ダカールプレスセンターからニュース速報をお送りします(ガンダムUC4話
「重力の井戸の底で」冒頭アナウンス風)

「なんだ~のびたのくせに!」のびたとジャイアン!

これは!あの自宅警備隊が、増殖の末に仲間割れか?!

サイレントヒル!

ビッグサイトに響くべレッタの銃声!QB処刑ショー!

ビッグサイトで展開するジャパンキャラクターVSアメコミヒーローの壮絶な戦闘!
ガイジンさんのウルヴァリン!



「なんだ~チ゛タンのくせに~」
「きょーっ」かってに改造!

「に、日本に絶望したっ!!」絶望先生の首つりライブが展開!

 

「きさまら!ディアナがそんなに好きか~!!」カオスな状況の地球圏に
とうとうムーンレイスから戦闘神ギム・ギンガナム降臨!!



「ぶ つ よ!」お美しいシーマ様も非戦闘コロニーから降臨!

ティファに萌え萌えなシャアにとうとうハマーン様ご乱心!
「ティファ、人は変わらねばならぬ!私といっしょにくるんだ」
「お待ちくださいハマーン様!お正気を!」
「シャア!話し合いの余地がなければ、ここがお前の墓場になるな!」

バナージ「また戦争がしたいのか!あんたたちは!!」
コロニーの戦いの中に暗躍する(?)アナハイム・エレクトロニクスの整備士さんの姿も。



時代の閉塞感をリアルタイムに捉えヒットした「まどか☆マギカ」。

 



「その夜に食べる半額弁当は自分の力で飢えた狼たちと戦って勝ち取るのよ!
それが私たちの掟!」ベン・トー!

欲しいもの、守りたいものは命がけで戦わないと手にはできない!
戦わなければ生き残れない!
そして、あなたは何を求めて闘ってきたのか?

60年代 全共闘のポスターの人のコスプレ!!
若者は常に何かと戦うのが宿命だ!

ミサカはなぜ戦わなければならないのか。

エンジェルビーツのゆりっぺと天使(奏)「わたしたちはなぜ戦わなくてはならなかったのか
いや、だれのために戦わさせられていたのか?」



甘栗さんも今回のコスプレ作品はベン・トー!

でも、戦いだけじゃない、ヒトは歌ったり、音楽を聞かせたり、踊ったり、作品を作ったりして
ヒトを楽しませる、なごませることだってできるんだ!誰かの笑顔が誰かのココロを救うのかも
しれない!

「ごはんはすごいよ ないとこまるよ♪」

 



宇宙のすべての条理をくつがえす存在になったまどかが全ての魔法少女の呪いの連鎖を
解き放つべく、今、軌跡の祈りをこめてセカイに向けて弓を引く。。。

「あなたたちはもう、誰も呪わない、祟らない!」

というわけで今年末もヒトの生き生きとした笑顔やファン同士の共感、非日常の驚きをもとめて
タコも恒例のコミックマーケットに足を運んで饗宴の中をただよってまいりました。
第二コスプレ会場が空いているとアナウンス、第一になぜかレイヤーさんもギャラリーのヒトも
集まってしまい飽和状態になったり、更衣室がキャパ不足でコスプレ会場を横断して
更衣室に向かう行列用スペースができたり、仕切り上手のこのイベントにあっても
今回はささいながら異例の珍事が発生したコミケ81。

でも、常に何が起こるか、出てくるかわからないトコロもまたコミケの醍醐味!
夏に比べると外人さんの姿も多く、気合いの入ったコスプレを披露してくれたヒトたちもおられ
国際色豊かなカルチャーイベント、コミケがまたまた真冬の日本に戻ってまいりました。
そう、一旦崩壊した空洞のような日常は非日常のもたらす強大なチカラが相互作用を
もたらすことで時空修正とでもいえる、本来あるべき姿を回復することができるのかもしれません。

今はコミケの持つ非日常のハレのチカラをもって、きしんだ日常に風穴を開けろ!

【ドッグ・ファイター/羽田健太郎】

http://www.youtube.com/watch?v=EcTdPUsFfFI&feature=related

 

(たぶん年をまたいじゃうだろうけど、文章作成中。。。)


師走のThrash Out

2011年12月28日 | インディーズソフビ

おひさです。しゃかりきに年末に向けて仕事してました。
更新してない間も何か覗いていただいていたみたいでありがとうございマス。

前の記事に書いたようにパチサミが現在のイベント形式としては
とりあえず終わり、そしてさらに今回の記事もソフビ関係でさびしいお知らせが続きます。
年内のタコブログも2011年終わりに来て閉店とか今回で終わりとか
こんなんが多いのはちと気が重いDeath。しかし時間は常に動いていくし日々刻々と
この小さいソフビ関係のセカイでも状況は変わっていくのですね。
とにかく感じずにはいられないのは今はひとつの節目にある、ということです。

ガーガメルさんHPのブログ「ガーガメル放送局(GHK)」でもこの件は触れられているので
インディーズソフビファンには周知の事実かもしれないのですが、高円寺のガーガメル・フラッグ
ショップとして7年半にわたりソフビ販売や新製品のアピール、コラボやアーチストイベント
などで使われてきたガーガメルの本拠地といえるThrash outが2012年1月中旬をもって
閉店することとなった。

これはガーガメルさんが会社の本拠を九州の福岡に移転することによるもの。
Thrash Outの入口をくぐって中に入ったヒトならだいたい同じような印象を持っていると
思うが、すべての壁を焦げた檜の板で囲い、その中でライティングされ
演出度たっぷりに出来たばかりの限定ソフビを販売するという
超未来の駄菓子屋とでもいうような独特のステージングに初見で息を飲んだ方も多かろう。
大げさではないと思うから言うが、インディーズソフビの販売空間として
これほどカルティックで全感覚的な場所は都内には存在しなかったしこれからもたぶんない
ように思う。



今回のカスタムアートイベント

今回の「The Thrash Out Show」はおなじみ池田兄弟の2人にChanmen氏のガーガメルの
メインスタッフのみによる構成。ザゴラン、ミボラ、スタンダードでは新作の部類に入る
デスラをメインに華麗なカスタムアート作品を展示販売。今回は
クリア素体に新規内像臓パーツを仕込んだデスラがこのお店の独特なライティング
の下にほんのりとカラフルな内臓を浮かび上がらせ、ショッキングかつ見ごたえ満点の
カスタムショーとなった。あなたの目はパソコンの液晶画面を通してThrash Outの黒い
檜の壁の内側、そうガーガメルの内臓空間に入って行くのDeath。。。

いつものThrash Out営業風景。

予告されているとはいえ、突然観慣れた場所がなくなるというのはさびしいものだ。
それは震災で見なれた街が一瞬でなくなるというような深刻な状況ではないが、
スピードはたがえど結局は同じようなことといえるのではないか。

しかし何か2011年はこのソフビのセカイにとっても節目というような気がした。
インディーズソフビという製品カテゴリーで考えると
ガーガメルさんは先陣を切ってパチ怪獣、的なソフビジャンルに斬り込んで
独自の販売スタイルや製品の展開を提示した草分け的な存在といって異論はないかと思う。
海外のカスタムアーチスト諸氏とのコラボイベントや
各アーチストデザインのソフビ製作という展開がのちに加味された以降はデザイナーズ系
ソフビ的な立ち位置が加味された印象もある。それでもパチ怪獣や
デザイナーズソフビといったカテゴリーで括るにはどうも座りが悪い感じもつきまとう。
それだけ、「過去の括りではカテゴライズできない活動が面白いメーカー」、という印象だった。
ここ1~2年はさらに誰にもカテゴリーしえない、何か自分たちさえもわからない、
フューチャリスティックなものを目指して進んでいる感じもあった。

池田社長「自分たちの使命というのではないですが、昭和の過去にあったすばらしい
レトロヴィンテージなソフビの魅力を当時世代の人たちだけでなく、新しい世代のヒトにも
知ってもらいたい、モノづくりによって橋渡しするような役目、そんな意味合いが
自分たちのガーガメルの作業の一つとしてあるのではないかと思っています。
そして今、作ったり頒布している自分たちのソフビが年代を経て残り、今でいうマルブルのような
当時物ソフビ的位置づけで評価してもらえる時が来ることを願って製品を作っています。そして
きっとそうなると信じています」

 

ガーガメル池田社長「ここ(お店)にあるものは全部私物なので、全部(九州の新事務所に)
持っていくんですよ。自分はおもちゃのコレクションも自宅にあるのでたいへんな量です。
新事務所は九州ということもあり、お客さんが頻繁にみえるような場所でないと思うので、
現在のThrash Outのようなお店を開くことにはならないと思いますね。
ここを現在の店内の状態で誰か使うという方がおられたらそのまま次のオーナーに
なっていただいていいんですどね。なかなかそういう話がここまで待ってもいただけなかった
し、残念ですがお店は閉めることになりました」
もちろんというか池田社長自身も自分たちでイマジネーションを発揮して7年前にセッティングした
このお店にはたとえようもない愛着があるのだろう。

マスクしてますけどこれは流行りのインフルエンザ予防とのことです(微笑)。

 今回の九州移転に関しては3月に発生した福島第一原発事故による多様な放射能汚染が
池田社長自身の子どもさんに及ぶことも勘案して、ということ。
池田社長「幸いモノづくり(ソフビの原型を作る)の仕事は日本のどこに居ても可能ですからね。
自分に子どもがいなかったら今まで通り、放射能も何も気にしないで、
お店もここに構えて、原型製作やガーガメルとしての仕事も東京に居て続けていくと思うんですが、
何年か経って子どもに何か影響が出た時に、申し訳ない。
そのことが常に3月以降、頭の中にあって、いろいろと考えた末での選択となりました。
今そうしないと、国は自分たち国民を守ってくれるとは思えない」

子を持つ親として日々、環境の変化によってもたらされる不安要因があるなら
それはごく当然のというか正しい決断だと思いますよ。
タコだって3月以降のこのブログを見ているときっと誰の目にもわかるように
ガーガメル社も比類できないくらいのハイパー危険厨の部類に入るわけで。
たとえば高齢者は放射能の被害は無関係と今もよく言われるが、放射能の影響は年齢が
いくつになっても関係がある。何歳でもその人の身体の弱い箇所に出てくる傾向がある。
タコ自身もいろいろ調べており(自分自身と家族の体もこの年末に調べた。)
その結果、関東でも線量の高い場所や食べ物や生活習慣等に気をつけていれば現時点では
(大多数の大人の)身体に影響はでていないらしいことはおぼろげにわかったのだけど、
そこから先はーー
ほんとうにどうなるかわからないのが実態。
実はタコも仕事をいただいている相手先の本社が関西なので、
状況次第では3月に大阪かそのさらに南あたりへ引っ越しを一度は考えていたくらいで。
結局それはいろいろな情報が入ってくるようになってから
自分にとってはあまり意味がないので、しなかったのですが。

それにしても低線量被曝による人体への影響は今回のような3個以上も原発が壊れて漏れだす
しかも一機はMox燃料混みで、といった前代未聞の事故が発生した場合ではどうなるか、など
人類のこれまでの英知を結集してところで、誰にもわからない。そして成長期の感受性の高い
子どもたちに与える影響はいかほどか、もだ。そして誰も何かあっても責任をとれない。
たぶん国も東電も責任はとらないだろう。子どもを持つ池田氏の指摘に自分も同意する。

池田社長「何年か後になって、自分やタコさんみたいな人がさんざん神経質になっていたことも
なんだ、実は別に安全だったじゃないか、と笑い話のように言われても、
何もなかったら結構な話だし、それはそれで全然いいんですよ。
ただ幼い子どもがいるとなると危険の回避は自分の身だけの問題ではないし。
安全でなかったらそこは後でどうわびたところで取り返しがつかないわけだし。

もちろん、まったく未知の土地である九州に行って、正直不安はないわけではない。
でも、なにか上手くやっていけるかなと思えるんですよ。
そう思ってこれまでもガーガメルとしてやってこれたのが自分たちだし、
そんな考えたらやってしまうところが自分たちらしいやり方だったんじゃないかとも思いますしね」。

確かに、あらゆる意味でもこういう前向きな考え方をしていかないと何事も先は
開けないものでしょうからね。

 

ガーガメルが東京から九州に本拠を移すということについて、ちょっと考えて見た。
ガーガメルさんがというよりもソフビ全体の話だ。
といってもこれまでもインディーズ関係では大阪に、北海道に居を構えるメーカーさん
だっているし、ネットというツールがあることで全国どこから製品情報発信は可能だし、
ほしいお客さんに商品販売だってどこからでも可能だろう。
メーカーは首都圏に居を構えなくても実は特に不自由はない。しかしこれまで
インディーズソフビと称されるジャンルは東京がメインで草の根の情報発信場所として
進行してきたことを考えると、少なからず思えるのは
震災や原発事故というのはひとつの契機にすぎないものの
「すでに皆が全体の流れなどに期待せずに個々に動くべき局面に移ってきた」ということだ。

トイイベントなどでソフビメーカーの多くが参集する機会も最近では年3回開催される
スーフェスくらいになった。以前はたくさんのメーカーが集まることで相乗効果もあったが、
今はそれはあるかというとクエッションマークがつくように思う。
ワンフェスは基本ガレージキットのイベントといったほうが相応しい。
そして、肝心のお客さんの製品を見る嗜好や目線だって、大枠のソフビというジャンルに括られず
個々に細分化しているのが実態。それはたとえばTV番組が多チャンネル化や
類似したコンテンツの増加で視聴者がお互いに視聴作品の感想や視聴体験を
もはや共有するのが難しくなっている、視聴層が細かく割れるーー
といった現象に近い・ということだろう。
そう、お客サイドもソフビのセカイで起きている全てのことに関心を持って(消費しつつ)
見渡せるような人はこの1年くらいで進行したカオスで細分化された状況においては
すでにいなくなった、といっていい。

つまるところ、すでにソフビ関係については如実に流れが変わってきて
全体を一つの見方ですでに括れなくなってきた、ということだ。
各メーカーが同じようなイベントに出たり似かよったような販路でソフビを商う
ような流れはもうなくなったし右を見てそれに倣うということでは難しい。
リーディング的なトレンドもない中で、個々に違うレールや仕掛けや立ち位置を敷いて
動いていかなくては活路は開けない、ということだろう。

じつは私事なんですが、タコは少し前に池田社長に「快獣ブースカ」のDVDを貸したんですよ。
「子どもがブースカにすごく夢中で」とお願いされて。今回お店にうかがったら
池田社長が最近の子どもさんの画像を見せてくれたんですが、「おかげでこんなに大きくなり
ました」とブースカのM1号さん製ソフビと娘さんが楽しそうに遊んだりカメラの前でポーズを
つけているほほえましい風景がそこにありました。
タコ「でもこれは、池田氏の作ったブースカじゃないんですね」
池田社長「残念ながら違うんですよ」

池田社長、ガーガメルの仕事ではない、最近の個人塗装作品。
ぶたのはなさんの新マンじゃんけん怪獣を全部(全話分)彩色!
「よくあの小さいソフビを塗りましたね」「今まで10000個はソフビを塗装してるので
このくらいはできないと!全部1日でやりました」
「ぶたのはなさんと、カスタム塗装限定20セットとか、コラボできそうですね」
「さすがにそれは無理です(笑)」



このサイズでザザーンとかちゃんとブルマァク塗装になってる。
ほかの怪獣たちも過去にスタンダードソフビ化されたものは同じ色に塗ってある、
おそるべし。。。



「マタンゴすごく好きなんですよ。これはモンスターズラボさんとM1号さんのコラボでリリース
されたマタンゴです。BWANAにもマタンゴを少し前に描いてもらったんですよ
機会があったら自分も商品としてマタンゴを塗装したいですね」
もうこうなる池田社長も一ソフビファンという感じですね。

 最近のお買いもの、ぶたのはなさんの新作。
今回のはどれもお気に入りなのだけど特にゴジラの顔がいい、と。
タコ「ブルマァクのミニのゴジラとミドルのゴジラのいいところをうまく受け継いで大橋タッチを
加味した感じですよね」池田社長「確かに。その通り!」

まあこんな話もこれからは遠隔地ではなかなかできないかと思いきや、
これからもソフビイベントを首都圏でやっていく予定でいるので、新たなガーガメルの
展開はネットだけでなく、今まで通り関東に居ても目撃できそうだ。

もちろん新作ソフビも準備中で、写真撮影は叶わなかったが見せていただいたものがいくつか。
そのうちの1体はいかにもこれぞゾッキソフビというかパチ系のアイテムがありましたよ。
たぶん近々発表する製品だと思うけど、パチファンはこれを出すのかYO!と
いい意味で「思わず吹いちゃう」アイテムだと思う。たぶんパチファンはにやりとするカナ?

池田社長「この間、海外の友人からヨーロッパのお城を買わないかい!と言われたんです。
。。。5億円で売ってくれるそうですが(笑)」
タコ「高円寺のほうは閉めるけど、今度はお城でThrash Out始めます!
だったら皆驚くでしょうね」「ヨーロッパじゃ日本のお客さんはそうそう遊びには来れないでしょうけど
スゲッって言われるでしょうね」お城ならなんでも実物大ソフビで置けるだろうな~。

などと書いてきましたが、
もちろんまだお店は続きます。年明けもThrash Outはザゴランの口が開いて
お客さんを迎えてくれますよ。
2011年末には恒例の福袋も販売を予定。まだこれから作業が待っている!とのことでしたが。
そして1月の閉店ギリギリ前にもう一回イベントを実施予定とのこと。

ここぞ高円寺のソフビスポット、Thrash Outもいよいよ最後の見おさめってヤツですが、
「このへんにThrash Outっていうソフビのお店があってさ!」などと
昔話のように言われる時代が来るわけです。まあ何事も自らの目で見たと見ないでは
すべてはわからないというわけで。木に節目があるように、1月はガーガメルさんの
迎えるひとつの節目なのでしょう。
まだお店に行ったこともないヒトもThrash Outがいったいどんなお店だったか、
足を向けてじっくり覗いて見てはいかがでしょう。


パチモンサミット最終回③

2011年12月13日 | イベントルポ

後半。唐沢さんがフェバリットで収集してきたという絵合わせ。これはどうやって遊ぶのは
唐沢氏も詳しく知らないのだそう。自分も小学校のときに何かの本で遊び方を読みましたが
チンプンカンプンでした。唐沢さん「下の数字が多いほど、得点が高いとかあると思うのですが」
上のはよくある軍人ものの絵柄ですが、今年は原発事故もあったりしてリアルセカイが
たいへんな状況のままでの越年となったので 唐沢氏「ぼくたちが子どもの頃はこんなに
夢のある終末や滅亡がSFの中で描かれていて、わくわくしたものですが、
それも平和な時であるがゆえの煩悩のようなもので、実際リアルなものになると違いましたね」

というわけで唐沢セレクション、最終回にふさわしく、ディープに
セカイ終末・滅亡絵合わせコレクションが披露された!!
これはかくれデカダンスなタコ的にフェバリットな披露でありました。さっそく放射能防護服
なんて絵柄も出てきたぞ!
実はタコも放射能防護服持ってるぞ!何年も前に展示会でもらったヤツで
低レベル汚染用のだけど、今回のニュークリアアソールトでも結局使わずじまいだったにゃー。
結局SF映画や小説仕込みで、想像というか頭で考える放射能汚染対策と
実際の汚染対策というのはだいぶ違って防護服を着るとかそんなファンタスティックなもの
ではなく、実際はもっと地道なものなのだった。そんなことも実際に起きてみたいとわかりません
でした!ということでしょうか。



「テレビが重宝された時代なのですねテレビというタイトルでも、こんなに違う絵柄があるんです」
と唐沢氏。



鉄腕アトムのヒットした時代の産物なのでアトムという言葉を冠した札も多いです。
下の鉄腕アトムはジャイアントロボのガンガーみたいなアトムですね。
名前の語感だけで絵師さんが描いたのカナ?



凍結してるヒトの表情や驚愕の表情を浮かべる博士?が萌えですね。
とにかくだんだんステキな名前の超兵器が戦線投入されてきます。そしてどんどん
戦局が悪化していき。。。



いきなり、ガイコツ!

謎の組織なんかも暗躍しだします。
堤さん「ガイコツ団の人たちがよく見るとお面をつけているのがいいですね」



唐沢さん「超兵器の普及の背後にうごめく謎の組織なんかも出てきました!」イイヨイイヨ~
KEYさん「このジェットマン、僕が知ってるのとだいぶ違いますね」
堤さん「これはタイガージェットシンということですね」ナルホド!



とうとう市民生活がおびやかされて、原子炉、死の灰、放射能と絵柄がどんどん笑えなく
なってきた。下に表示されている数字も気がつくとだんだんケタが増えてきて、なんかこわい。。。
いや、笑えてきた(不謹慎なフジテレビ女性アナウンサー風)



そしてとうとう放射能を食う怪獣Xまで出現!



放射能の影響か、版権もの、無版権もの、版権ナシの都市伝説系までいろんな怪物が
各地に出現
KEYさん「。。。僕の知ってるゴジラとだいぶ違いますね」



堤さん「放射能でザリガニなんかも巨大化して人を襲うんですね」

そしてとうとう地球に人類が住めなくなってしまったのでしょうか。
絵柄の舞台は宇宙にまで。。。異星人とのファーストコンタクト、星間戦争、
宇宙特攻隊。宇宙にまで人類は暗黒と無重力の真空世界にまで
苛烈な戦いの火花を広げていくのだった。



随所に似て微妙に異なる、無版権キャラクターが増量されてます。
パチ怪獣トランプに恐竜が何匹か水増しされているような感じでしょうか。

 

「宇宙制止の日」「宇宙消滅の日」唐沢さん「星を巨大な手がつかんでますね」

うわー、もはや宇宙も崩壊寸前だ!パストフューチャーな絵合わせの上でも
これだけイマジネイティブに40年以上前から終末の危機を唱えていたというのに、
現実に原発事故は起きてしまった。今もまきちらされる放射能。ぼくたちも今までどおりの
安穏とした生活のままではいられない。関係ないように思うけど悲しくも
パチサミだって終わっちゃうじゃないか。ちびまる子ちゃんのEDでいつか流れていた
どうしちゃったんだ人類の歌が今にも聞こえてきそう。

いったい人類はどこまで科学を誤用し続け、愚行と暴挙を繰り返すのだろうか。

まったりした弛緩した娯楽ともいえるパチもののイベントなのに、会場の空気はシリアスに。
OHPに映し出される人類の終局を息を飲んで見守る参加者一同。
そう、会場に集ったわれわれはパチサミの終わりが近づく瞬間を見届け、
今、ココロの中でかみしめている。
OHPに映し出された恐怖の終末は、やがてわれわれが迎える来るべきセカイなのか!。。。
そして最終回を迎えたパチサミの行方ははたして!


パチモンサミット最終回②

2011年12月12日 | イベントルポ

 

努さんの怪獣戦車、ガンドラがパチサミに出現!轟音をとどろかせてプーチンと戦う!
昭和プラモ怪獣が生息する未知の孤島から発掘された謎のモンスター×戦闘マシンの
融合体!目も光る、昭和の怪獣電動トイのDNAをそのまま受け継いだ奇想妄想怪獣
ワンオフ品。

かなりの馬力でセミジャンボソフビのプーチンもぶっ飛ばす!
ウルトラセブンと恐竜戦車による特撮史上に残るスーパーバトルがあたかも
パチサミ会場で再現されたかのよう。

強敵のプーチンに勝利して雄たけびを上げるガンドラ。

サイドビュー。怪獣の部分と、戦車キットの部分が努さんのイマジネイティブにより補完されて
駆動系のボディパートさえも身体の一部として「見せる」芸として成立している点が興味深い。
まがまがしいトゲトゲパーツの配置に一種の機能美を感じマス。

背中が電池ボックスになっております。



ザボーガーのブルガンダーやヘルガンダーといった、悪の組織の車メカみたいでもあります。
こちらにガラガラ走ってくると子どもを喜ばせようとしすぎて泣かせてしまいましたみたいな
制御不可能なまがまがしいオーラを放っております。
こんな怪獣戦車が100機くらい掘り起こされて地上を走行したらあっという間に人類は滅びて
しまうでしょう。努さんは偉業を成し遂げたマッドサイエンティストのように
にこにこ微笑みながら、ガンドラがガラガラ走りロフトプラスワンの漆黒の床に刻む軌跡を
見つめています。

このガンドラの表情がまたいいですね。
昭和のプラモ怪獣はソフビに比べると製作などの求道者が少なく、
組み立てプラモとして造形面のディティール表現はとかく制限があるのはやむなき話ながら
そんな造形が大づくりな一方で(そこがまたミリキなのだが)
どこか表情にも おもちゃとしての分類が難しい身上がこもってか、えもいえぬ
哀愁がこもっていたものです。
当時もなかなか子どもさんたちは組み上げても塗装まではしてくれなかったのではないでしょうか。
努さんはよく当時の怪獣や恐竜プラモをバリテクで改造したりハイディティール化して
パチサミの檀上や他のイベント会場などで見せてくれるのですが、いつも感心するのは
元のプラモの顔の造形等を尊重して決して元の表情には手を入れることなく、または生かして
リファインしていることです。プラモの原型師さんをリスペクトしているということなのでしょうネ。
でもこのガンドラは自分で作り起こしたのにきちんと当時ありそうに作っているのがポイント。
故に存在感も昭和に息づく怪獣ならではの独特な濃度がかもしだされています。

パチサミの出店メーカーさんや関係者のみなさんもガンドラの異形とパワフルな走行を
前にして、茫然自失。しかしその後思わず爆走するガンドラに見入っておりました。
ソフビからさらに先の領域となる、立体物の可動を実現しつつ怪獣おもちゃの
もしもこんなのがあったら!というIFのセカイを満たしてパチサミにやってきた
ガンドラのエネルギーは創造のパワーをみなぎらせつつ、パチサミにつづく次の
パチ系イベントの開催をも予見させるものをたたえておりマシタ。



最初のパチネタ披露、「怪物さん ドラキューラ」。名前が微妙に本家と異なるプラモ。
ボックスアートを見ると某妖怪世界の王子様のおつきの吸血鬼にそこはかなとなく似ているけど
キバの本数が多かったり、目が血走ってたり、コウモリに角が生えてたり、レタッチしてる
のがポイント。果たして中身は?



ドラキューラさんは首にカエルのような足が付いているような仕様でした。
いわゆるジャンピングトーイですね。「怪物さんシリーズを集めてチビっ子たちのチャンピオンになろう」組み立てモデルということなんでしょうが「YOU CAN ESY ASSEMBLY。。。
(ESYってのは綴りが間違ってるのね)」



唐沢さんもいい絵だと絶賛しておられた、箱の中の部品留めの紙に描かれていた
ドラキューラ伯爵。どうやら第一弾がフランケンでこのドラキューラが第二弾、さらに
狼男も出る感じだったのでしょうが、唐沢さんの調査によると第二弾で打ち止めになった
みたいDeath・

続いてヤマト訴訟その後。
結局パチンコの「大ヤマト」サイドが版権所有の東北新社に和解金を払って決着したヤマト訴訟。
争点としては原作者の松本氏による創作の前に、現実に実在する戦艦大和があり
「ヤマト」が松本氏の100%創作物ではないこと。またキャラクターの酷似。。。つまりは大ヤマトの乗組員で頭の薄いメガネをかけたおっちゃんの医者や卵型のロボットが居るといった点を本家
ヤマトの佐渡先生やアナライザーからの盗用と認められるかという意匠上の切り口は
他作品でもあらゆる同種の姿をしたキャラクター創作も一切許されなくなることになり
この主張も無効として退けられた。。。ことが注目できる。
結果、数年を経過した係争は遊具会社サイドの一部業者が東北新社サイドに
2億5千万円もの和解金を払って(詳細は公開されないまま)の終了となった。
原作者の松本零士さえも司法の決定には逆らえなかった。
パチとオリジナルの境目という点でも考えるとこの件は興味深いところとなっただろう。
KEYさん「この司法の決定を見る範囲では、
セーラー◎ーンを相手に、セーラー服をモチーフにしたオリジナルヒロイン物を
作って商品にしたって版権侵害は問われない、ということになりますよね。
しかしもうひとつわかったことは一介のパチもの業者と争っても、
はたして一つの製品で何百万円も儲けが出たでしょうか、
やはり喧嘩はお金のあるところとするべきということでしょうね」



これは昭和のパチ玩具「宇宙船大和」keyさん「うちゅうせんだいわと読むのかもしれません」



中身は円盤を発射する銃なのですが、これがなかなかコスモドラグーンしているではないか。



ちゃんと波動砲の発射レバーみたく手前に引いて撃つというもの。パチにしては手が
こんでいる。唐沢さん「この製品のために作られたものなんでしょうね。リアルヤマト世代
にはなかなかそそるものがあります」

砲塔もヤマトとは違うけどアンドロメダ風になっている!良パチですね。

堤さん「パッケージもよくできてるし、これは古いものではないですね」
よく見ると脇に描かれている他の艦がスターウォーズっぽい。
KEYさん「しかしこのパチ業者を著作権侵害と訴えたところではたしてこのアイテムの売り上げが
何100万円いったか考えると、どう見ても訴訟にうまみはないですね(笑)」

バン◎イの目をかいくぐって、というか、よく見ると某SD戦士とは顔つき等イメージが
似て異なるように巧くアレンジされているチャイニーズスナップトイキット「機甲三国シリーズ」。
ボックスアートも堂に入っており、作り手の本気度が伝わってくる。でも、頑◎無でなく、
あくまで三国志をモチーフにしたオリジナルロボット兵士なのだそうです。なんと15種類もある
らしい。これはダイナミックコグマさんから現在発売中。

これも驚異のチャイニーズトイ。本家でもなしえなかった電動による完全変形を達成した
「RC自動変形司令官」。堤さん「これは世代人には大鉄人17の変形を思わせますね」
ダイナミックコグマさんから発売中。

 前の記事でも紹介した、ダイナミックコグマさん発売の
「高鉄ジーコ」。一見、几帳面に実車両を再現している中国高速鉄道のリアルおもちゃなのだが、車両の底部にミステリー走行する機構が取り付けられており、通常走行でも常に脱線状態を
再現するという、あの7月の大事故を予言したかのようなとてつもなく縁起でもない
電動トイ。世界の黒歴史モノコレクターには垂涎の一機となろう。走る時も爆音と光を立てて、
見る者にめまいを起こさせる。

ここで唐沢さんの新たな探求品が披露された。
牛乳のふた。KEYさんの説明によると、昭和の小学生の間では
牛乳のふたはちょっとしたコレクションアイテムであったが、今でもネットオークションで
たとえば下呂牛乳、とかすでになくなった銘柄の牛乳のものなどは高値になっているという。
いわば当時物のパチ怪獣ソフビと同様に、一般社会とは一線を画しつつもコレクターたちが
入手を競う熱い収集ジャンルとなっているらしい。
それにしてもこんな有名なテレビや映画の怪獣を意匠にした牛乳のふたなんて当時あったの?!
唐沢さん「一峰大二先生の絵が元になっているので、これはガラモンでなくピグモンですね」
ナルホド。

こんなコレクション用のオリジナル、というか版権無視の絵柄による牛乳のふたが存在して
いたらしい。パッケージでも一峰画伯のオリジナルウルトラ怪獣「ヤマトン」が脈絡なく
まんま使用されている。



唐沢さん「田原俊彦が牧場経営していることになってますね~ほかにもいろんな芸能人の牛乳の
ふたが入っています」

怪獣の牛乳のふたがどれもイイ感じのアレンジで、唐沢さんがハマるのがわかります。
とてもステキすぎるメ◎ィラス。

 

アゴにドリルがつきでている脳波怪獣、みたいな人。

なんだろう、大伴さんのマガジングラビアか海外のパルプSF雑誌の絵柄からとったのかな、
ウルトラ系以外の怪人。



KEYさん「原田知世牧場、中森明菜牧場、岩井小百合牧場の乳飲料。。。
乳だけにいかがわしいものがあるんですが。松本明子?。。。
シブがき隊や近藤マッチの乳飲料なんてイヤですね」

日本全国に乳飲料。こんな珍しい牛乳の蓋持ってるぞ!とかコレクションさせて流行に
したかったんでしょうか。

 (というわけでパチサミ最終回はまだ続きます。。。文章作成中)


パチモンサミット最終回

2011年12月11日 | イベントルポ

 

というわけでついに最終回を迎えたパチモンサミット。最終回と銘打ちつつ開催時間ギリギリ
まで新規パチネタが次々と披露され意表を突く展開とあいなりました。

ソフビ物販も新規製作品の販売予約まであり、やはり最後まで予断を許さないのが
このイベントのだいご味。(ダイゴミのブロッパスさんで謎の新作ソフビ、ゴリゴリが登場)。
このほかにも中野貴雄監督&PICOPICOさん、仮面ライライ&MAXTOYさんのレディマックス
が乱入、さらにダイナミックコグマさんが中国大陸から発掘してきた現行品パチトイがノイズを
掻き立て客席を席巻、そして電動プラモ魔人・努さんの新作、恐怖のオリジナル
恐竜?怪獣?戦車が出現!。。、など好き者のハートをズキュンと撃ち抜く
盛りだくさんの内容で繰り広げられた新宿ロフトプラスワンでの
カオスと狂騒のひとときを写真でご覧あれ。しかし、かえすがえすもこんなに楽しいパチサミが
今回で終わりとは思えん!

これぞ恐怖の恐竜戦車。カルチャーショックを受ける人続出。
中嶋製作所のゼンマイ恐竜みたいな色。わかってるなあ努さんは。
後で細かくご紹介。

↓これは努さんがリンクを貼ってくださった、戦車OFFでの怪獣戦車の雄姿。

http://www.youtube.com/watch?v=feGg2DgLKXM

模型掲示板に書き込んだガンドラの設定

http://6240.teacup.com/uma/bbs/2449


電動ファイトで暴れる様子が紹介されたレポート。

http://www.geocities.jp/xanncyber05/111127.htm

CHIKAさんの書き下ろし、ヤモマーク女怪人色紙!当たった人シアワセ。
タコもコミックスの一品モノ原画集があたったぜ。
なんか収まるべきところにおさまった感じ?大事にシマス・

 

PICOPICOさんが公園の砂場で掘り起こしたというプーチン?のソフビ。
あちこちのブースでパチ怪獣ソフビたちと戦っておりました。はじめ新作の怪人ソフビ
だと思いました。

 

ブロッパスさんのこれは抽選で当たる一品モノのグルメ怪獣、ジュポン。いい色合いだったな。
誰かに当たった時、ああ~とか感嘆の声が上がってた。

タコと知人の食卓。いわき市のフラガールとか普段身近に置いてるソフビを
持ってきて、自分の部屋みたいにすな~。なんとけっこう遅めに入ったのに前の方に
いつもいらっしゃる方たちが席をあけといてくれたんですよ、ありがとうございます~。。。
会場の入りは前回並みでした。やはり最終回と聞き付け皆さま感極まっての来場だった
のではないでしょうか!

ひとむかしまえだと場の空気が殺気だったこともあった限定品物販ですが
そんなことさえも最終回を迎えてしまうと、すでに懐かしい思い出になろうとしています。。。
毎回いろんな抽選方法で購入順を決めてきたけど、しかし熱かったな~、パチサミの物販は。

これはダイナミックコグマさんの製品。またまたチャイニーズトイらしく、けたたましい爆音を
立ててミステリー走行(というかまっすぐ走れない仕様!)する最新鋭の高速鉄道、って
実際にこの7月に事故ったアレのおもちゃです(苦笑)。たぶんおもちゃを作った時は
なんにも考えないでつけたギミックなんだろうけど、リアルの衝突事故再現になってしまった
わけだが、いいのか?だからこのミステリートレインは「あけてくれ!」の電車のように日常を遊離して
この懐の深いパチモノ世界へと漂ってきたのだ!



サンガッツさんの通常成形版アトバラナも色が決まったみたい。

 



人気で無事完売したヤモマークさんの某組織風イエローブーツチュランタラ。



WOMBAT TOYSさんのブース。ラメラメボディのスペースムチー2号、
スペースコーガン参上!大悪獣ギ◎ンよりも強そう。

 

ロフトプラスワンの近所にあったのみやのカンバン。どんな店なんでしょう。

(皆さまおつかれさまでした。まずは文章作成中。。。)


パチモンサミットが次回最終回2

2011年12月02日 | モンド・トラッシュ



前のモーターショーの記事から今度はいきなりスーパーコアアンダーグラウンドなイベントの話に
一転してみマス。

パチモンサミットが次回、12月11日の開催で最終回に。
有終の美を多くのパチモノ愛好家と共有したく、タコブログでもこうして告知をしているのだが、
ここで前回、パチモンサミット夏に披露されたパチネタを公開してみたいと思う。

よくアキバで会うパチ怪獣好きな日本在住の外人さんにも、今回がパチモンは最後だと教えたら、
OH~と絶叫してたですよ。全世界のニッチなパチモン好きの間でももはや激震が走ってるぞ!
ほんとうに今回で終わるのか、最後なのか、パチモンサミット!



唐沢さんが紹介したパチコレクション、ミニテレビ。その小さいモニターに映しだされるのは
無用の・じゃない、無常ノ介!
村に入ってくる野武士やサムライをひたすら切り捨てていくその名の通り、情け容赦ない
無常ノ介の活躍。サムライというより通り魔みたいだぞ!
子ども向けの駄玩具でこの陰惨なコンテンツはアリか?

怪獣絵本やソノシートの絵師に、絵の元にする鮮明な写真図版が渡らないで、適当に
過去に出た出版物や写りのよくない写真をもとに描かれたウルトラ怪獣たちが一体どうなるか
という実例を紹介。
パーマをキツくかけたオバサンのような、本編のキグルミとは似ても似つかない
発泡怪獣ダンカン。



おそらくこの絵を模写したんだろう、との話。エルムのソノシートなどで当時共通に使用
されている図版ですネ。

堤さん「よくこんな絵でも許していたなあ」



元の図版でアレンジされてしまっているものを写したためにない口がついていたり、
うるおいのない表情になっている怪獣たち。でも後年、心がこもっていない図版がこんなに
味を出すとは描いた当時は思いもよらなかったことだろう。
唐沢さん「プロダクションも今だと公式資料を持ってて設定に基づいた絵を描くように
指示するところでしょうけど、当時はこんなあいまいなものでも通ってしまっていたんですね~」

 

極めつけがこのガッツ星人。元の写真はたぶんこの分身になった場面のガッツではないか、
とのKeyさんの分析。特徴的なクチバシを絵師のヒトが鼻と解釈を間違えてるだけで。
描かれた絵はこんな似ても似つかない珍妙なことになるのDeath。

Keyさん「しかし本家版元でもそういう現象は第二次ウルトラブームのときに
あったんですけどね」OHPに映し出されるベムスター、メフィラス、ゼットンなどの有名
怪獣の初代、2代目キグルミ比較。
図象学的に興味深い話ではある。

前回好評だった、怪獣ソノシートに載っていたジャミラー(ジャミラでない)の絵描きうた。
ついにオリジナルソングが会場で再生、披露された。
これがどう聴いてもお経でした。ジャミラの数奇な運命をうたう曲にはふさわしいのですが
これを歌いながらジャミラの絵を描く子どもというのはなかなかすごいものがあります。
さらに堤さんから気がついた点が指摘されたんですが歌ってるのがサザエさんのカツオや
ブースカで有名な高橋和枝さん。でも絵描き歌のイラストの横には栗葉子さんの名前。
堤さん「途中まで誰が歌うというのも決まってなくて収録の日に栗さんがほかのお仕事で
忙しくて(所属してるプロダクションの)手の空いてる声優さんにやって
いただいたというような流れなのかもしれませんね」

Keyさん「このサン企画という会社は新宿のこのパチサミ会場にも近いですね。終わったら
みんなでサン企画に行くツアーとして行きたいところですが、この住所は調べたら、
区画整理ですでにもうないっぽいし、たぶん会社自体ももうないと思います」なんとも諸行無常。

 今回の問題アイテムのひとつ、「みんなのマスコット宇宙人」。
見よ、このうさんくささとキュートさがないまぜになった昭和駄玩具発狂系超絶ふわゆる
ワールド!!
Keyさん「なかよくしてね、とかいってます」



唐沢さん「火星人ター坊(笑)。ピッピーっていう擬音がいいですね、気に入りました」
そのほか宇宙人ピカチャン、遊星人カボチャン。



ところがこの宇宙人ファンシーアイテム、調べてみると別の仕様でも販売されていたみたい・
上の気が抜けたようなバックシートと一変してこちらはシリアスなパルプ雑誌の表紙絵チックな
怪奇宇宙人が描かれている。製品名は「宇宙人現る」

中身は同じキットのようですが。
堤さん「宇宙人コーナーっていうんですね。」こういう駄玩具はよく忍者コーナーとか
マンガコーナーと描かれて駄菓子屋のお店の一角にあるという意味でコーナーという
表現になっていたんではないカナ?



じつは前回jの紹介ではこのバックシートしか存在せず、
唐沢さんが「いったいどんな宇宙人が
製品化されたのか見たいですね」とお話していたら、なんとその後、あの趣味人としても名高い
作家の京極夏彦先生がこの宇宙人おもちゃの現物を発見。今回の発表にさきがけて
提供してくれたのだという。なんていい話なんでしょう。
唐沢さん「その後すっかり京極さんはこの宇宙人フィギュアに御執心で、今も他の商品として存在したか等、この宇宙人たちの探求を続けているご様子です」



今回はなんと組み立て設計図まで!ほとんどモナカ状態ですが。でも、顔を下に向けると
口がピョコーンっと飛び出すぞ!!

どうも一定期間に何回かいろんな製品名になって、再発売をくりかえしていたらしい
ことが今回の調査でわかった3宇宙人のミニプラモ。どこかの惑星で宇宙サミットでも
やっているのか?というようなイメージの絵柄もバックシートとして存在していた。

「宇宙星人3体入り」50円。1体売りの時は20円でお徳用おねだんということでしょう。
中身はター坊、カボチャン、ピカチャンで上と同様。

そして、ちゃんと落ちがあったりする。なるほどARII製なのか!納得できちゃう(微笑)。



さらに昭和の闇に埋もれていた大物パチ怪獣グッズの披露が続く。
カオスなパチサミのだいご味は、このような、役に立つのかどうしていいかわからない
けど誰も今まで知りえなかった昭和の闇モノがこうこうと光るOHPに映し出され、
お客さんのココロが日常から切り離されてパチモノのアンバランスゾーン、
スカムでディープな知的興味のセカイへと突入していく刻にある!

なんともささくれた感じ、得体の知れないタッチで描かれた立体怪獣シール。
バックシートの説明書きがふるっています

「アメリカ、ヨーロッパ諸国の少年少女間でも大好評の暗黒面の怪獣はこれだ!」
暗黒面って何?!

唐沢さん「暗黒面の怪獣ってなんでしょうか?これらの怪獣が
諸外国で人気を博したという事実を御存じの方、おられますか!!」



暗黒面の怪獣というわけで、うるおいのない姿、殺伐とした空気のどこともわからない
場所でひたすら戦う謎の怪獣たちが描かれたシール。あまり身近に貼りたい気持ちにならない。
怪獣たちがことごとく陰気な表情。ずっと見てるとダークサイドに引き込まれるぞ!気をつけろ!!
しかも、これは「第1弾」となっている!作り手はこの怪獣たちを世間に広めようと
やる気まんまんだったようだ!



なんでしょう、猫のような怪獣ですね。ちょっとイイ顔をしている。
でも猫のような動物をモチーフにしながら描線はガロに載ってる漫画みたいで
大衆の嗜好にかすってもいない。

 で、Keyさんがネットで調べてみると、このシールを当時製作・販売した製菓会社は今も
どうやらローカルに居を構えて多数の社員を抱え、健在に菓子メーカーとしての業務に
励んでいるらしい。

当時会社が商品に関わった時は10歳前後で幼少のみぎりだったと推測されるところだが、
現社長さんの顔写真も載っており、是非このシールを製品化した経緯など聞いてみたいトコロ。

この製菓メーカーが昭和の怪獣ブームのころにちょっと気の迷いで怪獣関係のグッズを
作ってみようとのっかったのがこの「暗黒面の怪獣シール」なのか。
今この製菓会社の堅実な業務概要や社員の人たちの日々の業務に励むネット上の
会社紹介コンテンツの中には、パチ怪獣ものの製品につい足を踏み入れた頃の
会社の様子などは当然の話ながらまったくうかがえない。。。

すでにこの製菓会社は怪獣のもたらした暗黒から脱出したのだろう。

怪獣ブーム、それはヒトビトのココロを迷わせ、売れるかどうかもわからないまま
会社の生産ラインを投入してそれまで手掛けてもいなかったパチ怪獣グッズつくりに
つい走らせて人生を時に見失わせてしまう、ココロの隙を突くダークサイドをたたえた
ムーブメントだったのだろう。その証左として一時の怪獣バブルに飲み込まれ
今や現存していない当時のソフビメーカーも多いではないか。
さらにその渦の中で育ったわれわれ好事家も自身では気づきにくいが、ココロの彼岸に
奇怪な怪獣たちが潜む意識床下の闇が存在するということだろう。

そして現代、当時子どもだったわれわれのココロを再びパチ怪獣ソフビムーブメントに関わる
メーカーや消費者として再帰的に闇に引き込んでいるのかもしれない。。。恐ろしいことだ!
パチモノ、パチ怪獣こそ、大人が欲望のままに作り、子どもたちから搾取したことで
ヒトの心の闇を実態化させ「こんなに大人たちが怪獣人気にのっかろうと
必死になっていたのか」と身も蓋もない有様を子どもたちに見せつけた存在だ。
今や、われわれ自身のココロの中に潜む怪獣に肉迫し、闇に近づく祝祭空間として
機能するのが、Key、唐沢、堤三傑を語り手としたこのパチモンサミットなのかもしれない。
次回、会場に足を踏み込んだ人々ははその真なる闇、すべてのパチモンを世の中に
知らしめた場所に戻り、すべての総括を果たすことになる。

パチモンサミット最終回はいよいよ12月11日(12時開場、13時開演)新宿ロフトプラスワンで
開催です。パチサミはほんとうに終わるのか!その瞬間を是非、現地で見届けたいところだ。


東京モーターショー

2011年12月02日 | 日記

 

うー、サムイ。ここ数日、なかなかビッグサイト周辺から脱出できない。。。
そろそろ年末スケジュールってヤツがきたか?
まあタコはパソコンとネット環境さえあればどこでも仕事できる(はず)のだけど~
仕事がどんどんつみあがってきて、のびたじゃないが、現在やかんとまくらもって
アタフタしております。
てなわけで普通の日記ですけど、さっそく行ってきた
あす3日から東京ビッグサイトで開催するクルマの祭典、モーターショーの風景などご覧あれ。



ドラえもんカラーのジャン・レノにも是非来日してほしかったのう・
そうだ、モーターショーも戻ってきたんだし、ビッグサイトにワンフェスももどってきてホシイ。

トミカブースのバンブルビー!地球のクルマも急速進化中だ。

カーズもいたよ。

今年のテーマはエコと省燃費、人間重視のクルマ社会といったところか。
エネルギーについて国民ひとりひとりが真剣味をもって考えなくてはならない状況に
なってきたし、バッテリーカー、燃料電池自動車、EV関係など脱ガソリン系の新エネルギー
車両の各社展開もいよいよ現実味をおびてきました。
エウレカセブンにでも出てきそうなコンセプトカーも多かったな。未来的なイメージの
デザイン、カービジュアルと言う面では虚構と現実の差がつまってきてちょっとエキサイティング。

 

しずかちゃんのオブジェ、ジャイアンより大きかった。いやし度アップの「やすらぎの館」効果?

トヨタブースはイメージキャラにドラえもんを採用。
人気だった実物大どこでもドア。初日の本日、今頃皆で記念撮影しまくってることでしょう。

トミカワールドの超巨大ジオラマ。

 



消火剤のブースで声優さんぽいヒトたちの音のドラマが展開されてました。



インパクトでは一番だったと思う、GOODYEARさんのブースのおねいさんたち。
3Dめがねで飛び出すブースショーも展開。

KYMCOのおねいさんたち。
マシンもおねいさんも眼福なのでモーターショー、オススメDeath.
開催は11日までとなります。