例年だと年の区切りということでいろいろソフビ関係やトイイベントで起きたことなど
1年を総括したりするような時期なんですが、どうも今年はしっくりこない。
タコ個人の気分としてですが年末の大みそかになってもあまり区切りという感じが
しないんですよね。やはり3月に震災と原発事故があって、自分たちの
生活や社会に向けての影響も大きかった、いや、今も地続きであるということで。
一個前のコミケの記事にも少し書きましたが、今年は非日常的なものと日常の境界
がなくなったような年という気がします。
そんなわけで年末年始も、通常通りのアトランダムな記事更新でいきますので
もう2時間もすると来年ですが、あらためて2012年もどうかよろしくお願いいたします。
そういえばゴジラ映画は今後作られると放射能とかの設定はどうなるんだろうな。
最近ケーブルを見ていてもゴジラ映画のオンエアがほとんどないし。
よくDVDで見ています。特撮ファンでそういうヒトは少なくないように思います。
ゴジラ関係に対する潜在需要はしっかりあるということですよね。
でもこうしてゴジラ関係の製品はソフビのセカイや
トイイベントでは変わりなく新製品がリリースされていたりします。
ある意味インディーズ業界というゴジラアイテムを販売可能な枠が講じられていて
市場を維持していたのはよかったのではと思いますね。
そういえば年が明けたらじきスーフェス開催ですね。。。
スーフェスにも出店するマーミットさんからちょうど2012年1月の製品受注リリースが
到着したので、年末ですが紹介しておきます。
ジャイアント・グドン(2期)。劇中のイメージに合わせたベーシックなカラーリング。
大きいのでこれは怪獣天国でも10290円。これはかなり飾り映えします。
最近グドンは「ウルトラゾーン」に登場したんですが、等身大になって一般市民相手に
しゃべったりマッサージ屋が舞台の話だったかな、何かコメディをやっててびっくりしました。
キグルミはメビウスの時のやつだと思うけどしっかりした出来だったのでなおさら。
でも不思議と違和感なかったです。しかしグドンとツインテール登場エピソードでは
オリジンとなる新マンの前後編5・6話を最近も見返したんですが、隙がなく飽きないですね。
デスゴジ咆哮版。なんと通販初登場なんだそうです。デスゴジのカラバリは今までどのくらい
出ているんでしょうね。微妙なスプレー違いとか含めると多岐にわたると思います。
これは本編冒頭やビジュアルポスターで煙をもうもうとあげながら移動するゴジラの異常事態を
そのままブラシワーク表現した劇中カラーですね。
しかしゴジラがメルトダウンして暴走、ていう設定はこういう現状となった日本を前提に見てみれば
あらためてなかなか深いですね。あの映画のラストのような事態になって、
当面の放射能汚染は緩和されるが、実はメルトダウンし熱崩壊したたゴジラ以外に。。。という設定は当時荒唐無稽かなと思ったのですが、原案の大森一樹監督はいいところまでもっていって
ましたね。完成作品も悪くないけど、大森氏が監督も手掛けていたらどうだったのかな。
今見返すと1作目と「84」「ビオランテ」「デストロイア」あたりは核エネルギーや抗核バクテリア
などの設定がSFにポリティカルフィクションとしての意味合いを増しており当時と違った
新鮮味が増加していると思います。
そして、ゴジラ映画はやはり放射能という日本人にとっては重い設定とどこまでいっても
切ってもきれないな、と改めて思いますね。
怪獣天国 シシゴラン(2期) ウルトラマンA登場の獅子超獣。
正月にふさわしいキャラクター。やや落ち着いたカラーリングですね。1期を持っていますが、
造形が民芸品がソフビになったみたいな面取りになっていて、特に着物の裾のようなサイドとリアにかけての
ライン処理が日本的で造形として面白いソフビになっているのではと思います。
しかし今、獅子舞なんて都内にいると下町とか年中行事をしっかりやる方針の企業の新年会などに
いけばやっているところがあるんでしょうけど、普通に暮らしているとなかなか見れないですよね。
鮮烈な思い出があるんですが、タコが子ども時分、親戚の寺に獅子舞を呼んでいて、親戚同士が
集まっての新年会の最中に廻ってくる時間が来て獅子舞が上がってきたんですが、裸電球の
下がったお寺の居間で動きまわる獅子舞がすごく怖かった印象があります。
そう、「新マン」のテロチルスの回のゲストカップルたちが田舎で過ごしたなまはげの回想に近い
怖さでしたよ。
戦隊シリーズなどでは今も付喪神系の怪人とか出てくるんですが、こういう民話系の怪獣も
特撮作品の中で伝承していってほしいですね。
怪獣天国 ゲスラ(2期) ウルトラマン登場の海獣。紺色成型のメタリックグリーンの彩色。
確か1期は明るいグリーンのカラーでしたね。 マーミットさんからゲスラは確かビニパラべビーも
入れると4回製品化していなかったかな。けっこう製品化に恵まれていますよね。
子どもの時、ゲスラ欲しかったな。ピーターのキグルミを流用した、エコタイプのキャラクター
なんですけどゆえに気になるんですよね。ビニパラではピーターとゲスラも
同じ造形ライン、サイズで出て、スーツバリエーションみたいに並べられるのでうれしかったです。
いきなりウルトラ怪獣でゲスラやモングラー出すってこのメーカーは一体なんだろう?と思った
ものですがその後のマーミットさんのマニアックなリリース展開を考えると序の口でした。
ゲスラは劇中で学術資料みたいな絵が出てくるんですけど、ああいうビジュアルがあると
立体モノも欲しくなるものですよね、怪獣ファンというのは。何か標本みたいなもので。
このゲスラはセミリアルのプロポーションでは申し分のない出来になっていると思います。
しかしTVではモスラのキグルミにとげと角をつけたパチ怪獣みたいなのが「ゲラン蜂の幼虫
ゲスラ」として当初出る予定だったんですが、イカモノ食いの目線としては、
あれはあれでちょっと見てみたい気もしますね。
怪獣天国 ガメロン&太郎(2期)。2体分なので7300円。
ウルトラQ登場の大ガメ怪獣。これは先に発売されたカラーライズ版Qに合わせたカラーリングとのこと。
そうか、太郎とガメロンは現在のカラー技術ではこんな色になっているのか。
1期の太郎は普通に半ズボンに素足だったけど、今回は劇中と同じで黒タイツを履いています。
じつは、タコはカラー版をまだ未見なんですよ。
このガメロンと太郎のソフビ、昭和のたとえるなら、「チロリン村」とか「ケロヨン」とか「びっきーちゃん(幼年誌で連載されていた人間界で生活する猿のソフビ)」みたいな妙なこってりとしたミリキがあるソフビですね。
ガメロンも1期は旧マルサンのアーケロンみたいな造形とカラーリングで手元に来たらニヤリとしました。
しかしウルトラQは長らく人物キャラクターのソフビ化が肖像権の問題で困難だったのですが、最近は
ぶたのはなさんが巨人をリリースしたり、マーミットさんが悪魔っ子セットやこの太郎をリリースしたりと
製品化上でかなり自由度が広がってきたようですね。ぶたのはなさんのゴルゴスも背中に
登っているタケルが彫刻&彩色されていて受けました。
人物では一の谷博士なんて製品化したらどうじゃろう。
ミドルくらいでいいからいなずま号やあけてくれの幽霊電車も欲しい気がします。