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ソフビにやさしいイベント、本家パチモンサミットは残念ながら休眠に入ったのだけど、
唐沢・堤・Keyパチモン3傑によるトークイベントは趣味人のささやかな愉しみとして
幅広い内容をテーマに掲げ、手を変え品を変え続いていくのだ。
新宿のネイキッドロフトで本日、パチサミ番外地3丁目が開催されました。
この「番外地」イベントは今回が3回目。おなじみパチモン3傑が各人の執筆活動や映像界で
さまざまな分野のヒトたちとの交流を通して得られた、残念ながらこれからも
活字にはしえないものの、このまま眠らしておくにはあまりにもったいなさすぎる
ちょっと面白い話、気になる話などを披露するトークイベント。
KEYさん「自分たちが聞いたまま、お墓に持っていってしまうのは実にもどかしい」と
王様の耳はロバの耳、とばかりにエピソードの数々が披露されました。
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映像やキャラクターなど、自分のこだわりの対象を細かく見ているマニアにとっては
何事においても「どうしてあれはああだったのかな?」とか
思うことが多々あるわけですが、
今回の3丁目でもその舞台裏や黒歴史ともいえるリアルな話が披露されるたびに
えーっ!と驚きの声が上がったり、なるほど、とお客さんサイドからも思わず
納得の声が一斉にもれるような場面もしばしば。今回も会場は満員の盛況となり、
3傑の披露する話題に固唾を呑みつつ聴き入りました。
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(会場に映っているソフビはタコの私物です)
会場でのトークは例によって緘口令が敷かれております。
「撮影・録音・模写など記録&流出いっさい禁止の特撮業界暴露トークショー!
驚天動地!日本特撮の闇、ここに暴露!」うっひょー。厳戒態勢ってヤツですな。
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基本インディーズ、アングラマイナー分野メインの話題を可能な限り記す
ブログを標榜するタコブログでも、今回はさすがに事細かに書くわけにはいかないのだけど
とにかく行って耳を傾ける価値のあったトーク内容だったというのは確かデシタ。
駆け足ながら、昭和のはるか遠くの闇の中に消えかけていた映像界の
ミッシングリンクの存在がたくさんの人たちの目に、耳に触れることになりました。
今では当たり前になっている事実には、実はいろんな深い事情が絡んでいたりするものです。
逆も真なりで、こんな適当な、またはしょーもない事情により、
今あるアレはこんなことになってしまったのか!なんてこともあったりするものです。
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さらに本イベント名物ともいえる、うれしい操作ミス。
この種の機材を扱うプロなのにKeyさんがうっかり操作ミスで
自分のコレクション映像の入った機材を作動させてしまい
OHP上に流して機材の止め方がわからないまま、
しばらく映してしまうといった緊急事態も発生したのですが、
それをうっかり観てしまった酔っ払いのお客さんたちもこのハプニングに顔を緩ませつつ
画面に見入っておりました。ま~ミスじゃしょうがないよね。
しかし、いつも観てるヘボ画質と違って綺麗だったな~。そして改めて大画面で見て思うに、
やはり面白い作品だ。封印しとく手はないわ。
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そういえば今回誤動作で見てしまった作品と
同じ版権所有会社による人気OVAの5話目が完成、きのうからこの新宿でも
ソフトリリース前に先行上映して大入り満員だったりして、奇しくもという感じ。
華やかな宴の影で黒歴史が自動再生、これぞ◎プ◎スの亡霊ですな(笑)。
「まあ、今でこそかの会社も◎◎◎◎(ビッグタイトル名)で潤ってるわけですが、
もしあちらの作品の人気が落ちてきたら封印同様のこちらの作品も日の目を見ることになる、
かもしれません」なんておっしゃってましたけど
是非期待したいですね。まあタコはどっちの作品も好きなのですが。
なんとかならんかねえ、かの会社にちゃんとフィルムはあるんだから。
まあ今までももう観れないと思っていた作品が封印解除になった実例は枚挙にいとまがない
ので、この作品の主人公みたいに1万年も寝て待つことになる、なんてことは無いだろう。
少なくともリアルタイマー世代が生きてる間ならなんとか実現するんじゃないカナ?と
タコは比較的楽観視していますが。最近は封印作品も減ってきたし、われわれも
かなり多くの旧コンテンツと再見できている。逆に気長に復活の刻を楽しみに待つ
タイトルだって少しはあったほうがいい。
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実際、ここ数年は映像界でも当時の製作者やアクターの方たちでも
キーパーソンにあたる方での故人が多くなっています。
思い起こすと去年は訃報続き。亡くなったヒト多かったですよね。
すっかり昭和は遠くなりけり、ということで歴史の証言者にあたるヒトたちが
ポツリ、またポツリと居なくなっていくのはファンとしてはさびしい限りです。
そして黄金期のさまざまな事実が、時間の波に押し流されて消失しようとしている。
永遠に生きる人間はいない。証言者たちの喪失が続くさ中にあって、
作品の足跡を辿る上で今はひとつでも厳然たる事実を知る場が欲しい。
しかし全ての事実が公けにされることはない。この世に残しておいたほうがいい現場の事実も、
さまざまな事情からこよなく作品を愛している真なる情報が必要なヒトたちにも
徐々に届きにくくなっている現状がある。この「パチサミ番外地」こそ、マニアの
頭の中の霧を取り払う知識の補完場所としてこれまで以上に重要な使命を帯びてきている、
いわば記憶を次世代に伝える最後の砦といっていいのではないか。
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今回と次回は地続きで、とある歴史的シリーズの舞台裏と現場の紆余曲折を追う内容と
なりました。
たぶん次回はそのトーク対象のシリーズがもっとも激動期にあたる頃の話題に触れることとなり
今回以上にコアな内容が披露されることになりそうな気配。次回も楽しみですね。
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なお次回のパチモンサミット番外地はダイナミックコグマさんが大陸から集めてきたユニークで
ノイジーな電動TOYプロダクツをフィーチャーしたトークイベントを企画中。
タイトルも正式決定したようです・トークバラエティ「違法商品ちゅうかなパチパチ」
9月9日、会場を変えて同じ系列店の阿佐ヶ谷ロフトA(杉並区阿佐谷南1-36-16-B1
電話=03-5929-3445)で開催予定だそうです。
イベントの最後には、タコブログでも先日のスーフェス59ルポで紹介した、
あの「タイサーマスク」(本名セミ・フロンタル)が会場に登場しあやしげな点滅を伴って
爆音をなびかせパワフルに机上を走り、是非来場を!とばかりにアジっておりました。