山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

制限も補償も甘い日本流

2020-04-10 09:46:43 | 時事川柳

 7都府県に緊急事態宣言が発せられた国内で、新型コロナウイルスの感染者が確認されていないのは、鳥取県と岩手県だけになってしまい緊張感が増しております。

 国と東京都の間で休業要請する業種の考え方に齟齬が見られるうえ、頑として休業補償をしない国に対して東京都は独自の支援を検討しているそうです。

 他国では軍隊や警察などを動員して外出制限などを徹底しましたが、収入の一定割合を補償するということとセットだから出来た事です。

 我が国では、外出制限も要請に止めるしかなく減収補償も出来ないそうで、2週間後に要請の効果を見極めて必要ならばより強いものにすると言っています。

 今テレビのワイドショウを見ていたら「様子を見ながら対策を小出しにするやり方は、旧日本軍のやり方だった、またその繰り返しをするのか」と憤っている方がいました。

 「出来ることは全てやる」「必要とあらば躊躇しない」これが安倍政権の常套句ですが、経済の破綻を恐れるあまり躊躇しぱなっしに見えます、命あっての物種と思うのですが如何でしょうか。

 

 さて、前回まで様々な小話、こぼれ話、秘話などを紹介しましたが、秀逸など思い出に残る句を紹介します。

平成13年の初入選句・師と仰ぐ後ろ盾とのより戻す

 主語は当時の岩手県知事増田寛也氏で、その後総務大臣就任、東京都知事選出馬などを経て現日本郵政社長で、師である後ろ盾は建設省の官僚だった増田氏を、平成7年の岩手県知事選挙に担ぎだした小沢一郎氏(当時は自由党党首)です。

 その後ぎくしゃくしていた両者の関係が、改善された様子を詠んだものですが、詳しいことはよく覚えていません。

平成14年の代表句(自薦)・床の間にZ旗掲げ応援す

 日露戦争の日本海海戦で旗艦三笠に掲げたZ旗には、「皇国の興廃此の一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」という意味があったそうで、サッカーのワールドカップ、ロシアとの大一番を前に詠んだものですが、どのような試合か、開催地も主要なメンバー、監督さえも忘れているので調べてみました。

 日韓共同開催でのグループステージ グループHとあり1対0で日本が勝っていました。

 監督のトルシエ以下メンバーは知っている名前が沢山、先発中田英寿、サブには小笠原満男(大船渡高校出)もいましたが、物忘れ、酷いものです。

   ~続く~

 

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ウイルスに大河の流れ止められて

2020-04-06 09:33:49 | 時事川柳

 これは2日(木)に投句したもので入選までの潜伏期間が長かったです、と軽口をたたくことが憚られる今日この頃ですが、笑うことで免疫力が高くなると言う説もあるようです。

 NHKは1日、大河ドラマ「麒麟がくる」と連続テレビ小説「エール」の撮影を12日まで休止すると発表しましたが、両ドラマとも出演者とスタッフが多く、安全性対策には限界があると判断したことによるものです。

 ある程度収録が進んでいるため、直ちに放送が休止することはないそうですが、もし放送も休止になればそのことも詠むことになりそうです。

 さて、日曜日が休載となって日も浅いのに4月1日から土曜日も休載となり、週明けの月曜日が待ち遠しくなり、嘗ては1面に掲載されていたものが2面に移動し、更に移動した3面から遥か彼方の8面あたり(日によって違います)に追いやられましたので、これらの経緯も記しておきたいところですが、先ずは続きから。

 平成24年12月で立ち止まっておりましたが、退職して年度に縛られる生活が終わりましたので、平成25年1月からは暦年で振り返ることにします。

・都道府県で未踏の地(通過は除く)を訪ねる旅、現存12天守を訪ねる旅、そして山に登るために登山口までの旅、退職後は活発に出歩くようになり、投句との両立が課題。

・ファクシミリで送信するために用意した小道具はA4版の厚紙で、予め宛先と住所氏名電話番号を記載し、その余白にハガキサイズの紙に句を書いてセットする。

・遠征する時はその台紙、裏が白いチラシをハガキサイズに切断したもの数枚、サインペン、電子辞書、以前使っていたガラケー携帯を持参する。

・もちろん新聞も持参します、句作りは思いついたことをガラケー携帯のメモ機能に入力、ぼやぼやしていると直ぐ忘れる。

・送信は乗り換え駅か到着駅周辺のコンビニで料金は全国どこでも50円、その度に久慈の書店で支払った350円を思い出す。

・新潟方面、長野方面に行くときは大宮駅での30分弱の乗り継ぎ時間を活用したが、コンビニの場所を覚えるまでは大変だった。

・このような遠隔地から投句し入選した時は嬉しさも倍増、入選のお祝いメールを件の柳友からもらった時も嬉しさ倍増。

・その後はメールでの投句が可能となり、コンビニを探して右往左往することがなくなったが、希に新聞を見ることが出来ない格安のホテルの場合は、新聞を求めてコンビニに走ったこともある。(全国紙の限られた話題を詠むため、めったに入選することはなかった)

・退職後の成績は以前のような乱高下が無くなり、平成25年から令和元年までは横綱5回大関と関脇各一回となったがいずれも西であり、この間の東の横綱は同じ方という一強状態。

・この間には毎年一回以上秀逸を獲得し15回、それ以前の8回と合わせて23回となった。

・入選回数(秀逸回数)は以下のとおり。

25年95回(1)26年89回(2)27年84回(2)28年107回(4)29年127回(1)30年108回(3)元年105回(2)

 暦年でと言いながら纏めてしまいました、在職中の出来事は勤務地と結びつけて「〇〇に通っていた頃か」と思い出すのですが、退職後は同じような繰り返しだったのでしょう。

秀逸については別の機会に紹介します。

  ~続く~

 

 

 

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ウイルス禍働き方を新型化

2020-04-01 09:45:29 | 時事川柳

 深刻な労働力不足を解消するために、2018年6月29日の参議院本会議で「働き方改革関連法」が可決、成立しました。

 労働力不足解消には「働き手を増やす」「出生率の向上」「労働生産性の向上」が必要とし、そのために次の3つの柱が示されておりました。

 ・長時間労働の解消 ・非正規と正規社員の格差是正 ・高齢者の就労促進

 そのようななか、新型コロナウイルスの感染拡大により子育て環境や営業活動が制限されている現状を逆手に取り、県内企業が働き方改革を加速させているとして、三者の取り組みが紹介されました。

・社内に子供が遊ぶスペースを設け、子連れ出勤を可能にした建設会社。

・子連れ出勤で受け入れた子供の世話は、地域ボランティアが担う社会福祉法人。

・会議や研修、セミナー、首都圏との打ち合わせをテレビ会議に切り替えた銀行。

・上記建設会社と銀行ではテレワークについても取り組んでいる。

 感染終了後も見据えた長期的な取り組みも目立ち始め、経営や社員のピンチを好機にしようと各社が「変革」の知恵を絞っており、既述した建設会社の社長さんは「企業の力でピンチをチャンスに変え、新たな働き方改革をどんどん取り入れたい」と強調されたそうです。

 

 さて、今回は予告していた編集局からの問い合わせを紹介します。

・平成19年6月某日、突然の電話(当たり前ですが)に驚き話を伺うと、22日(金)に投函した『耳障り良い社名には要注意』を『聞こえ良い社名には要注意』に変えたいとのことでした。確か『耳障り』と言う表現がよろしくないと言う理由だったと思いますが、深く考えないで承知した旨伝えて、ドキドキしながら電話を終えたところ25日(月)に掲載されました。

 単身赴任中の久慈時代ですので帰宅していた土曜日か日曜日のことだと思いますが、どこの会社のことなのかまったく記憶も記録もございません。

 今改めて読み返しておりますが、確かに『耳障り良い』とは日本語として変ですから直されて当然として、中七が大幅な字足らずで五・五・五ですね。

 

・平成26年1月8日、久しぶりの突然の電話の向こうで『「冬眠のベアを突っつくタカの嘴」を受け取ったが「嘴」はどのように読むのか』との問い合わせ。

『くちばし』では字余りなので『はし』と答えたところ、そうであればルビを振ればよかったですね、と言われ、ドキドキしながら『はい』あるいは『はあ』で電話は終わりましたが、翌日嘴にルビが振られ秀逸として掲載されました。

 「アベノミクス実現のため、経営者に賃上げを迫る安部総理ですが、最近ベースアップは行われていません」と記録が残っておりました、そうでなければよく分かりませんね。

 

・これらについては電話をもらった記憶がはっきりしておりますが、平成14年4月13日の掲載句『乱起こし止めろと言われたころが花』もそうだったかもしれません。

 自民党の加藤紘一氏が倒閣運動を起こしたのが平成12年、その2年後の句ですから加藤氏が花ではなくなった身の上を詠んだ句ですが、詳しいことは覚えておりません。

 投稿句の上五は『蜂起して』でしたが相応しくないので、『乱起こし』に変えると言うことだったと思います。

2020年4月1日現9時現在、感染者が確認されていなないのは、鳥取県、島根県、そして我が岩手県だけとなりましたが、心して備えたいと思います。

~続く~

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