近年問題となっているインターネット上の誹謗中傷はプロ野球の選手にも及んでおり、「泣き寝入りしている選手がどれだけいるか」という声も聞こえるそうです。
登板後に殺害予告など過激なコメントを送られ警察に被害届を提出した投手、ファンからの厳しい批判を受けた選手を守るため、やめるように訴えた監督などの事例が紹介されていました。
自分の中でこうあるべき、という理論を持っているスポーツファンが、その考えに沿わないプレーをした選手を批判する傾向が強いという分析、誹謗中傷に当たる行為をした人の60~70%が「相手が悪い」と主張したという研究結果が載っていました。
意に沿わぬプレー批判、殺害予告
ネット中傷 球界対策急務
このような物騒な見出しを見て、インターネットなどない時代なら、バックネット裏から大きな声で野次を飛ばす、試合が終わればそんなことは忘れて笑いながら帰る、そのような情景を想像しながら詠んだものです。
ネット上での誹謗中傷が絶えません。
昔は有名税という言葉もありました。人の噂も四十五日と笑っていたものですが、デジタル時代にはそうはいきません。
いったんネットに書かれた誹謗中傷は、消えることがないのです。
有名人ほど被害の対象になりやすく、プロ野球選手も例外でないと言うことですね。
そんな中、誹謗中傷に対して、法的措置を執る被害者が増えてきました。よいことだと思います。
日本はネット社会についても、スポーツ観戦のマナーについても、文化が未熟だと思います。
もっと社会の目が厳しくなるべきだと思います。
なお、ネット裏からの心ないヤジや誹謗中傷も、決して許されませんよ。
私は、犯罪的誹謗中傷を今回の記事で初めて知りましたし、女子プロレスラーの事件も詳しく知りませんでしたが、罰則強化されたことは良かったと思います。
ネット裏なら顔も見えるし失笑で終わるだろう、そんな軽い気持ちでしたが、やはり心ない野次、誹謗中傷はいけませんね。