休載や休刊が続きそこもガマンウイークの連休でしたが、連休明けの掲載を期待し8日(土)に投句したものです。
東京都などに発令されている緊急事態宣言の延長が決まり、宣言期間中の来日は困難と判断し、17日からの日程で調整されていたIOCのバッハ会長の来日が見送られることが7日固まり、6月で再調整する見込みとなりました。(今日の記事によれば決定したとのこと)
下五を字敢えて余りの「緊急事態」にさせたのは記事の次の部分です。
五輪開催まで80日を切った段階でIOCのトップが開催国の訪問を断念するのは異例の事態で、大会開催に懐疑的な世論に拍車がかかりそうだ。
昨日10日の国会答弁で首相は「選手が安心して参加できるようにし、同時に国民の命と健康を守っていく。これが基本的な考えだ」を連発し、中止を求める野党質問に対し正面から答えませんでした。
来日する選手団の事前合宿を受け入れるホストタウンも、一部では受け入れの取り止めを考え始めているようですし、ホストタウンに立ち寄らずに東京に直行するとしている国も出始めているようです。
外国の選手団を受け入れる場合は、住民と選手団の接触を完全に遮断すると言明している自治体もあり、ホストタウンとしての目的や意義がなくなってしまいますね。
東京や北海道の知事を先頭に全国知事会からも開催断念を訴える動きが出てきそうな気がいたします、そのような状況、外堀が埋まった段階で重い決断をする(ふりをする)つもりじゃないでしょうか。
連休が明け、思惑通りの連続入選のようですね。ご同慶の至りです。
さて、オリンピックが開催できるかどうか、判断の時期が近づいています。
昨年、前首相が「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして完全な形で開催する」と、大見得を切りました。
現状では、どう足掻いても完全な形での開催は不可能です。
それどころか、新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るう中、開催により爆発的な感染拡大を招く恐れがあります。
医療従事者の確保も、難しいようです。
ここは潔く、開催を諦めるのが正しい判断ではないでしょうか。
首相は、今、開催を断念すると、政治責任を問われることを恐れているでしょう。
もし、万が一、自信を持ってオリンピックを安全に開催できると信じているなら、あまりにも楽観的であり、それはないと思います。
今や国民の多くが開催を望んでおらず、その世論に反して開催し感染拡大を招けば、さらに政治責任が問われることは必至です。
首相は、世論とこれまでの言動を天秤にかけ、断念する時期を見計らっているのではないでしょうか。