菅(すが)首相は23日の「デジタル改革関係閣僚会議」の初会合で、政権の看板施策として掲げる「デジタル庁」の新設に関して「検討を加速し、年末には基本方針を定め、次の通常国会に必要な法案を提出したい」と述べ、作業を急ぐように指示しました。
政権内部の人でさえ菅(かん)首相と読み違えるほど影が薄いようですが、デジタル庁で独自色を発揮しようとしている姿がありありと見えますし、「縦割り」の排除についても総裁選のあたりから力を込めておりました。
安倍政権では新型コロナウイルスの感染拡大を受けた給付金の支給などが混乱、行政のデジタル化対応の遅れが露呈したのですが、原因の一つとして菅首相は各省庁の縦割りを上げており、各省庁の関連部署を集約しデジタル関係の政策全般を担う新組織となるデジタル庁の新設を打ち出しました。
行政における縦割りの弊害は従来から叫ばれながら手つかずのままでしたが、デジタル庁が横やりとなることを期待したいと思います。
減点分、どのような図柄が良かったのか、今のところ考えが及びません。
安倍政権では、キャッチコピーが先行し実績が伴いませんでした、その分菅政権に期待したいところですが、官房長官としての記者会見での木で鼻を括ったような印象が拭えません。
内閣の方針に東日本大震災津波の復興について加えなかったことについては、様々釈明しておられますが、万人にやさしく、民意を尊重する政治については仰るとおりですね。
きかんぼうさんの、鮮やかな英語と前例にとらわれない姿勢、イイですね、一方では「あれが、あれして、ああしました」などとしどろもどろの御仁も見られます。
アレもコレもではなく当面はコロナ対策with経済対策をしっかり頼みたいです。
思わず、うまい!と心の中でつぶやきました。
今週も良いスタートを切られ、ご同慶の至りです。
安倍内閣では目標が総花的で、結果具体的成果がいまいちだったことを反省したのか、菅内閣では目標が細かいです。
その中で、行政改革(規制緩和)とデジタル化促進は、大きな目標だと思います。
行政改革の担当大臣にきかんぼうの河野太郎氏を任命し、デジタル化ではこの分野に精通している平井卓也氏を当てたのは順当でしょう。
改革にはどうしても痛みが伴います。その責任を総理が持つ覚悟で、是非とも進めていただきたいと思います。
但し、あくまでも万民にやさしく、民意を尊重する方向と進め方でお願いしたいものです。
蛇足ですが、今回の記事に添えられた図の縦と横が川柳に一致していたら、最高でした。
マイナス1点で、私の評価は99点でした。