毎日がHappy気分♪

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いだてんからTOKYO2020へ

2019年12月20日 | とにかくハッピー♪

大河ドラマ ”いだてん” が終わりました。

視聴率が大河史上初めての一桁台ということでずいぶんメディアで叩かれていましたね。

毎年大河を見てる友人たちも次々に脱落していき

いだてんの話ができる人がいなくなりました。

私にはすっごく面白かったのに!!!

悲しいよぉ~~

 

日曜夜8時・・・

ゆっくりテレビの前に座っていられない時間帯なので

毎週録画して時間がある時にじっくり観ました。

最終回は、涙と鳥肌と、終わっちゃうという喪失感と

そして何より来年の東京オリンピックに向けての期待がとめどなく湧いてくるのを感じました。

 

文春オンラインの記事をお借りすると、

『いだてん』・・・

「歴史上人物の英雄的生涯を一年間追い続ける」という大河ドラマのセオリーをはみ出した作品だった。

公式にW主人公とされる金栗四三と田畑政治の2人に加え、

物語は明らかに 語り手の古今亭志ん生を非公式な3人目の主人公として描いている。

それはまるで落語の三題噺のように、政治と文化とスポーツを3人の敗者を通して語る物語だった。

金栗四三は戦争に五輪を奪われ、田畑政治は戦後の五輪を目前に失脚する。

そして古今亭志ん生は敗戦の満州でなすすべもなく地を這う。

それは僕たちの社会の敗北と失敗の歴史についての物語なのだ。

 

これに加えて、

脚本のクドカンが、準備を既に2014年から始めていたこと、

通常の連ドラでは考えられないほどの長い準備と模索の期間を経て作られていること、

 

そして、

この時代を舞台に選べばどう描いても無傷ではすまない、それゆえに誰も描こうとはしないのだ、

ということを宮藤官九郎とスタッフは初期の段階から予期していたはずである。

戦前を肯定すれば倫理的な非難を浴びる。

肯定すれば国民感情の逆鱗に触れる。

まるでそれは手足を縛られて地雷原を走り抜けるリスクの連続だった。

だが本人が 『なつかしの満州』をもっと描きたかった回、と語るように

戦争という歴史と現実の前に落語というサブカルチャーが落ちた鳥のように地を這い

その文化的敗北から再び羽ばたくその姿こそがこのドラマの核心だった。

 

なんていうのを読んで、私はますますクドカンへの愛が強まりました。

よく頑張ったよ、クドカン。そして全てのスタッフ、キャストの方たち。

オリンピックに人生を掛けた実在の人物を知ることができただけで私にはとっても大きなドラマでした。

 

ラスト、金栗四三が半世紀以上経ってからストックホルムオリンピックのゴールテープを切ったシーン(本当の)は

もうテレビの前で思わず拍手してしまいました。

なんて素敵な話なんでしょう。

 

大変だったことばっかりじゃなくて、こういう心温まるエピソードもたくさんあって

クドカンは 「物語を生む苦しさよりも、ネタを捨てる苦しさの方が大きかった」

と言っています。

 

来年はまた元通りの大河ドラマに戻って視聴率も持ち直すんだろうけれど

私にとって『いだてん』は特別なものになりました。

 

 

本当にお疲れ様でした。

そして 心からの ありがとう を。

 

 

 

 

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