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135フィルムをボルタ版スプールに巻き替えます
普通ならボルタ判の裏紙を135フィルムと一緒に
重ねて巻き替えますが これだと10枚しか撮れません
作業もほとんどダークバックの中の作業になるので
難しく失敗しやすいので 違うやり方でやりました
ボルタ版の巻紙は 先端と最後の分だけしか使いません
真ん中はフィルムむき出しですが フィルム撮り始めと
とり終わりは 巻紙で隠れるので うまくやれば最低限しか露光しません
つまりブローニーで言うところの220(24枚撮り)と同じです
まずはじめに 135の空きスプールにボルタ版の幅の
巻紙を巻き込んでいきます
長さはカメラの幅の1.5~2倍くらい
そこに未露光のフィルムをメンディングテープでつなぎ
さらに巻き込んでいきます
巻き込むときは最初は灯の下でかまいません
フィルムを巻き込むあたりから ダークバックで作業します
ケースとケースをくっつけて作業しますから そんなに神経質にならなくても
露光しません
私は部屋の電気を消して 布のカバンに手を突っ込んで
手探りでごちゃごちゃやってます
この写真はボルタ版の裏紙を使っていますが 光を遮る黒い紙なら
何でも使えます 135の幅にきってください
巻き終わったら フィルム側の端を残して切り フィルムにメンディングテープで
もう一方の端にもう一枚用意した裏紙を繋ぎます
カメラのフィルムカウンターは テープを張って塞いでください
でないとカウンターのところから光漏れします
これで両端が裏紙で守られたボルタ版フィルムセットができました
ボルタ版スプールを繋いで撮影ができます
このフィルムセットの短所は 撮影枚数がわからないので アバウトでしか
撮影枚数がわからないこと
長所は撮影枚数が増えること
24枚フイルムで22枚くらいは撮れます
もちろん練習次第ですけど
撮影が終われば 逆の手順でフィルムを戻し 最初にフィルムがあった
フィルムマガジン(135パトローネ)に戻し 現像に出します
面倒ですが 全部ダークバックでやる方法より簡単で失敗する確率が
すくない方法だと思います
カメラにぷちぷちかうんたーを設置して対処すれば カウンターの問題は
解決しそうですが 実際にはなかなか難しい問題があって
カウンターの爪が パーフォレーションのない裏紙部分にこすれて
寝てしまうことで効き目が悪くなることがありました
確実にやるなら違うやり方も考えなければなりません
と、ここまでやってみて よく調べてみると
このやり方はちゃんと先人がおられました
なんでも上には上があり 必ず先を行く人がおられます
やってみて気がついたことをひとつ
スプールはみのりパン(金属)などの細いものを使うこと
135改造のものは 太くて24枚巻くことが出来ません
かなり少なくなるようです
ライトパンのスプールでもまだ太く フォタビットの
スプールだといけそう
スプールそのものを金属の棒や 細いボルトで作るひともいるようで
これなら大丈夫です
世の中にはその道の達人(物好きともいう)がおられますね