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ボルタ判 フィルム巻き替え

2011-08-10 | カメラ紹介

 135フィルムをボルタ版スプールに巻き替えます
 普通ならボルタ判の裏紙を135フィルムと一緒に
 重ねて巻き替えますが これだと10枚しか撮れません
 作業もほとんどダークバックの中の作業になるので
 難しく失敗しやすいので 違うやり方でやりました

 ボルタ版の巻紙は 先端と最後の分だけしか使いません
 真ん中はフィルムむき出しですが フィルム撮り始めと
 とり終わりは 巻紙で隠れるので うまくやれば最低限しか露光しません
 つまりブローニーで言うところの220(24枚撮り)と同じです

 まずはじめに 135の空きスプールにボルタ版の幅の
 巻紙を巻き込んでいきます
 長さはカメラの幅の1.5~2倍くらい
 そこに未露光のフィルムをメンディングテープでつなぎ
 さらに巻き込んでいきます
  巻き込むときは最初は灯の下でかまいません
 フィルムを巻き込むあたりから ダークバックで作業します
 ケースとケースをくっつけて作業しますから そんなに神経質にならなくても
 露光しません
 私は部屋の電気を消して 布のカバンに手を突っ込んで
 手探りでごちゃごちゃやってます  

 この写真はボルタ版の裏紙を使っていますが 光を遮る黒い紙なら
 何でも使えます 135の幅にきってください

 巻き終わったら フィルム側の端を残して切り フィルムにメンディングテープで
 もう一方の端にもう一枚用意した裏紙を繋ぎます

 カメラのフィルムカウンターは テープを張って塞いでください
 でないとカウンターのところから光漏れします
  

  これで両端が裏紙で守られたボルタ版フィルムセットができました
 ボルタ版スプールを繋いで撮影ができます
 このフィルムセットの短所は 撮影枚数がわからないので アバウトでしか
 撮影枚数がわからないこと
 長所は撮影枚数が増えること
 24枚フイルムで22枚くらいは撮れます
 もちろん練習次第ですけど

 撮影が終われば 逆の手順でフィルムを戻し 最初にフィルムがあった
 フィルムマガジン(135パトローネ)に戻し 現像に出します
 面倒ですが 全部ダークバックでやる方法より簡単で失敗する確率が
 すくない方法だと思います

 カメラにぷちぷちかうんたーを設置して対処すれば カウンターの問題は
 解決しそうですが 実際にはなかなか難しい問題があって
 カウンターの爪が パーフォレーションのない裏紙部分にこすれて
 寝てしまうことで効き目が悪くなることがありました
 確実にやるなら違うやり方も考えなければなりません

 と、ここまでやってみて よく調べてみると 
 このやり方はちゃんと先人がおられました
 なんでも上には上があり 必ず先を行く人がおられます
 やってみて気がついたことをひとつ
 スプールはみのりパン(金属)などの細いものを使うこと
 135改造のものは 太くて24枚巻くことが出来ません
 かなり少なくなるようです

 ライトパンのスプールでもまだ太く フォタビットの
 スプールだといけそう
 スプールそのものを金属の棒や 細いボルトで作るひともいるようで
 これなら大丈夫です
 世の中にはその道の達人(物好きともいう)がおられますね



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