ゆっくりかえろう

散歩と料理

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明るい食品偽装入門

2012-10-01 | 読書
魚柄仁之助氏著
物騒な題名ですが けして犯罪の勧めではなく 帯装幀に書いてあるのは 食品偽装術=台所の工夫術なのです。昔の精進料理のもどき料理を作って楽しんだり 代用材料を美味しく美しく作ったりと 「明るい」というくくりがあるとおり どこか理科の実験的好奇心と 世間のブランド主義をからかったりする 遊び心が感じられます。
なかには市販品よりちゃんとした本物を作って いかに消費者が無知であるかを知らせてくれる場面もあります。
メニューを読めば読むほど 料理のヒントが湧いてきて 人まねではなく 料理を工夫する大切さを教えてくれる本です。
レシピには麩を使ったニセカツ丼 卵からすみ とんぶりキャビアなど ちょっとチープで食べたらニヤッと笑えるような 或いはピーナッツをすり潰して本物志向の純粋ピーナッツバターを作って味わいます。てんかすを使ったかすサンドや 麩のすき焼きなどは洒落てて笑ってしまいます。

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