MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

烏瓜(からすうり)

2013年11月09日 | Weblog
これは、瓜(うり)科、カラスウリ属の烏瓜(からすうり)の赤い実である。この烏瓜は、つい先日、ネット状の綺麗な花が咲いていたと思ったら、もう縦長の赤い実がなったのである。なお、之を、たかが烏瓜というなかれ、この烏瓜にも、色々と面白い故事来歴みたいなものがあるようなのである。、

烏瓜の実について、次のような面白い一文があった。抜粋を参考まで
この烏瓜は、秋になると、雌株はオレンジ色の卵型の果実を付ける。その果実の中に入っている種子は、よく「カマキリの頭のような形」と形容され、あるいはよく見ると、大きな耳を持った福の神・大黒様の顔にも見えるのである。(最近になって言われ始めたような気がしますが、逆さに見て「打ち出の小槌」に見立てる人も多いよう。このことから、財布の中に入れて福徳を願うという習慣もあるとい。昔の人は、この種子を「結び文」(細く折って結んだ手紙)に見立て、「玉梓(たまずさ)」と呼んだそうだ。なぜ結び文を玉梓と呼ぶのかというと、古代においては、手紙を梓(あずさ)という木の枝に結び付けて運ぶ習慣があったからだという。


烏瓜(からすうり)・瓜(うり)科。
・学名  Trichosanthes cucumeroides(烏瓜)
  Trichosanthes kirilowii
 var.japonica(黄烏瓜)
   Trichosanthes : カラスウリ属
   cucumeroides : キュウリ属に似た
   kirilowii : 採集家「キリロフ」さんの
   japonica : 日本の
 Trichosanthes(トリコサンセス)は、
 ギリシャ語の 「thrix(毛)
  + anthos(花)」が語源
 花冠の先が細裂して
 糸になることから。

・つる性植物。
・夏の夜に花が咲く。
 (翌日の日中にも、
  一部咲き残る)。
 レース飾りのある
 白いきれいな花。
 白い花のネット状の模様は
 雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の
 標識になる。

・実を、烏が好んで
 食べることから「烏瓜」。

・秋に、縦長の実ができる。
 最初は緑色で縦じまがあり、
 緑 → だいだい色 → 赤
 と色が変わっていく。
 実が赤くならずに
 黄色くなるものもある。
 こちらは
 「黄烏瓜(きからすうり)」
 という。
 (なかなか見分けがつかない。
  ここではまとめて
  「烏瓜」ページとしました)

・葉のふちは浅く切れ込む。
 (「烏瓜」の葉っぱはざらざら、
  「黄烏瓜」の
   葉っぱはすべすべ)。

・別名 「玉章、玉梓(たまずさ)」
 「狐の枕(きつねのまくら)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ガマ   花言葉:救護

  今日の一首:ガマの穂のほつれて飛べる晩秋の午後のきらきらとめどもなくて  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)




磯菊(いそぎく)

2013年11月08日 | Weblog
これは、菊(きく)科、キク属の磯菊(いそぎく)という花である。この磯菊は、正真正銘の菊科科、キク属の花で有りながら、普通の菊とは、大分、印象を異にしているようである。それは、元々、海岸あたりに自生し、冬の厳しい環境にも適応するようになったためかもしれない。それは、自生した環境に馴染んだ磯菊が、現在は、その儘、園芸店などで売られているという。この写真の磯菊も、もしかして、海岸あたりに元々生えていた自生種だったかもしれない。


磯菊(いそぎく)・菊(きく)科。
・学名  Chrysanthemum pacificum
   Chrysanthemum : キク属
   pacificum :太平洋の、自由の
 Chrysanthemum
 (クリサンセマム)は、
 ギリシャ語の「chrysos(黄金色)
  + anthemon(花)」が語源。
 
・開花時期は、10/25 ~ 12/15頃。
・海岸沿いなどに生える。
・黄色の小さい花がたくさん咲く。
・葉っぱのふちが白いのが特徴。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:コウヤボウキ   花言葉:働き者

  今日の一首:小春日の山裾ゆけばひかりつつコウヤボウキの種飛びいたり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ハイビスカス(仏桑花)(ぶっそうげ)

2013年11月07日 | Weblog
これは、葵(あおい)科、フヨウ(ハイビスカス)属のハイビスカス(という南国の花である。このハイビスカスは、友人のお宅の道端で咲いていたものである。そこで、このハイビスカス(仏桑花)を見ながら友人と語り合ったのだが、南国の花が、何故、今頃、気温が低くなったのに、しかも二輪も咲くのだろうかと、思わず顔尾見合わせたものだった。
北海道の旭山動物園では、動物が有る程度、気温に馴れているというが、此のハイビスカスも寒い気温に馴化してしまったのかもしれない。


ハイビスカス(仏桑花)・葵(あおい)科。
・学名  Hibiscus rosa-sinensis
   Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
   rosa-sinensis :  中国のバラの
 Hibiscus は、エジプトの神「Hibis」と
 ギリシャ語の「isko(似る)」が語源らしい。

・夏に開花する。
・インド洋や
 太平洋の島々が原産地。
 ハワイに持ち込まれてから
 広まった。
 ハワイ州の州花。
 摘んでもなかなかしおれないので
 「レイ(花の首飾り)」に使われる。

・ネパールでは聖なる花として
 大切にされている。

・学名は「ヒビスカス」だが、
 一般には
 「ハイビスカス」と呼ばれる。

・くっきりした赤色が印象的。
 (いかにも南国の花、
  というかんじ)。
 黄色やピンク、
 だいだい色の花もある。
・マレーシア、スーダンの国花。

・「ハイビスカス・ティー」として
 よく知られる「ローゼル」は
 こちら。
  ハイビスカス・ローゼル  


・別名「仏桑花」(ぶっそうげ)。
   漢名の「扶桑」に
   「花」をつけて
   「扶桑花」と名づけたものが
   さらに変化して
   「仏桑花」になった。
   「仏桑華」と書くこともある。

・7月11日、9月22日の誕生花
・花言葉は「勇ましさ」「華やか」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ダイモンジソウ    花言葉:自由

  今日の一首:のびやかにこころのままに居たい日の想いの中の大文字草  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

秋海棠(しゅうかいどう)

2013年11月07日 | Weblog
これは、秋海棠(しゅうかいどう)科、ベゴニア属の秋海棠(しゅうかいどう)という花である。この秋海棠はは、随分と前から咲いていたが、何故か今頃になって綺麗な花を咲かせているのである。この花のネーミングは、よく分からないが、「中国名が「秋海棠」で、その音読みで「しゅうかいどう」」ということであるというが、これでもよくわからない。
この秋海棠の花がベコニアに似ているが、それはベゴニア属だからで、秋到来を思わせる花であることは間違いないようだ。





秋海棠(しゅうかいどう)・秋海棠(しゅうかいどう)科。
・学名 Begonia evansiana
   Begonia : ベゴニア属
   evansiana : 園芸家
     「エバンス」さんの
 Begonia は、サントドミンゴ島の総督で、
 植物学に詳しい
 「Begon ベゴン」さんの 
 名前にちなむ。17世紀の人。

・開花時期は、 7/25 ~ 10/25頃。
・中国原産。
・中国名が「秋海棠」で、
 その音読みで「しゅうかいどう」。
 いかにも”秋到来”
 という感じの名前。

・晩夏から秋にかけて咲く。
 真ん中の黄色い花弁がいい。
 なぜかいつもやや下向きに咲く。
・ベゴニアに似ているが、
 ベゴニアより花の枝が長い。

・別名 「瓔珞草(ようらくそう)」

・「秋海棠 西瓜(すいか)の色に
  咲きにけり」          松尾芭蕉

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シラタマホシクサ    花言葉:純粋な心

  今日の一首:我を追いよく泣きし子がおとなびてシラタマホシクサ手土産に来ぬ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)



チェリーセージ

2013年11月05日 | Weblog
これは、紫蘇(しそ)科、(チェリーセージ)サルビア属のチェリーセージという花である。このチェリーセージは、この季節、散歩の道すがら至るところで、(何処にでも)咲いている一番目目立つ花なのである。このチェリーセージには色んな種類があるそうであるが、一番綺麗なのは、写真のような赤白斑の花ではないかと思う。このセージがサルビア属の花であるというのは、少しばかり意外な感じである。でも、サルビア属だからサルビアと同様、この季節に咲いているのかも知れない。


チェリーセージ・紫蘇(しそ)科。
・学名 Salvia microphylla
     (チェリーセージ)
   Salvia : サルビア属
   microphylla : 小さい葉の
 Salvia(サルビア)は、
 ラテン語の
 「salvare(治療)」
 「salveo(健康)」
 が語源とされる。
 この種の植物は
 薬用になるものが多いことから。

・地中海沿岸原産。
・多彩な品種があるが、
 大きく分類すると
 サルビアの一種。
・白、赤などいろんな色のものがある。

・葉っぱをもむと、ミントのような
 爽やかな香り♪
・アメジストセージの
 別名もセージという。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ノコンギク   花言葉:指導

  今日の一首:遠山の小寒い風の便りありノコンギク紺の色冴えて咲く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


カッシア(別名「花センナ」) 

2013年11月04日 | Weblog
これは、豆(まめ)科、カワラケツメイ属のカッシアという花である。このカッシアは、知人のところで咲いていた花であるが、その花に付いていたラベルを見ても該当する花の名前がよく解らなかったのである。そこでラベルにかいてあった豆(まめ)科を手探りに検索エンジンで調べた結果、カッシアという花の名前解ったものである。このカッシアは、アカシアに似ているところもあるが、小生、これまで一度も見たことがない、大変珍しい花である。



カッシア・豆科。
・学名 Cassia coluteoides
     (小葉のセンナ)
  Cassia corymbosa
     (アンデスの乙女)
 (Senna corymbosa)
   Cassia : カワラケツメイ属
   corymbosa : 散房花序の
 Cassia(カッシア)は、
 ヘブライ語の
 「gasta(皮をむく)」が語源。
 
・南アメリカ地方原産。
・8月から11月にかけて
 濃い黄色花が咲く。5弁花。
・「カシア」と呼ぶこともある。

・2つの品種がよく知られる。
 花はよく似ているが、
 背丈、葉っぱの形状などで
 見分けられる。

1.「小葉のセンナ
  (こばのセンナ)」
   葉っぱは丸くてやや小さめ。
   ブ厚い。 
   見上げるほどの高さになる。
   10~11月頃に開花。
   英名「Scrambled eggs」
    (スクランブルエッグ)
      葉っぱの形からか?

2.「アンデスの乙女(おとめ)」(園芸品種名)
   別名「花センナ」。 センナ = Senna
   葉っぱは細長く、とがる。
   背は人の背丈くらい。
   8~9月頃に開花。

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:マリーゴールド   花言葉:友情、生きる

  今日の一句:泣きなさい泣きたいときは此処に居て泣けといいますマリーゴールド  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


水引(みずひき)

2013年11月03日 | Weblog
これは、蓼(たで)科、ミズヒキ属の水引(みずひき)という花である。この蓼(たで)科の水引は、散歩の途中、道端の陽が当たらないところで沢山咲いていたものである。此の水引(ミズヒキ)のネーミングは、贈答品や封筒に付けられる飾り紐の水引(みずひき)が由来。花穂の形と、花が上から見ると白くて下
(裏)から見ると赤いことから、紅白の【祝い】水引にみたてたということのようである。
この水引は、藪の中に生えているために絵にならないのが難点である。

水引(みずひき)・蓼(たで)科。
・学名  Antenoron filiforme
   Antenoron : ミズヒキ属
   filiforme : 糸状の

・開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。
・上から見ると赤く見え、
 下から見ると白く見える花を、
 紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。

・葉っぱは、
 変わった斑入り(ふいり)
 のものがある。
・「水引草(みずひきそう)」
 ともいう。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:イヌタデ、赤まんま   花言葉:あなたのために役立ちたい

  今日の一首:あなたのため私は役に立ちたくてアカマンマ炊くままごとなりき  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


夏椿(なつつばき)の紅葉

2013年11月02日 | Weblog
今日は、11月3日。"文化の日(National Culture Day)"
1946(昭和21)年、平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことを記念して、1948(昭和23)年公布・制定の祝日法で「自由と平和を愛し、文化をすすめる」国民の祝日に定められた。(戦前は、明治天皇の誕生日であることから、「明治節」という祝日だった)


この紅葉した樹は、椿(つばき)科、ナツツバキ属の夏椿(なつつばき)という樹である。小生が何時も散歩するエリアには、この夏椿を5.6本見かけるが、すべて紅葉する訳ではなさそうである。この夏椿の紅葉が、一般的かどうか「夏椿の紅葉」で検索してみたところ、初冬に夏椿が紅葉したという記事があった。ということは、「夏椿の紅葉」は何処にでも存在しているようである。惜しむらくは、夏椿(なつつばき)の紅葉が あまり知られていないことである。


夏椿(なつつばき)・椿(つばき)科。
・学名  Stewartia
  pseudo-camellia
   Stewartia : ナツツバキ属
   pseudo-camellia : ツバキに似た
 Stewartia (スチュワーティア)は、
 18世紀のイギリスの
 「Stuart(Stewart) さん」の名前にちなむ

・開花時期は、 6/ 5 ~ 7/10頃。
 「椿」の名だが、
 梅雨の頃に開花する。
・すっきりした白色のきれいな花。
 5枚の花びらの縁(ふち)には、
 こまかいギザギザあり。

・花の形が椿によく似ていて、
 夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。

・お寺によく植えられている。

・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」
 と呼ばれることもあるが、
 お釈迦(しゃか)様が
 亡くなったときに
 近くに生えていたことで有名な
 「沙羅双樹」は、
 全く別の熱帯樹のこと。
 「沙羅双樹」は
 日本の風土では育たない。

 では、なぜ夏椿が
 この「沙羅双樹」に
 間違われたのか・・・。
 昔、ある僧侶が、
 「仏教にゆかりのある沙羅双樹の
  樹は、日本にもきっとあるはず」と、
 山に入っていろいろ探したところ、
 夏椿の木を見て
 「これが沙羅双樹だ♪」
 と思い込み、それを広めたため、
 との説がある。
 (ちなみに、釈迦が悟りを
  開いたことで有名な木は 
  「インド菩提樹」)

・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。
   沙羅双樹とまちがえたため
   この別名がついた。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:キク    花言葉:私は愛する

  今日の一首:公園に菊花展あり白菊の大輪匂うきょう文化の日  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

柳花笠(やなぎはながさ)

2013年11月01日 | Weblog
これは、熊葛(くまつづら)科、バーベナ属(または クマツヅラ属)の柳花笠(やなぎはながさ)という花である。この花は、長い茎の先端に可愛い花を咲かせているのである。したがって、花を写真に撮ろうと思っても、風に揺らいで仕舞い旨く写真が撮れなかったのである。
この花は、茎が長いので別名「さんじゃく(三尺)バーベナ」というそうである。また、この柳花笠(やなぎはながさ)のネーミングは、「葉が柳の葉に似ていることと、花の集まった形が花笠に見える」ことから名付けられたものと思われる。



柳花笠(やなぎはながさ)・熊葛(くまつづら)科。
・学名  Verbena bonariensis
   Verbena : バーベナ属
    (または クマツヅラ属)
   bonariensis : ブエノスアイレスの
 Verbena は、宗教上の
 神聖な草花をさす言葉が
 その由来になっているらしい。
 
・南アメリカ地方原産。
・背が高い。
・夏に、つぶつぶのピンク色の花を
 たくさん咲かせる。
・茎の断面は四角形で、中は空洞。

・名前の由来は不明だが、
 風流なネーミング。
 
・別名 「バーベナ・ボナリエンシス」
     学名から。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アマゾンリリー    花言葉:気品、清らかな心

   今日の一首:コサージュはアマゾンリリーの清らかな白の眩しい花嫁なりき   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


茶(ちゃ)

2013年11月01日 | Weblog
今日は、11月1日。今日から11月・霜月です。

これは、椿(つばき)科、ツバキ(カメリア)属のお茶の花である。この辺は、云うまでもなく狭山茶の産地、いま丁度、お茶の花が真っ盛りというところである。狭山茶(さやまちゃ)は、埼玉県西部及び東京都西多摩地域を中心に生産されているお茶である。が埼玉県における農産物生産面積では県下一である。狭山茶も、静岡茶、宇治茶と並んで『日本三大茶』と呼ばれることもあるが、生産量が少なく、大都市圏の消費の7パーセントにすぎないという。お茶の樹は、種類も沢山あって、狭山という種類もあるようである。


茶(ちゃ)・椿(つばき)科。
・学名  Camellia sinensis
   Camellia :
     ツバキ(カメリア)属
   sinensis : 中国の

 Camellia は、
 17世紀のチェコスロバキアの
 宣教師「Kamell カメル」さんの
 名にちなむ。
 
・開花時期は、10/ 5 ~ 11/20頃。
・白い花をやや下向きに咲かせる。
・ツバキ や サザンカ の仲間。
・「ちゃ」は、中国語の「茶」を
 音読みしたもの。
・葉は、いわゆるあの
 ”お茶っ葉”になる。


【お茶について】
   (◆-いろんなお茶の名前)

1.◆緑茶(お茶の葉を発酵させないで作ったお茶)
  緑茶にもいろいろ種類がある。
      
(1)4月下旬から5月上旬頃に摘む、
  その年の最初の新芽を使用したお茶。
  5月2日頃の
  ”八十八夜(立春(初日参入)
  から88日目)の茶つみ”で知られる。

  これらは、
  ◆「煎茶(せんちゃ)」や
  ◆「一番茶」と呼ぶ。

  「煎茶」と同じ品種でやや高級なものに
  「玉露」と「抹茶」がある。

  ◆「玉露(ぎょくろ)」栽培に手間がかかる、
    やや高級品。

  ◆「抹茶(まっちゃ)」
    抹茶アイスクリームなど。


(2)夏以降の新芽でつくる、二番茶、三番茶。

  ◆「番茶(ばんちゃ)」と呼ぶ。葉が大きい。
    これと同じ品種に「玄米茶」と
   「ほうじ茶」がある。

  ◆「玄米茶(げんまいちゃ)」
    番茶に、炒(い)ったお米を
    混ぜたもの。

  ◆「焙じ茶(ほうじちゃ)」
    番茶を強火で炒(い)ったもの。
    「焙(ほう)じる」とは、
    強火であぶって湿気をとること。


2.◆ウーロン茶(お茶の葉を
     半発酵させて作ったお茶)
    暑いときは冷えたウーロンがうまい♪


3.◆紅茶(お茶の葉を
      発酵させて作ったお茶)
    ミルクティー、
    レモンティー、
    ハーブティー・・・♪


 ちなみに「麦茶」は、大麦などを、焙(ほう)じたもの。


・「朝茶のむ
  僧しづかさよ 菊の霜」     松尾芭蕉

 「行(ゆく)としの
  めざまし草や
  茶筌賣(ちゃせんうり)」    与謝蕪村 

 「朝々や
  茶がむ(う)まく成る
  霧おりる」           小林一茶

  (季節の花」300から引用)

 今日の誕生日の花:サクラタデ  花言葉:愛くるしい

  今日の一首:少年はそこが秘密の場所なりき地蔵堂うらサクラタデ咲く   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)