MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

千両(せんりょう)万両(まんりょう)

2013年11月30日 | Weblog
今日は、12月1日、今年最後の月、師走である。

これは、薮柑子(やぶこうじ)科の万両及び千両(せんりょう)科、センリョウ属千両(せんりょう)のである。これは、言わずもがな季節の花ということができよう。この花は、お正月が近くなると、鉢植えや霧花として店先の並ぶのである。


万両、百両、十両は
 薮柑子(やぶこうじ)科。
 千両は千両(せんりょう)科
・学名 Chloranthus glaber(千両)
    Chloranthus :センリョウ属
   crenata : 円鋸歯状の
   glaber : 無毛の
   crispa :  縮れた、皺がある
   japonica : 日本の

 Ardisia は、ギリシャ語の
 「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
 おしべの形がとがっているかららしい。

 Chloranthus(クロランサス)は
 ギリシャ語の「chloros(黄緑)
  + anthos(花)」が語源。
 
・花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて
 実が赤くなる。
・正月の縁起物に使われる。

・万両と千両の名前の違い。       
 千両は葉の上の方に
 実をつけるので 
 鳥に食べられやすく、
 万両は葉の下に実をつけるので
 食べられにくく、
 その分、実がしっかり残るから・・。

 千両は上向きに
 つくので、
 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、
 ともいわれる。

・千両は、江戸時代後期までは
 「仙蓼」の字で表現された。

・12月29日の誕生花(千両の実)
・花言葉は「富、財産」(千両の実)

・「吾が屋前(には)の
  花橘の いつしかも
  珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」   万葉集 大伴家持

  (季節の花300から抜粋)

  今日の誕生日の花:エラチオールベゴニア   花言葉:高貴

  今日の一首:大切な一日としてエラチオールベゴニア咲くと今朝は思えり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)