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残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

臭木(くさき)の実

2013年11月18日 | Weblog
これは、熊葛(くまつづら)科、クサギ属の臭木(くさき)の実である。この臭木の花は、大分前に咲いてしまったが、斯うして臭木の実が青く色づいていたのである。この臭木の実は、赤いガクと、深いブルーの色が、木を華やかに彩っているのである。それは、多分、鳥などに食べてもらって新しい子孫を設けるためではないかと思う。また、この臭木の実は、草木染などに使われるのだそうだ。しかも、草木染で紺色に発色するのは、この臭木と藍などだそうだ。いまでは此の臭木(くさぎ)の実も少なくなり、貴重品になったということである。

臭木(くさき)・熊葛(くまつづら)科。
・学名 Clerodendron trichotomum
   Clerodendron : クサギ属
   (または Clerodendrum)
   trichotomum : 三分岐の、三叉の
 Clerodendron
 (クレロデンドロン)は、
 ギリシャ語の
 「cleros(運命)
  + dendron(樹木)」が語源。
 
・開花時期は、 7/25 ~ 8/末頃。
・木や葉の薬品臭から
 臭木の名がついたが、  
 花自体はとっても甘い香り。

・実は瑠璃色でよく目立つ。
 秋に実る。
 鳥の好物らしく、
 鳥がよく来る木の実は
 すぐなくなってしまう。
 (青く丸いのは「タネ」らしい)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ムラサキシキブ   花言葉:聡明

  今日の一首:むらさきの清(さや)かなる実の雨にぬれムラサキシキブも山ゆく人も  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引)