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鶏頭(けいとう)という花

2014年08月03日 | Weblog
これは、ひゆ科、ケイトウ属の鶏頭(けいとう)という花である。この花の語源は、鶏の鶏冠に似た花だから命名されたと思う。でも此の鶏頭という花には、色んな形や色の花があり、それは、色々と言ったところである。申し訳ないが、鶏の鶏頭(とさか)そのままの花よりは、カラフルな色んな花の方が
見栄えがあって其の方が大好きである。この花が、草木染めなどの染料になるとは、初めて聞いたが意外な感じがしないでもない。

鶏頭(けいとう)・ひゆ科。
・学名  Celosia cristata
   Celosia : ケイトウ属
   cristata : 鶏冠状の

 Celosia(セロシア)は、
 ギリシャ語の   
 「keleos(燃やした)」が語源。
 花の燃えるような赤い様子から。

・開花時期は、 8/10 ~ 12/10頃。
・熱帯アジアなどの原産。
 日本には万葉時代には
 すでに渡来していた”古株”。

・花が鶏の鶏冠(とさか)状に
 見えるのでこの名前になった。
 英語でも 「cocks-comb」
 (鶏のとさか)なので
 この花に対するイメージは
 世界共通なのかも。

・花が丸くなって咲くものや、
 槍のようにとがるものなど、
 いろいろある。 
 色は赤いものがほとんど。
 だいだい色のものもある。
・昔は草染めの原料として利用された。

・別名「鶏冠花」(けいかんか)、
 「韓藍」(からあい)。

・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭)
 9月3日の誕生花(槍鶏頭)
・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭)
     「個性」(槍鶏頭)

・「わが屋戸に
  韓藍蒔(ま)き生(おほ)し
  枯れぬれど 
  懲りずてまたも
  蒔かむとそ思ふ」      万葉集 山部赤人

 「秋さらば 写(うつし)もせむと
  わが蒔(ま)きし
  韓藍(からあい)の花を
  誰(たれ)か採(つ)みけむ 万葉集 作者不詳

 「秋風の
  吹きのこしてや 鶏頭花」   与謝蕪村

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:サルスベリ(ミソハギ科) 花言葉 雄弁 潔白

  今日の1首:今朝の風に散るサルスベリ 学童のひとりが見上げ見おろしている

  (NHKラジオ深夜便から引用).