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凌霄花(のうぜんかずら)

2014年08月01日 | Weblog
これは、凌霄花(のうぜんかずら)科、ノウゼンカズラ属の凌霄花(のうぜんかずら)という花である。この花は、真夏の暑い最中、いつまでも永いこと咲いている花なのである。一時、この花に毒があるように言われたこともあるが、薬になることはあっても、一切、毒はないようである。惜しむらくは、この花は直ぐ落ちてしまう難点があるが、真夏を象徴する花の一つである。

凌霄花(のうぜんかずら)・凌霄花(のうぜんかずら)科。
・学名 Campsis grandiflora
      (凌霄花)
  Campsis radicans
      (アメリカ凌霄花)
   Campsis : ノウゼンカズラ属
   grandiflora : 大きい花の
   radicans : 根を生ずる

 Campsis(カンプシス)は、
 ギリシャ語の 
 「Kampsis(湾曲、曲がっている)」
 が語源。
 おしべの形が
 曲がっているところから。
 
・開花時期は、 6/25 ~ 9/15頃。
・中国原産。
 古くから薬として使われていた。
 日本には平安時代の9世紀頃に渡来。

・オレンジ色の派手な花。
・つるでどんどん伸びていく。
 いろいろからみつく。

・とても寿命の長い木で、
 豊臣秀吉が朝鮮半島
 から持ち帰ったといわれるものが
 金沢市にまだ健在らしい。
   (樹齢400年以上・・・)

・古名の「のせう」が変化して
 「のうぜん」になったとも、
 「凌霄」の音読みの
 ”りょうしょう”が変じて
 「のしょう」になったとも
 いわれる。
 「凌霄花」は漢名からで、
 「凌」は”しのぐ”、
 「霄」は”そら”の意味で、
 つるが木にまといつき
 天空を凌ぐほど高く登る
 ところから、この名がついた。

・茎、花が甘いらしく、
 よく蟻(あり)が
 うろうろしている。

・江戸時代の貝原益軒さんが
 「花上の露、目に入れば
  目暗くなる」と記述し
 いかにも有毒の花、
 というイメージがついているが、
 実際には毒はない。

・「凌霄花に
  秋の通ふか 風見ゆる」  恒丸


  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:サギソウ   花言葉:心の強さ

  今日の一句:鷺草のつばさ休むるときあらず    杉良介

  (NHKラジオ深夜便から引用)