
落ち目なら 小太刀をさめよ 糞男 をみななければ 春は忘れよ
糞のごと ひりて出せれば よきものと 出しつつ憎き 男を思ふ
糞のごと 流れて去れば よきものを 居間にとりつく ごきぶり亭主
態度には 女欲しいと おくびにも 出さぬが眼は 美女ばかり追う
糞のごとき 黄金の玉を 握りこみ あがく男の 面ぞかなしき
糞男 見まし見まほし 勝ち戦 獅子の星には かなふものかは
糞玉に あらずといひて 黄金なる 玉といふなら 蹴らましものを
朝にまり ゆふべにもまる 糞馬鹿の なせることとは ほぼそれのみか
(まる=放る、大小便をすること)
糞をして 糞におもろき 歌うたへ ゆまり歌とぞ 人は言ふらむ