世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

馬鹿女

2018-07-31 04:16:34 | 詩集・絹の鎖

炎のままこおりついた
感情をのみこんで
わたしは
わたしはわるくないと
いうのです

わかっているのです
わたしがわるいのは
けれどそれをみとめると
わたしがみじめになりすぎるのです

あまりに
ちいさいから
あまりに
ばかだから

このはいちまい
うごかしたことのない
おんなが
空を支えていた
天使を馬鹿にしたなんて

そんなこと
ぜったいに
みとめるのは
いやなのです

うすいこおりでできた
勲章をかんで
こんなものばからしいと
わらいながら
ひとをばかにして
ひとをばかにして
ひとをばかにして

じぶんがえらい
つもりにしなければ
わたしは
じぶんを
いきて
いけないのです





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛していると言いなさい | トップ | 神の手 »
最新の画像もっと見る

詩集・絹の鎖」カテゴリの最新記事