子貢問うて曰く、一言にして以て終身これを行うべきものありや。子曰く、それ恕か。己れの欲せざる所を、人に施すこと勿れ。
子貢が質問して言った。一生を通して守らねばならないということは一言でいうとなんでしょうか。孔子は言った。それは思いやりというものだよ。自分がやられて嫌なことは、他人にしてはいけない。そんなことをされたら人はどんな気持ちがするかということを、自分のことのように感じられなければいけない。
(論語)
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さて、見張りをしていた者たちは、イエスを侮辱したり殴ったりした。そして目隠しをして、「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と尋ねた。そのほか、さまざまなことを言ってイエスをののしった。
(ルカによる福音書)