ご近所の小さなスーパーの駐車場の隅に生えている、ピンクのランタナです。
ランタナという花は、花の中でも少々変わっていて、行儀の悪いことをする人間には、後ろからぽかりとやるようなことをすることがあります。かなり、人間を冷たく見ているのです。
ですが、このランタナはちょっと特別。近くにかのじょが住んでいたからでしょう。植物に心親しんでいたかのじょのために、近くの植物たちが活動を始めたときに、このランタナも参加したのです。それがこのランタナに重要な影響を与えました。
普通ならやらないことも、やってくれるようになったのです。
本館のカテゴリ「天使の小窓」に、「締切」という詩がありますね。あれは、実はこのランタナが、わたしたちに教えてくれたことなのです。
ある日、スーパーで買い物を終えたわたしたちが、帰りに何気なくこのランタナによっていくと、教えてくれたのですよ。もう終わりが来たと。
このように、植物は、時にとても重要な情報をわたしたちに教えてくれることがあるのです。
このランタナがなぜその情報を得たのかは、わからないのです。だがそれが本当であることはわかる。植物は決して嘘はつかないからです。
たぶんこのランタナは、かなり特別な活動を、わたしたちのためにしてくれているのでしょう。花は他には何も語りませんが。
こういう特殊な花は、大事にしないといけません。
今も時々、買い物帰りにあいさつしに行っています。語りかけると、美しい愛で答えてくれますよ。