共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

秋風に咲く山茶花

2020年10月16日 16時55分32秒 | 
今日は昨日と比べて、特に朝の気温がグッと下がりました。これから週末にかけては最高気温が20℃に届かない日が続くようですから、体調管理には気をつけなければなりません。

そんな涼しさ…というか寒さを感じたのか、



小学校の近所にあるお宅の生け垣の山茶花が咲き始めていました。



こちらの山茶花は蕾は濃い目のピンク色をしているのですが、花が開くと真っ白な八重の花弁がこぼれます。その白い花弁の裏から蕾の外側のピンク色が透けて見え、ほんのりと頬を染めたように見える様は実に美しいものです。

今週は運動会があったりしましたが、それでも何とか大きな事故も無く週末を迎えることができました。子どもたちもそれぞれに競技やダンスを頑張ってくれて、それまで一生懸命練習してきた様子を見ていたこちら側としては思わず目頭が熱くなりました。

これから益々深まり行く秋を、子どもたちと感じながら過ごしていこうと思います。
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紅葉を越えて?!

2020年10月15日 19時40分41秒 | 日記
今日はまたグッと気温が下がりました。最高気温も20℃に届かず、ひんやりした空気に包まれていました。

そんな風に吹かれたからか、たまプラーザ駅前の広場に植えられたアメリカハナミズキの並木が



真っ赤に葉を染めていました。よく見ると所々に赤い実もついていて、紅葉に彩りを添えています。

撮影していてふと気づくと、木の幹のところに何かトゲとようなものがついていました。何だろうと思ってよく見てみたら



イルミネーションのLED電球が幹や枝に巻きつけられていたのです。

まだ落葉もしないうちからハロウィンを越えてクリスマスの準備をしているとは…商業ベースの展開の速さには驚かされます。

気づけば10月も半ば、これから後は着実に11月に近づいていきます。今年は昨年とは違って、秋らしい秋が訪れてくれるのでしょうか…。
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安定のピザトースト@あざみ野《雫ノ香珈琲》

2020年10月14日 21時55分48秒 | カフェ
今日は小学校の運動会でした。心配されていた空模様もどうにかもち、中止になることなく全ての競技を滞りなく終了しました。

私も支援級の子どもたちのサポートや写真撮影であちこち飛び回って、すっかりクタクタになりました。それでもどうにかこうにか子どもたちを下校させてその足であざみ野に向かい、そのまま《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

一応お昼に給食は食べたのですが、気づけばすっかり空腹になっていたので、今日は



ピザトーストとアイスコーヒーをお願いしました。喫茶店メニューの定番アイテムであるピザトーストは、昭和時代人の期待を裏切らない安心の味わいです。コク深いアイスコーヒーと共に、美味しく頂戴しました。

明日から関東地方では、また最高気温が20℃に届かない日がやって来るようです。今度こそ半袖シャツの御役御免となりますでしょうか。
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遂に終わってしまうのか…

2020年10月13日 17時38分34秒 | 日記
折角長袖シャツを出したのに、何ですか最高気温27℃って…。今日は運動会のリハーサルもあったので、教職員全員汗だくになってグラウンドを飛び回っていました。

これだけ汗をかくと、頭からシャワーを浴びてサッパリしたいものです。何なら銭湯にでも行って、広々したお風呂につかりたくなったりします。

ところで今日、ちょっとショッキングなニュースがありました。銭湯の定番アイテムと言っても過言ではない



小岩井乳業のフルーツ牛乳が、2020年10月末を以って製造中止となるのだそうです。

明治乳業が『明治フルーツ』の製造を中止してからは、フルーツ牛乳といえば小岩井乳業のものだけになっていました。その最後の牙城が遂に落城してしまうとは…。

子どもの頃、親戚の家に泊まりに行った時によく銭湯に行ったものでした。風呂上がりの火照った身体に染み入る冷たいフルーツ牛乳は格別でした(子どもの頃はコーヒーが苦手だったのでコーヒー牛乳ではなくフルーツ牛乳一択でした)。あのプチ贅沢がもう叶わなくなってしまうということが、返す返すも残念でなりません。

個人的には、あの作りものっぽい甘さのフルーツ牛乳が好きでした。しかし小岩井乳業のHPによると、昨今の健康志向の高まりによってよりフルーツ感の高い飲料が求められ、こうした香料系の飲料の売上は落ちる一方だったのだとか。根強いファンからの継続要望もあったそうですが、企業としても製造中止は苦渋の決断だったのだそうです。

昭和時代から慣れ親しんできたものが、次々と姿を消していってしまっているようで、何とも切ない気持ちになります。せめて完全に姿を消してしまう前に、見かけたら味わってみようかと思っております。
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秋の宵にモーツァルト《グラン・パルティータ》を

2020年10月12日 18時40分06秒 | 音楽
今日から小学校の後期日程がスタートしました。夏休み明けなどと違って普通に週末を挟んだだけでしたので、子どもたちも改まった感じもなくスムーズな滑り出しとなりました。

今日も午前中授業だったので、いつもよりかなり早く帰宅しました。それで折角時間があるからと、久しく聴いていなかったCDを引っぱり出しまして聴いてみることにしました。今日聴くのはモーツァルトのセレナード第10番、通称《グラン・パルティータ》です。

我が家にあるのは



伝説のリコーダー奏者フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラ管楽セクションによる演奏です。

この《グラン・パルティータ》というタイトルはモーツァルト自身がつけたものではなく、後に何者かの手によってスコアに書き足されたものであることが分かっています。作曲の詳しい経緯はよく分かっていませんが、恐らく1780年頃にミュンヘン滞在時に着手され、翌年3月にウィーンに移住して間もなく完成されたのではと言われています。少なくとも1784年3月23日に、ウィーンのブルク劇場でモーツァルトの友人のクラリネット奏者アントン・シュタードラー主催の慈善演奏会で演奏された記録は残っています。

編成は当時としてはかなり大がかりで、オーボエ✕2、クラリネット✕2、バセットホルン(テナー音域のクラリネット属楽器)✕2、ファゴット✕2、ホルン✕4(!)、コントラバス✕1、計13名を要します。コントラバス以外は全て管楽器なので、かなり吹奏楽的な響きが特徴です。

モーツァルトがホルンを4本も使ったのはこの曲の他にはオペラ《イドメネオ》や、映画『アマデウス』のタイトル音楽にもなった交響曲第25番ト短調等、数えるほどしかありません。また、当時としては新しい楽器だったクラリネットやその仲間のバセットホルンを使っているあたりも珍しい点です(モーツァルトは後に、自身の遺作となったレクイエムでバセットホルンを使っています)。

CDはライブ録音ですが、同じ演奏者たちによる動画があるので転載しました。今日見かけるのとはちょっと違う、古典的オリジナル楽器での名演をお楽しみください。

ただ、総演奏時間が50分以上ありますので、それを考慮した上で時間に余裕をもって御覧ください(汗)。


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そんなにいけませんか…?

2020年10月11日 17時10分35秒 | 日記
妙な動きで日本から離れていった台風14号の影響なのか台風一過の晴天とはならず、今日は鉛色の雲が垂れ込める生憎の空模様でした。そんな中、今日は学生時代からの知人と会っていろいろと話をしていました。

この知人、学生時代からあちこち外国旅行していて、その時の思い出を割と自慢気に話す癖があります。一方私は、今まで外国はおろか本州から一度も出たことがありません。唯一本州から離れたのは、高校の修学旅行で船に乗って渡った安芸の宮島くらい。

以下の展開は、これを念頭に置いて頂きたいと思います。今回の投稿は長いです。



喫茶店に入ってしばらくしてから、相変わらず知人はあちこちの外国旅行の思い出を語り始めました。ヨーロッパはもとより南北アメリカや中東、インド、東南アジア、中国、ロシア、オセアニア…いろいろな国に行った体験談を得意気に話し続けていました。

しかもその時の写真をスマホに読み込ませたようで、古い写真を見せながらの相変わらずの自慢話は白熱していきました。

一方の私はと言うと、そんな話しぶりに気圧されながら「へぇ〜」とか「ほぉ〜」とか言うだけ。これも学生時代からずっと変わりません。

ただ、それだけなら別に何ともないのですが、何かというとその知人は話の終わりに

「海外でいろいろな体験をしてない人は、やっぱり人生損してる。」

とか

「旅をしていない人間は、やっぱり視野が狭い。」

とくるのです。

確かに、そうやって世界中を旅していろいろな文物を見聞きしてきた体験は素晴らしいし、その体験は知人の人生の血肉になっているであろうことは疑いようがありません。ただ、それを逆手に取って海外に行ったことが無い人間を貶めるような物言いをする節があり、終いには

「海外旅行したことの無いヤツはダメ人間」

ということまで言い出すので辟易とさせられるのです。

知人に言わせればハワイはおろか台湾や韓国にすら行ったことの無い私は『信じがたい存在』であり、『人生を損している残念な人間』なのだそうです。これは伝聞ではなく、かつて酒の席で面と向かってハッキリと言われたことがあります。

はっきり言って、知人が何を持って私をそう見ているのかが分かりません。もしかしたら私が知人の話を聞かされて身悶えするほど羨ましがることを期待しているのかも知れませんが、もしそうだとしたら大変申し訳ないことに私はその自慢話を聞かされても羨ましいと思ったことが、強がりでも何でもなく爪の垢ほども無いのです。

それにツッコミを入れては申し訳ないのですが、実は知人の海外自慢話の内容はここ10年ほど進化しておらず、恐らく最近はコロナウィルス騒ぎもあって海外渡航はおろか国内旅行すらできていないのではないかと思うのです。そう考えると、盛んに私に説教じみた自慢話を繰り出してくる知人の姿が滑稽にすら見えてしまいます。

勿論、私に海外旅行願望が全く無いわけではありません。

私だって、叶うならば死ぬまでにルーブル美術館やウフィツィ美術館に行ってみたいし、ウィーン楽友協会の黄金のホールでウィーンフィルのコンサートも聴いてみたいし、ミラノ・スカラ座でオペラも観てみたいし、サグラダ・ファミリアやチェスキー・クルムロフをこの目で見てみたいと今でも思っています。ただ、現在はわざわざ現地に出向かなくても様々な画像や動画で見たり聴いたりすることが出来ますし、経済力の無い自身の身の丈に見合わない旅行は不毛だと思っているだけです。

今日、いい機会なので知人にもその旨を話してみました。しかし、返ってきたのは

「そうか、いろいろと言い訳してるけど、結局オマエは海外行く金も度胸も無いってことだな。つくづく残念な人間だよ。オマエの親も子どもに海外旅行を体験させてやれなかった残念な人間どもだったんだろうな。」

という嘲笑混じりの言葉でした。

いつもの自慢話の延長線だと思って黙って聞いていたのですが、事ここに及んで遂に

『…ダメだ!』

と思ってしまい、知人がトイレに立った隙に、恐らく話を漏れ聞いていたであろうレジ打ちの店員の憐れむような目線を横目に、二人分の会計を済ませて帰ってきました。

本当に、何でここまで他人に言われなきゃならないのでしょうか。現代社会において海外に行ったことがないことは、最早犯罪か何かなのでしょうか。今、帰宅してもモヤモヤした気分が晴れません…。

喫茶店に残してきた知人からはメールや電話がジャンジャン来ていましたが、しばらく放置していたらそれもパッタリと止みました。もう、呼び出されることもないでしょう。それでもいいと、今は思ってしまっています。

私は、自分の心の中で

『はい、バツ✕!』

と思った人はバッサリと切ってしまう傾向があります。ここしばらくはそうしたこともなかったのですが、今日久しぶりに発動してしまったようです。

もう、知人が一人減っても何とも思いません。ただ、知人に無いこと無いこと吹聴されるといけないので、共通の知人たちには一応今日の事の次第をメールで説明しておきました。プラスアルファで、こうして今日のブログにも書いています。

私は寛大さの無い、心の狭い人間なのかも知れません。それでも、私が海外旅行をしていないことを私の親の経済力まで引き合いに出して蔑んできた知人を、どうしても許すことが出来ませんでした。



現在、私は小学校の支援級クラスの教員として、自分の気持ちに沿わないことのストレスをストレートな罵詈雑言をぶつけて来る子どもたち相手に自分なりの語彙力を駆使しながら日々奮闘しています。今日の出来事は、いい大人が他者に対してこうした物言いや態度をしてはいけないといういいサンプルケースとなりました。
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衝撃の《運命》〜『Line Rider』

2020年10月10日 18時50分23秒 | 音楽
台風14号の大荒れ天気を危惧して、今日はひたすら籠城することにしました。時折雨戸に激しく打ち付ける雨の音を聞きながら、とにかく一歩も外に出ること無く過ごしていました。

となると、独り者の私には当然のことながらあまりやることがありません。

「練習しろよ」

と言われそうですが、気圧が低いためかそんなテンションにもなれず…。

そんなグタグタのテンションの中、たまたま調べものをしていたら面白い動画を見つけました。クラシック音楽の音声に『Line Rider』というゲームソフトを駆使した画像を付けたものです。


『Line Rider』は2006年にスロベニアの学生が開発したソフトで、ソリに乗ったライダーというキャラクターが滑るための線をプレイヤーが引いていくというものです。この動画では、それを使って様々なクラシック音楽のメロディラインに当てて引かれた線の上をライダーに滑らせているのですが、これが実によく出来ているのです。

ともすると分かりにくいと言われてしまいがちなクラシック音楽ですが、この動画はその曲の展開のイメージを具現化してくれていると言っても過言ではありません。特に演奏する立場から見ると、思わず膝を叩いてしまう場面が満載です。

ただ、見ていると人間では絶対に不可能な超アクロバティックな動きをするのでビックリします。特に終盤の追い込み部になるとライダーがソリから落ちてしまって、しかもそのまま滑り続けてしまったりするのですが、人間でやったら確実に死にます…。

今日はその中でも私が一番大ウケしたベートーヴェンの《運命》の動画を転載してみました。

激しく動くだけでなく、メロディが優しく寄り添う場面では二人のライダーが並走して共に動くところでは♡マークが出てきたりと、なかなかオシャレな演出もされています。ただ、終結部ではあまりな激しさに大クラッシュが巻き起こります。

『Line Rider』のクラシック音楽動画は沢山あるのですが、特にこの《運命》は何と再生回数が1億一千万回以上という驚異的な数字を叩き出しています。私もいろいろと見てみましたが、これが一番よく出来ていると思います。

省略バージョンですが、ベートーヴェンのメロディラインを是非『御覧』ください。



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雨に咲く酔芙蓉

2020年10月09日 18時15分47秒 | 
今日は小学校の前期最終日でした。本来なら校庭で終業式をするはずだったのですが、台風14号絡みの雨が降ってしまったために、放送室からの生中継を各教室で視聴するというかたちでの終業式となりました。

私にとっては突然降って湧いたような小学校の非常勤講師の仕事でしたし、子どもたちや先生方にとっては6月から学校が始まるという前例の無い学校生活でしたから、それぞれに大変だったことだろうと思います。それでも、どうにかこうにかこの日を迎えられたことは喜ぶべきことでしょう。

今日は午前中で全ての授業が終わって、給食も無く下校となりました。子どもたちが居なくなってから教室の消毒と清掃をして、来週から早速始まる後期の予定を確認して帰路につきました。駅までの道を歩いていたら、近くのお宅の庭先に植えられた酔芙蓉の花が雨に濡れて咲いていました。



酔芙蓉の花は開きたての時には真っ白ですが、そこから徐々にピンク色から赤く色づいていき、一日で花を落としてしまいます。その次第に赤く染まっていく様が酒を飲んで酔っていく人の顔色のようだということで酔芙蓉という名がつけられました。

この辺りでは小田原市の隣の開成町に酔芙蓉で有名な公園があるのですが、実は小田原市内でもあちこちで見かけられます。ただかなり大きな木になるので、個人宅で育てるにはある程度の広いお庭がないと植えられないでしょう。

明日、台風が関東地方に最も接近するようで、神奈川県でも大荒れの予報が発令されています。せめて、それが酔芙蓉の花散らしの酷雨になってしまわないように願うばかりです。
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久々カリンバ

2020年10月08日 22時22分20秒 | 音楽
今日は涼しいを通り越して、いきなり寒くなりました。最高気温が15℃ということでしたから、11月末くらいの気温まで一気に下がった感じです。

さすがの私も、慌てて長袖シャツを引っぱり出しました。これからこうした寒さが本格化する前に、秋冬物の準備をしなければ…。

ところで、小田原の小学校の支援級クラスの中に自閉症の子がいることは以前にも書きましたが、この子の対応はかなり難しくて私は未だに掴めていません。ただ、ほんの少しだけ分かってきたことは、この子は音楽が好きなようだということです。

その子は全く言葉を発しないのですが字を書いたりすることは出来るので、平仮名の練習や足し算引き算といった課題を勉強させています。そして、きちんと出来たご褒美が『さんすうパッド』という知育玩具で遊ぶことです。

勿論それを使って計算もしているのですが、よく観察していると問題を解くこともさることながらパッドのスイッチのON/OFFをした時に鳴るファンファーレ的な音楽がお気に入りのようで、何度もスイッチの入切を繰り返してはその音楽を聴いて喜んでいる様子もよく見かけます。ただ、興奮してくるとパッドをバンバン叩いたりしてしまうので、いつか壊してしまうのではないかとヒヤヒヤしていたりもするのです。

そこで、

「そう言えば『アレ』が何処かにあったはず…」

と納戸をゴソゴソしてみたら…ありました!

ということで出てきたのが



カリンバです。だいぶ前に買ってあったのですが、引っ越しのドサクサで開封していなかった段ボール箱の底の方にねむっていました。

カリンバはアフリカ発祥の楽器です。木の板や箱に小枝や金属棒などを固定して、主に両手の親指で弾いて音を鳴らす単純な構造で、その演奏スタイルゆえにサムピアノ(親指ピアノ)と呼ばれたりもします。

アフリカのものは呪術や儀式等に用いられ、特定の音律を持たず音の高低もランダムです。一方、我が家にあったものは西洋音階のハ長調に調律されていて、音域も2オクターヴちょっとあります。

音の順番が互い違いに配列されているので、適当に鳴らしてもある程度きれいなハーモニーが鳴ります。これならあの子に渡してもどうにか喜んでもらえるのではないかと思うのです。

あまり乱暴に扱うと調律が狂ってしまうこともあるのですが、そうなっても



チューニング用の専用ハンマーが付属されているので、どうにか出来ると思っています。

明日は前期の終了式、来週から後期日程がスタートします。水曜日には体育集会もありますが、お天気に恵まれることを願うばかりです。
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ホクホクパンプキンワッフル

2020年10月07日 21時35分30秒 | カフェ
今日も小学校の勤務は大変でした。

とにかく支援級の子どもたちは感情のコントロールが壊滅的なので我慢が利かず、割と簡単に他者に暴言を吐いたり物に当たったりするので気が気ではありません。しかも、そうした自分の行動は棚に上げて他者の行動や言動には容赦無く文句をつけるので、度重なるその矛盾についこちらがイラッ!とさせられそうになるのです。

勿論、そこは半世紀近く生きてきたオッサンの端くれですから、グッとこらえて出来る限り穏やかに注意喚起するようにします。ただ、支援級の子どもたちというのはボキャブラリーが年相応以下なので、如何に各学年のプライドを傷つける事の無い範囲で、尚かつ彼らが理解出来る平易な言葉を使うかというスキルが求められることになるのです。

そんな脳味噌フル回転状態が終わった後は、心身共にクタクタになります。帰りの電車内では、ほぼほぼ燃え尽き症候群状態です…。

そんな疲れた心と身体を引きずって小田原からあざみ野まで移動して、駆け込むように《雫ノ香珈琲》に向かいました。10月に入っていくつかのメニューが変わっていたので、今日は月替りワッフルメニューの『パンプキンワッフル』をオーダーすることにしました。



看板メニューのクロワッサン生地ワッフルにキャラメルソースがたっぷりとかけられ、ダイスカットされたカボチャが散りばめられています。アイスクリームにもカボチャのペーストがモンブランのようにあしらわれ、正にカボチャ一色のワッフルプレートです。

急激に涼しくなってきたこともあって、こうした芋栗南京的なメニューが美味しくなってきました。そうした意味でも、この月替りワッフルはドンピシャです。今日は久々に温かいコーヒーと共に、美味しく頂戴しました。

今日は少しだけ時間があったので、これまた久しぶりに



17時以降限定品のカフェ・アダージョも堪能しました。通常のコーヒーの2倍の豆を贅沢に使ったカフェ・アダージョの味わいは格別です。

美味しいコーヒーを頂いてレッスンを終えたら、かなり雨脚が強まってきました。明日はかなり冷え込むという予報ですので、そろそろ長袖を準備しようと思います。
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小田原城でカワセミと遭遇!

2020年10月06日 16時40分41秒 | 日記
今日の小学校勤務は全学年が5時間授業だったため、いつもより早く終わりました。

いつも以上に小田原の街をチンタラ歩いていたら、そのまま小田原城址公園まで出てきました。そしてお堀端を何とは無しに見ながら歩いていたら、堀の欄干に何やら光るものが…。

何だろうと思ってよく見てみたら、何とカワセミが留まっていたのです!



『空飛ぶ宝石』という異名を持つ鳥だけあって、日の光を受けてキラキラと輝く様は実に美しいものでした。ただ、慌ててスマホのカメラを起動させている間に餌を見つけたのか人影に驚いたのか飛び去ってしまい、その姿を映像に収めることは出来ませんでした。なので、ここではフリー画像を転載しております…。

それにしても、なかなか市街地化している小田原の、しかもかなり人の往来のある小田原城でカワセミを見かけることになろうとは、正直夢にも思いませんでした。ボンヤリ歩いていると、たまにいいことがあるものですね(笑)。

さて、台風14号が不穏な動きを見せています。来週には子どもたちの運動会代わりの体育集会があるのですが、悪影響が無いことを願うばかりです。
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黄金色に色づいて

2020年10月05日 17時35分45秒 | 日記
今日からまた小学校での勤務をしてきました。相変わらず予測のつかないタイミングで荒れ出す支援級の子どもたちに翻弄されながら、どうにかこうにか仕事を終えた感じでした…。

今日の時間の中で校庭に出て行う授業があったのですが、そこには5年生が育てている水稲の田んぼがあって、授業のついでにそこを見てみたら



たわわに実った稲穂が頭を垂れていました。もうそろそろ収穫なのでしょう。

このお米たちはやがて脱穀・精米されて、給食に出されることになります。勿論この田んぼだけで全学年の給食をまかなえるとは思いませんが、それでも子どもたちが丹精込めて作ったお米ですから、出された折には有り難く頂戴しようと思います。
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悠久の時を越えて〜《Lamma bada》

2020年10月04日 17時20分35秒 | 音楽
今日も午前中はほぼ寝ていました。独り者だからこそ許されるグウタラっぷりてすが、家族がいたりしたら絶対に許されないでしょう…。

曇りがちな空を見上げながら重い身体を起こして軽く食事をしてから、ちょっと楽器を引っぱり出して練習してみることにしました。実は、先日代々木公園で開催された『中東音楽を楽しむ会』が定例化することになり、次回のセッション会に向けての課題曲が何曲かネットで送られてきていたのです。

前回は楽譜を持っていた《Samai Bayati》以外チンプンカンプンの役立たずに終わってしまったので、次回はせめてもう少しくらいセッションに参加できるようにしたいと思い、プリントアウトした楽譜を基にしてヴァイオリンで音を出してみました。その中で、個人的に面白いなと思ったのが《Lamma bada》というムワッシャフです。

この曲は中東音楽の世界では相当有名な曲のようで、その起源は何と8世紀にまで遡るといわれています。ムワッシャフとは、かつてイスラム帝国が地中海を越えてスペインの半分を占領していた頃にアンダルス(現スペイン・アンダルシア)辺りで発展したアラブ古典詩の形式やそれに基づいた歌曲のことを指すのだそうです。


この《Lamma bada》は《Samai Bayati》と同様にsamaiという10拍子のリズムにのせて、



Nahawandという旋法(音階)に基づいたメロディを紡いでいきます。samaiのリズムは上の楽譜にも書いてある通り

① 2 3 ④ 5 ⑥ ⑦ ⑧ 9 10

という感じにアクセントが入ります。そのアクセントの中で『Dum』と書かれた部分は重めの音で、『Tak』と書かれた部分は軽めの音で演奏されます。

このsamaiという10拍子のリズム、西洋音楽にはなかなか無いものですので最初は戸惑いますが、慣れてくるとsamaiの「規則正しい不規則性」がクセになります。そのリズムにのせて何ともエキゾチックな《Lamma bada》のメロディが流れれば、気分はすっかりアラビアンです(笑)。

実際に演奏されている音源を聴くと、かなり装飾が施されていることが分かります。ただ、初心者としてはあまり無理してあれこれせずに、皆さんの足手まといにならないよう気をつけようと思います…。

そんな魅力的な世界を知って頂くべく、今日は《Lamma bada》の動画を転載してみました。秋の夜長に、エキゾチックな世界観を御堪能ください(上の楽譜よりも、かなり繰り返しが多めになっています)。


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秋の香り

2020年10月03日 17時15分14秒 | 
今日、目覚めたら昼前になっていました…。自分としては日々淡々と仕事をしている気ではいたのですが、やはり支援級での疲れは着々と蓄積しているようです…。

軋む身体を起こして買い物に出かけると、何処からともなく甘い香りが漂ってきました。風の吹いてくる方向に向かってみると



金木犀の花が咲き始めていました。この花を見ると、いよいよ秋が深まってきたことを実感することができます。

昨今、日本の秋は短くなってきたと言われて久しいですが、今年はちゃんと秋が訪れてくれたようで何よりです。皆様の周りでは如何でしょうか。
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宵闇響く小田原『時の鐘』

2020年10月02日 23時00分06秒 | 日記
今日も小田原の小学校の支援級クラスの勤務に行って来ました。

今日は比較的平穏な一日でした。ただ、1年生のクラスの廊下に差し掛かると私を見つけた子どもたちがウワーッと寄ってきてあっちこっちから

「先生!これ見て!」
「先生!こっち来て!」
「先生!今日ねぇ…!」

と一斉に話しかけられてしまって

「ゴメン!先生は聖徳太子じゃないから、いっぺんに喋らないで一人ずつにして!」

となるという…。

因みに聖徳太子の逸話はかつて1年生に教えてあるので、ちゃんと話は通じております。念の為…。

そこに加えて今日は放課後に保護者との懇談会もあり、支援級の子どもたちの親御さんともお目にかかりました。ある程度想定していたものの、やはり一般級の親御さんとは違った悩みや要望を持っておられるので、どれだけそれに応えられるのか自信が持ちきれない自分がいたりします…。

そんなこんなでいろいろとしていたら、あっという間に日が暮れてしまっていました。

すっかり日が落ちた小田原の街を歩いていたら、何処からか鐘の音が聞こえてきたので音のする方へ行ってみると



旧小田原城大手門跡にある鐘楼の『時の鐘』が打ち鳴らされているところでした。

この鐘楼は、江戸時代に小田原城大手門の北側の石垣にあった櫓台の遺構です。昼間に見ると



こんな感じに見えます。この櫓台に鐘楼が据えられたのは、大正時代と言われています。

小田原という街にはこうした城郭があちこちに残っていて、子どもたちにはとてもいい影響を与えているのではないかと思います。そうした遺構の少ないところで幼少期を過ごしてきた身からすれば、羨ましい限りです。

さて、明日と明後日はまた自身のメンテナンスに勤しみたいと思います…。
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