共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

宵闇響く小田原『時の鐘』

2020年10月02日 23時00分06秒 | 日記
今日も小田原の小学校の支援級クラスの勤務に行って来ました。

今日は比較的平穏な一日でした。ただ、1年生のクラスの廊下に差し掛かると私を見つけた子どもたちがウワーッと寄ってきてあっちこっちから

「先生!これ見て!」
「先生!こっち来て!」
「先生!今日ねぇ…!」

と一斉に話しかけられてしまって

「ゴメン!先生は聖徳太子じゃないから、いっぺんに喋らないで一人ずつにして!」

となるという…。

因みに聖徳太子の逸話はかつて1年生に教えてあるので、ちゃんと話は通じております。念の為…。

そこに加えて今日は放課後に保護者との懇談会もあり、支援級の子どもたちの親御さんともお目にかかりました。ある程度想定していたものの、やはり一般級の親御さんとは違った悩みや要望を持っておられるので、どれだけそれに応えられるのか自信が持ちきれない自分がいたりします…。

そんなこんなでいろいろとしていたら、あっという間に日が暮れてしまっていました。

すっかり日が落ちた小田原の街を歩いていたら、何処からか鐘の音が聞こえてきたので音のする方へ行ってみると



旧小田原城大手門跡にある鐘楼の『時の鐘』が打ち鳴らされているところでした。

この鐘楼は、江戸時代に小田原城大手門の北側の石垣にあった櫓台の遺構です。昼間に見ると



こんな感じに見えます。この櫓台に鐘楼が据えられたのは、大正時代と言われています。

小田原という街にはこうした城郭があちこちに残っていて、子どもたちにはとてもいい影響を与えているのではないかと思います。そうした遺構の少ないところで幼少期を過ごしてきた身からすれば、羨ましい限りです。

さて、明日と明後日はまた自身のメンテナンスに勤しみたいと思います…。
コメント
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