共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

花の色は選べずとも

2021年07月17日 17時40分45秒 | 
今日も日中は暑くなりました。梅雨も明けて空はすっかり夏の空、気づくと入道雲のような雲もわき、方々から蝉の鳴き声も響いてくるようになりました。

とにかく暑くなる前に買い物を済ませてしまおうと早くに出かけたら、



朝顔の花が咲いているのを見つけました。

私の勤務している小学校でも、一年生が朝顔を育てていました。その朝顔は前の年の一年生、現二年生が去年育てていたものから採れた種を譲り受けて各々の植木鉢に蒔いて栽培したものです。

今年の一年生が育てていたのも、去年私が面倒を見ていた現二年生が育てていた朝顔の種を植えたものです。ただ無作為に種を配るため、何色の花が咲くのかは蕾がついてみるまで分かりません。

なので、女子の鉢に青い花が咲くこともあれば男子の鉢にピンクの花が咲くこともあるのですが、ピンクの花が咲いた男子の何人かが

「俺青いやつがよかった〜!」

とブー垂れるという現象が見られます。去年も何人かの男子がゴネたのですが、どうやら今年の一年生の男子も何人かが不満を述べたようです。

まぁ、男は形から入る傾向がありますから仕方ないのでしょうが、咲いた花の色はどうあれ、自分がせっせとお世話したことで無事に花が咲いたことを喜んでくれればいいんじゃないか…と思ってしまいます。ただ、それでも

『男は青(黒)、女は赤(ピンク)』

という固定概念は相変わらず根強いのでしょうから、この先いつまで経ってもそうした小さな不満が噴出し続けるのでしょうか。

もっとも、花の方はそんな人間側の執着には少しも頓着していません。この鮮やかなピンク色の朝顔にもまだまだ沢山の蕾がついていましたから、これからしばらくは楽しめそうです。


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