共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

冬至に柚子をいただいて

2022年12月22日 19時30分15秒 | 日記
今日は二十四節気のひとつ『冬至』です。今日は放課後子ども教室があったので、子どもたちにも冬至についていろいろと伝えました。

今日は名前に『ん』のつくものを食べると風邪をひかない…という伝承を元にして、子どもたちに『ん』のつくものを列挙させました。だいこん、にんじん、れんこん、こんにゃく…中には

「チンゲンサイ!」
「パッションフルーツ!」

という声もありましたが、チンゲンサイは日本の野菜ではありませんし、パッションフルーツに至っては大人たち全員でズッコケてしまいました。

ただ、ここの子どもたちは冬至にかぼちゃを食べることは知っていました。意外だったのですが、どうやら今日の学校の授業でもとりあげていたようでした。

そこで、

「かぼちゃには名前に『ん』がつかないのに、なんで冬至に食べるものの仲間に入っているのでしょうか?」

と聞いてみたのですが、その質問になると子どもたちは

「なんでだ?」

と考えあぐねてしまっている様子でした。そこで

「かぼちゃは漢字で『南瓜』と書いて、『なんきん』とも読むからです。ね、『ん』がつくでしょ?」

と言ったら

「えぇ〜!?」

と一様に驚いていました。

また、柚子湯に入って温まることも伝えましたが、これはさすがに知っていたようでした。ミカン農家の多い地域であることもあってか、柚子湯の習慣は根付いているようです。

教室を終えて子どもたちと

「良いお年を。」

と挨拶をして別れてから、後片付けや清掃を済ませました。そして、ミーティングを終えたところでスタッフのひとりが

「これ、持って帰ってください。」

と言って



立派な柚子をくださいました。

ありがたく頂戴して持ち帰りましたが、自宅で包みを開けてもまだいい香りが立ち上ってきました。普段は冬でも湯船に浸からない私ですが、今日くらいは柚子湯に浸かってみようかと思います。

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