共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

小田原っ子が知らなかった《おさるのかごや》

2022年12月06日 17時15分17秒 | 音楽
今日もまた寒い一日となりました。小田原の小学校の教室でも遂に石油ファンヒーターが稼働し始め、子どもたちはみんなその前で暖を取っていました。

今日は放課後子ども教室がある日でした。全部終えて片付けをしてから帰りの歌の時間になったのですが、先週まで歌っていた《もみじ》から《おさるのかごや》に替えてみることにしました。

とりあえず一番だけ歌って

「この曲、知っでる人✋。」

と聞いてみたのですが、手を挙げた子どもはほんの少しだけでした。あとの子たちは聞いたことのあるような無いような…という微妙な反応でした。

正直、ちょっとショックでした。何しろ歌詞に『小田原提灯』が練りこまれていますし、そのことから



JR小田原駅東海道線の発車メロディにまで使われているというのに、小田原に住んでいる子どもたちの認知度がこんなものだったとは…。

小田原の名物はいくつもありますが、その一つが小田原提灯です。JR小田原駅の改札口のところにも



巨大な小田原提灯が提げられています。

そんなものが練りこまれている歌を、小田原に住んでいる子どもたちが知らないのは何とも勿体ない!ということで、今日から歌わせることにしました。ところが、スマホで小田原駅の駅メロを聴かせた途端

「知ってる〜!」

の大合唱、要はメロディは知っていたものの、曲のタイトルがうろ覚えなだけだったようで、先生は思わずズッコケました(汗)。

それでも気を取り直しで、みんなで《おさるのかごや》を歌いました。本当は4番まであるのですが、ちょっと長いのでワンコーラスずつ区切って練習することにしました。

この歌を歌わせる目的には、勿論郷土ゆかりの歌を子どもたちに知ってもらうことが第一です。しかしそれとは別に、この歌を元にして来月に子どもたちにやらせようと企んでいる…基、計画していることがあるので、こうして歌わせるのはその計画の前哨戦でもあります。

そんなわけで、今日は童謡《おさるのかごや》をお聴きいただきたいと思います。この歌にのせてどんなことをやらかす…基、どんなことを企んでいる…ではなく、どんなことをやろうとしているのかは、ヒ・ミ・ツです。


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