はじめに一言。今日、本気で死ぬかと思いました。
昨日発表会を終えてホッとしていたら、今朝起き抜けに突然鼻の中をツー…っとサラサラしたものが流れてきました。咄嗟に
『いかん!鼻血だ!』
と思って間一髪鼻をティッシュで押さえたので、服を汚すことはありませんでした。しかしこれが、これからこの鼻血との壮絶な戦いの幕開けになることなど、この時はまだ知る由もなかったのです。
ここ暫く鼻血なんぞ出していませんでしたが、どうせ暫くしたら収まるだろうと軽い気持ちでティッシュを押さえたまま汚れた手を片方ずつ洗ったりしていました。ところが、いざ鼻からティッシュを離すと全く血が止まっておらず、慌てて次のティッシュで押さえて暫く様子をみて、また頃合いをみて離してみては一向に固まらない血を次のティッシュで受け止めて押さえ…そして冗談みたいな話ですが、何とティッシュ丸々一箱使い切ってしまったのです。
さすがに呑気な私も、事ここに及んで焦り始めました。何しろ出血量が尋常ではないのです。
どうしよう、どうしよう…と思いながら止まらぬ鼻血と格闘していたら、いつの間にやら始めの出血から一時間経過していました。そして、これはもう応急措置ではどうしようもないと判断した私は、恥を偲んで110番を押しました。
やがてやってきた救急隊にあれこれ聞かれながら厚木市立病院に担ぎ込まれ、処置室で鼻を押しながら待っていると耳鼻科医が入ってきました。そして私と当人とにビニール製のエプロンを装着してから、先の曲がったピンセットのようなものを私の鼻の穴に突っ込んで
「ちょっと拝見しますね」
とこねくり回し始めたのです。
当然ながらこの間も出血は収まらず、鼻から口から大量の出血が溢れ出る状況でした。やがて、
「出血している場所が特定出来ました。」
と言われ、これから始まる処置についての説明がありました。それによると、
●患部に処置するために麻酔を染み込ませたガーゼを鼻の中に入れて10分程待つ。
●10分経ったところで麻酔ガーゼを鼻から取り出して、患部を電気メスで焼き切って固める。
というものでした。
はじめに麻酔ガーゼを二枚、先の曲がったピンセットで鼻の穴の奥に突っ込まれるのですが、これが尋常ではなく痛いのです。それでも何とか無事に突っ込むと、麻酔が効くのを別室で待ちました。
鼻から口に流れてくる麻酔薬で舌がビリビリし始めた頃に診察室に戻されると、何やら物々しい先の尖ったものがあらわれました。そう、うわさの電気メスです。
先ず、麻酔ガーゼを鼻から取り出すと、いよいよ電気メスの先端を我が鼻の穴へと侵入させました。そして
『…ピリピリ…ピリピリ』
というかすかな音と同時に、わずかに物の焼ける臭いが鼻の中に立ち込めた…かと思った次の瞬間
「…はい、終わりましたよ。」
という言葉と共に、始めの出血から二時間近く経ってようやく出血が収まったのでありました。
医師の話によると、何らかの刺激で血管が鼻の穴の粘膜から外に飛び出してしまったことによる出血だったなだそうです。要するに粘膜を突き破った血管から血液がダダ漏れになっていたわけで、道理で止まらなかったわけです。
今回の処置では飛び出た血管を引っ込めてから、粘膜の穴に空いた穴に電気メスを当てて塞ぎ、人工的な『人工かさぶた』を作って止血するというものでした。そして、この『人工かさぶた』を暫く保つために
●酒を飲まない
●熱い風呂に入らない
●重い物を持ち上げないこと
といった、急激に血圧が上昇するようなことをしないように…という注意でした。
ということで、折角一日あった休みを、ものの見事に棒に振ったのでありました…。
昨日発表会を終えてホッとしていたら、今朝起き抜けに突然鼻の中をツー…っとサラサラしたものが流れてきました。咄嗟に
『いかん!鼻血だ!』
と思って間一髪鼻をティッシュで押さえたので、服を汚すことはありませんでした。しかしこれが、これからこの鼻血との壮絶な戦いの幕開けになることなど、この時はまだ知る由もなかったのです。
ここ暫く鼻血なんぞ出していませんでしたが、どうせ暫くしたら収まるだろうと軽い気持ちでティッシュを押さえたまま汚れた手を片方ずつ洗ったりしていました。ところが、いざ鼻からティッシュを離すと全く血が止まっておらず、慌てて次のティッシュで押さえて暫く様子をみて、また頃合いをみて離してみては一向に固まらない血を次のティッシュで受け止めて押さえ…そして冗談みたいな話ですが、何とティッシュ丸々一箱使い切ってしまったのです。
さすがに呑気な私も、事ここに及んで焦り始めました。何しろ出血量が尋常ではないのです。
どうしよう、どうしよう…と思いながら止まらぬ鼻血と格闘していたら、いつの間にやら始めの出血から一時間経過していました。そして、これはもう応急措置ではどうしようもないと判断した私は、恥を偲んで110番を押しました。
やがてやってきた救急隊にあれこれ聞かれながら厚木市立病院に担ぎ込まれ、処置室で鼻を押しながら待っていると耳鼻科医が入ってきました。そして私と当人とにビニール製のエプロンを装着してから、先の曲がったピンセットのようなものを私の鼻の穴に突っ込んで
「ちょっと拝見しますね」
とこねくり回し始めたのです。
当然ながらこの間も出血は収まらず、鼻から口から大量の出血が溢れ出る状況でした。やがて、
「出血している場所が特定出来ました。」
と言われ、これから始まる処置についての説明がありました。それによると、
●患部に処置するために麻酔を染み込ませたガーゼを鼻の中に入れて10分程待つ。
●10分経ったところで麻酔ガーゼを鼻から取り出して、患部を電気メスで焼き切って固める。
というものでした。
はじめに麻酔ガーゼを二枚、先の曲がったピンセットで鼻の穴の奥に突っ込まれるのですが、これが尋常ではなく痛いのです。それでも何とか無事に突っ込むと、麻酔が効くのを別室で待ちました。
鼻から口に流れてくる麻酔薬で舌がビリビリし始めた頃に診察室に戻されると、何やら物々しい先の尖ったものがあらわれました。そう、うわさの電気メスです。
先ず、麻酔ガーゼを鼻から取り出すと、いよいよ電気メスの先端を我が鼻の穴へと侵入させました。そして
『…ピリピリ…ピリピリ』
というかすかな音と同時に、わずかに物の焼ける臭いが鼻の中に立ち込めた…かと思った次の瞬間
「…はい、終わりましたよ。」
という言葉と共に、始めの出血から二時間近く経ってようやく出血が収まったのでありました。
医師の話によると、何らかの刺激で血管が鼻の穴の粘膜から外に飛び出してしまったことによる出血だったなだそうです。要するに粘膜を突き破った血管から血液がダダ漏れになっていたわけで、道理で止まらなかったわけです。
今回の処置では飛び出た血管を引っ込めてから、粘膜の穴に空いた穴に電気メスを当てて塞ぎ、人工的な『人工かさぶた』を作って止血するというものでした。そして、この『人工かさぶた』を暫く保つために
●酒を飲まない
●熱い風呂に入らない
●重い物を持ち上げないこと
といった、急激に血圧が上昇するようなことをしないように…という注意でした。
ということで、折角一日あった休みを、ものの見事に棒に振ったのでありました…。