OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

小笠原丸が島を離れる時2008(1)

2008年06月21日 | 硫黄島・小笠原村
おが丸が硫黄島を離れる時には、時計回りに一周してから北上します。
動き始める時には、まだ、夕焼け空になっていなくて明るいですが、1周が終わって、離れる時には、日が沈んで、暗くなり始めている時間になります。

島の全景と、夕焼けの両方を見ることができるという、訪島全体の中でも、一番の光景が眼前に展開される時間というわけです。

船が動き始める時には右側に擂鉢山が見えます。よこいっぱいに広がった島の右端が擂鉢山という光景です。一番北を回る時には擂鉢山は見えなくなり、島の幅も狭くなります。

次に東側に回って、今度は左側に擂鉢山が見え初めて、西側の時とは逆の一番左側に擂鉢山がある横いっぱいに広がった島を見ることができます。

それから、一番南側、擂鉢山の南側だけしか見えない、両幅の広がりが狭い島の姿になり、また、やがて、動き始めた場所よりやや沖を通過して、北上して離れます。

夕映えが、プレゼントなのですが、今年は、もう一つ、加わりました。

「島を離れる時(1)から初めて、(2)、(3)と時間を追って、、」と
もったいぶって飽きられてしまうと困るので、
この(1)で、それが映っている写真を出します。

今年は船が動き始めた時間に島の上空、周辺に雲が低く垂れ込めました。
そして、もう一つの、素晴らしいプレゼントは 虹。
写真では、大きかった虹の全景を写すことができていませんが、
見事な虹で、うっとり、ため息が出る光景でした。
時間的には、先に 虹。 その後に、日没の夕焼けでした。

写真は、おが丸が監獄岩をまわって島の北側に差し掛かった時に南に向けて撮影。監獄岩の向こう側に擂鉢山。
オイル貯蔵タンクの上あたりが虹の架け橋の右端。
コメント
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