パールライスのつれづれなるままに

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円山応挙から近代京都画壇へ at 東京藝術大学美術館

2019年08月24日 | アート・文化
18世紀の京都では、狩野派、文人画、藤若冲や曽我蕭白、森派など、様々な画家や流派が台頭していました。
その中で、ダントツ1位の流派にして、その後の京都画壇の主流となったのが、円山・四条派です。

円山派の祖、円山応挙の特徴は写生画です。画題の解釈を必要とせず、見るだけで楽しめる精密な筆致が人気を博しました。1,000人を超える弟子をかかえていたそうです。


四条派の祖、呉春は初め与謝蕪村に学び、文人画でした。蕪村没後は応挙に弟子入りを申し出るも、友人として扱われたそうです。応挙の写生画に瀟洒な情緒を加味した画風を確立します。

円山・四条派は近代京都画壇まで受け継がれ、竹内栖鳳、上村松園を生み出します。

本展覧会は、円山・四条派の始まりから戦前までの流れの一端を鑑賞することが出来ます。
3階(1室)、地下2階(2室)に渡る展示は、東京藝術大学美術館としては久しぶりではないかな?
前期(8月3日~ 9月1日)、後期(9月3日~9月29日)で大展示替えを行います。
リピート割引券も配布するくらいだから、かなり力を入れた展覧会でしょうね。


いやぁ、シックリ来ますね、日本画は。特に本場、京都画壇ですからね。

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