パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~ at たばこと塩の博物館

2019年06月19日 | アート・文化
マッチ・・・見かけなくなりましたが、ノスタルジーを強烈に感じます。身近な存在であったからでしょう。


このマッチの産業史は、現在の我々の経済状況によく似ている事に驚きました。
・マッチ業界は中小企業と低賃金労働者で成り立っていた。
・低賃金の理由は、肉体労働・熟練工を必要としないので、女性・子供・身障者の働き口であったため。
・黄燐マッチは、有毒でありながらもコストのために黙認。
・安価を武器に、1890~1910年代には世界屈指の輸出量を誇るマッチ大国となる。
・最大の輸出国だった中国で国内製造が始まると、輸出の激減・倒産が相次ぐ。
・20世紀にはいると、欧米からの外資の圧力がかかる。


深いですよ、マッチ。
制作工程の説明もあります。
上記の説明を知ると、デザインを見ても陽気に楽しむことにはなりませんでした。
コメント
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